モーターグライダー部屋

Explorer 5 2022.10.23ロールアウト

NAN ModelesのF5Jグライダーシリーズの5番目で、F5J競技はもちろん、GPSを使用して三角コースを飛行する
GPS競技にも適応した機体です。 

F3JのXplorer2以降に採用されている、アンダーキャンバーの少ない翼型を採用しています。



胴体の構成はExplorerQとほぼ同じです。 胴体の中央部のみ、翼型に合わせて別物になっています。 F3Jの主翼型を
流用して作られているので、Qとはカンザシの位置が違いますので、主翼の互換はありません。



ビッグフラップ仕様ですが、Qの動翼よりは動翼が狭くなっています。 重さが200g違い、主翼も固いので、飛びは
ライトバージョンのF3J機の様な感じで、足は長く感じます。

Vテールの上面が離しても良く見え、機体の視認性向上に一役買っています。



主翼裏面はざっくりしたカラーリングで、中央翼は黒、外翼は白のツートンです。 外翼に黒のストライプが欲しい所です。



Explorer5とExplorerQを並べてみました。 Vテールバージョン同士では、上反角と翼端しか見た目では区別が付きません。



下がQのカンザシ、上が5のカンザシです。 翼端部がQの6°に対して9°、センターのカンザシがQの1°に対して、
5の物は2°となっています。
機速が幾分速めなのもあって、エルロン、ラダーの舵の入りがとても良いですが、乱暴に舵を打つとお釣りが来てしまい
ます。



モーター、アンプのセットはきむらクラフト機のQと同じですが、今回はOEM版のTahmazoブランドのCR−282514dを
使用しています。 ESCはBEC容量の大きさから今回もCC Taron60を使用しました。

ベンチテストでは、GM12*8折りペラで、スロットル70%の時に41A、8000rpmでした。 同じ環境ですが、Xpowre
の物より良い数字が出ました。


 
機体の重さから、10秒のクライムではQより20メートルほど低い110メートルですが、そこからの移動範囲はとても広く、
あちこちにサーマルを探しに行けます。

スペック
全長 1855o(スピンナー26o除く)
全幅 3920o
主翼面積 86.3dm2
機体単体重量 1530g
全備重量 1611g(3セル800mAh Lipo搭載時)
翼型  NAN-F3J2
重心位置 前縁より106ミリでエレベーターニュートラル
サーボ KST X10mini(フラップ、エルロン)
     KST A08H(Vテール)
受信機 FUTABA R3008SB
モーター Tahmazo CR−282514d
プロペラ 12×8折りペラ (GM)
スピコン C.C TALON 60A
バッテリー 800mAh Lipo 3セル


Explorer Q4 2021.07.11ロールアウト

NAN Modelesの電動グライダーシリーズExplorerの4番目と言う事でQ(クワトロ)と名付けられた機体です。 
きむらクラフトには4メートル版が導入されました。 従来のExplorerと同様、3.5m、3.8m、4.0mがラインナップされて
います。

大柄で軽いな機体ですが、主翼は同じはずなのに今まで飛ばしたどのエクスプローラーより舵の入りが良く、Vテール
ながらラダーも効いています。
少しの風でも脚を止めずにスルスルと進んでくれます。



INFINITYと同じく、中翼形態を取っていますが、片翼が二分割され、主翼は4ピース構成となります。

F3JのXplorer3 VテールではXplorer2.5のようにエレベーターダウンでニュートラルですが、この機体ではエレベーター
はニュートラルでバランスが取れています。



胴体は長く、スピンナーを含めると1880ミリもあります。 この機体は色々な未確認なバージョンがあり、この機体の前に
組んだ機体は80ミリほど胴体が短く、主翼はシングルカーボンでしたが、この機体では主翼のセンターパネルはダブル
カーボンのRC-Sailplane Japan.com仕様となっています。



センターパネルの構成こそ違いますが、Explorer-BFとほぼ同じ主翼で、翼型はNAN-F3J1とアンダーキャンバーの深い
翼型を採用しています。

アンテナは胴体の上下に出せるようにしました。 アンテナ後ろのハッチには受信機が納められています。



今回使用したモーターは下のxpwoer F2925/8で、上のタマゾーモーターと出所が一緒です。 上のモーターが”ライト”
扱いなのに対し、こちらのモーターは”ウィンディー”の扱いです。

