全日本F3K大会2005第戦 2005.09.18

2005.09.18 上里模型グライダー場で行われた全日本F3K大会
第3戦に参加してきました。  一日を通して穏やかな風、良質なサーマル
に恵まれた中、シリーズ最終戦が行われました。 今回は、第3戦の勝者と
3戦を通したシリーズチャンピオンも決められました。



今回は37名の参加者を迎え、4グループに分かれて競技が行われ
ました。 本日のタスクは、
R1 タスクA (30秒または30の倍数秒)
R2 タスクL(最長4フライト MAX2分)
R3 タスクO(最長8フライト MAX1分)
R4 タスクR(合計時間 MAX3分)
の4タスクが行われ、予選順位の上位8名による決勝として タスクE
(同時投げ、着地順、時間制)が行われました。

R1のタスクAは、1フライトの時間が30秒を超える毎にポイントが増
えるルールです。 30の倍数の秒数できっちり降ろさないと、時間の
無駄になってしまうタスクです。 私がやってしまった「58秒」なんて
のは28秒もの無駄時間を生みます。


午前一番のコンディションはサーマルが良く出ていて、1ランチで作
業時間内飛びきりの選手が出るほどでした。

R2はタスクLで、2分MAXを4回出せば満点のタスクです。 コンディ
ションが良かったのでこの位の課題は楽勝でした。

R3はタスクOです。 このタスクは1分MAXの滞空で、8本MAXを出
せば満点です。 このタスクもコンディションが良ければ楽なタスクで
す。 着陸をスムーズに行えれば何てことはありません。

木村はこのタスクでランチでキャノピーが外れました。 ノーズの開口
部が抵抗になったらしく、30秒しか飛ばずに降りてしまいました。
キャッチの時にずれたのをそのまま投げてしまったのが原因です。

R4はタスクRで3分MAXの滞空競技です。 この頃から少し出てきた
風によって、シンクも出始めました。 午前の様に「どこでもサーマル」
では無くなりました。

今回、注目を集めたのが「FW3 網タイツ仕様」です。 ロービングが
編み格子状に並べてあります。 さわると僅かに盛り上がりを感じます
が、良い剛性が出ている様です。



SG2のコピーの自作機です。 ケブラーのポッドもオリジナルに忠実
でした。



綺麗な直貼り尾翼のFW3です。 オリジナルより前後に短く、横方向
に幅を広げた水平尾翼にしています。



小川さんのDL-AU(OkugawaSpecial)です。 バキュームも慣れてきた
みたいで、前縁まで綺麗に整形されていました。


尾翼も要所要所にバルサで補強が入っています。


透ける主翼が美しいですね。



飯沢さんのICE−FIREです。 Ver2主翼と自作軽量尾翼で快調な
様子。

4つのラウンドを終了した時点の上位8名が決勝に進みました。
FWが大半を占める中、遠藤さんのアブソリュートが光ります。


決勝はタスクEで行われました。 このタスクは同時投げで行われ、
投げられた後は3分MAXの滞空競技となります。


3回の同時投げが行われました。 1投目のコンディションは渋く、
皆さん早めに降りましたが、2投目、3投目と良くなって3投目はMAX
続出となりました。

決勝を制した上位3名の方々です。
一位 中島さん
二位 上代さん
三位 伊藤さん
おめでとうございます。

3パターンFW3が独占です。

そして、3戦分の予選得点の合計で決まったシリーズ戦は
一位 朝妻さん
二位 小川さん
三位 渡辺さん
が入賞となりました。
おめでとうございます。

山田さんから提供された記念品です。 木製のプロペラはピッチ10、
11と言ったハイピッチの物で、その昔、Uコンのレース用に作られた
物だそうです。


F3Kは色々なタスクがあり得点の付け方も様々で、素点の計算が
とても大変です。 高部さんのご好意で集計用のフォームを作って
いただき、大変助かりました。 それでも選手と進行と集計の掛け
持ちは大変なので、第3戦は奥さんを集計に借り出しました。


今回も木村はICE−FIREを使いました。 後ろはトランスポーターにも
機体スタンドにも掲示板にも使える便利な車です。


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