【政党助成法の改正案を再提出】


 自由民主党と公明党は1月20日、政党助成金返還逃れ防止ための政党助成法の一部を改正する法律案を衆議院に再提出しました。
 これは、09年に発覚した小沢民主党代表(当時)の政治資金問題を発端にして昨年提出したもので、国民の税金である政党助成金を政党が解散する際に、他の政治団体に寄付することができてしまうという法律の抜け穴を埋めるものです。また、過去に返還していない助成金についても、遡って国に返還することのできるよう法律の規定を緩和する内容としました。
 政党助成金の返還逃れについては、平成15年に自由党が民主党と合併する際、合併当日に政党助成金約5億6000万円を他の政治団体に寄付して助成金の返還逃れをしたことが指摘されています。

提案者を代表して法案を提出する林幹雄筆頭副幹事長
(衆議院事務総長室にて)