Encoreの製作その3



これはポッドに挿入される部分のカーボンパイプです。
色合いの違うところがポッドに挿入されますが、ロックネジの逃げの穴を予め開けておきます。
このパイプはポッドに瞬間接着剤で接着しました。

この様に航空ベニヤとバルサでガイドが作られていました。
ポッドの形状がオープンなためにこの様なガイドが必要になってきます。
角度は予め付けられていて、パイプはきっちり収まります。

巨大なラダーです。
ラダーの動翼(左側です)と固定翼の間に見えるピアノ線は、リターン用のトーションバー
スプリングです。 これは、0.5ミリのピアノ線をコの時に曲げて、更にねじって角度を付けて
います。 この時点で45°ほど角度が付いています。 バネ長は40ミリですが、もう少し
弱くても(バネ長を長くする)良かったみたいです。
ヒンジは毎度おなじみOHPシートを使いました。
この垂直尾翼はカーボンパイプに瞬間接着剤で接着します。


水平尾翼もラダー同様にリターンスプリングを組み込んであります。 こちらが上面です。


こちらは下面です。 ホーンは既に接着してあります。

水平尾翼はカーボンパイプに取り付けられている台にナイロンボルト2本で取り付けます。

これが今回採用した「片プル」リンケージの概略図です。
サーボはワイヤーを引くだけで、戻りは尾翼に内装されたトーションバースプリングにて
行います。 この方式は昔からあった方式ではありますが、PCM社のファイヤーワークスが
1型で輪ゴムリターンを、2型が本機と同じピアノ線によるトーションバーを採用しています。

サーボホーンの穴は一番奥側の物を、0.5ミリピアノ線トーションバーはバネ長に
40ミリ取っています。  この程度のテンションですが、ランチ時でもフラッターを起こしません。

組み上がった尾翼周りです。
水平尾翼の台座は本来、ただの長方形でした。 空力を一番とするグライダーにしては
あんまりの形状でしたので、角を落として整形しました。


ついでに肉抜きもしてあります。
たいした効果は期待できませんが、気分の問題と言う事で....

メカプレートです。
サーボのコードが出る穴が加工してあります。


メカを組み込んだ状態です。
CR2の周りはウエイトだらけです...

常時テンションが掛かっているので、サーボはしっかり両面テープとグラステープで固定
します。 サーボの消費電力が心配な所ではありますが、以前行ったサーボの消費電流の
調査では、テンションが掛かっても消費電流はほとんど変わらなかったので大丈夫でしょう。


ウエイトをノーズの形状に合わせて作ってみました。
おかげで、バッテリー周りに貼り付いていたウエイトを取り外す事が出来ました。
取り外したウエイトは34グラムみありますが、先端に移動したウエイトは29グラム
で済んでいます。

ウエイトはアルミホイルで型を取って、その中に溶かした鉛を流し込んで作って
あります。 この工法は堰合さんの実験工房にあります。

できあがりはこんな外観になります。
現在のセッティングは
エルロン上12ミリ 下5ミリ
ラダーへのミキシング80% で飛ばしています。


これは、園芸用の革手袋の指の部分を切り取った物で、600円程度で売られています。
翼端が尖っていて、指の股が危なく感じたので導入してみました。

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