BRAINS−M400 胴体の製作


胴枠です。
胴枠は、いつもの通り、3*5ミリバルサの棒材を井桁に組んで作ります。
この工法はムサシノの機体でよく使われる工法ですが、きっちりと面が合う
と、バルサながらかなりの強度が出ます。
モーターマウントとダウエルを受けるバルクヘッド部分だけ.5ミリのガラス
エポキシ板から切り出しています。

胴体側板の裏側です。 2ミリバルサから切り出しました。 1.5ミリバルサでも
良かったのですが、ガシガシ削って整形する事を考え2ミリとしました。
ちょっと判りづらいですが、側板にはバッテリーベースの受けとサーボレール、
水平尾翼受けが既に接着されています。 胴枠に切り込みが入れられないので、
胴体のウエブ材は胴枠を接着した後に接着します。



胴枠を側板に接着しました。
中心線を意識して、曲がりと捻れが無いように組み上げます。 今回はバッテリー
ベースを基準に作ると胴体が捻れにくいですね。

メインギヤベースが見えます。 メインギヤベースも1.5ミリのFRP板から切り
出してています。


モーターマウント回りがよく見えるカットです。 モーターマウントは一周バルサと
芋付けされているだけです。 私の機体のモーターマウント回りは一貫してこの
工法です。 バルクヘッドも接着されています。


胴体上面とノーズの下面の曲面部分も2ミリバルサです。
バルサを水で濡らしてスプレー缶などに巻き付けて巻癖を付けておきます。

ワイヤーリンケージ用のガイドパイプもこの時点で取り付けておきます。 
そうすれば、リンケージのシミュレーションも出来て、組み上がってから「あれ?」
何て事がなくなります。

脚の取り付け部分です。 この部分だけは普段は切り飛ばして捨てるような硬い
バルサを使っています。 ただ、ベニヤ程の強度は当然ありませんので、綺麗な
ランディングをしないといけません。

胴体側のロックネジ受けです。
2ミリベニヤに中央をくり抜いた3ミリバルサを接着して、その中にマイクロバルーン
エポキシを充填してあります。 これに、4ミリのタップを立ててネジ受けとします。


ダウエル受けは....この様にバルクヘッドを削り込んで受けになっています。
本当は、1本の中央ダウエルにするつもりでしたが、どう考えてモーターが入らず、
仕方なくの策です。

主翼カバーも予め曲げ癖を付けて置いた2ミリバルサを使い、現物合わせで加工
して作りました。 

フイルム貼りに際しては、この様なデザインとしました。 オーソドックスなデザイン
となりました。 張り分けがめんどくさそうですが、細いストライブを何本も入れるよ
りは遙かに簡単です。


赤と白のオラライトは型紙によって予め重ね目が3ミリになるように切り出され、
低温のアイロン(フイルムが収縮してシワシワにならない程度)で押さえるように
して張って行きます。 ノーズの部分は逆にアイロンが臭くなるほど高温にして
鬼のように引っ張ってカーブに沿わせます。


尾翼の取り付けです。
きむらクラフトではこう言う所も瞬間接着剤で接着します。 ただの芋付けでは接着
面積が少ないので強度に不安がありますが、この機体の用に、下へ伸びるパーツ
があるので、強度的にもかなり余裕です。

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