「It's a Sword of Starlights」 基本設定 ※順次更新
<キャラ設定>
「リディア・ハーケン」 [Lydia Harken]
西に位置する中立国・ベレメリィアにある村・ヒューリアで育った。
本編の主人公。 152cm 42kg 74(A) 52 75
ゼンポゥラ・真期1051年 桃の月21日生まれの13歳(序章時)。双子月が満ちる日に生まれた、天命の子。
加護神に愛され、少女でありながらその剣腕は上位騎士すら打ち負かすほど。
しかし剣以外はからっきしで、わりとドジ。
性格は天真爛漫で、芯が通っている。
祖母がワルマーシアの現代表、ロベリア・ワルマーシア・ハーケンである為、正当な後継者候補の血統。
司教会議と行政会議、宮内庁の決議次第では、名実ともに文句なしの『お姫様』になることも可能だが、
精霊関連の知識に乏しいリディアが司教、引いては大司教になれるとは思えないし、ロベリア自身指名すらしないだろう。
フォームは風の加護精霊・ウィータ。属性は光。月はエッダ。
カインとの戦闘中に、彼の態度に激しい怒りを覚え一時的に攻撃力・防御力・回避能力・速度が爆発的に跳ね上がり、
カインに恐怖すら覚えさせるほどに圧倒するが、全身の筋肉に激しいダメージを受けて失速、消滅。
その後数日間は立つ事もままならないほどの重傷であり、先の状態はレオンにより『大嵐』ゼルヴィータと名付けられ、
リディア自身も二度と使う事をしないよう心がけるようになった。
「リシェル・ベルムント」 [Lichel Bellmont]
真期1049年、青の月21日生まれ。15歳。
成績優秀、文武両道を行く冷静な天才少女。
161cm 50kg 82(D) 57 84
15歳でありながらスタイルは抜群。
丁寧な言葉遣いではあるが、それ故に怒ったときは結構怖い。
歯に衣着せぬ物言いをすることもある。
フォームは水の加護精霊・リェルシア。属性は光。月はエッダ。
八席円卓の1人、レティシア・ベルムントの実妹であり、彼女を超えたいという想いが極めて強い。
貴族の家柄であるベルムント家の次女であり、裕福な環境で育ったが親の愛を受けて育ったかと言われればそうでもなく、
むしろ優秀すぎる姉レティシアと比較される事が多く、自分より優れた姉を敬愛しつつも嫉妬の感情を抱いていた。
母に言い含められた虚言を信じてしまい、それがきっかけで姉との確執を一方的に強めるという結果に至るが、成長した現在は
母の言葉にもいくばくかの感情的な嘘があったのではないかと思えるようになっている。
一太刀だけとはいえリェルシアにおける見切りを100%近く引き出し、最強の騎士・カインを撃退するほどの力を見せる。
姉レティシアの譲渡をリディアの手を借りて受け、同時にレティシアとの間にあった確執を解消する。
精霊譲渡により『風』ウィータを継承し、これに伴い『光』ルスティへの覚醒という新たな道が開けるが、まだ使い分けもままならない状態で、
これからの長い道のりが彼女を待っている。
「ロウ・ラ・ガディス」 [Low La Gaddis]
真期1047年、黒の月13日生まれ。17歳。
亜人の血を引いている以外は現状未知数。
だがその『血』故に高い能力を秘めていると思われる。
身長184センチ。
八席円卓の1人、カナンの生涯唯一の弟子。
おどけた言動が目立つため、リシェルは彼をやや敬遠している。
フォームは土の加護精霊・グエルク。属性は闇。月はケルタ。
また、亜人の血を引くためかもう一つの加護精霊・火のブルエンもある。
その為、闇のフォーム・ローグラへ覚醒することも出来るが、まだ修行中である為同時ではなくそれぞれを使い分ける事しかできない。
「レオン・ウィルグリッド」 [Leon Wilgrid]
真期1047年、緑の月17日生まれ。
生まれた国が違うため認識がないが、リディアと同じく天命の日に生まれた青年。
17歳(初登場時)。177cm。
4年目のキャリアを持ち、元はリディアと同じ14歳資格者。
他人に対する興味が非常に希薄で、いささか思いやりに欠ける面がある。
それがロウの言うような他人へ触れることへの恐怖が原因なのかは不明。
しかし実力は本物で、稀少でありまた高難度と言われているゼンセイバー・ランサーを使いこなす。
基本フォームは金・ヴァルバング。属性は光。月はケルタ。
その戦闘スタイルからも、伝説の英雄ゼン・セイバーの再来との呼び声も高い。
