”ガキィィィィィィィィィィンッッッ!!!”
普段は閑静な日本家屋の庭に、金属同士をぶつけたような轟音が鳴り響く。
そして一瞬の静寂。轟音の主たちは、互いに相手の得物を弾き、一度相手の間合いから抜け出すように距離を置いた。
「ふふっ、やるじゃない。でも、防いでるだけじゃ愛には勝てないよ?」
自らを愛と名乗った少女――「未寅 愛々々」は、その名の通りの愛らしい顔を悪戯っぽく歪め、華奢な体躯と容姿には似合わぬ鋼の手甲を相手へと向ける。
かつて「雲戌亥」を守護する四家の一角を担っていた未寅。中でも愛々々は拳での戦いを好んでいたが、それは武器を扱えないというわけではない。
いや、むしろ武器を使った方が”威力は高まる”ことは言うまでもない。人間の拳と、その拳に装着する手甲。どちらが硬いかなどということは分かりきっていることであるし、それはそのまま威力に直結する。
しかし愛々々が「未寅」として求めたのは、一撃の威力ではなく迅雷の如き疾さ。そのために、若干の負荷が掛かる武器はあまり好きではなかった。
そして疾さという推進力を最大限に生かし、結果的に武器以上の爆発力を得たのが当代の未寅の雄。つまり、愛々々である。
そんな彼女がわざわざ自宅の倉庫から武器を取り出してきたのには、もちろん理由がある。
一つは、今している戦いが「組手」であること。・・・とはいっても、そのレベルは既に真剣勝負の域まで達しているのだが。
そしてもう一つは、その相手に起因するもの。彼は、武器を得ることで真の力を発揮するという異能者。それ故の措置。
流石に武器を持つ彼に対して、素手で挑もうなどとは思わない。
彼は、あの雲戌亥の門番である阿吽、牛卯茂一と互角の戦いを演じ、さらには申子の若武者をも退けた武士(もののふ)。
――いや、あの頃の彼は、技術などを考えるとそんな立派なものではなかった。
ただ一つの目的のために己の命を焦がし続ける、我武者羅で、愚かしいまでに真っ直ぐな一頭の獣。
だからこそ、彼らと互角に渡り合えたのだろうが。
「まあ見てろって。あんまり油断してると、足元掬われるぞ?」
彼こそが、数奇な運命に翻弄されつつも、自分の手で答えを掴んだ青年――「巽 策」。
策は肩を回すようにして、その両手の鋼の旋棍(トンファー)を持ち変えると、愛々々に対して挑戦的な笑みを浮かべた。
確かに、まだ両者とも一撃もクリーンヒットを入れていないし、受けていない。
もっとも、鋼の得物同士の戦いなど、その一撃が決定打と成りかねないのだが。
これまで5分ほどの間、終始愛々々に主導権を握られつつも、策は旋棍を駆使して捌き続け、時には隙を突いて反撃にすら出ていた。
「ふふ、言ってくれるわね。流石は・・・おねーさまが見初めただけのことはあるわっ!」
「――っ!」
言葉の結びと同時に地を蹴り、一瞬にして愛々々は策の間合いへと飛び込む。
策はその拳撃をなんとか受け止めると――次の動作に備えて、改めて「解対」を始めるのであった。
いつか、届く、あの空に。 SS
「ヨメとして、ムコとして」
Written
by 雅輝
――”解対”。
それが策の有する異能。物の本質を、極限まで視る力。
――”異能と異能を掛け合わせて、生まれてくる子供が異能でないわけがない。”
炎を支配する雲戌亥家と、魔術を操る桜守姫家。その男女が手を取り合い、”外”に逃げ込み、生まれてきたのが巽の先祖。
