ハンドランチグライダー部屋 7
MuchoMint 2023.01.22ロールアウト OK模型のMuchoMintです。 小型グライダーMint2を拡大した感じの機体です。 Mint2と違い、主翼はリブ組です。 時代を象徴してか、アンダー100グラムを売りにしています。 きむらクラフト機も83グラムで仕上がりました。 翼型は7%で最大翼厚が比較的後ろなスロープに近い物ですが、 翼面荷重が8.9g/dm2と軽いので、サーマルにもしっかりと乗ることができます。 後縁材にUコンのエンジンマウント以来の朴材を使用しています。 製作では固さがかなり違う部材を混在するので、削る のには気を使いました。 水平尾翼と垂直尾翼の前縁は、キットの切りっぱなしから前縁材を追加したり、木目を変えた部材を追加しています。 垂直尾翼はスクラップに刻印してある機体名を取り入れています。 本来、スロープシーンでのフライトがメインらしいですが、平地フライトがメインになるのでランチペグとフックを装備して います。 どちらも取り外しが可能です。 20年振りにランチペグを作りました。 4.8グラムサーボに300mAhのLipo1セルバッテリー、受信機はケースを外しています。 キットは袋詰めです。 リンケージパーツ類の付属はありません。 主翼は一枚物で作った上で切断する仕様です。 飛行重量 83g 重心位置 前縁より57ミリ (キット指示は66ミリ) 設定コンディション スタート ノーマル スピード エレベーター UP6ミリ DN8ミリ ラダー 左右14ミリ スタートモード エレベーター8コマ トリムアップ スピードモード エレベーター4コマ トリムダウン スペック 全長 625o 全幅 850o 主翼面積 9.3dm2 全備重量 83g 翼型 設計者カスタム エレベーター、ラダー、BlueArrow AF D30T 3.3MG 信機 FUTABA R6103 6ch ケース外し 受信機電源 LiPo1セル 300mAH ラダー、エレベーターリンケージ ポリイミドチューブ、カーボンロッドプッシュプル 自作ロッドエンド 内装 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
CONCEPT X5 Pro 2021.06.26ロールアウト CONCEPT X5にスリム胴体を組み合わせたProバージョンの機体です。 2019年のF3K世界選手権で一役有名になった 機体です。 元々、世界選手権に派遣されるはずだった方が選手権用に発注した機体ですが、新型コロナウイルスの影響で選手権が 中止になり、浮いた機体がきむらクラフトに回って来た次第です。 似たか寄ったかのデザインになりつつ有ったF3K競技機ですが、ご覧のように低翼スタイルです。 ロールセンターを高めて ランチ時のヨーを押さえる効果?を期待してのデザインです。 また、主翼と胴体の位置関係によるものか、最近では珍しく水平尾翼は胴体の上に取り付けられています。 実際に投げると振り抜きが軽いのもさることながら、機速の落ちが少ない事が感じられます。 他の機体と同じタイミングで ダウンを打つと、力が有り余った挙動を示します。 主翼は非常に薄く、KST X08に一番小さなサーボホーンを取り付けてもし主翼からホーンがはみ出します。 こちらも低翼機の特性か、ロール方向の動きが軽く、主翼がサーマルに持ち上げられる感じが手に取るように判ります。 胴体は主翼に乗っているので、主翼部分の胴体はとても薄く抵抗が少ないように見られます。 エルロンのヒンジ直後でも 厚みが最大で3ミリ程度しかなく、大して大きくないエルロンホーンが突き出て見えます。 胴体は3Dプリンター製のサーボベッドにKST X08が取り付けらます。 細く薄い胴体でメカレイアウトには気を遣います。 サーボ自体はもう少し前進出来るのですが、受信機、バッテリーの高さが出てしまうのでこの辺りが妥協線です。 今回もワイヤー+トーションバーは用いず、カーボンロッドによるプッシュプル方式を採用しています。 元々薄型の2セル300mAhのリポ(左)ですが、これでも細い胴体前部に入らず、皮を剥いてバランスコードを撤去、 電源コードも一段細いシリコンケーブルに取り替えてスリム化を図ってあります(右)。 今回はフィレットが作り込まれているTペグと通常のペグが選択できたので、フィット感の良さそうなTペグを選択しました。 元々は二回りほど大きなものでしたが、指に合わせて削り込んでいます。 Tペグを納めるポケットを掘るのには苦労しました。 ストロング仕様なのでそうなのかは判りませんが、この機体では翼端部 のほとんどがカーボンの無垢でした。 通常なら端から10ミリも削り込めばロハセルコアが出て来るのですが、この機体では 掘っても掘ってもカーボンです。 掘る手段の底が突いて、ポケットの深さは25ミリでギブアップです。 平面形は若干後退角の付いた、翼端の絞られた形になっています。
