ハンドランチグライダー部屋 4
Majo−VooDoo 2009.04.29ロールアウト Mojo工房製 Majo−VooDooです。 前作のMajoより更に軽くなり、ハイアスペクトな主翼にオリジナルの翼型を採用して、軽い 機体ながら足の速い機体です。 静気流での浮きはAG系の翼型に劣る感じはありますが、ランチでスルスルと抵抗無く上がっ て得る高い初期高度と軽い機体でサーマルの取り残しが出ません。 上反角は片側7.5度と多めですが、ランチは素直ですし、軽い機体でも自立安定に助けられ て飛ばしやすくなっています。 スリムなケブラー製ポッドは軽く出来ていて、4サーボとCR2を2個搭載しても100グラム強 にしかならない胴体の軽量化に貢献しています。 さすがに頭から落とすような衝撃には耐えてくれなさそうです。 翼型の関係か、エルロンの差動の下側を大きく取ってもアドバースヨーが出にくく、エルロン の舵角設定に思い切っ設定がができました。 キャンバーコントロールは機速を落とさない様に入れますが、サーマル旋回時には多めに入 れて上げると良いようです。 縦一列がデフォルトなサーボの搭載方法ですが、バッテリーにCR2を搭載する関係で、受信 機やバッテリーの取り出しが簡単になるように、ラダー、エレベーターサーボは横並びに搭載 してあります。 リンケージはスペースの関係で、ポリイミドチューブ+カーボンロッドを採用し、自作のロッドエ ンドを介してラダー、エレベーターをコントロールします。 セッッティングデータ 飛行重量 208g 重心位置 前縁より81ミリ エルロン UP10ミリ DN7ミリ エレベーター UP10ミリ DN8ミリ ラダー 左右15ミリ エルロン→ラダーMIX 80% ランチモード エルロン 左右共0〜1ミリUP 滞空モード エルロン 左右〜4ミリDN ブレーキ エルロン 左右35ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 1165o 全幅 1480o 主翼面積 約19dm2 全備重量 208g(ノーズバラスト0g) 翼型 mj22 サーボ Tamazo TS1002×4 受信機 Quick 7ch 受信機電源 CR2×2
Mojo DLG Tips コチラにも詳しいセッティング方法があります。 |
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Stobel 2009.02.07ロールアウト ドイツのLE−COMPOSITESと言うメーカーが製造しているStobelです。 カーボンロービングのアミアミ入りのロハセル(スチレンペーパーかも)シャーレの主翼を 持った機体です。 機体のコンセプトはAsprinと似ていて、AG系では無いアンダーキャンバーを持った厚 翼の主翼、半対象の翼型を持った小さめの垂直尾翼など共通した部分を持っています。 シャーレ構造の割に主翼は軽く、120gで仕上がっていますが。 スパー自体はしっかり とした物が入っている様ですが、表皮はそれほど丈夫では無く、無理なことはしたくない 感じの強度のようです。 翼は厚いですが、F3J機のXplorerと似た感じの飛びで、風に弱いとか、ランチで重いと かが無く、どちらかと言えばスルスルとした感じの飛びをしてくれる機体です。 この機体はエルロンをはじめ、各舵が良く効きます。 舵角を少なく出来ます。 主翼裏面は鮮やかなストライプが入っています。 主翼の素材の関係で良く光が通りま すからとても視認性が良いです。 本来、エルロンサーボは主翼に搭載するのが標準仕様のようですが、ここは意地でも 胴体に搭載します。 そうでなくても細く仕上がっているポッド内部はサーボで一杯です。 キャノピー方式ではなくノーズコーン方式だったから出来たようなものです。 エルロンのリンケージを逃がす為に、ポッドを大きく削り広げています。 水平尾翼、垂直尾翼は型で成型した発泡スチロールにケブラーを直貼りした物が同封さ れています。 水平尾翼のマウントはテールパイプにモールドされた物で、水平尾翼はネ ジで取り外しが出来る構造です。 ですが、マウント部分の面積が小さく取り付けが不安定だったために接着しています。 エレベーターとラダーのリンケージはPEラインによる糸リンケージです。 