ハンドランチグライダー部屋 2

Zeus1300
2004.03.12ロールアウト


「West」から発売されているキットから製作した機体です。 RCAW Vol.55に掲載され、そ
のデザインにクラッときてしまいました。
一つのキットから、V、十字、ピュア、モーターグライダーの4パターンの製作が可能です。
レーザーカットのバルサキットですので、素組みは簡単に出来ます。
ただ、きむらクラフト的に若干の難を感じたために各所手直しを入れています。 また、他の方
が組んだ機体の飛びを見た上での改善案も盛り込んであります。

見た目で判る通り、HLGとして必要と思われる様な小回りの効く機体ではありません。 ショッ
クコード等で上空に上げて大柄なフライトを楽しむのに適すと感じました。 また、翼型の関係で
速度を落とすと辛くなりますので、ピッチ方向のコントロールに神経を使う必要があります。

テールヘビーになる事を懸念して、エレベーターのリンケージには0.45ミリのピアノ線を、ラダ
ーのリンケージはタミヤの工作セットのプーリーを利用したワイヤーリンケージとしています。

今回使用したメカは皆、安価な物を使いました。その中でQuickの受信機は安い割に良くでき
ていると感じました。 受信機の電源を先に入れてしまってもサーボがガチャ付きませんでした。

スペック
全長 785o 
全幅 1300o
主翼面積 19.9dm2
全備重量 208g
翼型 RG15mod(推定)
サーボ ボーダックSG−50×2
受信機 Quick 6ch
受信機電源 CR2×2 
Radina−Chibi
2004.01.17ロールアウト


2003年の五月にノーコンにより墜落、主翼が真っ二つになってしまったRadina1号機
からのリサイクル機です。 粉砕した主翼を切り詰め、ぐちゃぐちゃになったノーズコーンも
修理して軽スロープ機として生まれ変わりました。 機速の増加を見越して上反角も5度
に減らしてあります。

平地ではショックコードで上げますが、主翼の共鳴音を響かせながら元気に上がっていきま
す。 浮きはオリジナルには及びませんが、垂直尾翼容積が適正化されたのと機速の増
加により、旋回はオリジナルより綺麗に回るようになりました。

リンケージは各動翼共に0.8ミリのピアノ線で動作しているため、メカルームはすっきりと
まとまっています。

スペック
全長 875o 
全幅 1340o
主翼面積 18.4dm2
全備重量 256g
翼型 SD7080
サーボ GWS PikoSTD×4
受信機 JETI REX5
受信機電源 CR2×2 
Alan DLG ver1.1
2003.12.06ロールアウト


Alan−DLGの胴体を作り直してVer1.1としました。 良く飛ぶと余計に「欲」が出る物で
ランチの簡易性を出すために大きめに設定した垂直尾翼が旋回後半に違和感を出したり、実際
には壊れなていませんが、尾翼回りの剛性に若干の不満があったのを改善しました。

ポッドの型は前作と同じ物ですが、クロスの厚みと補強材の配置を変更して更なる軽量化と強度
UPに勤めました。

水平尾翼はRadina等と同様にブーム上に配置しました。 パイプに穴を開けない事で剛性を確
保するのが目的です。 台座はバルサからの削り出しでマイクログラスを瞬間接着剤で貼って
補強してあります。 水平尾翼は1ミリカーボンロッドで水平尾翼−台座−ブームへ貫通させて
います。

ランチは前作と変わらずにミキシングもジャイロも必要ありませんでした。 旋回の時のテール
の引きずりは随分と解消されました。 また、強風時の風見鶏効果も陰を潜めました。
このあたりはもう少し垂直尾翼容積を減らせば良いのですが、ランチに影響しますので難しい
所です。


スペック
全長 960o
全幅 1400o
主翼面積 22.3dm2
全備重量 188g
翼型 S4083MOD 7%−6%
サーボ GWS PikoSTD×2
受信機 JETI REX5 
受信機電源 CR2×2 
Alan DLG
2003.06.08ロールアウト

自作ラダー軽量SAL機です。
前自作SAL機Virgil2k−SALは軽SAL機として製作いたしましたので、今回はフルランチ
可能な機体として製作しました。 フルランチを可能とするための主翼の補強を外皮に持っ
ていったのが今回の最大の特徴です。  これにより、高剛性な主翼を軽量に作る事を
可能にしています。 黒い帯はカーボンクロスですが、貼り方に工夫をして段差は極小に
押さえてあります。外側の上反角も少な目にして曲げ強度を増しました。ブームにはカイト
用の細めの物を使用してみました。

