きむらクラフトの映画大好き

このページはきむらクラフト所長が見に行った映画のレビューを紹介しています。
と言っても、とーっても簡単なレビューだけ。　所長の覚え書き程度です。　あしからずm(__)m

日付が入っていないのは、いつ見たか忘れてしまったやつ。
きりが無いので、２００２．４以降に見た物だけです。

文字サイズは「中」、「小」を推奨いたします。

最終更新　２０２４．１２．２６

	作品タイトル	所長の一口メモ	見た日
18	聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団	同名漫画の福田雄一による実写化作品。テレビ版と同一スタッフです。地上で休暇を過ごすブッダとイエスが、走馬灯に変わる動画撮影に借り出されます。独特の間と見る人を選ぶギャグセンスで、最初から飛ばします。ちょい役キャストが豪華です。パロディーネタも満載で、好きな人にはたまりません。出演者全員が佐藤二郎に見えます。アドリブ満載の長いカットが見物です。	２０２４．１２．２６
17	はたらく細胞	同名漫画、アニメの実写化作品。人間の身体の中にある細胞を擬人化した物で、不摂生の主の体内を描いた「はたらく細胞ＢＬＡＣＫ」のストーリーが主。アニメを良く実写化していて、よりスケール感の大きな見た目になっています。アニメでは不摂生ですが、映画の方は病気と闘う主の体内で、一大スペクタクル作品とも言えるほど。泣ける情けない役をさせたら阿部サダヲの右に出る物が無いくらい。	２０２４．１２．２２
16	八犬伝	滝沢馬琴が八犬伝を書き、書き上げる様を役所広司が演じます。馬琴が語り、北斎が感化されて絵を描く八犬伝を八犬伝世界と行き来して表現します。八犬伝のストーリーが進むと同時に、語り合う二人が年齢を重ねる対比が面白く、若者が活躍する裏で語り合う老人達がいます。八犬伝世界はエフェクトは凄い物のわざと学芸会のような台詞回しとなります。役所広司のカツラの皮膚感が凄くリアルです。	２０２４．１０．２８
15	トランスフォーマーＯＮＥ	トランスフォーマー、オプティマスとメガトロンの過去話です。３ＤＣＧで描かれたトランスフォーマー達が人間の様に滑らかに動き、サイバトロン星で働き、生活をしています。リーダーとしてのオプティマスでは無く、底辺の、若くはっちゃけた性格の彼らが奮闘します。ディズニーアニメ的お笑い要素もふんだんに盛り込まれています。オプティマスもメガトロンも炭鉱夫でした。	２０２４．１０．０７
14	ビートルジュースビートルジュース	ティム．バートン監督のホラーコメディー。３５年前の同監督作品の続編。霊界で起業しているビートルジュースが、前作ヒロインの娘を霊界から救う為にいやいやながら召還します。ブラックなジョークをふんだんに含んだコメディーに、ちょっと懐かしい感じのするＣＧを使わないエフェクトとメークで再現した霊界の住人が気持ち悪いながら面白いです。死んだ時の状態で霊界で暮らす人達が笑えます。	２０２４．０９．２９
13	侍タイムスリッパー	ハートフル時代劇コメディー。幕末、長州藩士を暗殺すべく藩士と対峙した所に落雷、現代の時代劇撮影セットにタイムスリップしてしまいます。ヒロインの助監督や寺の住職夫婦に助けられながら、時代劇の切られ役として奮闘します。低予算、単館上映から始まり、人気を得て全国上映に上り詰めた作品。低予算とは思えないチャンバラシーンや王道のコメディで手に汗を握ったり笑ったりと時間の経つのが早い作品。監督や助監督は低予算上に複数の役職を担い、助監督はヒロインまでこなします。ケーキを食べて主人公が泣くシーンにはもらい泣き。	２０２４．０９．１６
12	フォールガイ	８０年代アメリカＴＶドラマの映画化。アクションラブコメ物。ケガを切っ掛けに引きこもっていたスタントマンが、プロデューサーからの「再起を」との連絡から復帰、失踪した映画の主役の捜索を依頼されたり、はめられて殺されかけたり、ケガの真実を知ったりします。Kissなど８０年代テイストな音楽とふんだんに盛り込まれたパロディ、カメオ出演の有名人など一回では見切れない、盛りだくさんな作品。テレビ版の主役、リー．メジャースも登場。予備学習をして見ると１００％楽しめる。	２０２４．０８．２７
11	デッドプール＆ウルヴァリン	デッドプールの３作目。２作目で時間をいじった事で、時空異変取締局に目を付けられ、廃棄世界に他の世界から連れてきたウルヴァリンと共に落とされてしまいます。過激な惨殺シーンと下ネタ満載で、気の弱い方にはお勧め出来ませんが、吹き替え版の軽快なトークとこれでもかと出て来るパロディーとメタな発言で同性同士での鑑賞ならとても楽しめる作品です。歌も歌えるとデッドプールに紹介される、パンパンに仕上がったヒュー．ジャックマンが凄いです。ガンビットのウンドゥル語のような滑舌の悪いなまり台詞が笑えます。	２０２４．０８．１３
