その他のR/Cの部屋

 
PILOT SEAMASTER 2024.04.18ロールアウト

PILOT(OK模型)のSEAMASTERです。 きむらクラフト蔵書の1974年のラジコン技術に広告があったので、概ね
50年ほど前のキットからの製作になります。



ダイカットされたベニヤパーツを細かくは書かれていない図面とにらめっこで製作しますので、かなりの経験が要求される
キットです。

缶ラッカースプレーで塗装をし、自動車用のウレタンクリアで仕上げました。 デザインは箱絵のデザインを踏襲して
います。



ドライブユニットは入手不可能ですし、最近は汎用パーツも全没タイプが手に入りにくいため、たまたま手に入った船外
ユニットでアウトボートとしました。

船台が付属しません。 胴枠を打ち抜いたダイカットの残骸から船底の形を写して自作した物です。



アウトボートの経験が無く、船外ユニットによって後ろ重心になっているため、どう言った走りになるか不安でしたが、
頭上げやピッチングも無く、滑るような走行です。



400クラス、28ミリ径のブラシレスモーターですが、レトロボートには充分なパワーと速度が出ています。



船底です。 船底は一枚物で、ストライプは整形されたほう材を接着しています。 「こんな感じに取り付ける」としか指示
が無いので、実艇を含めて色々画像検索して位置などを決めました。

スタンチューブもブラケットも無いのでスッキリとしています。 






オークションで落札しました。 箱に汚れはありますが、見た目は綺麗です。



木製ボート製作の醍醐味、フレーム構築です。 ベニヤの劣化があって、製作は大変でした。



ラダーサーボを2サーボとして、送信機のVテールミキシングを使って操舵をします。 エレベーターの数値を"0"として
エレベータースティックを殺していますが、トリムは活きているので、トリムを使って走行中に送信機から船外モーターの
チルト角の調整が出来るようになっています。



船外モーターユニットはモーター別売りです。 2845サイズ、2800kvのブラシレスモーターに400モーター用の
水冷ジャケットを装着しています。

全長 680mm 815mm(船外機込み)
全幅 275mm
船体 1594g(バッテリー込み 1709g)
モーター SURPASSHOBBY 2845 2800Kv
船外モーター Graupner GTX 650
バッテリー Li-po 2セル 1800mAh 約115g
受信機 FUTABA R617FD
アンプ Waypoint W-EBLESC-70
ラダー、チルトサーボ KST DS315MG×2


 
KNK FightingKid Z60 2023.07.04ロールアウト

KNK地球堂模型のFightingKidです。 ほぼ40年ほど前に発売された樹脂製のボートです。 オークションで中古で、
放置された状態の物を入手、レストアしました。
樹脂色だったハルとデッキはイエローとホワイトで全塗装しています。

推測ですが、ハルとデッキ、モーターマウントは接着済みの半完成のキットだと思われます。 図面が付属していましたが、
片面がエンジン仕様、もう片面が電動仕様として書かれています。 きむらクラフト艇は電動仕様のそれです。



同じく地球堂模型から出されていたベニヤ製のキットCadet65に似たフォルムを持っています。 Cadet65は私が中学生
の時に製作したものの、走らせずに終わったボートでもあります。



走行は素直なもので、速度が上がっても頭上げをすること無くスルスルと走ります。 当時の仕様では全備重量が2kgと
ありますが、バッテリーやメカ類の軽量化で1200g台での走行になりますが、その影響も大きいかと思います。






手元に来たときの状態です。 ハル、デッキの色は樹脂色で、経年劣化による変色が見られました。 キャノピー部分の色
はステッカーによる物です。



スクリューはダイヤ41ミリの樹脂ペラで、ラダーは吸水ラダーではありません。 樹脂ペラは劣化があり、中のナットとの
結合が緩くなっていました。  元オーナーの製作がいい加減で、スタンチューブは弾性接着剤で接着されていて、
ブラケットも接着不良でブラブラでしたので、一度全部外してやり直しています。

現在のこのサイズのボートでは、4ミリ径のシャフトが一般的ですが、この時代のKNK物は3.5ミリで販売は終了して
います。



キャノピー部分はシルバーをベースにクリアブルーをグラデーション塗装してCadet65に寄せています。

改装してモーターは手持ちの540サイズ、30TのムサシノモーターAに換装、ジョイントもユニバーサルジョイントに変更
しています。 アルミ製のマウントは放熱板の役目もしているようです。
10分ほど走らせても手で充分触れる程度の発熱で収まっています。