飛行重量 246g 重心位置 前縁より68.5ミリ 設定コンディション スタート ノーマル 滞空 スピード ランディング エルロン UP8ミリ DN12ミリ 逆デファレンシャル設定 (ブレーキモード時 UP20ミリ DN0ミリ) エレベーター UP10ミリ DN8ミリ ラダー 左右17ミリ エルロン→ラダーMIX スタート45%、滞空50%→60%、スピード40% ランディング90% ランチモード エルロン 左右共2ミリUP 滞空モード エルロン 左右共0〜4ミリDN スピードモード エルロン 左右共0〜2ミリUP ブレーキ エルロン 左右共40ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 1065o 全幅 1495o 主翼面積 19.31dm2 全備重量 246g(ノーズバラスト16g) 翼型 設計者カスタム エレベーター、ラダー、エルロン KST X08×4 信機 FUTABA R3004SB 4ch 受信機電源 LiPo2セル 300mAH +ダイオード1個(逆接防止と保険) ラダー、エレベーターリンケージ ポリイミドチューブ、カーボンロッドプッシュプル 自作ロッドエンド 内装 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
PROGRESS 2019.08.18ロールアウト Composite BrosのPROGRESSです。 ナロー翼全盛の中、レギュラーサイズの主翼面積持つ機体で、日本国内の F3Kシーンを賑やかせている機体でもあります。 6.2%台の薄翼ではありますが、サーマルの反応も浮きも良い機体です。 ランチの振り抜きは軽く、スルスルと上がって行く イメージです。 ランチ時の機首上げは大きい方です。 舵角の割にエルロンの効きは良く、ロールレートはSnipeに近い感じです。 ロールをさせると2回/秒位で回ります。 それ故、 スティックに良く着いてきてくれ、思い通りに舵が効くように感じます。 ワンテンポ遅れてくる感じはありません。 上反角が大きい訳ではありませんが、見た目に反して、フラットな綺麗な旋回を見せてくれます。 裏面のカラーリングです。 カラーパターンは複数あって、カラーオーダーにも応じてもらえます。 ここ数機のカラーがピンク系 なので、こちらもピンク系でオーダーしました。 薄曇りの中でも良く見え、視認性は良いと思います。 エルロン、胴体のサーボベッドなど3Dプリンターで作られたパーツが付属します。 また、ギャップシールやエルロンホーンの 取り付け部、ランチペグの取り付け部などメーカーにて加工された部分が多くあります。 エルロンリンケージ回りやペグ回りなど、通常、悩まないと行けない部分が加工されてきますので、製作は楽な部類の機体 です。 サーボは付属のサーボヘッドにより、横置きに搭載されます。 サーボより前に、300mAhの2セル Li−poとその上に 受信機が乗っています。 開口部辺りより前部はカーボンではなく、グラスファイバー製なのでアンテナ線を外に出す必要がありません。 作画をしてみると、ほとんど後退角が付いていません。 CG63ミリですと、平均翼弦の37.3%となります。
飛行重量 236g 重心位置 前縁より63ミリ 設定コンディション スタート ノーマル 滞空 スピード ランディング エルロン UP10ミリ DN8ミリ (ブレーキモード時 UP20ミリ DN0ミリ) エレベーター UP8ミリ DN8ミリ ラダー 左右15ミリ エルロン→ラダーMIX スタート45%、滞空50%、スピード40% ランディング90% ランチモード エルロン 左右共2ミリUP 滞空モード エルロン 左右共0〜5ミリDN スピードモード エルロン 左右共2〜0ミリUP ブレーキ エルロン 左右共40ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 1065o 全幅 1500o 主翼面積 21.28dm2 全備重量 236g(ノーズバラスト8.2g) 翼型 設計者カスタム エレベーター、ラダー、エルロン KST X08×4 信機 FrSKY TRF4B 4ch 受信機電源 LiPo2セル 300mAH +ダイオード1個(逆接防止と保険) ラダー、エレベーターリンケージ ポリイミドチューブ、カーボンロッドプッシュプル 自作ロッドエンド 内装 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
