主翼の制作 1 


中央部のスパーの補強の準備をします。 ヒノキ製のスパーです
が、割れ防止と強度UPを狙って片面にカーボンを貼ることにしま
した。 カーボンを貼った部分が出っ張らないように、スパーに溝
を掘りました。 マイナスドライバーと5ミリ角のヒノキ材にサンド
ペーパーを貼った特製サンディングブロックで溝を仕上げます。


カーボンをエポキシ樹脂で貼っています。 バッテリー総動員でプ
レスしています。 エポキシが余ったので、キャノピーも一緒に作っ
ています。


奥がキット付属のABS製キャノピーですが、あまりに粗末なので
キットのキャノピーの裏面に離型処理をしてカーボンを貼り込みま
した。 カーボンは1プライ、グラス2プライで作りました。

レーザーカットされた一つずつ形の違うリブですが、バラバラにな
ると判らなくなりそうなので、番号をふっています。


レーザーカット製品独特の「癖」取りのためにひとかたまりに整列
させています。 スパー溝や切り残し部分、斜めカットの修正を行
います。

リブを組み立てます。 リブの位置決めは前縁材の穴と後縁下面
プランクの穴だけですので、方眼紙を下に敷いて正確に作るように
努めました。 一番胴体側のリブは胴体の側面ラインに合わせる
ため他のリブとは平行ではありませんので注意が必要です。

元々はラダー機でスポイラーを装備した機体ですが、エルロン機に
なると言うことで廃止しましたがスポイラー用の補強はそのまま左
右に広げて利用しました。 補強はバルサ角材からヒノキの角材に
変更しています。 また、後縁のプランクは下面だけの設定ですが、
上面プランクも追加しています。

このキットには原寸の図面が付くには付くのですが、主翼や水平尾
翼は片側しかありません。 微妙なテーパーが付いたこの機体の主
翼を組み立てるためには、いくらレーザーカットとは言え原寸図が
欲しかったです。 

下面のプランクをした所でウエヴ材の追加もします。 キットでは
コの字になるスパーですが、更なる強化のためにロの字に変更
しました。



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