SSW−TinTin メカ積みなど


今回使用するメカ一式です。
電池はCR2の直列2セル、受信機はFutabaのパークプレーン用として売られて
いる物です。 このセット全部で約45グラムですが、電池を50mAhのニッカドに、
受信機をGWSの物に変えると更に10グラム程軽くなります。
受信機のケースを外すだけでも2グラム程の軽量化ができます。

きむらクラフトでは予備クリスタルがノーマルサイズの物しか揃えてありませんので、
このクリスタルが使える受信機を優先的に選んでいます。
もう数グラム軽い受信機もありますが、このしっかりしたケース、安心感があります。



見づらいですが、0.5ミリFRP板で作ったラダーとエレベーターホーンです。
穴の幅は使用するサーボホーンの一番内側の穴に合わせてあります。
こけおどし穴も開いています。
ホーンは可動翼にカッターで切り込みを入れ、ホーンを差し込んで瞬間接着剤で
接着してあります。

メカ搭載です。
左からラダーサーボ、エレベーターサーボ、受信機、電池となっています。
サーボの搭載方法はキット通り、ベッドにネジ止めされています。
サーボベッドとサーボベッドの間にランチバーが挟まる様に取り付けてあります。
これによってランチバーに掛かる力を分散する作戦です。
ランチバーにはランチ時に相当の力が掛かりますので、補強無しで側板にバーを
取り付けると、最悪胴体が裂けてしまう事もあるです。
ランチバーもエポキシではなく、瞬間接着剤で接着します。 瞬間接着剤はカーボンとの
相性が抜群ですので、きむらクラフトでは力の掛かる所にも使っています。

せっかくの長いノーズですが、重心位置を合わせたらみんな後ろよりに集まって
しまいました。

尾翼の接着は、これもおなじみ瞬間接着剤にマイクロバルーン補強です。
エポキシは使いません。

まち針で仮止めをして角度をしっかり合わせて瞬間接着剤で点付け、角度を再点検
した後まち針を抜いて、しっかり瞬間接着剤を流します。
硬化後に更に中粘度の瞬間接着剤を流してマイクロバルーンを吹き付けます。
これだけで充分な強度が得られます。 実際、きむらクラフトではハンドランチグライダー
から400クラスの電動飛行機までこの方法で尾翼を取り付けています。

コントロールラインはこれもおなじみPEラインです。

ノーズ裏面には簡易スキッドも装備しました。 今回の物はポリカ板です。
胴体のカバーリングはオラライトにしました。

この角度で見ると翼端の蛍光イエローがよく見えます。
カバーリングはミラクルフイルムです。 全体でオラライトよりも10グラムほど軽く
仕上がりますが、フイルム自体が薄いためオラライトほど強度UPにはならないように
思います。

飛行重量172グラムで完成しました。 スカイウォークとしては最軽量ではないでしょうか。
ノーマルの主翼でこの重量ですと、主翼の抵抗に重量が負けて進まなくなってしまいます
が、それを解消するための薄翼化は成功のようです。
ランチ、浮き共に軽さが際だちますが、飛行速度もそこそこを保っています。
ただし、強風時に風下に流した場合や下降気流に捕まった時は軽さが災いします。
ダウンを打って機速を着ける、アップを引いてストールターン的に旋回させる....
等の回避テクニックが要求されます。

上反角を調整した主翼のおかげで、軽量の割には落ち着いた飛びになりました。
翼端の着色はそれなりに視認性が上がった感じはありましたが、黄色が良くありません。
ピンクやグリーンの方が目立ちましたね。

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