胴体の製作 1


Ver.1

ブームに垂直尾翼を5分エポキシで接着します。 接着剤が硬化したら、
5分エポキシにマイクロバルーンを混ぜた物をブームと垂直尾翼の隙間に
盛って、フィレットにします。 接着面積の確保とこの後のマイクログラスを
貼る時に馴染みを良くするためです。


47g/m2と言うちょっと厚手のマイクログラスをエポキシ樹脂で貼っていま
す。 それでもハードランディングやグランドループで中のコアがぐすぐすにな
ってしまいました。

そこで、この様な補強を施しました。
Ver.1では垂直尾翼は片持ちで、片側のスキンが全ての力を受けてしまう
構造です。 そこで、反対側のスキンにも力を受け持ってもらうべく、0.5
ミリのFRP板、もしくはカーボンシートを貼って、1ミリのカーボンロッドをブー
ムから貫通させブームに縫いつけるようにしました。
Ver.2

ブームにリューターの丸砥石で60ミリの切り込みを入れます。 幅は使う
垂直尾翼に合わせてください。 画像では2ミリ厚の尾翼用に切っていま
す。 (サンプル品の為に余計な穴が開いていますが、ちゃんとした製品に
は無いはずです...)
2ミリ幅に切ったカーボンシートを後ろから挿入して瞬間接着剤を流して、
開口部の補強とします。 開口部の回りは、接着剤の乗りが良いように、
サンディングして荒らしてあります。


バルサ尾翼では瞬間接着剤で尾翼を接着した上で、5分エポキシにマイク
ロバルーンを混ぜた物でフィレットを作ります。
キットのフォーム尾翼は5分エポキシで尾翼を接着した上で、同様にフィレッ
トを付けて補強とします。
Ver.1、Ver.2

Ver.1では画像のようなパーツで水平尾翼を取り付けるようになっていま
す。 コレではブームに当たってしまってきちんとした舵角が取れません。
ブームが当たる所の水平尾翼を削り取ってしまうと、エレベーター部分の強
度がまるで無くなってしまいます。


そこで、Radinaと同様にバルサで「馬」を作ります。 画像の物は、7ミリバ
ルサを2枚貼り合わせて整形しました。 左が尾翼が乗る面で、右がブーム
に接着される面です。 馬の側面には一周マイクログラスが瞬間接着剤で
貼り付けられて割れ防止としています。


接着が確実になるように、ブームの接着される面を予め荒らして置きます。


短い2ミリボルトで馬に水平尾翼を仮止めして角度を決めて馬とブームを
瞬間接着剤で接着します。 仮止め程度に接着した後に水平尾翼を外して
隙間から瞬間接着剤を流してきっちりと接着します。


ブームまで貫通するに2.5ミリの下穴を開けて、M3のタップでネジを切り
ます。 下穴に瞬間接着剤を流して固めてからネジを切ると、ネジ山がしっ
かりしますよ。


水平尾翼取り付け用の3ミリのナイロンボルトをセットしてみました。 水平
尾翼はブームとの間で締め付けられる事になります。

※この時の水平尾翼の取り付け角度はあくまでも「仮」です。 ブームとポッ
ドを接合した後で主翼の取り付け角を考慮した上で角度を決定します。


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