ロベリアによってリディアらの先任騎士に任命され、最初は一番幼いリディアをやや軽視・侮辱するような言動をするが、それは
不器用な彼なりの心配から来る物であり、最初の任務の後に誤解は解消された。
以来仲間を大事に思えるように徐々に変わっていき、少なくともリディア、リシェル、ロウに対しては仲間であり友人として接するようになり、
彼らを軽んじたり侮辱、危害を加えようとする相手を断固として許さないようになる。
特に自身を変えていく切っ掛けになった少女・リディアに対しては心を開いており(少なくともリシェル、ロウよりは)、また彼女の明るさや
純粋さに救われる事も多々あり、異性として好意を抱き、遂には涙するリディアの口唇を衝動的に奪ってしまうほどの変化まで見せた。
それを機にリディアとは恋仲になり、彼女との間にこれまで以上の信頼関係を育んでいく。
ラグナ・レスフォード [Lagna Resford]
真期1043年、赤の月5日生まれ。 赤髪、琥珀色の瞳。
身長179cm。21歳。
イグジスタンスを使う元アーク・トゥエラ。剣士としての腕前は超一流だが、
それ故に腐敗しかけたアーク・トゥエラの現状を見限り、己の信じる「正義」を貫くため活動している。
いわゆるテロリストに近いが、弱者を傷つけることはしない。狙うのはあくまで犯罪者と、腐敗を省みようともしない一部の騎士のみ。
レオンとは浅からぬ因縁があり、ラグナの右目横にはイグジスタンス強奪の際にレオンとの戦いで負った傷がある。
治療すれば回復するが、彼の右目はその傷が原因で神経を痛めており、このまま放っておけば失明の危険性がある。
だがレオンに勝つまでは傷を消さない事を誓っており、治療は施されていない。
良くも悪くも熱血漢で非常に好戦的。敵に回すと厄介な存在だが、味方にしても違う意味で厄介な男。
フォームは火のブルエン。属性は光。月はケルタ。
レティシア・ベルムント[Laetitia Bellmont]
真期1039年、紫紺の月28日生まれ。25歳。銀髪、紫紺の瞳。身長164cm。
リシェルとは10歳も歳の離れた姉であり、アーク・トゥエラの最高位ともいえる八席円卓の1人。
若くして八席にまで上り詰めたその技量、知識はともにリシェルを上回り、ゼンセイバー関連の技術開発(リヴェレイト、ストライクなど)にもテストオーナーとして一役買っている。
両親親族の方針に反対しリシェルから当主の座を奪い取る形になってのベルムント家次期当主だが、それは実は家の道具として
不遇の扱いを受ける事になるであろうリシェルを救うためのものだった。
その結果母との間に大きな溝が生じ、また母の策略によりリシェルとの間に確執を築かれてしまう。
属性は光。月はケルタ。フォームは風・ウィータ。
姉として妹を庇い、失明。戦士としては再起不能ともいえる重傷を負い、責任問題も有り自ら騎士を辞し、管理部への移籍を選択する。
そう遠くないうちに手術を受けリハビリを行う事になるが、完全な復帰には数年を要するであろう。
カイン・ザンディーク[Cain Zandeak]
真期1029年、白の月1日生まれ。36歳。197cm、108kg
八席円卓の1人でカナンの前の試験官。アーク・トゥエラの腐敗を招いた一人であり、
自他共に認める戦闘狂。強い相手と戦えれば、ほかの事はどうでも良いというとんでもない男。
しかし戦闘能力だけで八席までに上り詰めた実力は本物で、現役の中では間違いなく最強。
属性は闇。月はエッダ。フォームは火・ブルエンと風・ウィータの2種を併せ持つローグラ。
左腕には対ビーム兵器さえ想定した特殊手甲を装備しており、いくつものギミックを内蔵している。
終始リディアらを圧倒するが、最弱と思っていたリシェルによって両腕を切り落とされ敗走。現在は行方不明。
リュクス[LUXE]
現在はデータだけの、実体を持たない『少女』。双子であるルシアとは対となる。
本編4話にて撃破したトゥオールの人格構造プログラムをコピーし基礎人格以外を初期化して、人格プログラム育成ネットワーク
『養育院』でリディアが育成する事を決めて、新しく生み出された存在。
今はまだ半ば赤ん坊のような状態であるため、簡単な会話程度しか出来ない。
ルシア[LUCIA]
現在はデータだけの、実体を持たない『少年』。双子であるリュクスとは対となる。
本編4話にて撃破したトゥオールの人格構造プログラムをコピーし基礎人格以外を初期化して、人格プログラム育成ネットワーク
『養育院』でリディアが育成する事を決めて、新しく生み出された存在。
