ショックコードで遊ぼう

ハンドランチはもちろん最高なのですが、たまには赴きを変えて
ショックコードで遊んでみましょう。 これは昔からあるオーソドックス
な方法ですが、簡単な装置で簡単に高度を取る事が出来る装置です。


道具ですが、木村が使用している物の例を取れば、クイ、ゴムチューブ、
蛍光水糸、パラシュートから出来ています。 それぞれの接続点には、
リングとヨリモドシを使用しています。



木村の場合、500グラム前後の軽量機がほとんどですので、チューブは
ホームセンターで仕入れた外径4ミリの細い物を使用しています。
これは1メートルあたり180円で、10メートル使用しています。 ラインは
テグスが一般的なのですが、視認性を向上させるため、蛍光水糸を使用
しています。 
パラシュートはゴミ袋で作った簡易パラシュートです。


生ゴムで作られたチューブを屋外で使用するために紫外線や熱で劣化が
早いのですが、使用前にゴムにリューブリカント(ヘヤーリンスで代用可)
を擦り込んでおくと持ちが良いようです。 また、ゴムを密閉できる容器に
入れたり、暗い所に保管するのも一手です。
木村はこのゴムチューブを4倍ほど引き伸ばして使用しています。


細い、もしくは短いゴムの場合は、上の画像の様にジプロックなどの密閉
バッグに入れ、空気を押し出しておきます。 長い物は絡まったりしてしま
いますが、短い物なら問題ありませんし、かさばりません。


250グラム程度までのHLGでしたら、フリーフライトの動力用のコ゜ムで充分
上昇させる事が出来ます。 上の画像のゴムはユニオンモデルの動力用ゴム
で、1×3×7メートルの物です。 持ちは落ちるとは思いますが、定価150
円ですので安心して使えます。
ゴムはかなり伸びますので、弱い力で長い時間引っ張ってくれます。


ゴムを引く力は「機体重量の5倍」が安全圏と言われていますが、主翼の
翼型や面積、フックの位置等でかなり違いますので少しずつ伸ばしてみる
のが良いでしょう。 ちなみに、ミニグライダークラスの競技では、2kgまで
テンションを掛けます。


テンションはバネ計りで計るのがもっとも好ましいのですが、上図の様に
して簡易的に計る事も出来ます。 1リットルのペットボトルが持ち上がる
か上がらないか...の所がおおよそ1kgです。 飲んでしまう前に計って
下さいね。


2003.06.28
パラシュートが手に入ったので、HLGクラスの機体を上げるための
ショックコードを新たに作ってみました。 
コ゜ムは1メートル当たり180円、外径4ミリの物を7メートル、ライン
は500メートル320円のカラー水糸(蛍光ピンクです。)を25メートル、
70円のスチール製のクイをヨリモドシとリングで繋げてあります。
クイは買った時に200ミリの長さがありましたが、フライトを行う場所
の土、特に10センチより下がとても堅くて刺さらないために120ミリ
に長さを詰めました。
これらを密閉できるタッパに入れて使っています。


フライトはゴムを引き伸ばして機体に掛けリリースします。 リリースする
時は機体の傾きに注意して下さい。
風に正対するように心がけて上昇させ、上昇力が弱ったところでダウンを
打ち、加速させて上昇。 再度ダウンを打って水平飛行に移ります。

上の図はLoLoで計測した物ですが、離脱後5秒に渡って上昇を続けて
居るのが解ります。 高度も+10メートルです。

ちょっと大きめの機体も助手を使ってリリースしてもらうと確実です。


SAL機も同様に上昇させる事ができます。 この程度の機体ならば、
一人でリリースするのも容易です。


ショックコードの引き伸ばしも仲間と交替でやると楽ですね。

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