尾翼の製作


こちらもロハセル(フォーム)にグラスを貼った物が付属しますが、
Ver1ではそれなりの補強を必要とします。 また、軽量化を狙って
バルサなどで尾翼を自作するのも良いでしょう。




Ver1の水平と垂直尾翼です。 そこそこ軽いのですが、このままですと強度
不足です。 水平尾翼は取り付けネジが潜ってしまいますし、垂直尾翼は
グランドループで確実に壊れます。




水平、垂直尾翼共に、カーボンプレートを5ミリ幅に切った物を埋め込んで
エポキシ樹脂で接着してスパーとします。 片側かカッターで切れ込みを入
れて、反対側スキンギリギリまでカーボンプレートを埋め込みます。

また、垂直尾翼が地面と接触する部分にはマイクログラスをエポキシ樹脂で
貼り付けて補強しました。 Ver2ではこの補強が既に施されています。


水平尾翼の補強プレートは5分エポキシで接着します。 接着剤の硬化まで
2ミリのボルトナットで軽く締めて置きます。 はみ出した接着剤もこの時点で
拭き取ります。 アルコールを使うと綺麗に取れますよ。
瞬間接着剤でも接着が可能ですが、コアを少しでも侵したく無かったのでエ
ポキシを使っています。 2ミリボルトは色々な場面で重宝しています。 実は
コレ、その昔凝った「ミニ四駆」用に買いそろえた物です。



こちらは軽量化を狙って作った2ミリバルサ製の尾翼です。 カーボンプレート
のスパーを埋め込んで、表面にはミラクルフイルムを貼ってあります。




木目の違うバルサを貼り合わせることで強度を上げています。 一周ぐるっと
バルサの繊維が切れることが無いようにしています。



こちらはバキュームバギングでマイクログラスをエポキシ樹脂で直貼りした
尾翼です。 軽いバルサを選んで20g/m2のマイクログラスを使い、要所
にプライ数を増やして補強を入れてあります。 水平尾翼は表面のスキンを
ヒンジとするスキンヒンジにしてみました。 水平、垂直尾翼共に7グラムで
仕上がっています。


[戻る]