フェリアスの小部屋

 この機体は息子用にと息子にお年玉を供出する約束で購入しました。機体とプロポ(FUTABA FF6)シュルツェSlim24beをそれぞれ通販で入手し、息子に手伝わせながら製作しました。

このキットはまるっきりの機体製作初心者を意識して、主翼の接合に紙ベースの両面テープを使うように指示されていますが、さすがに心配だったので両面テープは使わずエポキシで接着しました。あと、この機体を購入したことのある方の共通意見で、脚取り付け部の弱さはFRPにて補強して解決しました。これは大正解でした。
 ノーマルサーボ(S3001)2個と7セル600AEで665gとちょっと重めですが十分飛ぶだろうと初飛行に挑みました。距離テストを行った後、私がプロポを持ち手投げによりテイクオフ。ゆっくりとした上昇ながら安定して飛んでいます。高度をとって、トリムを合わせて息子を呼び、私の腕の間に潜り込ませてスティックを渡しました。

はい、ラダーゆ−っくり左。エレベーターすこーしアップー
と最初のターンでいきなりスパイラル。すぐに操縦を代わりましたが180゜も回らないうちに右主翼がもげて空中分解です。

 落ちた機体を回収し、損害を確認したら、胴体はモーターマウントが同枠ごと胴体から外れ、サーボもサーボベッドごと脱落。水平尾翼は粉々、主翼は右が2枚目のリブの付け根でスパー(バルサ製櫛形の物)が割れ、これが空中分解の原因でした。ただ、FRPで補強した脚取り付け部、は脚が曲がるほどの衝撃にも耐えてくれました。

全長 750ミリ(−10ミリ)
全幅 1010ミリ
全備重量 650g
受信機 FUTABA RF116
送信機 FUTABA FF6A
サーボ FUTABA S3001
アンプ シュルツェslim24be
BATT 7セル600AE(QRP)
ギヤユニット QRP400BB 32:16
ペラ E−プロップ8.5*5

さて、バラバラになってしまった息子のフェアリス、ここは親父の腕の見せ所、点数の稼ぎ所ということで修理することにしました。胴体はQRPのギヤユニットを使用して機種周りはVコブラなどと同じ構造にしました。モーターを胴体開口部から挿入する方式にしたため、取り外し式のバッテリーボックスも新調しました。

 粉々になった水平尾翼は組立式で新調、主翼はスクラップバルサで破損部を接合、FRPで補強して白いフイルムを貼り、余っていたBMW用のステッカーで飾りました。重くなるかと思いましたが、15g減の650gで仕上がりました。

QRPのギヤユニットとモーター、Eプロップ8.5*5(画像参照)で以前より(といっても1回飛ばしただけ)静かに元気よく飛んでくれています。


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