









昨日の夜は最悪だった。まぁシーツ汚いとかそういうのは,好きで安宿
泊まってんだから我慢しようと思うが,ここの毛布はダニの巣窟か!ダニ
アレルギーの僕はムズがゆくてしょうがない。あげく蚊が耳のまわりをブ
ンブン飛び交い,唇やら瞼やらホッペやら顎やらいたるところをかんでい
く。となりの大いびきかいて寝てるトルコ人のとこへも行けよと思うが,日
本人の血に味をしめたらしい。とにかく体やら顔やらがかゆくてしょうがな
いのと,トルコ人のいびきがうるさいの,さらに夜中か夜明け前にやって
きたトルコ人2人が「OH, Japon Japon!」と,ちょっかいやいてきたの
とで,全く眠れんかった。案の定,朝起きると顔はお岩さんのように。こ
りゃ夏は蚊取り線香いるな,と確信。
今日という今日はほんまに焦った。びっくりした。あやうく,この旅始まっ
て以来の,というか人生最大の危機に陥るところだったかもしれない。
マルマリスはとにかく苦手だったので,朝一のバスで次のフェティエに
向かう。が,2時間ほどしてとんでもないことに気がつく。いつも首から下
げてるはずの貴重品袋がないっ!!やってもうた!昨日あんまり寝苦し
くて,首からはずし枕の下に入れたんだった。朝一刻もはやくマルマリス
から離れようと急ぐあまりサクッと忘れてた。Oh my gash!! 貴重品
袋には,パスポート,帰りの飛行機チケット,キャッシュ500ドル,チェック
400ドルにカード。命の2倍も3倍も大事だよ。次の街で速攻バスを降り
て,タクシーひろう。30ミリオン(3600円)と言われるが,値切る余裕な
んかない。「とにかくマルマリス,急いで!!」 奴は普通にボロっちい車
で130,140キロだしながら,電話したり,伝票書いたりしてる。ハンドル
ガタガタ震えてるんすけど,とビビリながらも,命より大事なものを取りに
いってるわけだし,「もうちょい安全運転でお願いします」という言葉は喉
の奥にしまいこむ。なんだかんだいってもマルマリスまでは1時間ほどか
かるらしく,ゆっくりといろんな事を検討。もし全部なくなってたら,手持ち
の250ドルと,チェック400ドル再発行。カードないのが痛いよなぁ。帰
りのチケットどうしよう。誰かに借りるか?う〜宿のオヤジはネコババしそ
うな奴だったっけ?最悪パターンを想定,いろいろ手続きが面倒そうだ
が,まだなんとかなるな。 でも時間はまだ10時,マルマリスで11時。あ
の宿の様子からしてシーツかえたりとかはあるまい。枕の下だしドミの客
にも見つかるおそれは少ない。いろいろ考察してみて,大丈夫そうだとい
うことに気づき,若干落ちついてくる。 それでもマルマリスに着くなり,タ
クシーから宿へダッシュ。レセプションには誰もおらず,宿の様子は出ると
きとまったく一緒。ちゃんと貴重品袋は中身そろって枕の下にありました。
ホっと安堵する一方,となりでまだ大イビキかいて寝てるトルコ人を見てる
と馬鹿らしくなって,笑ってしまう。まぁあってよかったが,タクシー代30ミ
リオンなんつー高い授業料だ。精神的にちょっと疲れたのでロカンタに入
り飲み物になにげにコーラを頼む。実は私コーラというものが苦手で,人生
において2,3度しか飲んだことがなかった。しかし今日は普通に飲めた。
グビグビっと。気分的に。
そして再度フェティエへ。バス代は2回払ってるので8ミリオン(1000円)
う〜マルマリスとはとことん相性悪かった。
(3月12日は次のページにつづきます。)