組み合わせるペラはGMの12*8ですが、送信機で70%に制限しているにもかかわらず48A、7900rpmで、7秒ほど
で100メートルの高度に達します。



カンザシは3本構成で、この機体では外翼6°、センター翼1°のセットですが、外翼は6,7,9°の三種類がが存在
するようで、センター翼も2°の物が存在します。



胴体は3分割で、より重いモーターを積んだ際はノーズパーツの裾を50ミリまでカットする事が可能です。



受信機はお腹のハッチに納められます。 ノーズ寄りに納める事も可能です。



3s 800mAhのバッテリーを納めたキャビンです。 このタイプのバッテリーなら1000mAhの物まで入ります。
ここから主翼下までなにも入っていないので、バッテリーを分割して搭載する例も紹介されています。


スペック
全長 1855o(スピンナー26o除く)
全幅 3985o
主翼面積 86.3dm2
機体単体重量 1344g
全備重量 1418g(3セル800mAh Lipo搭載時)
翼型  NAN-F3J1
重心位置 前縁より108ミリでエレベーターニュートラル
サーボ KST X10mini(フラップ、エルロン)
     KST X08H(Vテール)
受信機 FUTABA R3008SB
モーター Xpower F2925/8
プロペラ 12×8折りペラ (GM)
スピコン C.C TALON 60A
バッテリー 800mAh Lipo 3セル

SUPERSINBAD60 2021.01.17ロールアウト

1940年代に、たぶん93インチサイズのフリー機として世に出た機体を60インチサイズにスケールダウンしたシ
ョートキットです。
胴枠やリブはレーザーでカットされていますが、それ以外は棒材が入っているだけです。



レーザーカットはされていますが、設計と入っているバルサ材の板厚が合わないので、修正しながらの製作と
なりました。



図面では45%あたりに重心位置がありますが、さすがにそれは無いだろうと35%でテストしました。
結果、 グライドテストでは、ほぼ足下に落ちました。
水平尾翼は厚めの揚力尾翼で、その効果が大きく出ていて、結局図面通りの重心位置で正解のようです。



実際には薄翼に当たるキャンバーの深い翼型は、無風のテスト日にはスルスルと速めの機速で飛び回りました。
大きなラダーが効き過ぎるのでエクスポネンシャルを30%掛けています。



キットの内容はこんな感じ。全て実測3.17ミリのバルサです。 厚みの必要な部分は貼り合わせて積層するスタイル
です。



弱いスロープで飛ばす機体ですが、フライト環境からモーターグライダー化することにしました。 バックマウントの
ブラシレスモーターを、本来ならバルサブロックのノーズ部分に納めます。

実測8.6A、8900rpm程度で稼働します。



モーターが入るため、ノーズはFRPで元の形に似せてカウルを作りました。 モーター径が28ミリあるので、
先端はあまり絞ってありません。
スタイロフォームとジェッソで型を作り、その表面にマイクログラスを5052で積層しました。



胴体とラダー、エレベーターのリンケージの様子です。 
機体に貼ってあるフイルムはストリンガー部分の強度を狙ってOK模型のAフイルムです。


スペック
全長 930o(スピンナーナットを除く)
全幅 1540o
主翼面積 24.5dm2
機体単体重量 450g
全備重量 490g(3セル500mAh Lipo搭載時)
翼型 アンダーキャンバーの深いFF機のような形
サーボ E−MAX ES3352×2(ラダー エレベーター)
受信機 Cooltec RF06B
モーター E−MAX CF2822 1200KV
プロペラ 8×4折りペラ (Graupner CAM)
スピコン Sunrise Model 20A PRO
バッテリー 500mAh Lipo 3セル


INFINITY EVO F5J  2019.12.01ロールアウト

INFINITY NGを改良したINFINITY EVO F5J、そのVテール仕様です。
スパンは3500oとF5J機としては小柄ですが、小回りを効かせて小さなサーマルにも反応させるためとの事です。



INFINITY NGの主翼は翼型は同じ物の、2ピース翼のセンターと翼端の割合を変更し、フラップ、エルロンの幅
を20o拡大したビックフラップ仕様としています。



翼端の上反角も増加していて、角度の違う2個のカンザシの内、大きな角度のカンザシをチョイスすれば、ラダー機
のような安定重視、ラダーで良く回る機体になります。
機体が軽いので、同じサイズのF3J機より遥かに風にもスティックにも敏感に反応します。 