8割ほどの出力時で約16A程度の消費電流です。



メカルームは樹脂製のサーボベッドが付属していました。 サーボベッドにはFUTABAの刻印がありました。
アンプは以前バギーで使用した物ですが、防水仕様なので丁度良いと思いました。 サーボは手持ちの物で、サーボベッド
はアングルステーから自作しました。



手に入らないかと諦めていたのですが、オークションで3.5ミリシャフトとダイヤ40ミリの金属ペラを手に入れ、交換しました。
共にKNK純正の物です。

ラダーは防水仕様の物に替えています。


全長 600mm
全幅 245mm
船体 1118g(バッテリー込み 1231g)
モーター ムサシノモーター TypeA
バッテリー Li-po 2セル 1800mAh 約115g
受信機 FrSKY TRF8S
アンプ HOBBYWING QuicRUN-WP-1060-Brushed
ラダーサーボ KST DS215MG


 
TAMIYA KUMAMON BUGGY 2022.04.30ロールアウト

ゆるキャラ、くまモンとコラボ商品の「くまモンバギー」のボディーにくまモンの代わりにドライバー人形を乗せた作品です。
シャーシは前回紹介したホリデーバギーの物と共用です。 上ガワだけの乗せ替えになります。



デューンバギーのボディーデザインと言えば、私の世代では憧れの石政ラットバギーに始まり、70年代から80年代までは
ラジコンバギーのボディーと言えば皆こんな感じのデザインでした。



ドライバーは4X4オフロードカードライバーからの製作で、レーシングスーツを着ていた物をジーパン、革ジャンスタイルに
着替えさせました。 ステアリング周りも製作しています。



元のボディーはオークションからの落札品で、ボンネットに大きくくまモンのステッカーが貼ってありました。 タミヤの完成
ラジコンカーXBシリーズからのバラ売り品との事で、くまモンフィギャアが無い分少しお安くなっていました。
シートは最初から塗装されていました。



ドライバー人形のキットです。 乗っているドライバーはこのキットから製作しました。 





 
TAMIYA HOLIDAY BUGGY 2010 2022.01.05ロールウアウト

タミヤのホリデーバギーです。 ポリプロピレン製の着色済みボディーを始めとして、初心者向けに発売されている2WD
のオフロード車です。



組み立て自体は簡単で、部品点数もそれほど多くはありません。 ジェリカンやドライバー、ライト類などはユーザーによる
塗装が必要です。



標準では380クラスのノーマルモーターで、フルスロットルでもジョギング程度の速度ですので、扱いのし易い仕様と
なっています。 足回りではサスペンションのアッパーアームやタイロッドをターンバックル化してジオメトリーの変更を可能
にしたり、フリクションダンパーをオイルダンパーに変更するなどのカスタムを施しています。

足回りは車体重量が軽いので、柔らかめに、延び側にもしっかりストロークを持たせるセッティングにしてあります。
芝で走らせる限りは良くグリップしているようです。



ユーザー塗装のジェリカンはベルトやバックルをしっかりと塗り分けています。



ユーザーによる塗装が必要なドライバーやハンドル回りは気合を入れて仕上げてみました。



車体購入時に、一度にコレだけのオプションパーツと送信機を購入しています。 一点当たりの単価が安いので、ついつい
買い込んでしまいます。



一度走らせて、まだまだ目と反射神経に余裕がありそうだったので、モーターを交換してみました。 セオリーでは
380モーター→540モーターとする所ですが、380モーターのチューンタイプモーターを投入しました。 
540モーターにすると、テール周りが100グラムほど重くなるのを嫌ったためのチョイスです。
10Tのピニオンギヤを見付けるのに苦労しましたが、2割程速度が上がったように感じます。

ノーマルモーターで10分ほど遊んでも、消費したのは150mAh程度と省エネです。





全長 390mm
全幅 240mm
車体重量 1224g(2S 1800mAhLi−Poバッテリー込み 1324g)
モーター 380クラス(キット付属)→380スポーツチューンモーター→Surpuss HOBBY 2838 4500Kv
バッテリー Li-po 2セル 1800mAh 約100g
受信機 FUTABA R203GF
アンプ HOBBYWING QuicRUN-WP-1060-Brushed0 →HOBBYWING QuicRUN-WP-16BL30
ステアリングサーボ Blue Arrow D50011MG