巽とは、すなわち「龍視」。”龍の眼を以ってして視る”能力。それこそが解対。
近年、その能力が芸術分野に偏っていたため、今でこそ巽家は芸術一家として名を馳せてはいるが、その本質は違う。
解対の能力の対象は、何も芸術関係にだけ適用できるわけではない。それを知る由もない策は、いつまで経っても芸術分野で才能に目覚めない自らを落ちこぼれと認識し、また周りからもそう思われていると痛感していたのだが。
――策の”解対”の対象は「武器」。
彼は幼少の頃より様々な習い事を一通り納めてきたが、それらが全て芸術関係に収まっていたことがそもそもの間違いだったのだ。
もし芸術という観点から逸れて、剣道に手を出していたら。彼はきっと、どんな相手でも一瞬で屠る魔剣の主となっていただろう。
もし弓道に手を出していたら。彼はどんなに小さな的でも、確実にその中心を射ぬいてしまう魔弾の射手と成り得ただろう。
だが彼は、そんな偶然に感謝した。
なぜなら、もしも彼が自分の異能に気づき、才能を開花させていたとすれば。自らを落ちこぼれと認識することもなく、またこの街にやって来ることもなかっただろう。
それはすなわち、彼をムコと慕い、また自らをヨメと名乗る、あの少女に会うことすら出来なかったということなのだから・・・。
それにどちらにしても、彼女に命を吸い尽くされ、絶命していたのは目に見えている。
彼が今こうして生きているという事実には、実に様々な奇跡のような出来事が起因して成り立っているのだから。
閑話休題。
「――はぁっ!!」
「ちっ・・・」
つまり解対とは、策の場合は武器の本質を見抜く能力。
その武器の構造、製造経緯、効率の良い攻撃の出し方、空気抵抗など様々な情報が、「視る」だけで頭の中にイメージとして入ってくる。
今、自らの持っている旋棍は勿論のこと、相手が装着している手甲もまた然り。
だからこそ策は、未寅の雄である愛々々の攻撃を捌き続けることが出来る。
「でぇいっ!」
「やっべ・・・」
組手という名の真剣勝負は、もう既に10分以上続いていた。
策の動きは疲弊からかだいぶ衰えてきていたが、愛々々の体力は無尽蔵。彼女の回転計において上限は未だ見えず、中頃に止めていた針は徐々に更なる上へと刻まれていく。
「ふっ!」
愛々々の姿が目の前から一瞬にして消える。策は今日何度も体験したその光景による驚きを瞬時に切り捨て、前方へと体を捻って飛び退く。
すると先ほど自らが立っていた場所には、大きなクレーターが穿たれていた。策の背中に回った愛々々が、拳を振り下ろした結果だ。
しかし愛々々は止まらない。次の瞬間には足を踏み出し、一秒にも満たない時間で策の間合いへと飛び込む。
策は向かってくる彼女の、その下顎目掛けて左の旋棍の短い部位を振り上げるが、彼女は予期していたかのように首を傾けるという最小限の動きでそれを躱すと、そのまま策に肉薄した。
愛々々は策の空いた左脇腹に、暴風のような右フックを叩き込む。しかし策も瞬時に反応し、体を反回転させて右の旋棍で受け止める。
そして彼女に背を向けた状態のまま、右足で後ろ回し蹴り。だが愛々々の姿は既にそこには無く、目の前からの風切り音に策は咄嗟の判断で旋棍を交差させ、防御の型を取る。
”ギィィィィィィィィィンッ!!”