ランチは「軽い」の一言で、ランチ時に機体の重量を感じません。 また、ラダーSAL機では
必須とされるラダーのランチプリセットが不要です。ジャイロも用意してあったのですが、
使わずに済んでいます。

フライト自体はラダーHLGのそれとなんら変わる所がありません。 ラダーも効き過ぎるほど
で、自立安定も良好です。 フライトがごく普通なので、軽くランチしてそこそこの獲得高度で
も充分な滞空時間を得る事が可能です。

スペック
全長 990o
全幅 1400o
主翼面積 22.3dm2
全備重量 190g
翼型 S4083MOD 7%−6%
サーボ GWS PikoSTD×2
受信機 JETI REX5 
受信機電源 CR2×2 
Radina DLG
2003.02.11ロールアウト 1号機
2003.07.05ロールアウト 2号機

2号機


TUN Model社の機体です。
ハイライト−SALとも呼ばれている機体です。  シャーレ翼、カーボンケブラーポッド、直貼り
フォーム尾翼と最近の流行の最先端を行ったデザインを取り入れています。 キットでは
ありますが説明書等は無く、制作者のセンスが活かせる機体です。
エルロンは翼端が切り離されていない「トレルロン」でエルロン動翼をねじるようにして動作し、
フラッター防止に一役買っています。

ノーズはノーズコーン式で、内部にエルロンサーボを含む全てのサーボを納めていて、
メンテナンスも容易になっています。尾翼周りが軽いので、きむらクラフトのHLG
の中で最大のブーム長にも関わらず、ノーズウエイトの必要なく仕上がったのは嬉しい所です。

長いブームに依る物と思われるランチの容易さは特筆物で、なんの構えが無くても綺麗に
ランチする事が可能でした。 ナイフエッジ癖はほとんど無く、ランチプリセットの必要は有り
ませんでした。
また、エルロン機を感じさせないコントロール性も含めて、SAL入門機にも使える高性能機です。
国内でもこの同型機は数多く飛んでいて、ランチ高度も50メートルに迫る所まで行っています。






1号機





1号機を不慮のトラブルで失ったのですが、この機体の飛びが忘れられずに2号機を導入
しました。 同じ機体の筈なのですが、主翼が1号機と違いました。 見て解るほど薄翼
になっているのと、補強の入れか方が違います。 主翼の重量も10グラムほど軽くなって
いました。 それに伴い、水平尾翼の取り付け位置、テールブームの70ミリ切り詰めを行い
ました。 
飛び自体変わらない筈ですが、延びが良くなった...ロール方向ん゛軽快になった気が
します。

どういう訳か、2号機はテールブーム方向にアンテナ線を持っていくとサーボがガチャ付く
と言うトラブルに見舞われました。メカ類、一式変えても収まりませんでした。
たた、ブームより離すと問題無さそうなので、主翼にアンテナ線を内蔵する事になりました。


スペック()内は2号機
全長 1135o (1065o)
全幅 1480o
主翼面積 21.0dm2
全備重量 261g(252g)
翼型 SD7080(薄翼)
サーボ GWS PikoSTD×2 (エルロン)
     グラウブナc1041×2 (ラダー、エレベーター)
受信機 ACTヨーロッパ Micro6 Light 
     (Simprop Piko2000)
受信機電源 CR2×2 
Encore
2002.08ロールアウト

Maple Leaf Design社の機体です。
メイプルリーフと言ってもカリフォルニア製です。この機体は、かのジョー.ワーツ氏が世界選手
権で使用して連覇を飾った機体の同型機になります。

ケブラーがふんだんに使用されていて、剛性の高い機体に仕上がっています。 
ポッドはもとより、主翼の直貼りまでケブラーです。 尾翼は整形されたバルサにマイクログラス
が直貼りしてあります。


エルロン機ではありますが、御覧の通り強めの上反角が付いています。 おかげで
コントロールはとても楽で、切れ込みや起き癖のないラダー機と同じ感覚でフライトさせ
る事が出来ます。
反面、ランチではラダーSAL機同様に切れ込む癖が出てしまいます。 また、飛行速度
は比較的遅めで浮きも良い方です。

長いブームのおかげでノーズには30グラムものウエイトを積むはめになりました....

スペック
全長 1070o
全幅 1490o
主翼面積 24.8dm2
全備重量 275g
翼型 F−17 (6.5%の4083にも見えます)
サーボ GWS PikoSTD×2 (胴体)
     グラウブナc1041×2 (エルロン)
受信機 JETI REX5 
受信機電源 CR2×2 


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