BAMF 2018.06.24ロールアウト armsoarのBAMF(日本ではバンフと呼ばれることが多い)です。 ナロー翼の良く走る機体です。 主翼翼弦は150ミリしかなく、主翼と尾翼の取り付け角は標準キャンバーで0°と尖った特性の機体です。 そのために、ノーマルモードが2.5ミリフラップが下がった状態となります。 また、ランチモードではエレベーターUPが 必要です。 ロール方向には大きめの上反角のおかげか、とても安定していて、旋回時も当て舵、修正舵が少なくて済みます。 また、舵角が小さくても各舵の効き具合はとても良く、サーマルに反応したら直ぐに切れ込む事ができます。 反面、ピッチ方向にはシビアで、自立での修正は望めず、自分でエアスピードをコントロールする必要があります。 調整の末、水平尾翼の取り付け角を1.2°に増やして釣り合いが取れています。 そのままでは重心位置75ミリまで 下げないと突っ込んでしまいました。 この角度でメーカー推奨の重心位置と近くなります。 サーボは胴体に4つ搭載されて、エルロンは2ミリカーボンパイプのプッシュロッドにより駆動されます。 右側がノーズ になりますが、ノーズにはバッテリーのみの搭載で、受信機はサーボ後部に収まります。 サーボベッドの位置をキット指示より約15ミリ前進させ、前後のサーボ間の隙間を5ミリ詰めて重心位置を前に持っていく 工夫をしています。 胴体に段差が設けてあり、エルロンのリンケージはこの部分に穴を加工して取り出します。 このようにエルロンとリンケージが接続されます。 外側にテンションが掛かるので、抜ける事はありません。 ここ数年で飛ばした機体の中では一番後ろ重心で飛ぶ機体です。 ノーマルキャンバーはランチ時ていどにしか使えません。 跳ね上げ方向のキャンバーは使えません。
飛行重量 228g 重心位置 前縁より68ミリ 設定コンディション スタート ノーマル 滞空 スピード ランディング エルロン UP8ミリ DN10ミリ (ブレーキモード時 UP20ミリ DN0ミリ) エレベーター UP8ミリ DN8ミリ ラダー 左右10ミリ エルロン→ラダーMIX スタート45%、滞空50%、スピード40% ランディング90% ランチモード エルロン 左右共1〜0ミリDN エレベーター 14コマトリムアップ 滞空モード エルロン 左右共2.5〜8ミリDN スピードモード エルロン 左右共2〜0ミリDN エレベーター 5コマトリムアップ ブレーキ エルロン 左右共40ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 975o 全幅 1490o 主翼面積 18.67dm2 全備重量 228g(ノーズバラスト8g) 翼型 Synergy 2 mod エレベーター、ラダー、エルロン KST X08×4 信機 Futaba R6106HFC 受信機電源 LiPo2セル 300mAH +ダイオード1個(逆接防止と保険) ラダー、エレベーターリンケージ ポリイミドチューブ、カーボンロッドプッシュプル 自作ロッドエンド 内装 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
HAWK DLG 2018.06.03ロールアウト HQ modelsの1メートルクラスのミニDLG、HAWKです。 見かけは小振りですが、主翼、尾翼共にロハセルコアにウラジミールカーボン貼りとフルサイズ機と全く同じ構造を持った 機体です。 強度は過度な程で、フルランチが可能です。 小型機特有のきょどきょどした飛びでは無く、ピッチ方向は安定してフルサイズ機と同様の操縦感で飛ばす事が出来ます。 さすがにサーマルの無いときの沈下は早いですが、サーマルへの反応は敏感です。 ペグもスナイプタイプの物が付属します。 エルロンサーボは胴体に搭載され、久々のエルロンリンケージとなりました。 キット付属品一式です。 全てテーブルの上に収まるサイズです。 エルロンリンケージ用のロッドにチューブ、ケブラー 製のメカプレートが付属します。 サーボは耳を落として4個一列に並べました。 メカプレートに直に接着してあります。 メカプレートは胴体にネジ止めして ありますので、取り外しは可能です。 ロッドエンドを使用してサーボにリンケージされています。 受信機はサーボの上に載せられています。 写真はFrSKYの受信機ですが、さらに小ぶりなCoronaの物に変えられています。