10	怪盗グルーのミニオン超変身	怪盗グルーシリーズの４作品目、グルーの悪党学園時代の因縁で、グルー一家が狙われ、高級住宅街中にある古びたセーフハウスに引っ越します。テンポ良く色々なエピソードが８０年代サウンドと共に展開し、超変身したミニオンズがＸＭＡＮやスパイダーマンまパロディーと共に大失敗をやらかします。回を重ねる毎にＣＧのクオリテイーが上がって、コミカルなキャラクターながら、手や顔の質感がとてもリアルです。カーマは気まぐれ、ルールザワールドなどグルーが歌うシーンは吉幾三がカバー、鶴瓶の声は限界か。	２０２４．０８．１１
9	もしも徳川家康が総理大臣になったら	同名ビジネス小説の映画化作品。ＳＦコメディ。コロナのクラスターで総理大臣が急死、内閣崩壊の穴を埋めるべくもかこの偉人の人格を持ったＡＩ達がコロナ過の日本を立て直す。各偉人の配役は「まさにこの人」と言うようなキャスティング。コメディながら、走り方など細かな所の時代考証はしっかりしている。役目を果たして消えていく様は悲しみさえありました。秀吉役の竹中直人、悪い顔は夢に見そう。声を荒げる家康は狂言風。	２０２４．０７．２８
8	ルックバック	藤本タツキ原作漫画の映画化。絵が上手いことを鼻に掛け、学年新聞に4こまマンガを掲載する主人公が、見下していた不登校の少女の描く漫画の技術に打ちのめされ、そこから二人で奮起してプロを目指します。「不登校」や「京アニ放火事件」などをオマージュして、綺麗な絵と弦楽の音楽も相まって短編ながら見応えのある作品となっています。チェーンソーマンとは違った引き出しが見て取れます。　イスに座る姿勢がめちゃくちゃ悪いです。	２０２４．０６．３０
７	デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション　後章	前後編の後編パートです。　過去のいじめ問題から発展して、平行世界や地球破滅など話がどんどん大きくなっていきます。政府、カルト集団などが絡んで混沌と、そして大崩壊と話が進みます。絵面は前記の通、キャラクターのデフォルメ具合とその他の緻密な背景とのギャップがありますが、崩落のシーンの細かさは脱帽物です。実はカタストロフ作品だったと言うオチです。	２０２４．０５．２６
6	猿の惑星キングダム	新しいシリーズ、ジェネシスの4弾目の作品。知能を持ったチンパンジー、シーザーが猿の世界を統治してから300年後のお話。集落で鷹匠をする主人公のチンパンジーは過去の人間の知識を狙うプロキシマス．シーザーによって集落を襲撃されます。仲間を取り返すべく、途中で出会った人間の女性と老オラウータンと旅をします。ほぼほぼ猿しか出て来ない作品、モーションキャプチャーとＣＧで完璧に再現。猿しか出ないので、正に猿芝居。この後4000年ほどすると宇宙飛行士がやってきます。	２０２４．０５．１２
5	陰陽師０	夢枕獏の小説を叩き台に実写化したスペクタクル作品。平安時代、陰陽寮で学生をしている安倍晴明の活躍をＶＦＸを駆使して描く作品。呪いの発動などを上手に映像化しています。やる気の感じられない清明が、「やるときは凄い」時の切り替えが面白いです。平安京の政治のいい加減さにドン引き。今回は０なので、事件は小物です。	２０２４．０４．２９
4	デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション　前章	コミックのアニメ化作品、その前章。巨大な宇宙船が何もせずに東京上空に居座る世界で、主人公達女子高生の日常を描き、徐々に核心に迫ります。マンガらしいキャラクターの環境が酷かったり、時に迫真の演技をするシュールな作風です。宇宙船がいる以外ＳＦ要素は薄く見えますが、話の端々に回答がちりばめられています。幾田りらとあのの声優振りは全く違和感がありません。	２０２４．０３．３０
3	ＤＵＮＥ／砂の惑星Ｐａｒｔ２	ドゥニ.ビルヌーヴ監督により、再映画化された作品のＰａｒｔ２になる作品。砂の民に認められた主人の公若き公爵が、指導者として覚醒、皇帝をも従わせます。前作以上に戦闘シーンなどのアクションが多い展開ですが、ＳＦからは離れた感じが強いです。剣と拳で分かり合う流れです。サンドウォームライドは想像以上の迫力です。	２０２４．０３．１７
