Catia−DLG 主翼の製作



主翼は5ミリのジュラルミン製カンザシによって分割が可能な仕様
になっていました。 ですが、万が一...を考えて、5分エポキシ
接着剤にて接着しました。  
面出しと脱脂を行った後、カンザシ、アライメントピンにも接着剤を
塗って左右の翼を接合します。


はみ出した接着剤は、アルコール等で綺麗に拭き取って置きます。

接合箇所はこの機体独特で右にオフセットされています。 ペグ、
左翼、胴体がセットになる構造です。

エルロンサーボは設計では主翼内に搭載するようになっています。
今回は設計を尊重してサーボを主翼内に搭載しました。
胴体内に搭載も可能ですが、それなりに加工は伴います。
主翼搭載のお約束、サーボコードを延長しました。 少しでも軽くする
為、細い軽量タイプの物を使用しました。 コードはハンダ付けです。


主翼と胴体のサーボリードを接合するコネクタです。
丸ピンコネクタを使ってこのような変形タイプの物を作ってみました。
通常の延長コードでもなんら問題ありませんが、ちょっとした拘りで
す。


こちらは胴体側の物の完成形です。 コードにコネクタをハンダ付け
して脱落防止にマイクロバルーンエポキシで固定しています。 取り
外しが容易なように紐が付けてあります。

エルロンサーボを取り付けるため、もったいないですがサーボホール
部分のフイルムを切り取ります。


取り説では、スパーとリブにサーボを直接接着するようになってい
ました。 ですが、今回使用したGWSのPIKO−STDは、サーボ
底部からサーボコードが出ているタイプな為、サーボケースを加工
してコードの取り回しを変更しないと無理です。

このキットには、F3J機のGraphite2で使用しているのと同じ強度
のサーボカバーが付属していますので、このカバーにサーボを取り
付けることにしました。
サーボは両面テープで接着した上、両端をホットボンドで固定しまし
た。 


サーボカバーは主翼へ小ネジで取り付けます。


コードはハンダ付けして既に開いていたホールに押し込みました。

エルロンホーンは左の物が付属で付いていましたが、接着剤との相
性で経験値が高い0.5ミリFRP板より作り直しました。


取りつけ用の補強材に溝を掘ってホーンを差し込み、瞬間接着剤で
接着しました。

コントロールロッドは0.8ミリのピアノ線を使用しました。 サーボ側と
ホーン側に分割して曲げ加工をした後、テトラのジョイントパーツを
使って連結しました。  ホーン側はL字に曲げてホーンに差し込み、
剥いたコードの被覆を被せて抜け止めとしています。




ペグのホールは既に開けられていました。 これ以前のモデルは、
前縁に近いところに開いていましたが、このモデルからは常識的な
場所に変わっています。
穴が少し小さかったのでドリルの刃にサンドペーパーを巻き付けて
サイズを調整しました。


付属のペグは指のサイズに合わせてカットします。 私はギリギリの
サイズとしています。


全体をサンディングして角を丸め、5分エポキシ接着剤で接着しま
した。  ランチの時の音を楽しむ為、あえてパイプは塞いでいませ
ん。 
気になる方はバルサや軽量紙粘土などを詰めると良いでしょう。



主翼取りつけネジ受けはごついカーボンのプレートが接着されてい
ましたが、取りつけネジの出っ張りが気になったので皿穴加工をして
みました。


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