セッッティングデータ 飛行重量 107g 重心位置 前縁より54ミリ 設定コンディション スタート ノーマル 滞空 スピード ランディング エルロン UP6ミリ DN5ミリ (ブレーキモード時 UP15ミリ DN0ミリ) エレベーター UP6ミリ DN6ミリ ラダー 左右10ミリ エルロン→ラダーMIX スタート80%、滞空80%、スピード50% ランディング100% ランチモード エルロン 左右共1ミリUP 滞空モード エルロン 左右共〜3ミリDN ブレーキ エルロン 左右共25ミリDN エレベータ 2ミリDN スペック 全長 717o 全幅 1000o 主翼面積 10.91dm2 全備重量 107g 翼型 AG46 サーボ Blue Arrow D03030MG-HV×4 エレベーター、ラダー、エルロン×2 受信機 Frsky TRF4B 4ch→ Corona R4FA−S 受信機電源 Lipo2セル150mAH |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
ホリディα(仮)β版 2017.08.04ロールアウト ムサシノのバルサリブ組SAL機のホリディ、その拡大版です。 そして、テスト機でもあります。 1000ミリだったスパンを1250ミリにまで拡大しています。 少し大きくなっただけですが、浮きは格段に良くなっていて、その分走らせる余裕も生まれています。 バリエーションとして、フルプランク翼も試しています。 リブ、スパーは共用で、トラスは入れていません。 トラス、リブキャップが無い分、工作時間が短く、フイルムも全面軽量フイルムなので、フルプランクなれど、通常翼より2g 軽く仕上がっています。 ランチの伸び、滑空比などの改善は体感出来るレベルです。 構造は既存のホリディに準じますが、ねじれ剛性を上げる為にリブ間にトラスを入れています。 更に開口部の フイルムのみを厚手の物(開口部のみOKのAフイルム、他はEライト)にして、更なるねじれ剛性アップに努めて います。 製品版ではカーボンパイプとなるペグですが、手持ちのプレートタイプの物を使っています。 翼端ブロックは薄い ので、このタイプのペグを使うのであればTペグがベストのようです。 メカスペースは既存のホリディよりも20ミリほど延長されています。 500mAhの1セルリポが搭載できます。
セッッティングデータ 飛行重量 147g 重心位置 前縁より75ミリ 設定コンディション スタート エレベーター フタバ8FGで4コマ ダウントリム ノーマル ラダー 左右共15ミリ エレベータ 上下共8ミリ スペック 全長 865o 全幅 1240o 主翼面積 15.6dm2 全備重量 147g 翼型 AG12Mod サーボ D47類似×2 エレベーター、ラダー 受信機 Frsky TRF4B 4ch 受信機電源 Lipo1セル500mAH |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
Flitz2 2017.05.21ロールアウト Flitz2です。 フルネームでは「Flitzbogen2」らしく、雄々しい矢とかおもちゃの弓とかの意味のようです。 元々小型なFlitz よりも更に小型、軽量化していて、ノーズ、テール共に短くなっています。 また、主翼翼弦も170ミリから165ミリとナロー化しています。 水平、垂直尾翼ともに、近年のどの機体よりも小さく、低抵抗化に大きく貢献していて、ランチの振り抜きの軽さや、ランチの伸び が素晴らしく、また、軽量機ながら風の中でもスルスルと進みます。 反面、ピッチ方向のコントロールが若干神経質に感じます。 各舵はとても良く効きます。 舵が効くだけでは無く、動いた後の収束がとても良いので、ラフに舵を打っても暴れることも無く、 スパッと切れて、スッと収まります。 自立安定も良いので、実際の重量以上の安定した飛びを見せてくれます。 エルロンサーボは翼内に内装されます。 お馴染みの工法でサーボは取り付けられていますが、コントロールロッドの通る ホールは加工済みとなっていて助かりました。 サーボホーンはセンターより5ミリの穴を、エルロンホーンはレバー長6.5ミリ使用しましたが、今回使用した KST X08−Ver5は動作角が大きくなっていて、ブレーキ角度も大きく取る事が出来ました。 ショートノーズの上、元々糸引きトーションバー用にデザインされているので、メカスペースはミニマムなのですが、ロッドエンド などの工夫で、サーボ横並びのカーボンロッドリンケージを実現しています。 ノーズバラストを7.5グラム搭載しています。 主翼後退角はきむらクラフトの所有機の中ではBOOMに次いで大きいのですが、推奨重心位置では平均翼弦の38.9% と前寄りとなっています。