今はまだ半ば赤ん坊のような状態であるため、簡単な会話程度しか出来ない。
ルゥ[Lue]
リディアの親友であり、白毛の小型狐・フィリヨンの子ども。メス、数え年1歳。体長21cm(うち、尻尾が6cm)。
普段はリディアの上着のフードや彼女の肩、頭の上を本宅としており、別荘としてリシェルの肩の上がある。
人見知りが激しいが、今のところリディア、リシェル、ロウには慣れている。
雑食性だが、味の濃いもの(人間で言う、普通レベル)は食べられない。
名前の由来は、かつてベレメリィアで『獣王』と呼ばれた白獅子・ルディアンガ。
しかしその愛くるしい姿からは、名付け親であるリディア以外は想像すらできない。
<基本知識>
惑星・ゼンポゥラ
11の国と74の都市。そして無数の市町村からなる緑と水と機械の星。
総人口は2億人程度だが、惑星自体の面積は火星クラス。
機械文明の割合はその2割程度であり、未開の地が広がっている。
夜には2つの月・エッダとケルタが見える。
真期(Truth Century、T.C.)(新規分)
後に大戦乱とよばれる250年間にわたる大戦の終結後に新たに発足された暦。
大戦の全てを払拭し、この新たな名をつけることによって真実平和の歴史を作り上げていこう
という願いと祈りが込められている。
現在は1000年(ミレニアム)を越えて1065年。この間、戦争と呼べるほどの大規模な事件は勃発していないが、
突如出現した所属不明大型宇宙船艦・通称アンノウンにより、小〜中規模クラスの混乱が各地で発生する
ようになってしまった。
加護神
風 ウィータ
火 ブルエン
地 グエルク
水 リェルシア
光 ルスティ
闇 ローグラ
月 エッダ/ケルタ
星 メディウス
金(剣神) ヴァルバング
一月 白の月
二月 黄の月
三月 橙の月
四月 桃の月
五月 緑の月
六月 黄緑の月
七月 赤の月
八月 青の月
九月 群青の月
十月 紫紺の月
十一月 黒の月
十二月 灰の月
一カ月は全て28日。一週間は6日。一日は30時間。
エッダ 15日周期 ケルタ 22日周期 二つの月が満月になるのは、330日に一度。
天命の子と呼ばれるのは、その日一番月が高い時間帯に生まれた子のみ。
ゼンポゥラ11国
それぞれの国の頭には、その国を象徴する名前、役職などが掲げられる。
『首国』アルカニスタ 国際連合の主権国であり代表国家
『大国』ブリュンテルファ 経済、産業、その他において1位
『光国』リステンボルク ゼンポゥラの地理的中心地であり最初の国
『機国』ガナンタイト 機械技術関係で1位
『豊国』エルトニルスト 農業関係で1位
『武国』イラムトナカ 優秀な戦士を多く輩出している
『風国』ベレメリィア もっとも自然豊かな国
『水国』アクタハルマ もっとも水量の豊富な国
『山国』マエラテルム 大山脈を持つ国
『雪国』ゼルノースタ 極地点にある国
『神国』ワルマーシア 宗教的な意味での代表国
絢爛都市・ブリュンテッド
人口約2700万。都市でありながら、その規模は小国に匹敵する。
同時に、ゼンポゥラ一の大国・ブリュンテルファの首都。
機械技術に支えられた工業地帯。
幾千もの店が立ち並ぶ商業地帯。
700万もの人々が暮らす居住地帯。
そして、それらを管理する中央行政区。
この四つでブリュンテッドは成り立っている。
聖堂機関 アーク・トゥエラ
各国法務省の統括上位組織である国際法務省直轄の実戦部隊。犯罪者に対して明確な武力と法を持って対抗する。
とはいえ国際法務省直轄というのはあくまで名目だけで、実際はほぼ同等の国際機関であり、管理部の人員として
国際法務省から人材を借り受けているというのが本当のところである。
優秀な人材は自国以外の国に研修、あるいは特別派遣任務として、2年から最長で5年の滞在が可能。
今のところ、11国すべてを渡り歩いたのは過去に7人のみ。
どの国に対しても協力する反面、いずれか一国に対して積極的に肩入れする事はない。
総本部は『光国』リステンボルク。第二本部が『大国』ブリュンテルファ。
ゼン・セイバー
1000年以上前にゼンポゥラの全ての都市を渡り歩いた、伝説のアーク・トゥエラ。
その頃のゼンポゥラは現在ほど発達しておらず、治安も悪く、今以上に困難な道のりであったことは
誰の目にも明らかである。
また、当時ゼン・セイバーが使っていた剣が、試作段階であったビームサーベルであった為、彼の栄光をたたえて、その後ゼンセイバーと名づけられる。
