タイトボンドの活用法

タイトボンドという接着剤をご存じでしょうか。
アメリカ製の水溶性ボンドですが、乾燥が速い、乾燥後の切削が安易
と言う模型製作にもってこいの接着剤です。スチロールコア翼の製作
などではプランク材の接合や対発泡スチロールの接着に便利なのですが....

ボンドの容量は大きくお買い得感のあるタイトボンドですが、ボンドを出す口の部分が
大きくて、プランク材の接合などの細かい作業には不向きです。
口の部分の密閉度は高く、開閉も容易なのにとてももったいない感じがします。

そんなわけで、小分けにして使う方も多いようです。
ラジコン技術(2002年 3月号)にも小さいボトルに移して使っている様子が紹介されています。

きむらクラフトでは上の画像の様な注射器に移して使っています。
先端には瞬間接着剤用のノズルが取り付けてあり、少量を必要分だけ絞り出すのに大変便利
です。

注射器は別に怪しいものではありません。 もともとはゼリーが入っていてスーパーの
お菓子コーナーに売られていた物です。
子供のおやつ用に買った物ですが、食べ終わった注射器はしっかりお父さんの道具箱に
収まっていました。 
上の画像はスチロールコア翼のプランク材接合風景です。
バルサの片面を紙テープでつないで、裏返し、少し折った隙間に接着剤を注入しています。
この様にすると、最小量の接着剤でプランク材を接合することができます。

水溶性の接着剤ですので、使い終わったら水洗いしておけば何度でも利用可能ですし、
使い掛けをそのまま放っておいても乾燥してしまいません。

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