セッッティングデータ 飛行重量 251g 重心位置 前縁より78ミリ エルロン UP10ミリ DN6ミリ エレベーター UP8ミリ DN8ミリ ラダー 左右12ミリ エルロン→ラダーMIX 50% ランチモード エルロン 左右共1ミリUP 滞空モード エルロン 左右〜3ミリDN ブレーキ エルロン 左右35ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 1080o 全幅 1480o 主翼面積 21.2dm2 全備重量 251g(ノーズバラスト18g) 翼型 不明 サーボ Tamazo TS1002×4 受信機 Quick 7ch 受信機電源 CR2×2
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Majo 2008.10.04ロールアウト Mojo工房製のMajoです。 同工房の機体はMojoに続いて2機目になりますが、Mojoとは方向性の違う軽量、 低抵抗な機体に仕上がっています。 主翼自体100gちょっとしかなく、製作技術、特に樹脂の取り扱いの熟練度を感じます。 ケブラー製ポッドに1ozケブラー直貼りの主翼、スタイロフォームグラス直貼りの尾翼の 組み合わせ。 上反角はMojoと同じ片側6.5度です。 軽い機体で振り抜きが速くなり、獲得高度は所有機の中では断トツです。 軽い主翼 は風の揺らぎに敏感に反応してくれます。 こちらの機体もパーツで納品された物を、きむらクラフト的工法で組み上げました。 下面は鮮やかなグリーンのストライプが入れられています。 同じ様な配色の機体が多 い中、ちょっとしたアクセントで自分の機体の見分けになります。 ポッドはセパレートタイプで主翼のマウントが別に取り付けられています。 マウントは バルサを主にネジ受け部部にベニヤを使い、成型後にカーボンを巻いて樹脂で固めて あります。 ネジ受けにはアルミ製の鬼目ナットを埋め込み、主翼の取り付けをしっかりとした物に しています。 (右が機首です) サーボはエルロンサーボにデジタルサーボを使用、カーボンロッドでエルロンを駆動し ています。 ノーズバラストが乗ってもいないのに、重心位置の都合でバッテリーは サーボの後ろに置かれています。 F3K上里カップ2008第5戦で金メダルいただきました。 セッッティングデータ 飛行重量 234g 重心位置 前縁より83ミリ エルロン UP12ミリ DN5ミリ エレベーター UP8ミリ DN8ミリ ラダー 左右12ミリ エルロン→ラダーMIX 60% ランチモード エルロン 左右共3ミリUP 滞空モード エルロン 左右〜3ミリDN ブレーキ エルロン 左右35ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 1142o 全幅 1480o 主翼面積 22.5dm2 全備重量 234g(ノーズバラストなし) 翼型 AG45/46/47 サーボ Futaba S3154(エルロン) Tamazo TS1002(エレベーター、ラダー) 受信機 Quick 7ch 受信機電源 CR2×2
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OsirisU 2008.07.06ロールアウト CermakのOsirisUです。 カーボンロービングで格子状に補強がされたバルサシャーレの主翼と縦目だけの カーボンUDで一体成型された胴体を持つ機体です。 尾翼はバルサにフイルム貼りで、水平尾翼は左右に2分割になります。 主翼や尾翼の平面形はSuperGeeに似ていて、主翼翼端にはランチデバイスになる ウイングレットがモールドされています。 このランチデバイスは慣れないとリリース時に指の腹が削れる感じがします。 エルロンサーボは主翼に内装するべく、主翼にホールが設けてあります。 真鍮製の ホーンや樹脂製のアジャスターが付属しますが、これらを使用せずにアルミ製のボー ルリンクを使用しました。 この主翼の表面はとてもなめらかに仕上げられていて、実際に飛ばすと抵抗の無さ が感じられます。 ただ、主翼にサーボを内装した結果、主翼単体の重量が170g近くになってしまい、 ランチの時の振れの収束が悪いです。 