飛行重量 213g 重心位置 前縁より68ミリ 設定コンディション スタート ノーマル 滞空 スピード ランディング エルロン UP10ミリ DN8ミリ (ブレーキモード時 UP20ミリ DN0ミリ) エレベーター UP8ミリ DN8ミリ ラダー 左右15ミリ エルロン→ラダーMIX スタート45%、滞空50%、スピード40% ランディング90% ランチモード エルロン 左右共1〜3ミリUP 滞空モード エルロン 左右共〜3ミリDN ブレーキ エルロン 左右共40ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 996o 全幅 1495o 主翼面積 19.90dm2 全備重量 213g(ノーズバラスト7.5g) 翼型 Rodax エレベーター、ラダー、エルロン KST X08×4 受信機 Frsky TRF4B 受信機電源 LiPo2セル 300mAH +ダイオード1個(逆接防止と保険) ラダー、エレベーターリンケージ ポリイミドチューブ、カーボンロッドプッシュプル 自作ロッドエンド 内装 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
Vortex2.5 2016.06.25ロールアウト スロベニア産のVortex、そのバージョン2.5です。 バージョン2からは水平尾翼の取り付けが上面から下面に変更され、 水平、垂直尾翼の外皮がグラスからカーボンに変わり、主翼が10グラム前後軽量化されています。 バージョン1は主翼構造がロハセルシヤーレでしたが、バージョン2以降はロハセルコアになっています。 主翼をはじめ、各所が軽く作られていて翼面荷重が小さいので、ランチの振り抜きが軽く、粘りのあるフライトができます。 反面、ランチの獲得高度は特筆する物はありませんが、後半が伸びてくるような上がり方で、力を掛けても掛けなくても それほど高度に差が無いように感じます。 Vortex1が重心位置とフライングテールのニュートラル位置に頭を悩まされましたが、この機体はそんな事も無く、軽い セッティングだけでピタリと決まりました。 ヌルヌルっとした飛びはVortex1ゆずりです。 サーボは横積みで、ハッチは左側に開きます。 リンケージはきむらクラフト伝統のポリイミドチューブ+カーボンロッド で、チューブは胴体内壁に完全接着されています。 尾翼のレイアウトとの兼ね合いで、前がエレベーターサーボで左より、後ろがラダーサーボで右よりに配置されています。 トップドライブのエルロンリンケージです。 エルロンサーボのサーボホールは内壁をカーボンパウダー入り5052で固め られて、エルロンサーボはサーボ上面の2点だけで止められています。 胴体とのコネクターはオスコネクターを主翼に埋め込み、胴体にはメスコネクターが埋め込まれ、胴体ノックピンで位置決め がされています。 主翼平面形をトレースしたところ、後退角はほとんどありません。 重心位置の66ミリは、平均翼弦換算では約43%の 重心位置です。 ここ数機の内では一番後ろ重心で飛んでいる機体です。
飛行重量 229g 重心位置 前縁より66ミリ 設定コンディション スタート ノーマル 滞空 スピード ランディング エルロン UP10ミリ DN7ミリ (ブレーキモード時 UP20ミリ DN0ミリ) エレベーター UP8ミリ DN8ミリ ラダー 左右15ミリ エルロン→ラダーMIX スタート45%、滞空50%、スピード40% ランディング90% ランチモード エルロン 左右共1〜3ミリUP 滞空モード エルロン 左右共〜3ミリDN ブレーキ エルロン 左右共40ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 1095o 全幅 1500o 主翼面積 20.60dm2 全備重量 229g(ノーズバラスト9g) 翼型 V2WA_1 エレベーター、ラダー、エルロン KST X08×4 受信機 Futaba R6106HFC 受信機電源 LiPo2セル 300mAH +ダイオードドロッパー ラダー、エレベーターリンケージ ポリイミドチューブ、カーボンロッドプッシュプル 自作ロッドエンド 内装 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
