ランタス®(インスリングラルギンInsulin Glargine)に関する患者さんへのお知らせ

 平成21年7月1日 日本糖尿病学会より
 6月26日、ヨーロッパ糖尿病学会(EASD)は、サノフィ-アベンティス社が販売しているインスリン製剤ランタスと発癌との関連についての一連の論文が学会誌Diabetologiaに掲載されることになり、そのうち癌の頻度が高くなるという報告とそうではないという報告があり、結論には達していないと発表しました(http://www.diabetologia-journal.org/cancer.html)。

 まず現在、インスリンを使用している患者さんは、ご自身の判断でインスリンの注射量を変更したり使用をやめたりしないでください。
 また、現在のご自身のインスリン治療に不安を感じていらっしゃる方は、ぜひ主治医にご相談ください。

 今後、日本糖尿病学会では本件に関して引き続き情報収集を行っていくこととし、厚生労働省や日本糖尿病協会とも連携しながら、必要な情報を提供していきたいと思います。


 平成21年12月14日 日本糖尿病学会より
 本年7月1日のお知らせで御案内したとおり、ヨーロッパ糖尿病学会(EASD)の学会誌Diabetologiaに、インスリン製剤のひとつであるインスリングラルギン【商品名:「ランタス」(サノフィ・アベンティス社製/以下ランタス)について、がんとの関連についての一連の論文が発表されました。しかし、7月1日のお知らせにもありますように、ヨーロッパ糖尿病学会、アメリカ糖尿病学会および日本糖尿病学会では、「これらの論文からだけでは、何らの結論を出すことは出来ない」との立場から、ランタスを含めインスリン治療をしている方が自己判断で変更・中止をしないよう注意を促す案内をさせていただいておりました。
 今回、厚生労働省により、あらためて下記のごとくランタスおよびインスリン製剤の安全性に関する見解が発表されましたので、お知らせいたします。

厚生労働省 安全性情報 より抜粋
 調査にて得られた情報に基づき、インスリン製剤が悪性腫瘍(がん)のリスク(危険性)を増大させる可能性について、専門家による検討を踏まえて評価を行った結果、現時点において、ランタスを含むいずれのインスリン製剤においても新たな安全性対策の必要はないと判断した。
 日本糖尿病学会では、糖尿病の治療でインスリン注射をしている方が少しでも不安を感じられることがないよう、厚生労働省や日本糖尿病協会とも連携しつつ、今後も正確な情報を提供していきます。
 なお、厚生労働省の安全性情報の詳細は、一般の方にも公開されていますのでご参照ください。

厚生労働省ホームページ「資料No.2-6」http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/s1106-11.html
医薬品・医療機器等安全性情報第263号http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_anzen/file/PMDSI263.pdf


 日本糖尿病学会 問い合わせ先
  学術調査研究・教育担当 南條輝志男
  広報担当 加来浩平
  事務局長 植木浩二郎
2009年12月更新



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