Virgil主翼の制作方法1


スチロールコア翼の制作方法は工房の「スチロールコア翼の製作」を御覧下さい。
きむらクラフトでは上の画像の様にプランク材に全ての補強を施す工法を取っています。
上側が上面プランク材、下側が下面プランク材です。 上面のカーボンロービングが
挫屈防止のスパーの役目、下面のカーボンロービングが捻れ防止兼補強の役目を持っています。
きむらクラフトでは、これ以外の補強剤は使っていません。

この様にしてプランクされ、前縁材が接着された主翼です。
前縁材の接着には5分エポキシ接着剤やタイトボンドなどが適しています。
エポキシ接着剤では後の研削が大変ですが発泡スチロール面も補強されるで若干ではありますが
補強になります。 発泡スチロールと言えども、エポキシ接着剤が着いて固まった面は丈夫なんです。
この主翼は後縁が一直線になりますので、後縁を基準に接合面が直角になる様に修正します。

この後、サンディングを行います。
サンディングはバルサの表面が滑らかになる程度に留めます。 発泡スチロールが透けるほど
削ってしまいますと、著しく強度が低下してしまいます。
カーボンロービングが内装された部分はどうしても盛り上がってしまうため、余計に削れてしまいますが
問題はないでしょう。

Virgil2kの特徴である3段上反角は翼端部を上の画像の様に切り出すことで作られています。
今回は245o、135oに切り離しました。 翼端の斜めは前縁の端から25oの所で切断しています。
こちらも「後縁と直角」に注意して切断します。

翼端部分は今回丸く成型してみました。


翼端の断面を斜めに削り、3oバルサを5分エポキシまたは発泡スチロールを侵さない接着剤で
接着し、成型します。


今回はさらに前縁を丸く成型しました。


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