| 雪と雨の境 |
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雨と雪の境
・どうして雨と雪が降るのだろう?答えは簡単。
気温が低いからである。
では、何度からゆきになるのか?
一般的に地上の気温が3℃以下になると雨が雪に変わると言われている。あくまでも目安である。
これに加えて他にも目安がある。
上空5000mの気温が、−27℃以下になったとき。
上空1500mの気温が、 −6℃以下になったとき。
でかつ、地上気温3度以下の時である。
ただ、冬の初めなど、地表付近がまだ暖かいときは、
−8℃くらいでやっと雪になったりする。
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| 大雪の目安 |
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大雪の目安。
・並雪?大雪?になる目安。
上空5000mの気温が、
−27℃から−35℃くらいのとき並雪。
−36℃以下から−42℃くらいのとき大雪。
−42℃以下の寒気が上越付近まで落ちてくることは、2〜3年に一度程度である。
また、上空1500mの気温が、 −15℃以下になったとき。
このような条件がそろうと、「ゲリラ雪」となる恐れがあるので要注意である。(上空の寒気が強い場合、−12℃くらいでも大雪になるので注意)
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| 里雪(上越市に降る雪) |
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里雪(上越市に降る)か?山雪か?
・新潟県上越地方の里雪は、上越市付近に多く降り、妙高高原などの山沿いにはほとんど降らない。
しかし、この里雪パターンの時にも、実は大雪になる山沿いがある。東頸城の山沿いから、中越平野がそれにあたる。上越から、東の地域である。天気図を見たときに、等圧線がやや湾曲し、北陸付近に西風が吹きやすい形ができあがっている。
−−−−−−−−−>里雪型の天気図
では、なぜ?そこの雪が多くなるのであろうか?ホームページの情報からでも解る、1つの大きな原因を解説してみよう。
この、里雪の大雪を知るためには、聞き慣れないパスワードを理解していただきたい。
・「JPCZ」である。(日本海寒帯気団収束帯)という。
・・・なんだ?こりゃ?って感じではないか?
簡単にこれは、日本海上に強い寒気の吹き出しが起こるとき、日本海温泉の熱や、朝鮮半島の付け根の2000m級の山の影響により「気団の温度差や風の向き(上下左右)」などで対流が発生する。その対流が日本海上に列をなして北陸付近にぶつかる。
−−−−−−−−−>JPCZの衛星画像
この対流列の発生する現象を呼んでいる。この「JPCZ」がなんで大雪をもたらすのか・・・?
この収束帯の中では、小規模な低気圧が沢山発生している。
この低気圧が発達した雪雲を構成して能登半島付近にぶつかるとき、上越地方の里雪がピークに達するのだ。
ただ、低気圧の規模が小さいために、少しの上下で雪が降ったり降らなかったりするので、非常に予測が難しい。
気象庁のホームページから、レーダーの画像や衛星画像で、「JPCZ」がかかったか確認できるので、参考にしてほしい。
−−−−−−−−−>里雪時のレーダー画像
上記の「JPCZ」のかかったときのレーダーである。
海岸から、中越平野部に雪雲がかかっているが、山沿いには雪雲がない。
また、雷「雪おろしの雷」でも里雪と、山雪では、違った特徴がある。レーダー画像のとおり、里雪型では雷が長い時間継続する傾向にあるが、山雪型はいわゆる「一発雷」が多い。
−−−−−−−−−>アメダスの風向データ
「JPCZ」がかかったときの、上越地方の特徴的な風の吹き方である。
衛星で、金沢市あたりに「JPCZ」がぶつかっているが、細かい擾乱(小低気圧)性の風の流れが見てとれる。
すなわち、上越市では、大雪時に南系の風が卓越し、小低気圧の通過毎に風向の変化を繰り返すのである。
里雪のまとめ。
・−36℃以下の寒気に注意。
・天気図の等圧線の傾きに注意。(週間天気図活用)
・衛星画像に注意。(JPCZの監視)
・雷が長い時間継続する。
・里雪時は、南風が多い。(無風も含む) 逆に山雪時は里では風が強い。 |

里雪型の天気図(気象庁提供)
この後の等圧線の混み合った
ところが日本付近にかかり、
縦縞模様が鮮明になると、
山雪型の天気図となる。
画像は後日掲載します。

「JPCZ」の衛星赤外画像
(気象庁提供)

里雪時のレーダー
(気象庁提供)

午前3時の風向
(気象庁提供)

午前9時の風向
(気象庁提供) |
| 山雪(関山など峠に降る雪) |
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いわゆる西高東低の冬型の気圧配置で、比較的標高の高い山岳地帯で降雪の多いパタ−ンである。
等圧線は、日本海でほぼ南北に縦列し、間隔が狭くなる。
このようなとき、海岸・平野部では強い北西風が吹くが、山沿いは比較的風が弱い状態になる。妙高市や東頸城の山沿いに降雪が多く見られる。
長野からの遠征時に峠でつらい思いをするのが、このパタ−ンである。
−−−−−−−−>山雪型の天気図
衛星画像で見てみよう。
日本海一面にスジ状の雲の列がみられる。
この雲列が大陸の海岸に接触している。このようなときは、寒気が継続して流入している状態である。寒気が弱まるにつれて大陸から吹き出る雲列が岸から離れて行く。
また、日本付近では、脊梁山脈に大陸から吹き出た寒気がぶつかり、白く発達しているのが解る。脊梁山脈の反対側(関東地方)で、雲が無いのも衛星で解る。このために、日本海側は雪、太平洋側は快晴といった天気状態になる。
里雪の衛星画像と比べてみれば、違いが解る。
−−−−−−−−−>衛星画像
レーダーの画像を見てみよう。
レ−ダ−で見ると、何処で雪が降っているかが、一目瞭然である。
日本海には丸い粒のような雪雲が列を作っている。この雪雲が山岳地帯にぶつかり降雪をもたらすのだ。
糸魚川付近で海岸に近い部分で雲の発達が見られるのは、この付近は海岸近くまで、山地がせり出しているためである。
長野・群馬の県境で雪雲の発達が見られる。
なお、風がもっと強くなると、佐渡の南北両端から羽根のような「ハ」の字の映像が現れるときがある。
なお、山雪と言っても海岸や平野で降らないわけではない。
風が強いため、吹雪となるケ−スが多く、やはり注意が必要だ。
右の図でも、上越海岸・平野部で雪雲が観測されている。
−−−−−−−−−>レ−ダ−映像
アメダスデ−タを見てみよう。
海岸地方で強い風が観測されている。
注目したいのは、この強風のほかに山沿いのデ−タが「空白」となっている事だ。
これはデ−タ欠測もあるが、ほとんど風が吹いていないのである。
雪がしんしんと降り続いている証拠だ。
関山は無風で数時間で何十センチの降雪になっている。
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山雪型の天気図(気象庁提供)

山雪型の衛星赤外画像
(気象庁提供)

山雪時のレーダー
(気象庁提供)

山雪時の風の吹き方と強さ
(気象庁提供) |
ここで紹介している画像や天気図などは、ふぐ田のリンクで入手できるので、活用してほしい。 |
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