Radina DLGの製作1


尾翼周りの製作
2003.07.12 2号機の記事追加


尾翼の補強に使ったカーボンキュアシートです。
以前の昭和記念公園HLG大会で参加賞としていただいた物です。
スパーにするために3ミリ幅にカットしてあります。 横の楕円の物は
水平尾翼取り付けネジの台になるパーツです。


カッターで裏面に刃が出ないように注意して切り込みを入れ、エポキシ樹脂を
塗ったカーボンキュアシートを差し込んで補強とします。 水平尾翼は取り付けネジ周り
を、垂直尾翼はランディング時にザクツしないように中央付近から下の方にスパーを
入れています。


これはランディング時に垂直尾翼がつぶれないように入れた補強です。
こちらも縦に切れ込みを入れ、キュアシートが1ミリ弱出るように接着しました。

尾翼周りはこの寸法で取り付けるように製作を進めます。
水平尾翼の位置は水平尾翼容積”0.5”になる位置としてこの場所を決めました。
垂直尾翼は前に傾く様に取り付け、上145ミリ、下95ミリになるように。水平尾翼
との間は15ミリ開くようにしています。


2号機はこの様に変更しました。 テールパイプは70ミリカットの全長690ミリとし、
水平尾翼はパイプ上面へ。 垂直尾翼とのクリアランスは5ミリです。 垂直尾翼の
取り付け位置等は1号機と同じです。

垂直尾翼を挟む切れ込みを入れます。
4*50ミリの切れ込みをリューターの丸砥石を使って入れて、応力が集中しない
ようにアール加工も施しました。 私の機体はテールパイプをカットしないフルサイズ
仕様ですのでこのあたりのパイプ径が細くなっているのでこういった類の神経は良く
配っておきました。


更に開口部に掛かるように内側に12Kのカーボンロービングを1/2に裂いたものを
入れて補強してあります。

水平尾翼の取り付け台は7ミリ厚バルサを2枚張り合わせ整形した物の表面に、
マイクログラスを瞬間接着剤で貼り補強したものです。
上面はパイプの幅に、下面は少しでも水平尾翼の座りが良いようにバルサの幅を
いっぱいに使った形状に整形してあります。


上面がパイプのアールに合うように、パイプにサンドペーパーを巻き付けて削って
行きます。 実際に接着する場所の少し後ろ(細いところ)を使って削ります。


2号機の取り付け台は上図の様な形です。 構造、製法は1号機と同じです。

垂直尾翼は取り付け部分をマーキングしたら、サンドペーパーで塗料を剥ぎ、
シリコンオフやアルコールでしっかり脱脂します。 材質が大変柔らかいので、削るの
にもへこませない様に注意が必要です。


垂直尾翼は5分エポキシで、水平尾翼の取り付け台は瞬間接着剤で接着しました。


接着後に水平尾翼を取り付けるネジを切ります。 今回は3ミリのナイロンボルトを
使用しましたので、3ミリのタップで、カーボンパイプを貫通するようにネジを切ります。
これにより、取り付け台の断列も防げます。




この様に取り付けました。


こちらは2号機です。

0.5ミリFRP板から切り出したホーンです。 右がラダーエレベーター用、右が
エルロン用です。 ラダー、エレベーター用のホーンは埋め込み方式になりますので、
その肉厚の分大きく出来ています。


尾翼に0.5ミリ幅の溝を掘ります。 下のスキンギリギリまで中のフォームをかき出し
ました。 溝の両脇はこれも接着剤が良く着くように脱脂及びサンディングの下地処理
が施してあります。




この様に取り付けました。

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