胴体もテールを100oほど延長して、全長はスピンナーを含むと1750oにもなります。 テールは長いですが、
引きずる感覚はありません。



一般的にF5Jではギヤダウンのモーターを使い、大径のプロペラを回すのですが、モーターが高価になるのとギヤの
メンテナンスや破損の問題を考え、ダイレクトドライブで飛ばせるパワーユニットをチョイスしました。
一見インナーローターのように見えますがケースの中でローターが回るKV値1400のアウターローターモーターです。

スピコンはPCを接続して色々と設定が変えられます。 ブレーキ設定も10%刻みで設定できます。 100%では
ブレーキの掛かりがキツかったので、90%にしています。

BECの電圧は6Vと8Vが選べます。 今回使ったメカ類は全てハイボルテージ対応ですが、動作させてサーボ
スピードに問題が無かったので6Vにしています。



組み合わせたペラはVitaPropの11×6で、テストベンチではありますが、10500rpm、38Ahの数値です。
簡易推力測定装置で1400gの静止推力が出ています。
目測ですが、リリースから10秒で100メートル以上の高度が獲得出来ています。

使用するダイノジーの800mAhのバッテリーで、30秒のモーターランと10分のフライトで、バッテリー残量は
40%でした。



バッテリースペースを大きく確保して、色々なバッテリーに対応出来るようにしました。 モーターとスピコンはノーズ
に収まり、受信機はサーボの後ろに搭載しています。



ベニヤレーザーカットの舵角ゲージが付属します。



真鍮製のバラストが約600グラム分付属します。 今回購入した機体はライトバージョンで、バラストの最大搭載量は
400グラムとなっています。

スペック
全長 1725o(スピンナー26o除く)
全幅 3500o
主翼面積 74.6dm2
機体単体重量 1295g
全備重量 1370g(3セル800mAh Lipo搭載時)
翼型  Dirk Pflug
サーボ KST X10mini(フラップ)
     MKS HV6110(エルロン)
     MKS HV6100(Vテール)
受信機 FUTABA R3008SB
モーター Tahmazo CR−28194d 
プロペラ 11×6折りペラ (VitaProp)
スピコン C.C TALON 60A
バッテリー 800mAh Lipo 3セル


Pimenta2m改 2号機  2017.05.03ロールアウト 

OK模型のモーターグライダー、Pimenta2mをきむらクラフト流に改造した機体、その2号機です。 
不注意から1号機を失ってしまい、2号機を製作いたしました。



レイアウトや機材は1号機と同様です。 Vテールやキャノピー、サーボなど無事だった物は1号機より転用
しました。





1号機からの変更点は上反角です。 1号機はオリジナルから上反角を若干減らしましたが、まだ復元力が
強く、無駄に舵を入れる必要があったので、1号機より更に減らした仕様としました。

飛ばしたフィーリングはとても良く、私の操縦感覚に沿った物になりました。 狭いところでの急旋回が出来
たり、スティックから手を離せば直ぐに元に戻るのがオリジナルの良い所でもありますが、綺麗なサーマル
旋回を追求したのが2号機で狙った所です。



上反角を減らして投影での翼長が伸びた分、翼端形状を変更して対応しました。



VテールのフイルムをAフイルムからEライトフイルムに変更したため、ノーズヘビーになってしまいました。
ノーズヘビー解消のため、バッテリーをサーボベッドを削って、オリジナルより20ミリ後ろに搭載出来るように
しています。


スペック
重心位置 前縁より85o
全長 1195o
全幅 1990o
主翼面積 40.0dm2
機体単体重量 635g
全備重量 707g(3セル850mAh Lipo搭載時)
翼型 オリジナル8%
サーボ Hitec HS−5045HD×2(エレベーター、ラダー)
     OK−TS1002(スポイラー)
受信機 FrSKY TRF8s
モーター Hyperion G2220−14
プロペラ 12×6.5折りペラ (KK HOBBYカーボン)
スピコン Sunrise Model 30A PRO
バッテリー 850mAh Lipo 3セル


Pimenta2m改  2016.12.18ロールアウト

OK模型のモーターグライダー、Pimenta2mをきむらクラフト流に改造した機体です。 

操作はラダー、エレベーターでブレーキには主翼中央にスポイラーを装備します。 主翼は8%の薄翼で、軽量
な割に良く走る機体です。 


一番目を引く改造点はクロステールからVテールへの変更です。 ノーマルのクロステールは水平尾翼が地面
近くに配置されるので、運用時の不安があるのと、リンケージの取り回しがブサイクなのですっきりさせたかった
と言うのがあります。