鳴り響くは、鋼同士が奏でる衝音。
策の判断は正しく僥倖。愛々々の左ストレートは交差させた旋棍に阻まれ、結果的に彼を後ろに吹き飛ばすだけに留まった。
「・・・へぇ、今のに反応できるなんて。策も本当に強くなったね」
「はぁっ・・・はぁっ・・・まあ、こうして、毎日、鍛えられてたら、嫌でも、強くなるさ」
吹き飛ばされたが何とか着地に成功した策は、もう完全に息が上がっていた。とは言っても常人ならば、愛々々の相手など3秒保てば良い方なのだが。
口ではそう嘯きつつも、この鍛練は策が自ら希望して行っていることだ。愛々々を先生にしての、毎日の反復。
家族が芸術の道で名を馳せるのならば、自分は武の道で大成しよう。今はまだ雲戌亥家の財産にお世話になっている状態だが、いずれは愛する彼女を養っていかなくてはいけない身。それにいざという時、彼女を護れなくてどうする。
そういった考えからの結論なのだが、策の成長速度は凄まじく。あの頃は痛みのない肉体だったが故に互角に戦えた、あの日炎に自らをくべて絶命した牛卯の阿吽や申子の若武者とも、今なら間違いなく肩を並べられる。
それは策が”解対”という天賦の才に溺れることなく、帰って来てからこの半年間、たゆまぬ研鑽を積み重ねてきた結果。
それが愛々々には誇らしく、同時にふと寂しくも感じられた。
「・・・さて、それじゃあ、そろそろ終わりにしようか」
そんな感情も瞬時に切り替え、彼女の愛らしい目は未寅のそれへと変わる。相手を屠る覚悟を決めた、拳闘士(ストライカー)の眼光。
確かに策は強くなった。だがまだ、自分は負けるわけにはいかないのだ。
彼はまだもっともっと強くなれる。そんな彼の現在の目標である自分が、早々抜かれるようなことがあってはならない。
「そうだな。いい加減疲れていたし」
対する策も、口調こそは軽いもののその表情は豪気そのもの。
旋棍を逆手に持ち、頭の中で解対によって得た攻撃ルートを、何度も反復させる。
――庭を彩る銀杏の葉が一枚、彼らの間にはらりと舞い落ちた。
「「――――っ!!!」」
それが合図。
二人は自分の持つ最高の速力で間合いを詰め、各々の渾身にして必倒の一撃を相手に叩きこもうと振りかぶった。
だが――。
「おーい。二人とも、昼御飯が出来たから早く来てくれ」
突然掛かった第三者の声に二人は完全にタイミングをずらされ、そのまま交差してヘッドスライディングのまま壁へと激突するのであった。
「大丈夫か?お主人ちゃん」
場所は荒涼と化した中庭から、掃除などの手入れが行き渡った居間へと移る。
胡坐を掻いて食卓に着く策の目の前には、湯気が昇る出来立ての料理の数々。そして隣には、彼を「お主人ちゃん」と呼ぶ少女が一人。
「あ、ああ。大丈夫だよ・・・たぶん」
彼女こそが、策の婚約者兼恋人、唯井――いや、「雲戌亥 ふたみ」。
犬耳のように見える大きなリボンを頭に結え、メイド服のようなものを纏う彼女の視線は、心配そうに「夫」である策に向けられていた。
ちなみに心配というのは、先ほど思いきり顔面からスライディングした際に出来た無数の擦り傷であり、あちこちに絆創膏を貼る彼の姿は痛々しいを通り越して少し滑稽でもある。
そんな彼の真向かいに正座している愛々々は、策と同じように滑り込んだにも関わらずまったく無傷のその顔で不敵な笑みを浮かべた。
「やっぱり策もまだまだね。そんなに擦り傷作っちゃって・・・」
「あんな滑り方したら誰でもなるわっ!」と策はツッコミたかったが、目の前の少女がまるで傷を負っていない現実を直視するしかなく、規格外の彼女の肉体に口を噤む。
「妾、そう言ってやるな。お主人ちゃんの体は・・・その・・・い、意外とたくましいぞ」
相変わらずの微妙にフォローになっていない言葉を、ふたみは何故か頬を赤らめながら言う。
どうやら夜の秘め事の際に見た彼の体を指しているようだが、微妙に観点がズレているところが彼女が彼女たる所以か。超聖母、逆懺悔僧などのあだ名は伊達ではない。
「ははは・・・ふたみ、ありがとうな」
それでもそれに対して何も言わないのが、夫である策の務めなのだろう。・・・おそらく。
