スファックスからさらに南、ガベスという海沿いのオアシスへやってきた
わけですが、はっきり言ってナメていた、私はアフリカというところを。南
へ行くにしたがって、列車の冷房はだんだんと仕事をしなくなっていき、
ガベスの駅に降り立ったとき、思ったね。‘燃えてしまう’と。
外気によって体の表面がどのどん熱せられていく。空はどんよりと雲っ
ているにもかかわらず。すかさず水1.5Lを買おうとするが、ポケットか
らとりだそうとしたコインでヤケドしかける。親切なお兄さんに道を教えて
もらってユースホステルに辿り着くが、それだけで満身創痍。閉めきった
部屋はなぜかひんやりと感じる。あくまで比較の問題ではあるが。
明日のバスの時間を調べようと意を決してバスターミナルへ。が時刻表
はアラビア語オンリー。オジサンに聞けば、ジェルバ行きは朝の10:30。
オッケー、オッケーなんだけども、いかんせん建物の外に出る気はしない。
バスステーション内の天井からぶらさがるしょっぼい扇風機が命綱。瞼の
裏あたりがアツ-くなってきてクラクラしてくる。さっきに買った1.5Lの水は
とうの昔にお湯です。真夏にアフリカ、俺はアホか?!
ダラダラするのにも飽き始めたので、いざオアシスに突入!ここは砂漠、
ではなく珍しい海辺のオアシスということだが、オアシスの定義ってナン
ダ?一番上にでっかいナツメヤシの木が茂り、一段低いところには得た
いのしれない果樹がなり、さらに地面には草類が栽培されている。緑は
多いけれど、暑さはそれほど
変わらず。畑仕事をする女性
たちや、水源で水につかる人々
などに歓迎されるも、限界はす
ぐにやってくる。街で香辛料の
たっぷりかかったカマスをあま
りのうまさに2匹食い、宿へ。
いくら暑くても食欲は健在。
ドミトリーなのに客は一人で、
さびしく就寝。果たして地球上
の気温は何度まで上昇し、人類
は何度までそれに耐えられるのか、そして僕の体はそれに対して見事に
驚異的な順応能力をみせてくれるのだろうか、といった差し迫った問題に
不安を感じながら・・・。