 
Aeronaut Mowe2

エアロノートのキットより製作した小型漁船です。 セミスケールになりますが、ドイツ北海で操業する、エビなどを捕る
漁船と言う設定です。



フレームに外板を貼り付けていくオーソドックスな工法で製作するキットですが、パーツはレーザーカットされていて、
組み付けの精度が高いので、製作はジュピターなどに比べれば比較的簡単と言えます。 

外板はベニヤでは無く、単板で、船底は単板の片面にナイロンを貼って補強をした物を使用し、側板は単板を2枚貼り
合わせる事で強度を出しています。



甲板か低い位置にあるため、メカスペースは高さ方向にタイトです。  動力はキット付属の260クラスブラシモーター
ですが、スケールスピードで走るには充分すぎるパワーがあります。 

ヒートシンクを付けてありますが、必要無い程度の発熱しかしません。



船室の計器類、ダミーのフレーム、張り線など色々と、キットの素よりディテールアップしています。 実際の漁船を
見ることが無い所に住んでいますので、ネットなどで画像を拾っては色々と付け加えています。



塗装は缶スプレーでマスキングをして塗り分けています。 船名ロゴもマスキングテープを切り抜いてスプレーで塗り分け
ています。


全長 495mm
全幅 168mm
船体 498g(バッテリー込み 578g 走行時200グラムのバラストを積み込みます)
モーター 260クラス(キット付属)
バッテリー Li-po 2セル 1300mAh 約80g
受信機 FrSKY TRF4
アンプ GWS ICS-400
ラダーサーボ KST DS245H







 
地球堂模型 ジュピターM401
 
地球堂模型のミニボートシリーズ、ジュピターM401です。
発売から40年を経過していますが、2016年現在でもまだキットが購入可能な木製ラジコンボートです。



骨組みを組んで外板を貼り付けて...コツコツと組んでいく、サイズが小さいだけ、それ以外は本格的な構造のボート
で、パーツ一つ一つ修正を加えながらの製作が必要です。

手すりなどの船具は2本の線材が同封されているだけで、製作者が切断、曲げ、ハンダ付けをして作り上げます。

塗装は缶スプレーでカラーリングをした後、ウレタンクリアーで仕上げています。 デザインは他の方のブログで紹介
されていた物をまねさせていただきました。 箱絵はもう一色入ってかなりポップな感じでなんですが、ほとんどの実艇が
地味な配色なので、中を取った感じで良いと思いました。



1/20スケール換算で内装をでっちあげました。 イスはバルサで組んだ上にアルミパイプのステーを接着。 ハンドルは
エンパイアチューブを丸めた物です。 メーターはモデルカー用のメーターデカールを使用しました。









400クラスブラシモーター互換のブラシレスモーターで、2/3のスロットル開度なれど綺麗なプレーニングに入ります。
キット付属のラダーを加工した水冷クーリングシステムも備えていますが、モーターの発熱は微々たる物で、10分の
走行後でもほんのり暖かい程度で済んでいます。



20年ほど前に組んだオーロラ(下の方にあります)ではぎっしりだった船内ですが、モーターをはじめ色々と小型化して
いるためにスカスカです。  ジョイントがごつく見えます。

全長 445mm
全幅 165mm
船体 746g(バッテリー込み 826g)
モーター P1913-08M-23 2880KV
バッテリー Li-po 2セル 1300mAh 約80g
受信機 FrSKY TRF8S
アンプ Dualsky 18A XC1812BA
ラダーサーボ KST DS245H



今回製作したジュピター(左)と20年ほど前に作ったオーロラ(右)です。 オーロラは模型店に20年ほど売れ残っていた
物なので実質40年ほどの開きがあります。
発売当時は1ミリのカバベニヤだった外板は2ミリのシナベニヤになって、工作の難易度が上がったように感じました。

中学生の頃、友達が手を出して作りかけていたのを思い出しました。 現在のきむらクラフトの技術力を持ってしても
手こずるキット、彼は完成させられたのでしょうか。


HobbyKing SwampDawg

HobbyKing扱いのエアーボートです。 お手軽に水上滑走が楽しめるボートです。





船体は組み立て済みで、1日ほどの工作で走らせる事が出来るセットです。 モーター、ラダー用サーボ、ペラが付属して
いて、ユーザーは受信機、アンプ、バッテリーを揃えるだけです。