また、他の製作例を見ると、テールヘビーになりがちとありますので、その解消にも繋がると考えました。


この機体の水平尾翼はかなり大きく、水平尾翼容積は約0.54あります。 Vテール化にあたって、水平尾翼容積
を約0.50に押さえています。

主翼の上反角は、他の方のフライトを見る限り、大きすぎると判断し、上反角を減らす工作をしています。
実際に飛ばした感じでは、もう少し減らしても良い位です。

また、主翼はウインチ曳航も視野に入れた補強と、被覆に厚手のAフィルムを使用しました。



Vテールのリンケージです。 ホーンはカーボンで角度を付けた物を自作しています。 リンケージロッドはキットの
ピアノ線に替えて、1ミリのカーボンロッドにしています。



スポイラーは送信機の設定を工夫して90°近くまで開く事が出来ます。



キャノピーはキット付属のキャノピーを型にして複製、クリアーオレンジで塗装しています。 モーターは手持ちの
Hyperion G2220−14に12*6.5の折りペラを組み合わせて、6500rpm 26.2Ahで回ります。
かなりのオーバーパワーで、蹴っ飛ばされた様に加速していきます。


スペック
重心位置 前縁より88o
全長 1195o
全幅 1990o
主翼面積 40.0dm2
機体単体重量 632g
全備重量 705g(3セル850mAh Lipo搭載時)
翼型 オリジナル8%
サーボ Hitec HS−5045HD×2(エレベーター、ラダー)
     OK−TS1002(スポイラー)
受信機 FrSKY TRF8s
モーター Hyperion G2220−14
プロペラ 12×6.5折りペラ (KK HOBBYカーボン)
スピコン Sunrise Model 30A PRO
バッテリー 850mAh Lipo 3セル


Xplorer2 F5J 2015.10.20ロールアウト

Xplorer2 F5J モーターグライダーです。 F5Jと言ってはいますが、主翼はF3Jと共用していて、購入したのは
胴体だけです。 主翼がF3J用で強度過多で重いため、通常のF5Jバージョンより少し重めになります。
購入時期により尾翼まわりはXplorer2.5のフライングテールでは無いバージョンになっていて、テールモーメント
が75ミリほど長くなっています。

飛ばした感じはテールモーメントは長くなっている物の、調整が取れた飛行自体には、全くF3Jバージョンとの差
が感じられない位に馴染みます。

折りペラは14*8からサイズを上げて試しましたが、最終的に15*10で折り合いをつけました。
ちなみに、
14*8 6200rpm 20.4Ah
15*8 5400rpm 32.4Ah
15*10 5200rpm 35.2Ah
でした。

垂直上昇とは行きませんが、30秒で200メートル程度は上がれる上昇力です。



通常のF5Jモーターは結構お高い物なのですが、OKの安価な(ちょっと重い)モーターとセール品のESCとで
出費を抑えています。



胴体が細いので結構ぎっしりです。  アンテナ線はガイドチューブを胴体に接着、そこより取りだしています。



配置はこのように。 重心位置の関係で、バッテリーは重心位置近くまで後退させてあります。



受信機用バッテリーはESCのBECを利用せずに10A物の外付けBECを使用します。 電源の引き込みには
バランスコネクターを使用します。


スペック
全長 1590o
全幅 3800o
主翼面積 81.5dm2
機体単体重量 1870g
全備重量 2006g(3セル1600mAh Lipo搭載時)
翼型 NAN Models
サーボ JR DS181×4(エルロン、フラップ)
     Hitec HS−5070MH HV×2(エレベーター、ラダー)
受信機 FUTABA R617FS
モーター OK 282528 PG
プロペラ 15×10折りペラ (Aeronaut)
スピコン Waypoint W-EBLESC-70
バッテリー 1600mAh Lipo 3セル


 
Iris FT1500

K&SのIris FT1500です。 フイルムが綺麗に貼り分けられた主翼が特徴の軽量なモーター
グライダーです。 綺麗な機体だし、安売りしていたので思わず手を出してしまいました。


写真も綺麗な化粧箱にフイルム貼りされた主尾翼にポリエステルFRP製のポッド、カーボンパイ
プのテールブーム、小物として2種類の折りペラやアルミ製のスピンナーまで入っています。

製作は至って簡単...のはずだったのですが、胴体があちこちねじれていたり歪んでいたりし
たため、修正に随分と時間が掛かってしまいました。


ポッドは最近の物から見ると太くてメカ類の積み込みはとても楽です。 モーターはメーカー指定
より1サイズしたの19ミリタイプの物ですが、9*5の折りペラを8700rpm 8.4Aで回します。
かなり省エネな機体です。