Boom 2015.07.21 ロールアウト JimAeroのBoomです。 アンダーキャンバーの深いナロー幅の薄翼を持った機体です。 ランチは振り抜きが軽く、スル スルと上がり、浮きも良いです。 Boomは「どっか〜ん」って意味のようです。 大きめな水平尾翼でピッチ方向のコントロールには寛容で、また、適切な上反角設定で綺麗な旋回が出来ます。 裏面にはライジングサンがあしらわれています。 エルロン幅は今時の機体にしては狭いのですが、舵の効きはとても良く、スッと効いてピタッと止まる舵の効きです。 主翼が薄いために胴体4サーボ仕様です。 エルロンリンケージはエルロンのカットラインと取り付けネジ位置が近い為 外装となります。 エルロンホーンはSnipeと同方式でピンを追加してピンを軸に動作するように加工しました。 エレベーターリンケージは完全内装となっています。 サーボはKSTのX08で、ハイボルテージ仕様ですが、ダイオードを一個入れて逆接防止と充電直後の過電流防止としました。 キャノピーはカーボン製が付属しますが、グラス製キャノピーを自作、アンテナ線取り出し口を設けました。 飛行時にはここからアンテナ線を取り出します。 Snipeとスペックが似ているのできむらクラフト所有機との対比表を作って見ました。 インプレッションはあくまでも 私の所感あります。
飛行重量 241g 重心位置 前縁より72ミリ 設定コンディション スタート ノーマル 滞空 スピード ランディング エルロン UP10ミリ DN6ミリ (ブレーキモード時 UP20ミリ DN0ミリ) エレベーター UP8ミリ DN8ミリ ラダー 左右15ミリ エルロン→ラダーMIX スタート45%、滞空50%、スピード40% ランディング90% ランチモード エルロン 左右共1〜3ミリUP 滞空モード エルロン 左右共〜3ミリDN ブレーキ エルロン 左右共35ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 1110o 全幅 1490o 主翼面積 19.90dm2 全備重量 241g(ノーズバラスト2g) 翼型 DI760〜720 エレベーター、ラダー、エルロン KST X08×4 受信機 Frsky TRF4B 受信機電源 LiPo2セル 300mAH +ダイオード1個(逆接防止と保険) ラダー、エレベーターリンケージ ポリイミドチューブ、カーボンロッドプッシュプル 自作ロッドエンド 内装 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
Limit A3 2015.05.06ロールアウト OlionModelのLimitです。 元々はA3クラスというカテゴリーのフリーフライトのグライダーですが、エレベーターとラダーを 可動として、胴体にメカスペースを設けてラジコン化しました。 ショックコードで曳航します。 サーマルに乗ればそれなりに飛びますが、フリーフライトの翼型故、あまり走らないので 素での滞空時間は短めです。 揚力尾翼のせいか、突っ込ませるとどんどん速度が上がってしまいますのでピッチ方向のコントロールには注意が必要です。 キットはオークションで3000円以下で入手しました。 ですが実際に使った部分は主翼と垂直尾翼と図面だけでした。 リブは3ミリのベニヤ製です。 レーザーカットで肉抜きはされていますがそれなりの重量はあります。 テールブームはキットではヒノキの棒ですが、手持ちのカーボンパイプに変えてあります。 水平尾翼はバルサの単板でした のでリブ組で自作、フライングテールとしてデサマのギミックを追加してあります。 垂直尾翼はキットの尾翼の外周を囲って一回り大きくしています。 右がエレベーターサーボです。 デサマを実現するために長いサーボホーンを使っています。
飛行重量 141g 重心位置 前縁より40ミリ 設定コンディション スタート ノーマル 滞空 スピード ランディング エレベーター UP8ミリ DN8ミリ ラダー 左右10ミリ デサマ エレベータ 20ミリUP スペック 全長 680o 全幅 880o 主翼面積 10.12dm2 全備重量 141g(ノーズバラスト20g) 翼型 不明 エレベーター、ラダー、enRoute HD1440A 受信機 Futaba R6106HFC 受信機電源 LiPo1セル 300mAH ラダー、エレベーターリンケージ ポリイミドチューブ、カーボンロッドプッシュプル 自作ロッドエンド 内装 |