第2回 全日本F3J大会 2005.11.06
2005.11.06 上里模型グライダー場において行われた第2回
全本F3J大会に参加してきました。 曇天無風、後雨の天候の中、
27名の選手によって戦われました。 F3Jは、3メートルクラスの
競技グライダーを、人力によって曳航して滞空と定点着陸を競う競
技です。 この後11/26,27に行われるF3J日本選手権に向け
ての度胸試し、チームの意識合わせなど色々な意味を持った大会
になりました。 10年近く前に第一回大会が行われた事をふまえ
て、今回の大会は「第2回」となっています。
開会式の様子です。 今回参加した選手のほとんどが、F3Bの競技経験がありますの で、F3Bとのルールの相違などについての説明がありました。 F3Bとは着地の定義や作業時間の使い方などが異なります。 |
全力で機体を引き上げます。 今日は風がほとんど無く、機体が風をはらまないために引く力は 比較的弱くて(それでも最後は牛歩になります)助かりますが、 その分長く走らないといけませんでした。 予選3ラウンドと決勝 2ラウンド。 リランチもあったので、かなりのハードワークでした。 |
どよ〜んとして「サーマル」らしいリフトはほとんど感じられません。 そんな中でも皆さんがんばって7分以上のフライトを記録していま した。 こんなコンディションに本領を発揮して記録を延ばしたの が左の機体、ラダー機のAVAでした。 着陸進入中のAVAです。 まるでラダーSAL機の様なフォルムの機体です。 ラダーとエレベ ーター+スポイラーもしくはフラップの組み合わせです。 ランチにちょっとしたコツがいるらしく、また、水平尾翼の取り付け に問題があるらしいですが、とにかく良く浮きます。 |
F3Bでは「機体の停止」が着陸ですが、F3Jでは「機体の接地」 が着陸の定義となります。 とにかく手前に降ろして滑らせないの がポイントのようです。 画像はスターライト3000です。 |
本日集まったF3J機達です。 Graphite2のクロステール仕様です。 この機体には主翼構造体にグラス、ケブラー、カーボンが選べま すが、一番軽いグラスバージョンではこのクロステール仕様でも 2000gを下回ります。 このVテール仕様は本日一番参加数が 多かった機体でした。 ちなみに木村もGraphite2のVテール 仕様で参加しました。 お馴染みのXantipaです。 今となっては他の機体に一歩および ませんが、大変安定の良い飛ばしやすい機体です。 EraserのF3J仕様です。 スケスケの主翼です。 これも今回参加が多かったCoradoです。 比較的厚翼で軽い割 にドッシリ感じのする飛びです。 こちらはストレート翼端です。 本日の話題を独占したAVAです。 「AVA日和」とまで言わしめ ました。 奥はCoradoのウイングレット翼端の機体です。 |
翼端を小破し緊急手術中のEraserです。 F3B翼とF3J翼との ニコイチを試みています。 アライメントピンの位置をヤスリでゴリ ゴリ...調整中です。 |
本日の入賞者の皆さんです。 一位 鳥羽さん(中央) 二位 濱田さん(右) 三位 五百部さん(左) でした。 おめでとうございます。 競技結果 EXCELファイルです。 |