埼玉県熊谷市「妻沼聖天山歓喜院本殿・聖天堂」(国指定重要文化財)

この他にもたくさんのお猿さんがいます。
さて・・何匹のお猿さんが見つかるかな?・・
そんな楽しみ方も?・・^m^

妻沼聖天山歓喜院の本殿(国指定重要文化財)
保存修理復元工事が始まってから7年間・・謎のベールがやっと取れ
6月1日から一般公開となっています。
その日を今か今かと待っていました♪

春には桜が美しい中門の「四脚門」(市指定文化財)
ここは ちょっとしたパワースポットになっています。
この門をくぐりお参りをすると良縁が結ばれる
という事です。
この聖天様は「縁結び」のご利益があるのです(*^^)v

まずは「貴惣門」(きそうもん
国指定重要文化財となっていて 第一の門です。

周囲の彫刻が精巧で立派です。(ここは未修復)

聖天堂を ぐるり一周・・
金箔と色漆で250年前の彫り物が眩いばかりです。

本殿の周りに使われていた石段が解体され
石舞台として ここに使われたそうな・・
なので 本殿の周りが 本来の姿に再現され
木の階段に造り替えられたのだそうです。

そして、いよいよ奥殿の彫刻を拝見です。
今はボランティア(あうんの会)の方が説明をしてくれます♪
写真やビデオ撮影はOKです。

煌びやかに再現された裏面胴羽目の彫刻
「七福神と唐子遊び」などが描かれています。

いよいよ御本殿です。

「平和の塔」
十一面観音をご本尊としています。

拝殿正面の透かし彫りされた琴棋書画きんきしょが
中国古来の文人における必須の教養や風流事を意味する
「琴」 「囲碁」 「書」 「絵」の四芸のことだそうです。
その題材が 全て描かれています。

大師堂
弘法大使が祀られています。

聖天様を開いた斎藤別当実盛公の銅像
自らを若く見せるために白髪を染め
戦準備をしている姿だという事です。

「仁王門」(におうもん)
本殿の前の大きな門・・左右の金剛力士像は室町時代のものです。

2011年 6月 12日(日)

ここは日本三大聖天様の1つとして知られ、1179年(治承3年)に斎藤別当実盛公によって創建されました。
1760年に建立された聖天堂が長い歳月を経て その豪華絢爛な彫刻がようやく再現されました。
ほんの一部をご覧いただきましたが、
興味のある方は 本殿右手の ↑ 「大師堂」で入場券を買ってご覧くださいね。
大人700円・小学生までは無料です。 お参りは24時間いつでも出来ますので・・^^

今現在の私達が こうして再現された古の芸術や文化に逢えた事 とても幸運だと感じました。
修復再現に費やした7年の歳月と13億5千万円という莫大な費用が掛かったというのは納得です。
この工事に携わった方達に敬意を込めて・・・「お疲れ様でした。m(__)m」

拝殿正面

碁を打つ七福神たち

相撲をとって遊ぶ子供達

鷲と猿
左甚五郎の作と伝えられています。
激流に落ちた猿が人間の煩悩を表し、
それを救い上げてる鷲が聖天様だという事です。

これも左甚五郎さんだったかな?
日光東照宮の眠り猫に似た猫ちゃんがいます。

ご覧頂き 有難うございました~☆