電動スバル09号の小部屋
ムサシノ模型飛行機研究所のスバル09号の電動仕様です。
ふと、考えてみたら、きむらクラフトには普通の飛行機が一機も有りませんでした。
全部最初から作るのは大変だし、都合良く「きままなムサシノ飛行会」もある事だしで
シタプレイリーの主翼を流用した普通のプレイリー号かフォルクスプレーンの主翼を
流用したスバル09号を製作する事にしました。 スバル09号に決定したのは、
フォルクスプレーン用の主翼の方が若干ではありますが、軽く出来ていたからです。
主翼を流用して、胴体のみスバル09の図面からスクラッチすることにしました。
2013.11.24撮影 スペック 全長 850o 外観での大きな変更点はありません。 変わった点と言えば、ノーズがモーターマウントに変更になった事に伴う形状変更と、3車輪式から 2車輪になったと言うところだけです。 2車輪への変更は、フォルクスプレーンが2車輪だったため、主翼に車輪の受けが無いためですが、 結果的に軽量化も出来ているみたいです。 スパッツも付けました。 キャビン部分はスプレーで塗り分けてあります。 RC−Car用のウインドウを塗るスモークグレーで グラデーションっぽく塗ってみましたが、いい感じに仕上がりました。 イメージはチップマンクやRV−4などの単座のホームビルド機です。 フライトはとても素直な物です。 不思議な事に、主翼を共用するフォルクスプレーンとはまるで違った 飛び方をします。 フォルクスプレーンがどこまでも穏やかな飛方に対して、こちらはスロットルを上げた分だけ速度が上が りますし、それに追従して操作に対しての反応も上がっています。 400クラスモーター+7セルのパワーでも軽スタントが可能です。 重量が軽い、抵抗が少ない(たぶんこれが一番大きい)分、バッテリー消費も少なくハーフスロットルを 多用した場合、10分近く飛びます。 フォルクスプレーンは7分が限界でした。 |
バッテリーはキャノピーを取り外して行います。 写真では写っていませんが、バッテリーはベロクロテープで固定されます。 バッテリーケース自体に溝が切ってあり、胴枠にはまり、輪ゴムで固定されます。 バッテリーケースは2oバルサ製、使い物にならない堅い部分を使い、底面にバッテリー冷却用の穴が 開けられています。 サイズは8セルに対応して作っていますので、7セル使用時には硬質スポンジの詰め物を入れて調整します。 重心位置の微調整にも使えます。 2013年現在では、GPSセンサー、センサーステーションなどが置かれています。 |
リンケージはHLGでおなじみのPEラインリンケージで糸の固定はよって瞬間接着剤で固定しただけのものです。 いつものようにプーリーを使いたかったのですが、サーボが怪しい(モテルタラフトと書いてありました)ものを使っ たので、プーリーリンケージにした時のテンションに耐えるか不安だったのです。 メインギヤは下限ギリギリの1.8oピアノ線を上の画像の様に取り付けています。 1.8oのピアノ線はかなり弱いですが、整地された滑走路からの離着陸では持ちこたえています。 2oもしくは 2.3oあたりにすれば問題は無いでしょうし、欲を言えばカーボンで作ってしまえば完璧です。 が、今回は8グラムという重量に惹かれてしまいした。 後に、あまりに弱いメインギヤに嫌気をさし、2.3ミリピアノ線で全高を抑えたサイズに作り直しました。 |
テールギヤは例によって、FRP板によるテールギヤにミニ四駆のローラーを使った物です。 今回、ローラーにミニ四駆のオプションであるゴムカバーを取り付けてみました。 |
2005.07.18追記 Lipoを搭載してみました。 搭載したのはそのままのモーターとギヤ比で使えるインテレクトのダイナパワー1300mAh 2セルです。 電池自体の重量はコネクタ込みで90gで、NicdやNiMHの7セルより50g、8セルより70gの軽量化となります。 電圧が下がった分、プロペラを1サイズ大きな9*4.5として、初期値で7100rpmです。 フライト自体は7セルで飛ばした時と大して差はありません。 翼面積も翼厚もたっぷりあるこの機体の場合、これ以上の軽量化はあまり意味のない物のようです。 13分軽スタントと周回飛行を行い、パワーが落ちてきた所で降ろして再充電したところ870mAh充電出来ました。 2009年にモーターをブラシレス化しています。 更に軽量ハイパワー化しています。 |
2013年、ロール中にキャノピーが外れて紛失してしまった為にキャノピー部分を作り直しました。 元のデザインが 頭の中にしか無かったため、若干形が変わってしまっています。 キャノピーロックはネオジウム磁石です。 受け側にはワッシャーが瞬間接着剤で貼り付けられています。 メインギヤは2.3ミリピアノ線で作られていましたが、ハイペリオンの400クラス用ジュラルミン脚に変更しました。 機体側の取り付けネジ穴はそのまま流用し、脚の方に穴開けして取り付け対応しています。 走りがとても素直になり、離着陸が楽しくなりました。 |