スピコンはWaypointの物ですが、ハードブレーキに設定するためには別売りの設定ボードが必
要となります。



当初、バッテリー込み510gで仕上がり喜んで飛ばしたところ、重量の割に機速が速く、全く浮く
と言う感じのない飛びにがっかりしました。

センター翼に以前大会の参加賞でもらったケブラーDボックスをフイルムを剥いで貼ったところ、
幾らかの改善が見られたので翼端部分にまで貼り広げました。

この改修で飛びは見違える様になりました。 MH32の翼型で前縁プランクが無ければリブと
リブの間は翼型が潰れて使い物にならないのです。

結局主翼のフイルムは全部張り替えとなってしまいました。


スペック
全長 1080o
全幅 1500o
主翼面積 23dm2
機体単体重量 440g
全備重量 535g(2セル1700mAh Lipo搭載時)
翼型 MH32(きむらクラフト調べ)
サーボ Hitec HS−45HB×2
受信機 シュルツ alpha840w
モーター Hypelion HP_P1913 10T
プロペラ 9×5折りペラ
スピコン Waypoint W-EBLESC-25
バッテリー 1700mAh Lipo 2セル
Sunriser(サンライザー)

ドイツJamara社のARFキットですが見組み立て品をオークションで落札
しました。
20年近く前の機体で、当時流行った「サンライズサンセット競技」で活躍した
機体のコピー、ARFモデルです。


ハイアスペクトな主翼にプッシャー、双胴と男心をそそるデザインをしています。
重たいバッテリーをウエイトとして有効に使うためにバッテリーをノーズに搭載、
そのためにモーターはプッシャー。 となると胴体はプロペラを回避すべく双胴と
なったのがこの機体のデザインの理由でしょう。


ここまで分解できます。 サーボ、受信機は中央翼に、モーターポッドにはスピコ
ンとモーターとバッテリーのみが収まります。

ドイツ製のARFではありましたが、出来は非常に悪くて、モーターポッド部分は
そっくり作り直し。 翼端作り直し。 ブームの取り付け角度再考。 メカの搭載
方法の変更と手の入らなかった所が無い位手の掛かるキットでした。

おまけに主翼の作りの荒さから強度が不足していたため、あちこち切開して補強
を入れるハメになりました。 おかげで初飛行時からつぎはぎです。

でも、飛んでしまうと細い主翼がもたらすシルエットは美しいの一言です。 480
ダイレクとこのクラスには貧弱なパワーユニットですが、機体が軽いので、ゆっく
りとではありますが、確実に高度は取れます。

翼型や構造を見直した機体を作って見たいという意欲が沸きます。


京商が輸入販売をしていたようです。

スペック
全長 1215o
全幅 2520o
主翼面積 38dm2
機体単体重量 900g
全備重量 1150g(10セルNiMh搭載時)
翼型 E205
サーボ Waypoint W68×2(ラダー) W150MG(エレベータ)
受信機 Power-Magic PMRS−6CH
モーター ムサシノ 480DD
プロペラ 9×5折りペラ
スピコン GWS GS−600Li
バッテリー 1200mAh NiMh−10セル
        
SW−ss Kyrano(キラノ)

この機体は1時間無着陸飛行を目指して製作しました。
ムサシノのスカイウォークの主翼をベースに翼端を延長、70inサイズの
主翼にしてみました。 さらにハイアスペクトとなりFF機やサンライズ
サンセット機の様なデザインとなりました。

バッテリーは8セルNiMh、8セルNiCd、10セルNiCdいずれも搭載可能で、
ニッケル水素電池を積めばモーターランは20分を超え、1時間を超えるフライト
が可能で、ニッカドを積めば軽量モーターグライダーとして飛行する事が
可能です。


スペック
全長 955o
全幅 1730o
主翼面積 27dm2
機体単体重量 395g
全備重量 625g(8セルNiMh搭載時)
翼型 s4083mod
サーボ Hitech 55×2
受信機 シュルツ alpha840w
モーター QRP Hyper35N
ギヤユニット コスモテックプラネタ4.5:1
プロペラ 11×8折りペラ
スピコン シュルツ Slim35−be
バッテリー 1700NiMh−8セル
        500AR−8セル、500AR−10セル
FLOH(フロー)