ちなみに人名のゼン・セイバーは『Zenith Saver』。本名はゼニス・セイバーというなんとも大業な名前(直訳で天頂の救済者)。
ただ、その名の背負う意味の重さを知る彼はあえて偽名を名乗り、名前を縮めて後世に名を残した。
今ではゼニスの名前は忘れられ、愛称とも言えるゼン・セイバーが定着している。
ゼンセイバー
アーク・トゥエラが持つ光の剣。レーザー技術の一つの完成体。
小型化に成功したのは500年以上前だが、それでも女子供が振り回せるような
重さ、長さ、そしてなにより出力と持続時間の安定に至るには数十年を要した。
実弾を焼滅させ、ビームを弾き、エルマリウム鋼を切断するに至るのに、さらに100年。
そしてそれらを量産するのに、さらに100年を要し、ようやくゼンセイバーは完成した。
現在、ゼンセイバーの本体は32センチと720グラム。レーザー光刃部分は任意でその長さを変えられる
(柄尻で調整が可能)が、最長で95センチほど。
ゼンポゥラの衛星エッダに埋蔵されているレアメタルである、トリニウス・クリスタルとエルマリウム鋼。
そしてレーザー発生装置と収束変換装置などの複雑な機構を持つ。
アーリー・ゼンセイバー
ゼン・セイバーが使った最初のゼンセイバー。本体の全長は70センチ。重量は3キロ。
稼働時間が極端に短く、また現在のセイバーと違い、両方からビームを発生させる。
(現在、この形態はランサータイプと呼ばれている)
ビーム部分は片方で2メートル以上。全開にすれば、本体と合わせて5メートルを超え、エルマリウム鋼をも傷つけた。
またこの当時はトリニウス・クリスタルの有用性が証明されていなかったため、既存のビーム技術を応用しての純粋なビームサーベル。
ゼンセイバー・ランサー
アーリー・ゼンセイバーの現行型で、柄は全長55センチ、重量1.1キロ。
ヴァルバングのフォームを学ぶ者にとっては当たり前の武器であるが、その扱い辛さはゼンセイバーを凌ぐ。
それは長柄というだけでも取り回しが悪い上に、発生するレーザーは調整可能とはいえ、
通常は片方でも1.2メートル以上にもなり、それが両方となれば全長は4メートルとなるため、完全に
使いこなすには膨大な量の訓練と技量、人並みはずれたセンスを必要とする為。
これがヴァルバングを習得困難にしている理由のもっとも大きな原因である。
エルマリウム鋼
ゼンポゥラに広く埋蔵されている金属・エルマナを加工した合金。
その強すぎる耐久性から広く工業・軍事技術に用いられ、ゼンセイバーの本体にも使われる。
通常のビーム照射等では切断はおろか傷もつけられないので、エルマリウム鋼からの加工にはかなり大規模な施設が必要となるのが欠点。
トリニウス・クリスタル
ゼンセイバーの小型・軽量化を可能とした水晶。原産は双子月のひとつ、エッダ。
膨大なエネルギーを宿しており、簡単な加工装置でそのエネルギーを引き出すことが出来る。
これを核にすることで、ゼンセイバーの持続時間は飛躍的に跳ね上がった。
また、自身でエネルギーを生産・貯蔵することも出来るため、非常に長い期間の運用が可能。
調整次第で光刃の色を変更することが出来る。ただしそれらは全て単色であり、赤茶、黄緑などの複合色は生成できない。
しかし紫、緑等といった複合色でありながら単色としても十分に成立する色の発色には成功している。
このことから有色効果には何かしら別の作用があるのではないかと研究した結果、以下の色が発色される事が明らかになった。
・赤(ブルエンに多い)
・黄(グエルクに多い)
・青(リェルシアに多い)
・白(条件不明。ヴァルバングでの観測例がある)
・緑(ウィータに多い)
・紫(月のフォーム、エッダ/ケルタでの観測例あり)
・黒(闇属性適合者での観測例あり)
これらの事実からフォームの担い手次第で発色が変化するという現象が起こっており、自然物であるトリニウス・クリスタルにも
精霊の加護が影響しているというのが、現在までの研究結果であり、これを覆す、あるいは裏付ける報告を研究者は待っている。
ブリュンテッド居住区
中央行政区に近い順に『階層』という単位で分類され、数字が大きくなるほど貧しい。
5〜15までが上流。16〜30までが中流。31〜50までが下流と位置づけされており、数字に比例して治安も悪くなる。
ちなみに1〜4は国際管理の特別地。つまり偉い方々の住居。
エリクシウス
非常に不安定な特性を持つ超希少金属。
その耐久性はエルマリウム鋼を上回るが、加工が非常に困難で、また発掘量ならびに埋蔵量も少ないため、実用性は限りなく乏しい。
