1.胴体の製作


電動化のポイントはなんと言っても軽量化です。  エンジン機と違い振動のほとんど無い
電動飛行機は、エンジン機から振動対策分の部材を削除して軽量化することが出来ます。
その第一弾、胴体側板をバルサカンナやサンディングボードを使って3oから2o程度
まで削り落とします。


削った面を外側に使うので削る面は予め決めて置き、削らない面に印を付けておきます。
平らにするに越したことはありませんが、そんなに神経質に削る必要もありません。
この時点で削った面を外側に組み上げ、その後たびたびサンディングするからです。

1.5oFRP板からモーターマウントを切り出します。
航空ベニヤなどでもかまいませんが、加工のしやすさや強度などからきむらクラフトでは
FRP板を使っています。 画像の様に思いっきり肉抜きをしても大丈夫です。
540クラスのモーターを取り付ける場合は2o位までサイズアップした方が良いかも
知れません。 これはモーター自体の重量が重くなるからです。

組み上げる前の胴枠、側板、モーターマウントです。 側板は前部をスピンナーに合わせて
絞り、ダウンスラストが既に付けられています。
また、後部は変更した尾翼形状のために絞り全長を詰めてあります。




パーツを組み上げて胴体部分の生地完成です。


機首部分はモーターマウントを上下左右から包み込む様に接着してあります。
接着は全て瞬間接着剤によるもので、振動の無い電動飛行機ならではの
工法です。 この時点でモーターマウントにはサイドスラストとダウンスラストが
付けられています。



機首部の断面です。 これだけで充分持ちます。
きむらクラフトの電動飛行機は全てこの構造になっています。

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