| 尾翼の製作です。 きむらクラフトではオーソドックスなトラス組で尾翼を製作しています。 これは、ホームセンターや近所の模型屋でバルサを購入する為に、水平尾翼 一枚部に渡って均一なバルサが入手困難な為です。 そこいらへんで売っているバルサの堅さは一枚のバルサシートでも場所によって まちまちですが、これを上手く利用して堅い部分を後縁材に、中くらいの物を 前縁材に、柔らかい部分をリブ部分にと無駄なく使っています。  水平尾翼、パソコンで作った図面の上にサランラップを敷き、その上で組み立てて います。 リブは強度ＵＰを狙って前縁、後縁材にほぞを掘って組み込んでいます。  こちらは組上がった垂直尾翼です。 こちらも、堅い部分を上手く使って軽量化に勤めました。 固定翼部分のリブはほぞ を組んでいます。 手で曲げてみたところ結構丈夫だったので、斜めのトラスは一カ所 だけにとどめました。 動翼はすけすけ仕様にしてありますが、枠部分とホーンを接着するセンター部分は 堅いバルサを使っています。 |
 フイルムが張り終わった水平尾翼です。 固定翼部分はミラクルフイルム、動翼部分はオラライトです。 前、後縁に見える細く 黒い線は自作の極細のカーボンロッドをシャーペンの先で掘った溝に押し込み、上下 両面に瞬間接着剤で接着しています。 この補強がかなり有効です。 極細カーボンロッドは、カーボンクロスからほつれたカーボンの繊維にエポキシ樹脂 を染みこませ、重しを掛け吊して固めた物です。 この方法で０．５ミリ程度のカーボン ロッドが出来上がります。   コントロールホーンは０．５ミリのＦＲＰ板より切り出した物を瞬間接着剤で接着して います。 ホーンにはもちろん「こけおどし穴」が施工してあります。 水平尾翼の連結部分は２ミリカーボンロッドを瞬間接着で接着しただけの物 ですが、強度は保証いたします。  固定翼と動翼の連結は４ミリ幅に切ったＯＨＰシートです。 垂直尾翼にも固定翼部分後縁の両面にカーボンロッド補強がしてあります。 |
 尾翼パーツの総重量は１０グラムです。 結構軽く仕上がりました。 |