波とうねりの知識

1,波とうねりとは?
 海面には、いろいろな原因で起こる波が存在しています。風、地震や海底火山、太陽や月の引力によるものがあり、それぞれに特徴があります。釣り人にとってとりあえず知っておきたい風によるもの、そして地震による津波についてふれてみたいと思います。

 まず、風による波ですが、ほとんどの波がこの風に起因するものと言っても過言ではないと思います。海面に風が吹き渡るとき、海面に波形ができます。はじめはごく小さなしわのような波も、風の吹いてる時間や強さによって次第に発達して大きな波になります。これが風による波、「風浪」です。
 海面に波が起こると表面張力により元に戻ろうとする力が働き、これが波動となって周辺に伝わっていきます。この伝搬していく波のことをうねりといい、風が吹いていないのに離れたところの風浪がおし寄せる現象です。
 上記の「風浪」と「うねり」を総称して、「波浪」といいます。
 では実際に天気予報で使用されている波浪とはどのようなものでしょう。
 これを知るには、「有義波高」を理解しなければいけません。といってもそんなに難しいものではなく、簡単にいえば百波以上の波の内、高い方から1/3を選びこれを平均したものといえます。このため有義波を1/3最大波ともいいます。予報文面で3mの波といった場合は有義波高でいっているので実際には1.5倍以上の波があってもおかしくないし、これより小さい波は無数に存在します。 特に波浪注意報がでている場合は、この中の波高が「最大?メートル達する」と表現されている場合をのぞき有義波高と考えた方が無難でしょう。いずれにしろ、この表現がでるときは海にでるのを控えたいものです。

波浪表

用語 波高(m)
おだやか 0から1/10まで
おだやかなほう 1/10をこえ1/2まで
多少波がある 1/2をこえ11/4まで
波がやや高い 11/4をこえ21/2まで
波が高い 21/2をこえ4まで
しける 4をこえ6まで
大しけ 6をこえ9まで
猛烈にしける 9をこえる

2,津波とは?
 次に地震等による津波についてふれてみたいと思います。地震などにより海面が数センチから数メートル上昇する現象を津波と言います。地震が感じられたときはすぐに対処できますが、そうでない場合は対処のしようがありません。めったにないことなのですが、常日頃から釣りに出かけるときや、その最中も情報をとることが必要なことといえるでしょう。
 津波は日本海が狭いため何日もかけて押し寄せることは少ないのですが、地震発生から2時間や3時間という津波はありますから、遠く離れたところで起きた地震でも油断は大敵です。
***もう少し詳しく知りたい方は−−−−>


3,波の特性
 うねりの伝搬速度は周期によって違いますが8秒周期のうねりで1日540キロ、15秒周期では1000キロに達することがわかっています。
 波の伝わり方は水深の深いところでは早く、浅いところでは遅くなり高さが増すのが一般的です。平坦な砂浜では一様にうねりが押し寄せるので速度の違いを目で見ることは困難ですが知識として持っておきましょう。
 また、堤防や岩場等、地形の複雑なところでは跳ね返りなどの波が幾重にも重なり、急に大きな波に成長するゴーストとか、三角波を作り出します。
 直江津付近では、関川などの河口付近、堤防の周辺部が発生しやすいので、特に注意が必要です。