理論上はゼンセイバーとまともに打ち合える金属といわれているが、実際にそれが試されたという記録はない。
ミアニウム
エルマリウム鋼より耐久性は劣るが、軽量という面では優秀な金属。
しかし通常の衝撃には十分耐えるため、一般的な車両の装甲等にも用いられる。
一部の剣士等はこれを防具として活用している。
ベレメリィア
リディアの母国。人口は1300万人ほど。
緑と水の豊かな国で、機械の割合は比較的低い。大陸の西に位置し、気候は温暖。
技術的にはやや遅れているが、環境保全と融和においては他国を凌いで1位。
ヒューリア
リディアの故郷。人口わずか200人程度。
機械の割合はやはり低い。
最寄の学校まで5キロ以上あるド田舎だが、リディアはこの道のりを歩いて通っている。
ダグ・ウィーダ
反重力装置と水素エンジンを搭載した、1〜2人乗りのエアバイク。
免許は特に必要なく、チューン次第ではかなりのスピードが出せる。
エィス・ルフェ
電車。リニアモーターで稼動し、鉄輪ではなく磁気浮上式。超電導磁石による。
リェルス・ボウラ
海上船。水素エンジンで稼動。
エルゥ・ウィーダ
航空機。水素エンジンとジェットエンジンで稼動。
メディ・ウィスタ
旅客および貨物宇宙船。水素核融合エンジンで稼動。
軌道エレベータ
『光国』リステンボルクに設置されているゼンポゥラ唯一の施設。立地条件である赤道上に位置し、なにより「最初の国」
であるリステンボルクに建造する事により民衆にとっての象徴的意味合いを持たせるという、ある種の政治的側面も担っている。
静止軌道上の国際宇宙ステーションとをつなぐもので、既存の同一施設と同様にシャトル・プレーンに比べ遥かに低コストでの運用が可能。
本来はただのチューブのような外観だったが、高度1100mまでを超大型の外周複合施設「アルメンティリィート」で円錐状に囲っており、
遠目からでも十分に分かるほどの壮大かつ雄大な姿を見せている。
学校制
緑の月(5月)から翌年の桃の月(4月)までを一年と定め、小学校入学は6歳から。
小学校、中学校、高校とあり、小中は4年制。高校は2年制。さらに上に大学があり、最短2年。最長で6年。習得資格によって在学年数が定められる。
中学まで行けばある程度の職業には就職可能だが、国家クラスの職業には高校以上の学歴が必要になる。
ただし、アーク・トゥエラだけは中卒でも入隊可能。
ちなみにリディアは中卒。ロベルトは大学2年卒。
アンノウン
ケルタ周回軌道の外側に突如出現した超大型戦艦。推定全長2760メートル。
100近い数の砲塔と、300以上のミサイル発射管、レーザー発射口を有し、存在自体が脅威であるが、未だ攻撃はおろか何の要求も反応もない。
そもそも、誰が何の目的でこの船を作ったのかさえ、現在は不明である。
ゼンセイバー・イグジスタンス
通称イグジスタンス。真剣と併用された新機軸のゼンセイバー。
通常のゼンセイバーとは異なり、既に光刃の発生前から『剣』として成立しており、またそれ自体が
エルマリウム鋼で造られた剣であるため、叩きつけるだけでも破壊力は十分。
片刃、あるいは両刃でレーザーを発生させ、その運用時間も通常のゼンセイバーを遥かに上回る。
しかし一方でコストが高く、また大型で重いために携帯性が悪いという欠点があり、『相手に存在を察知されない』
ことを前提としているアーク・トゥエラが扱うには不向きとされ、正式には採用されてない。
全長160cm、刀身だけで120cm、幅は15cm。重量は15.2kgと超規格外の大剣。
光刃発生時は鍔が左右に展開しまた刀身が40cm延長、最大全長200cmという常識外れの大きさになる。
延長された鍔に発生基部が仕込まれており、また同様に先端部にも受け側の基部がある。これにより先端のごく一部を除いて
光刃が本体を覆う形になるが、先端、あるいは本体を狙い打たれた場合は破損する危険性は高い。
その有り余る長さと重量ゆえに取り回しが悪く、これを十分に使いこなすにはランサーと同様に高い技量を必要とする。
本来ならばリステンボルクに保管されているべき物だが、1年半前にラグナが騎士を辞するとともに強奪。その時のパートナーであった
レオンが、責任を取る意味で回収任務に当たっている(ただし、最優先ではない)。
ゼンセイバー・リヴェレイト
本来近接戦闘用の武器であるゼンセイバーの可能性の一つ。
