【違法ダウンロードに罰則

 

 6月20日(水)著作権者の許可をなしにインターネット上で音楽や動画をダウンロードする行為に対して「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」の罰則を盛り込んだ著作権法改正案が参議院本会議で可決され成立した。著作権者など被害者の告訴がないと起訴できない親告罪で、施行は10月1日。
音楽等の違法ダウンロードに罰則を法制化する件は一昨年、俳優で歌手の杉良太郎さんらが自民党有志に要望。
これを受け二階俊博元経産大臣、武部勤元幹事長を顧問に、河村健夫元官房長官を会長、林幹雄元国家公安委員長を幹事長として取り組みをスタート。
少数野党の悲哀を味わいながら紆余曲折の末、二年越しで成立。林代議士は「津波対策法、鳥獣被害防止法に次いで違法ダウンロード防止の罰則が成立。いずれも議連幹事長として取り組んできたので感慨無量です。国会議員の仕事は法律をつくり、改正することですが野党提出の議員立法を成立させることが、いかに困難かを実体験した。国会議員として良い勉強、経験をしています。」と語る。

違法ダウンロード防止に関する法律(案)の概要