【津波対策の推進に関する法律案が成立


 6月10日(金)宿願の「津波対策の推進に関する法律案」が、衆議院本会議において全会一致で可決し、参議院に送付され、6月17日参議院本会議にて可決成立した。
本法案は、自民党津波対策議員連盟(二階俊博会長、林幹雄幹事長)が取りまとめ昨年の6月11日公明党の理解を得て、共同で衆議院に議員立法として提出したもの。法案については、その後一度も審議されず放置され、去る3月11日、東日本大震災が発生し、多大な人命を失い被災地に壊滅的被害を与えた。この法案が成立しておれば、多くの人命を救い、被害を軽減できたのではと思うと痛恨の極みであり、誠に残念でなりません。しかしながら今回の大震災を教訓として、民主党を始め各党のご理解を頂き、6月9日災害対策特別委員会の委員長提案としてまとめることができ、全会一致で可決した。

「津波防災の日」11月5日の由来
安政元年(1854年)11月5日安政の大震災で和歌山県広村の庄屋濱口儀兵衛(ヤマサ醤油7代目)氏が自らの家の稲束に火をつけ、住民を津波から救った故事いわゆる「稲むらの日」です。この事は、小学校5年生の国語の教科書にも載っています。

6月9日衆議院災害対策特別委員会(第15委員室)