垂直尾翼の拡大か主翼重量の軽減が望まれます。 胴体内部は高さは無い物の広々としています。 エルロンサーボも内装してしまえば もう少し軽量化が出来るでしょう。 胴体に作り付けられたパイロンに水平尾翼をマウントするようになっています。 コントロールはマウントの前後から出されたPEラインでプルプルされます。 水平尾翼は面積が不足しているように思います。 あと0.3dm2ほど大きいと飛びも ずっと良い方に変わるでしょう。 PEラインは出口付近で急激に曲がらないように、テフロンチューブを胴体内部に 接着して道を作っています。 セッッティングデータ 飛行重量 303g 重心位置 前縁より83ミリ エルロン UP12ミリ DN5ミリ エレベーター UP8ミリ DN8ミリ ラダー 左右15ミリ エルロン→ラダーMIX 50% ランチモード エルロン 左右共3ミリUP 滞空モード エルロン 左右〜5ミリDN ブレーキ エルロン 左右35ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 1127o 全幅 1498o 主翼面積 22.5dm2 全備重量 303g(ノーズバラスト8g) 翼型 AG45/46/47 サーボ Tamazo TS1002(エルロン) Hitec HS−45HB(エレベーター、ラダー) 受信機 JETI 5ch 受信機電源 CR2×2
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Milvus−NC 2008.06.01ロールアウト 長万部航空機のMilvus−NCです。 バルサリブ組フルプランクにフイルム貼りの主翼にベニヤ製フレームに塩ビ製カバー を組み合わせた胴体を持つ機体です。 製作にはバルサキット+αの技術が必要 になりますが、キッチリと製作すればシャーレ翼にも劣らない飛びっぷりを見せてくれ ます。 各舵の効きは素直で癖のない物で、飛行速度は速めですがとてもコントローラブル です。 フルランチも強度的には何ら問題は無く、振り抜きも軽い感じです。 水平、垂直尾翼は3ミリバルサの単板ですが、カーボンロッドの補強が入れられて 曲げ強度が確保されています。 きむらクラフトでは、外周にヒノキを巻いてネジレ 強度も上げています。 また、水平、垂直尾翼共にサイズを若干変更しています。 製作途中の画像です。 スパーは上下にカーボンロッドが奢られ、ペグ付近はカー ボンパイプにより補強されます。 Dボックス部分は50〜60ミリ間隔にそれ以降は 一枚置きにリブが配置されています。 強度的には問題ないですが、この後にプラ ンク材をサンディングする際にプランク材がたわんで波打つ心配があるので注意が 必要です。 白木では寂しいのでサッと着色したフレームです。 エルロンのコントロールロッドは2ミリのカーボンロッドにコネクト部分は0.8ミリのス テンレスピアノ線をシュリンクチューブと瞬間接着剤で接合しています。フレームの 関係で長いサーボホーンが必要となり、エルロンの動きがぎこちなく感じます。 セッッティングデータ 飛行重量 265g 重心位置 前縁より100ミリ エルロン UP12ミリ DN5ミリ エレベーター UP10ミリ DN10ミリ ラダー 左右15ミリ エルロン→ラダーMIX 50% ランチモード エルロン 左右共0〜1ミリUP 滞空モード エルロン 左右〜5ミリDN ブレーキ エルロン 左右35ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 1125o 全幅 1490o 主翼面積 22.5dm2 全備重量 265g(ノーズバラスト無し) 翼型 SJ−XX06〜07 サーボ Waypoint W−060BB(エルロン) W−060 (エレベーター、ラダー) 受信機 JETI 5ch 受信機電源 CR2×2 この機体は長万部航空機で購入出来ます。
