今回、尾翼はキット付属の物では無く、自作した物を使用します。
ぱっと見でも小さくなっているのが判りますね。 ノーマルが約
2.7dm2 自作した物は約2.5dm2です。
平面形は同社のF3J機Supraの図面から拝借しました。 巷で
はSG2が流行ですが、あえてこちらを選びました。
バルサにバキュームバック直貼り工法です。 いつもは無着色で
作っていますが、今回は薄く着色してみました。
花屋フイルムに離型処理をした後、ラッカースプレーで軽く着色
してからバギング作業に入ります。
フライングテールのVマウント受けはカーボンクロスで補強がして
あり、Vマウントがキッチリ入るように溝加工を施します。
取りつけネジ受けは0.5ミリFRP板を接着してボルトがめり込む
のを防止しています。 |
このキットは呆れるほどにキッチリとした作りとなっていて、Vマウ
ントはテーパーのパイプの指定された場所に、これもキッチリと
はまるように加工されています。
今回のように、取りつけ位置が後ろにずれると、当然パイプが細く
なって穴の方が大きくなってしまいます。 その対策として、パイプ
にマイクログラスを樹脂で巻き付けてパイプ径を太くしています。 |
(画像をクリックすると大きな画像をご覧いただけます。)
パイプにリンケージロッドやワイヤーの出る穴を加工します。
エレベーター用にはキット付属のカーボンロッドと樹脂パイプを
使用しました。
パイプに水糸を張ってセンターを出して、マスキングテープで穴
加工を施す周りを養生します。
水糸は、ポッドのパーテーションラインとメーカー加工の垂直尾翼
の切り欠きとを結んで張っています。
リューターの丸砥石を使って、樹脂パイプが少しきつい程度の穴
を加工します。
パイプは斜めに入りますので、角は落として段差が出来ないよう
にしておきます。 ラダーリンケージ用のワイヤーが通る穴は、
長さこそ8ミリほど開けていますが、幅は砥石の幅以上には広げ
ていません。 |
Vマウントを取りつけます。 パイプは胴体に既に接着されていま
すので、ポッドに主翼、Vマウントに水平尾翼を取りつけ、主翼と
の平行を確認し、隙間に瞬間接着剤を流して固定します。
Vマウントをパイプに通す前には、Vマウントの内側の脱脂を充分
に行っておいて下さい。 |