きむらクラフトではラダーやシートの塗装をして見栄えを整えています。 

簡単製作ではありますが、ペラのバランス取りやラダーのリンケージなど煮詰めるとより良くなります。



メカ室の様子です。 きむらクラフトでは受信機のとなりにジャイロを搭載、不意のスピンを防止して操縦しやすくして
います。

画像のバッテリー、2セル、1300mAHで10分以上の走行が可能です。



圧雪された雪上も軽快に走ります。 水上より速度が出る上トリッキーな操縦が楽しめます。


全長 480ミリ
全幅 189ミリ
全高 200ミリ
重量 640グラム
ラダーサーボ 添付
モーター 添付 2300kv
ジャイロ GWS GP03

 
ThunderTiger Vivtoria


全長779ミリのヨットです。 オークションでキットを安価で購入し、製作した物です。

船体はABS製で塗装の必要はなく、必要な物はすべて揃っているキットですが、船体の塗装と海外のHPを参考に色々と
手を加えてみました。
日本国内ではマイナーな船ですが、海外では手頃な価格設定と相まってワンメークレースなどが開催されているようです。

船体はパールホワイトに、センターキールとラダーは赤に塗装しました。 また、応援の意味を込めて、船体に「ニッポン
チャレンジ」のロゴをペイントしました。



アルミ製二分割のマスト上部は丁度良いサイズが手元にあったのでカーボンパイプに置き換えました。 また、メインブーム
にはノーマルでは糸で引っ張るだけのブームバングをターンバックルとボールリンクを使った物に交換しました。

ジブブームの先端部分には鉛を溶かして作ったカウンターウエイトを入れ、トッピングリフトも設置して追従を良くしました。



ノーマルのセールコントロールは1アームでメイン、ジブ共にコントロールする方式でしたが、自作プーリーブロックを使った
両腕方式に改め、ラインの取り回しの見直しも行いました。

セールサーボは本来ドラム式の物ですが、1回転しかしないサーボなので、アームを振って貰うことにしました。


元の帆走を見ていないので、改良の良否の程は不明ですが、以前所有していた600ミリクラスのヨットよりは微風でも
良くセールが風をはらんでくれるようです。

 動画があります。 (YouTubeへリンク)

全長 779ミリ
全幅 197ミリ
マスト高 1066ミリ
重量 2052グラム
ラダーサーボ フタバS3001
セールサーボ GWS S125−1T
バッテリー 単四形NiMH×4










オーロラ

市内の模型店の棚に20数年陳列され続けた物を
懐かしさのあまり購入してしまいました。
作るかどうか迷っていましたが、ラジコン技術の記事に刺激され製作しました。

作るに当たって難しいことはなかったのですが、ジョイントやモーターマウントなどの
パーツが手に入らず苦労しました。
ジョイントは地球堂に相談したところ、まだ在庫があったので分けていただき、
モーターマウントはFRP板から自作しました。

モーターやメカは手元にあったあり合わせですが、
モーターはモグラを引退した老兵です。
カラーリングはハンス=プレトナ選手のセンセーションのデザインを参考に
缶スプレーで塗りました。
一番時間のかかったところです。

走りの方は中古400モーターにもかかわらず元気いっぱいですが、
サイズが小さいためかちょっとした波も大波で、
スピードを上げると結構跳ねまくって怖いです。
スケールスピードでとろとろと走らせる方が微笑ましくて良いみたいです。

1700SCRのバッテリーだと30分以上の走行が可能ですが、
申し訳程度の空冷ファンでは10分に一度位の休息が必要です。
ちなみに当時の販売価格は3000円でした。


データ
名前 地球堂ミニボートシリーズ402「オーロラ」
全長 450o
全幅 175o
重量 980g(内バッテリー350g)
モーター ロベPower400/35(使い古し)
バッテリー 7.2V 1700SCR
冷却方法 強制冷却ファン
ミニスポーツ

タミヤの電動RCカーです。
凝ったところはこれと言ってありませんが、他のバッテリーと互換を持たせるために動力系のコネクターはロッキーになっています。

風が強くて飛行機が飛ばせないときの遊び相手です。

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