トリニウス・クリスタルに貯蔵されたエネルギーを解放(liberate)し、レーザーガンとして使用する。
専用のトリガー・アタッチメントを取り付けるだけという簡単な換装で実用も可能
(その際、通常のセイバーのグリップとの干渉は殆ど無いためセイバーとしての同時運用も可能)だが、
エネルギー総容量が充分でない場合、容易くエネルギー切れで運用不可能になってしまうという重大な欠点が
あるために、見通しは立っていない。
本編においてリディアらが使用しているリヴェレイトはレティシアから送られた改良品で、いくばくかの欠点を
改良してはいるものの、試作実験段階であることに変わりはない。
ゼンセイバー・ストライク
リヴェレイトと同様に考案されたゼンセイバーの可能性の一つ。
トリニウス・クリスタルのエネルギーを可能な限り抑え、また非殺傷用の打撃(strike)武器としてのスタイル。
ストライク・アタッチメントと呼ばれるL字型グリップをレーザー発生基部側に接続し、トンファーとして使用する。
セイバーとの同時運用は出来ないが、先端部からの局所放電によるスタンロッドとしての同時使用が可能であり、
対人、対機械用の鎮圧効果も高い。
リヴェレイトよりも省エネルギーであるため、こちらは試験的に採用されている。しかしエルマリウム鋼という
非常に固い金属で作られているため、当たり所が悪ければ即死となり得るという欠点もある。
本編においてリディアらが使用しているストライクはレティシアから送られた改良品で、いくばくかの欠点を
改良してはいるものの、試作実験段階であることに変わりはない。
ゼンセイバー・ストライク・パイルバンカー
先端部の局所放電機能のリミッターを一部強制解除し、セイバーを実装した状態。
しかし全てのリミッターが解除されたわけではないため、発生する光刃は短く、また断続的にしか
作り出すことが出来ない。だがそれでも破壊力としては十分で、20センチ程度の突貫ならば可能。
その際、対象の材質はセイバーと同じく関係なく貫ける。
本編においてリディアらが使用しているリヴェレイトはレティシアから送られた改良品で、いくばくかの欠点を
改良してはいるものの、試作実験段階であることに変わりはない。
事実3話においてリディアの連続使用により動作不良を起こしており、4話の3日前までは支部の技術部に修理に出されていた。
ゼンセイバー・ノヴァ
新世代のゼンセイバー。従来のゼンセイバーに使用されていたトリニウス・クリスタルは1個だったが、
ノヴァには極薄かつ高純度の物を直列3連結で搭載しており、相乗効果によるエネルギー総容量は
低く見積もっても10倍以上。
基本材質はエルマリウム鋼だが、重要な基部にはエリクシウスを使っているという非常に高価なものであるため、
大量生産には到底不向き。限られた騎士へのスペシャルとして作られていた。現存数は7本。
グロリアス・セブン
ゼンセイバー・ノヴァを与えられた、栄光の7人。
その正体はゼンポゥラ11国全てを任期満了で渡り歩いた、歴代のアーク・トゥエラ達7人。
ゼン・セイバーを始めとして7人全員既に他界しているが、彼らを称える意味でノヴァは
作られた。故に7本のうち1本は、ゼンセイバー・ランサーである。
今はその7本全てが「光国」リステンボルクに保管されている。
荷電粒子砲
いわゆるビーム砲。大気中では粒子線であるビーム兵器の減衰は極めて激しく、短射程あるいは比較的大型の粒子加速器を
付随した上での近〜中射程兵器として広く認識されていた。
作中に登場するビームガン、ビームライフルの前身はすべて射程が短く(最大30m程度)エネルギーカートリッジの容量不足による
弾数制限もあり、携行兵器としては論外とも言えた。しかし大型の粒子加速器を用いる事で高威力を維持しまた長射程を実現する事は
成功したが、その際の消費電力は著しく、高威力を保つために都市級の電力を要する場合も少なくなかった。
技術的な進歩も伴いこれらの問題は真期以前には既に解決され、現在は電子銃と同様の基本構造(電界放射型)を取る事で
ビームガンを始めとする多くのビーム兵器は完成、小型化され、大型の粒子加速器を用いる事無く高い威力と長射程を実現する事も成功した。
ブラスターガン、ブラスターライフル
光エネルギーをチャージした極小の弾丸を発射する実弾兵器であるが、その威力はビームガンにも決して劣る事はない。
ビーム系の兵器よりも安価で買い求めやすく、簡単な手続きで購入できる。ブラスターガンの最大装弾数は120発。ライフルはその