OKモデル(SMT)の完成機です。
ピュアグライダーとして販売されていた物をモグラに改造しました。
胴体はFRPゲルコート仕上げでデザイン、質共にとても良い出来です。
ラダー機ですが、翼型のせいか足の速い機体で、滞空もなかなかです。
モグラ化に当たってかなりのノーズヘビーになってしまい、
バッテリーは主翼の後ろです。



2003.06.21

モーターをムサシノ400モーターに交換してみました。
取り付けネジ、モーターサイズは通常の400モーターと
同一なので、そのまま換装が可能です。
これに伴い、10セル化しましたが、150メートル程度の
クライムを35秒ほどでこなし、500ARで5回も上昇が
可能になりました。

このモーターとQRP Hyper35とで比較してみると、
10セルではQRPモーターが5500rpm 11Aに対し、
ムサシノ400モーターは5700rpm 8.5Aでした。
電流値的に、かなり余裕があるので、もう1サイズ大きな
プロペラや小さなギヤ比のギヤユニットでパワーUP、
そのままでも省エネモーターとして使えそうです。

このモーターのシャフト径、取り付けネジのサイズや間隔は
QRP Hyper35やSPEED400 4.8Vとまるっきり同じです。
モーターの取り替えは、

1.シャフトの切断
2.ビニオンギヤの圧入

の2工程を行うだけでできます。
前のモーターから取り外したビニオンギヤは穴が広がっている
可能性がありますから、新品の物を使って下さいね。 
グリスアップも忘れずに。
まれにビニオンギヤが緩い場合があるようです。
この場合は、シャフト、ビニオンギヤを良く脱脂して、瞬間接着剤
やロックタイトなどのネジロック剤で固定すると良いでしょう。

400モーター用(2.3ミリシャフト用)としてコスモテックから
240円で発売されています。


スペック
全長 960o
全幅 1780o
主翼面積 30dm2
全備重量 710g(770g)
翼型    MH32mod
サーボ SANWA S541×2
受信機 SANWA SRC4305
モーター SPEED400 4.8V(ムサシノ400)
ギヤユニット コスモテックプラネタ4.5:1
プロペラ 10×8折りペラ(11×8)
スピコン シュルツ Slim35−be
バッテリー 600AE−7セル(500AR−10セル)
()はモーター交換後
ポーラスター

パイオニアから発売されている半完成のピュアグライダーをモグラ化した物です。
箱書きにはHLGと書いてありましたがでかいです。
滞空は今ひとつの感じがありますが、機体が軽いため
非力なモーターでも上昇力は抜群です。

スペック
全長 930o
全幅 1780o
主翼面積 29dm2
全備重量 650g
翼型 パイオニアオリジナル
サーボ SANWA S541×2
受信機 SANWA SRC4305
モーター SPEED400 4.8V
ギヤユニット コスモテックプラネタ4.5:1
プロペラ 10×8折りペラ
スピコン シュルツ Slim35−be
バッテリー 600AE−7セル
Function(ファンクション)

京商(Simprop)のホットライナーです。
主翼は450グラムもあるアベチ貼りで、胴体はFRPゲルコート仕上げで
とても綺麗です。 が、開口部をはじめ各所はとても華奢ですぐに壊れます。
この手の機体の割に軽く仕上がっているのでたまにサーマルに乗りますが、
たいていはバッテリーが終わったら飛行終了です。
機速はかなり速いので、慣れるまで着陸は大変で飛ばす所を選びます。

スペック
全長 945o
全幅 1680o
主翼面積 27dm2
全備重量 1300g
翼型 RG14
サーボ SANWA S555×3
受信機 SANWA SRC6297
モーター 02H
ギヤユニット ヨシオカ4:1
プロペラ 14×8折りペラ
スピコン シュルツ Slim50−be
バッテリー 2000SCR−7セル
Skywark−MG

スカイウォークの主翼を使うT尾翼のモーターグライダーです。
尾翼はフライングテールになっています。
胴体はバルサ製の自作で、ブームはカーボンロッドです。

条件に合わせて色々なタイプの主翼を付け替えて飛ばします。
スカイウォークの主翼は大変丈夫なのでこんな使い方もOKです。
浮きはとても良く、また、固定フラップの一番小さい物(画像の物)を
選べば高い進入性を発揮し、オールラウンドで楽しめます。

スペック
全長 850o
全幅 1450o
主翼面積 24dm2
全備重量 490g
翼型 S4083MOD
サーボ SANWA S555×2
受信機 SANWA SRC4305
モーター QRP HYPER400ダイレクト
プロペラ 6×3折りペラ
スピコン JETI 20
バッテリー 600AE−7セル


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