「いや、なに。ヨメとしてムコのフォローをするのは当然だ」
自分でフォローとか言ってる時点でもうダメダメなのだが、当人はまったく気づいていない。果てしなく純粋(?)な少女であった。
そしてそんな様子を、真正面からじっとりと面白そうな顔で見つめてくる少女が一人。
「・・・どうしたんだ、メメ」
「いえいえ、どうぞお構いなく」
「ニッコリ」というよりは「ニヤニヤ」といった表情で、また凝視を続ける愛々々。
「お構いするっつーの・・・」
策はその眼差しを「冷やかし」や「からかい」として捉えたようだが、愛々々の本心は違う。
――彼女は、嬉しかったのだ。
策が家に来た当初は、当たり前だった光景。しかしあの頃と違うのは、今のこの幸せには未来(さき)があるということだ。
ふたみの護衛という役割を担っていた愛々々は、当然全てを知っていた。
自らがおねーさまと慕う少女に、突然出来た婚約者。それは形だけのもので、「外」の世界からやってくる巽家の一員は、ふたみにとっての餌(えど)に過ぎなかった。
ふたみを生かすために、餌としてただ死に逝くはずだった青年。だからこそ愛々々は、その青年――策に、最初の方は辛く当たっていた。
「おねーさま」に近づく不届き者。そういった理由をかざしながらも、本当の理由はただ遠ざけたかっただけ。
馴れ合いをしていると、きっと情が湧いてしまう。どうせ死に逝くと決まっている者と仲良くしても、決断が鈍るだけだと。
とはいっても結局は、彼の実直な性格に絆され、「友達」となってしまったのだが。
『・・・ホントに、お似合いのカップルだよ』
策が「狼殺し」という銘の一振りの刀となって空へと消えてしまった一年間を経て、再び巡り合った二人の絆はもはや疑いようもなく。また、入り込む隙間などあるわけもなく。
だから今は、本当の夫婦以上に堅く結ばれた二人を、傍で見つめているだけで彼女は幸せなのだ。
『だって私は、二人とも大好きなんだから・・・』
――チクッと疼く恋心は、きっと神様が策を騙し続けた自分に下した罰なのだろう。
「ふう・・・」
自室のベッドで仰向けに寝転んで、策は短く息を吐く。
この街はずっと閉ざされていたため、テレビやラジオといった通信機器が無く、「外」では当たり前となっている娯楽もまるで無い。
よって、夕食を取って風呂に入ってしまえば、後は寝るだけという生活をここに来てからというものずっと続けてきた。健康には良さそうだが、策のような学生の身としては少し物足りなさを感じるのもまた事実だ。
ふと壁に掛かっている時計に目を向けてみても、まだ10時前。健康的にも程がある。
まあ最近は、「ある事」をしていて夜更かしをすることも度々あるのだが・・・とそんな事を考えていると、襖がそっと開き、その「ある事」の張本人が静かに部屋へと入ってきた。
「お主人ちゃん?もう寝たか?」
「いや」
「そうか」
若干嬉しそうに短く答えた少女――ふたみは、それが当然のように策のいるベッドへと潜り込む。
これももう、策にとっては日常となっていた。この家にやって来た初日から、彼女とは同じベッドで就寝している。
彼女曰く、「ヨメはムコと一緒に寝るものじゃないのか?」らしい。確かに世間一般の新婚家庭を鑑みればそうだと言えなくもないが、彼女と知り合ったその日にそんな事を言われては、思考が停止してしまうのも無理はない。
結局その日からずっと、ふたみは策の隣であどけない寝顔を見せている。初日こそ策は緊張してなかなか眠れなかったが、最近では手を握り合って寝た方が寝付きも良かったりする。
「・・・なあ、お主人ちゃん」
「ん?」
策がふたみの声に反応して顔を横に向けると、じっとこちらを見つめていたふたみとバッチリ目が合ってしまう。
彼女の吸い込まれそうな瞳に若干顔を赤らめるが、策はそのまま平生を装ってふたみの言葉の続きを待った。
「私はな。とても幸せだぞ」
「・・・」
「幸せだ」
彼女は二度そう言った後、ニッコリと極上の笑みを浮かべた。
それは策がこの街にやって来た頃の無愛想な彼女からは、とてもではないが想像できないほどの愛くるしい微笑で。