2.5倍の300発。ライフルとガンの差は射程と威力であり、ライフルは最長400mの射撃を可能とする。
安全のため市場販売時はエネルギーチャージ量を制限されているが、このリミッターを解除する事で殺傷兵器に変貌する。
着弾と同時に爆発を引き起こし、リミッター設定時は火傷程度の怪我を負うが、最大チャージ時は人間はおろかアーミーロボット
ですら吹き飛ばすほどのとてつもない破壊力を有する。
ただし実弾兵器ということと、着弾と同時に爆発を引き起こすという条件故に、エネルギーバリアやゼンセイバー、ビーム兵器、
レーザー兵器での迎撃は可能。ちなみにエネルギー供給源は銃身下部に取り付けられているエネルギーパックであり、交換も可能。
大陸間深海トンネル ブレンバース
エルモンデア大陸とレスクリッス大陸をつなぐ海底トンネル。エイス・ルフェ及び浮遊系車両専用。
大断層 ゲラン・ゴルテ
真期以前の歴史の一つにある大戦争、ゲラン・ゴルテ戦役の名残。
16もの軍事衛星を連結させた大出力レーザーを使い、宇宙空間からの投射によりエルモンデア大陸はほぼ両断され、今もその傷跡は消すことが出来ない。
忌むべき悲劇の一つ。
対大陸規模超大型レーザー照射装置・『連結衛星』ダズゴゥラ
大断層を作った人工衛星。
16もの攻撃用軍事衛星を強制的に連結させ、各機から照射される迎撃用レーザーをミラーに照射。収束させ、大陸に群がる敵を薙ぎ払う究極の兵器の一つ。
その姿は文字通りの光の柱となり、天地を問わず両断する。
大断層の際は、照射用のミラーが途中で蒸発したためにレーザーが拡散。
大陸は完全には両断されなかったものの、周辺にも多大な被害が出た。
民族服
山国・マエラテルムに伝わる真期以前の名残。デザインはぶっちゃけ巫女服。
別に古式ゆかしい礼節に基づいて着衣が許されてる訳でもなく、単に趣味で着用されている。
ただ、男が着るとあまりにイタイので、主に女性が着る。
亜人
人間とは違う、人。
多くは異星の人々をいうが、ゼンポゥラの16000年以上の歴史の中で、そういった差別は失われた。
現在では亜人であっても、国の要職に就くものも少なくない。
しかしそれらは一般的に知られている情報であり、真相はかつてと変わらずに迫害も差別も続いている。
当然だが亜人というのは蔑称であり、アルディスタス[Arddistus]人という呼び名が正しい。
ゼンポゥラの金銭概念
ゼンポゥラには紙幣が存在せず、代金の支払いや給与の取得等は全て個人の持つオンライン口座に寄る。
オンライン口座は加入が無料であり、加入の際は自身の身分を証明できるライセンスナンバーまたは各国の国民番号と、指紋、網膜が必要。
単位はクレジット。1クレジットが10円相当。
ちなみにアーク・トゥエラの1ヶ月の給料は112000。各地での功績、恩賞次第では本部の審査があり、昇給も可能。
換算するとかなりの高給であり、リディアが14歳でこれだけ貰えるのは作者としても非常に納得行かないものがある。
「SoS」における魔術概念
この作品における「魔法」は「魔術」という呼称で認識されている。
魔術の行使には精霊との契約、正しい加護が必要不可欠であり、加護精霊の認識が為されていない者はそもそも魔術自体を扱うことが出来ない。
魔術はそれを行使する人間の加護精霊によって属性と系統が分かれ、この分類はフォームと同様の分類である。
この点に関して言うなら、アーク・トゥエラの面々は誰もが魔術を行使するに足る資格を得ている。
しかし、真期成立時点で既に失われた神秘とされていた魔術は、ゼン・セイバーをはじめとする最初期の騎士達の方針により復興させることなく、しかし精霊の恩恵の多大さを無視する事無く、その加護を身体能力の強化にのみ割り振ることを選んだ。
加護さえ受けていれば身体能力の強化は十分に可能であり、またその方向性は精霊の系統に因る所が大きいため、これを基礎としてフォームの基礎理論が完成した。
さらに付け加えるならば、精霊との契約によって魔術を行使する資格を得ても、芽が出るまでには個人差がある。
契約=行使と至るわけではなく、行使する人間次第では一生芽が出ないことも有り得るという、極めて曖昧なものでもある。
また、魔術と言ってもそれらに因る事象の90%以上は既存の科学技術によって再現が可能であり、もはや『神秘』と謳うだけの価値があるのかと言われれば、残念ながらその価値は絶無に等しい。