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nemo−DLG 2008.03.20ロールアウト FLYING−Nemoと言うサイトから発信しているミニSAL機です。 薄いカーボンで作られたノーズコーン方式のポッドに低発泡の発泡スチロール 直貼りの主翼を持っています。 主翼の前縁や後縁はカーボンで補強され、表面にはカクレクマノミを模したかわ いいカラーリングが施されています。 この機体はグリーンですが、オレンジ系も あり、そちらは「ニモ」そのものです。 尾翼はレーザーカットされた2ミリバルサから作ります。 製作例ではドープ仕上げ となっていましたが、ミクロンフイルムを貼っています。 垂直尾翼のカラーリングは、フイルムの接着面に塗装した後に貼って表現したもの です。 サイトの動画では翼端を鷲掴みして投げていましたが、ランチを確実な物にする ためにバルサを成型して表面にマイクログラスを貼ったエアログリップを付けてみま した。 回転せずに投げても充分高度を取ることが出来ます。 このサイズの機体としてはポッドのノーズも長く、加えてノーズコーン方式で有るこ とからメカ積みは比較的容易な部類に入ります。 先端にCorona社の受信機、 サーボの上に1セルのLipoを置くことでノーズバラストは不要です。 軽いランチでも結構な高度が取れ、そこからの飛びは薄翼の小型機故に飛行速度 は速めです。 中央部と翼端に少しだけ付けられた上反角の割に舵はそこそこ効き ます。 風に対しての進入性も良いので、そこそこの風の中でも飛んでくれます。 135mAhのLipoで2時間程度のフライトが出来ますし、自己放電も少ないです から車の中に入れて置いて気の向いたときに飛ばすような事も出来る機体です。 尚、ランチミキシングは必要ありません。 スペック 全長 690o 全幅 750o 主翼面積 7.2dm2 全備重量 90g 翼型 不明 サーボ Tamazo TS1002×2 受信機 Corona RS410−2 4ch 受信機電源 Lipo 135mAh 1セル この機体はSunshine RCで購入出来ます。
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mojo 2007.11.04ロールアウト 福島産の主翼とポッドにきむらクラフト製尾翼を組み合わせた機体です。 1.7ozケブラー直貼りの主翼はケブラーロービングのスパーを持ち、片側 6.5度とトレンドの比較的大きな上反角を持ちます。 また、長いノーズにより、ノーズバラストも少なめで済んでいます。 きむらクラフト製の水平尾翼は通常タイプの物で、5ミリバルサを成型した物を 芯材に20g/m2のマイクログラスで直貼りして仕上げました。 ラッカースプレーで転写塗装をしています。 翼中央部の翼弦が220ミリとたっぷりとした主翼面積を持ったこの機体は、 私の所有する機体の中では軽い翼面荷重の機体に分類されます。 独自に割り出した尾翼サイズでランチも素直です。 浮きの良さと、ランチ後半ですっと伸びる特性を合わせ持った機体です。 水平、垂直尾翼共にPEラインによりコントロールされます。 水平尾翼はターンバック方式で、垂直尾翼に折り返し用のカーボンパイプ の切れ端が埋め込んであります。 一時的な物かもしれませんが、折り返し部分のPEラインに「長万部航空機」の すべすべ君を塗り込んで見ました。 背の低いポッドに合わせてサーボはお気に入りのTamazoのTS1002 を使いました。 ヨコ積みや無理をすれば大きなサーボも入りますが、 すっきりと搭載出来ますし、ホーンも丈夫な新型になったこのサーボで 充分と判断しました。 セッッティングデータ 飛行重量 297g 重心位置 前縁より97ミリ エルロン UP12ミリ DN5ミリ エレベーター UP10ミリ DN10ミリ ラダー 左右15ミリ エルロン→ラダーMIX 50% ランチモード エルロン 左右共2ミリUP 滞空モード エルロン 左右〜5ミリDN ブレーキ エルロン 左右35ミリDN エレベータ 5ミリDN スペック 全長 1220o 全幅 1495o 主翼面積 25dm2 全備重量 297g(ノーズバラスト11g) 翼型 AG45/46/47 サーボ Tamazo TS1002×4 受信機 Quick 7ch 受信機電源 CR2×2
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