策はその笑みに一瞬見惚れてしまうが、気を取り直して問いかける。
「どうしたんだ?改まって・・・」
「いやな。妾と、そしてご主人ちゃんと一緒に居れる今が、楽しすぎて。・・・すごく怖いんだ」
「怖い?」
「・・・私の勝手な思い込みに近いと思う。幸せな日常は、ある日突然崩れてしまうって・・・あの日みたいに」
そこまで言われて、策はハッと気づく。
策の来訪から、蛙蟆龍(あまりょう)として空へと駆けるまで、期間にして僅か一月半。
その間に、彼女は「全て」を失った。
尊敬する祖母も。
家族のように親しい家臣たちも。
そして――いつの間にか本当に愛してしまった、かけがえのない婚約者までも。
どれほどの喪失感だっただろう。策はその時点では、ふたみを「残した」側の人間なので、彼女の気持ちを察することはできない。
空から帰って来てみれば、彼女の大事な人たちはいなくなっていて。
当たり前だった幸福は、バラバラに砕け散っていた。
だからこそ、「怖い」という感情が芽生えたのだろう。
まるでドラマのように策(恋人)が戻って来て、一番の親友である少女と彼と、3人で仲睦まじく暮らせる幸福(いま)に対して。
「もう、お主人ちゃんが戻って来てから半年も経ったのに・・・私はまだ、弱いままだ」
語っている内に感情が揺さぶられたのか、ふたみの白い頬に一筋の雫が走る。
「・・・」
一呼吸置いた策は何も言わずに、彼女の背中へと腕を回して自らの胸へと引き寄せた。
「あ・・・」
「ふたみは、弱くなんかないよ」
ふたみを胸に閉じ込めたまま、策は心からの言葉を彼女に伝える。
「逆に、強すぎるから・・・一人で何もかも背負い込んでしまうんだ」
「お主人ちゃん・・・」
「俺は、ふたみがどれだけ悲しい思いをしたか、想像することしかできない。でも、だからこそ分かち合いたい」
策は抱きしめる腕に、ギュッと力を込めた。
その逞しい腕に少し苦しいくらい抱かれながら、ふたみは何も言わずにただ彼の言葉の続きを待つ。
――「だから・・・もっと俺を頼ってくれ。ふたみがヨメとして俺を支えてくれるなら、俺はムコとしてお前を護りたい」
策は普段、あまり彼女との婚約者という関係について語らない。「ムコとヨメ」。それは、彼の与り知らぬところで勝手に決まっていたことだから。
だからこそ、恋人として過ごす時間を大事にしたいとも思っていた。
「―――お主人ちゃんっ」
しかし今は、その関係をあえて口にした。その意味が分かったからこそ、ふたみは感極まって、涙をボロボロと流しながら彼の胸へと縋りついた。
策は言った後で自分がどれほど甘く恥ずかしいセリフを吐いたのかを自覚したように、彼女の髪を撫でながら一人赤面する。
「・・・ありがとう、お主人ちゃん」
それでも、彼女がこうして笑ってくれるのであれば。彼女の幸せそうな笑顔が見られるのであれば。
これからは、もう少し気持ちを言葉にしていこうと、彼女の唇を奪いながらも決意する策であった。
――その会話をお風呂上りにたまたま聞いてしまった愛々々が、部屋の外で穏やかな笑みを浮かべていたのはまた別の話。
後書き
初めましての人は初めまして!管理人の雅輝です^^
今回は、「いつか、届く、あの空に。」のSSに挑戦してみました〜。
「いつ空」をプレイして、そのクオリティに惚れ込んだというか。シナリオライターさんに魅せられたというか。
そんなこんなで、創作意欲が湧いてきましたとさ。
話の内容は、一応「策×ふたみ」。でも若干愛々々風味なのは、作者である私が愛々々派ゆえか(笑)
まあ正味な話、最初の戦闘シーンが書きたかっただけなのですが(爆)
実は真面目に戦闘シーンを書いたのは今回が初めてだったりします。なのでかなり不安^^;
一応、我がサイトの投稿作家である鷹さんに添削をしてもらったのですが。
そしてオチもどうだろうなぁとか思いつつ。最後まで愛々々が登場するのは、やはり作者が(以下略
でも一応満足したし、これでもう「いつ空」は書かないかなぁ。リクでもあれば、別なのですが。
それでは、拙い文章を読んでくださって、ありがとうございました〜^^
ふたみ 「お主人ちゃん、感想はここらしいぞ」