さらに、魔術の行使には精霊の名前から始まる『詠唱』が必要で、これには最短の一工程(シングルアクション)で見積もっても静止状態で2秒以上を有し、実戦における優位性は限りなく低い。
剣(ゼンセイバー)や銃、あるいはそれ以上の科学兵器が戦場を支配する中で、2秒立ち止まれば格好の的である。
それは自分から「殺してください」と宣言しているようなものだ。
そのような理由から魔術は廃れ、しかし過去にはまさしく神秘であったそれらを蔑ろにする事も出来ず、便宜上は「失われた神秘」などと言われている。
滋養強壮・栄養補給剤 ユナーズ・ブランド
ゼンポゥラで最もメジャーな栄養剤シリーズ。どこのマーケットでも必ず置かれており、
非常に買い求めやすい。効能も広く、肉体疲労時の栄養補給、滋養強壮、眠気醒まし、二日酔いの後にも。
値段、名称に比例してその効能は大きく上昇する。
ただし、これを飲んだからといって体力が回復したり傷が治るなどということは断じて有り得ないので、注意されたし。
ユナーズ・スタンダード 50C(=クレジット)
ユナーズ・ネオ 100C
ユナーズ・ロイヤル 250C
ユナーズ・スパーク 300C
ユナーズ・マキシマム 350C
ユナーズ・インフィニティ 500C
ユナーズ・アルティメット 1000C
M.A.R.E.S.(マレス) [Military Action Robot
by Extended System]
拡張型軍事行動用ロボット。従来機のアーミーロボットを遥かに上回る戦闘力を持ち、それに伴い機体の大型化が図られた。
平均全高250cm、乾燥重量211kg。
全身の外部装甲は対ビーム兵器さえ想定した特殊コーティングが施されており、通常携行武器ではほとんど傷つけられない。
また従来機と同様に追加装備は自在であり、戦局によって多様な変更が可能。
国政施策により軍縮が行われ多くのマレスは解体処分されたが、ハンスのグループに所属する技術者の手により2機が組み上げられた。
起動には多大な電力を必要とし、オフィスビル1棟級の電力を持ってしても、超長時間の運用は不可能。
マレス・アインサックエディション
アインサック・バーレニアが基礎骨格から再設計し組み直したマレス。全高250cm、乾燥重量265kg。
本来ならば単層の装甲を複層装甲に変更した為、防御力は破格の物になったが同時に重量の増加というデメリットが発生した。
しかしこの複層装甲の防御力はゼンセイバーの攻撃さえ受け止めきれるという、プゥシウスターメに匹敵する能力を有している。
国軍正式採用規格のバッテリーが入手できなかったため、外部電力による起動後は最長1時間の活動が可能。しかしこれは通常の
マレスの1/20程度の活動時間。またAIも決して完調とは言えず、造物主たるアインサックの命令を遵守しようとする目的の為に
手段を忘れてしまうという、半ば暴走とも言える欠陥がある。
内蔵装備は右腕の超硬度ブレード、両掌に取り付けられた小口径リニアガン。そして左腕のワイヤーガン。
超硬度ブレードにも単層装甲と同程度の対ビームコーティングが施されており、短時間程度であればゼンセイバーとの
「鍔競り」行為が出来る。しかしアインサックが弾き出した計算では、ゼンセイバー級のレーザー兵器による連続16秒以上の
一点集中負荷を受け続けた場合は、複層装甲も耐え切れないとの事。
また高硬度かつ十分な破壊力のあるエルマリウム鋼製の斬潰剣・イグジスタンスによる斬撃を受けた場合にはその超負荷に
耐え切れず、ビームコーティングも意味を成さないため破損の危険性は極めて高い。
粒子加速器
ここに記す粒子加速器は既存のものとは若干異なり、荷電粒子砲の補助機関としての側面を持つ。
既存技術によって完成しているビーム系の兵器は威力こそ高いものの、やはり粒子線を用いているという特性上、超長距離の射撃には
不向きという欠点がある。それを補うために粒子線の粒子自体を加速し、また密度を大幅に向上させる事にこの粒子加速器を用いた。
実際の射撃には加速自体の動作電圧等も相まって莫大な電力を消耗するということと、超長距離を狙い打つ場合は惑星の「丸み」や「地磁気」
「重力」「気温」「気圧」などの様々な環境要因を計算した上での発射になるため、それなりに高度な演算機能を備えたコンピュータが
必要となる。アインサック・バーレニアはこれをマレス02・トゥオールのAIを使う事で代用していた。そういう意味では防衛機能である
マレスに高い信頼を寄せているが、やはり「彼」をパーツとしてしか見ていなかったという事実は否定できない。