Virgil2K−1 新主翼投入


きむらクラフト新鋭HLG Virgil2K−1に新型主翼を投入しました。
4/8の筑波宇宙センターHLG大会以来、既存の主翼の旋回性に若干の不満を覚え、
旋回性を向上させた主翼の製作をしました。
上の画像の下側が既存翼、上側が生地完成状態の新型翼です。
最大の変更点は上反角で、旋回性を高めるために若干(ほんとに僅かですよ)強めに設定
しました。

中央 4°から5°へ
二段目10°から12°へ
三段目20°変わらずです。

スパンを変えないために外翼を15o延長しています。

それと内部ですが、補強のロービングの配置を変更しました。
後ほどUP予定のスチロールコア翼の製作でも紹介しますが、きむらクラフト製の主翼には
スパーもカンザシも入っていません。
主翼をカーボンロービングとガラスクロスと構造強度だけで支えていますので、ロービングの
配置は重要です。特にこの主翼のテーパーのきつい部分のねじれ強度を確保するために
変更しました。



上が既存翼、下が新型翼。撮った角度が違うので解りずらいですねー。
現物を並べてもぱっと見変わりません。

ですが、飛ばすと一目瞭然!舵の効きがまるで違います。たかだか2°ですが、
横滑りをバンクへと変換する力は大きな物がありました。
ほぼ狙った通りの性能で、今までより遙かに敏感にスティックに反応します。

ただ、上反角が大きくなった分、センタリング性も強くなっていて、乱暴に舵を打つと
暴れ気味になりますが仕方ないですね。

あと、主翼付け根裏側の削り込み不足でしょう、若干取り付け角が増えてしまったみたい
です。ランチで上を向く角度が強くなってしまいました。
これは、削り足りなかった部分をアイロンで強く押さえて修正して解決です。

実質、主翼が増えたのでVirgil2KとVirgil2K−1の同時飛行が可能になりました。
これはこれでうれしいきむらでした。



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