2	身代わり忠臣蔵	ムロツヨシ主演の時代劇コメディーです。吉良上野介の弟で、家督も継げず乞食同様の暮らしをしていた主人公が、浅野内匠頭から受けた傷が思わしく無く、身代わり吉良上野介として振る舞います。ダラダラと過ごすつもりが、城内の生活改善や討ち入りの阻止など裏で暗躍します。吉良上野介の首をボールに見立てたラグビーシーンはリアルで迫力もありますが、かなりブラックです。	２０２４．０２．11
1	『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ	鬼滅の刃、テレビシリーズ新章用のプロモーション的な作品です。　立志編、無限列車編、遊郭編、刀鍛冶の里編のダイジェストに新しい「柱稽古編」のプロモーションです。この作品は新章突入のたびにこの手のプロモーション作品を上映していて、それなりの動員数を稼いでいます。新章部分はギャグパートのみです。さいしょから続けて見ると、瞳の掻き方に変化が見て取れます。	２０２４．０２．０２
16	劇場版SPYxFAMILY CODE:White	同名漫画、アニメの劇場版です。凄腕スパイと凄腕殺し屋、超能力少女がお互いの素性を隠して家族として生活をします。ご都合主義、勘違い、からのドタバタギャグ物です。アーニャの調理実習の為に家族で小旅行に出た先で戦争の火種に巻き込まれます。表向きの顔と地の文の顔がコロコロと変わり、表のシリアスを粉砕していきます。主人公達の人間離れっぷりは見事。アクションも清々しい物があります。ヨルさん一人に撃墜される戦闘飛行船があわれです。	２０２３．１２．２５
15	劇場版乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった	なろう系小説原作のアニメシリーズの劇場版です。転生したら碌な未来が無いゲームの悪役になってしまった主人公が、生き残りを賭けて頑張るが勘違いの連鎖で主人公になってしまいます。劇場版ではその後のお話で、聖獣を巡った争いに巻き込まれます。大陸クラスの厄災なのですが、どこかのんびりとして緊張感が無い所が言い雰囲気を出しています。主人公の声優は一人で７役をしていて、大御所を動物に当てたりしています。	２０２３．１２．１７
14	ウォンカとチョコレート工場のはじまり	児童書、チャーリーとチョコレート工場の前日談となるミュージカル作品です。チャーリーが母との約束を実現するために、チョコレート大手の居る町でチョコレートの販売を始め、色々な苦難に立ち向かいます。吹き替えではDa-iCEの花村想太や松平健などミュージカルシーンも見物。苦難もポジティブに切り抜ける主人公の姿が良いです。松平健が声を当てるのはヒューグラントで役柄がウンパルンパです。	２０２３．１２．１０
13	ゴジラ－1．0	ゴジラ映画70周年作品として山崎貴監督による物。ゴジラが初回作品より7年ほど早く日本にやってきます。人間も国土も戦後の復興もままならない所にゴジラが追い打ちを掛けてきます。山崎監督のＶＦＸは安心の出来ですが、それ以上に復員してきた敗戦兵の心の生き場所を上手く描いたヒューマンドラマの要素が強く出ています。ゴジラ映画ですが、涙腺崩壊物に仕上がっています。神木隆之介の絶望の演技が素晴らしいです。震電のペラは飛びません。	２０２３．１1．１１
12	春画先生	春画の研究家先生と春画に目覚めた女性の恋愛に至る所を描くラブコメものです。喫茶店で春画を開き、熱く語る先生とそれを怪訝に思いながらも研究にしか興味の無い先生とどんどん熱を上げて強烈に引かれていく主人公が面白く描かれます。主人公の女性は最近では珍しく体当たりな演技をしています。結構露骨な春画はこの作品で初めて見ました。安達祐実の手がゴツイです。	２０２３．１０．１５
11	グランツーリスモ	同名ゲームの優秀者を実車のレーサーにするプロジェクトを描く実話を元にした作品。グランツーリスモにのめり込み、家族とも上手く行かない主人公が、プロジェクトのアカデミーで選抜され、レーサーになります。家族、ライバル、反対勢力の難関を乗り越え、ルマン24時間で表彰台に乗るまでに上り詰めます。レースシーンは目まぐるしいカット割りとリアルな絵と音でドキドキが止まりません。辛口のチーフメカニックの感涙にもらい泣き。日本の有名寿司店も出て来ます。日本語吹き替え版のエンディング、何時曲完結T-SQUAREの楽曲が良いです。枯れ葉の舞うルマンは違和感ありますが。	２０２３．０９．１５
10	劇場版シティーハンター天使の涙	シティーハンターシリーズの最新劇場版。人間兵器を作り上げるナノマシンを巡って、組織と冴羽 ?、それを巡る傭兵チームがアクションを繰り広げます。ＣＧをふんだんに使用して狂いの無いメカ類でアクションが冴えます。ＴＶシリーズと違ってマッチョな体型で見るからに強そう。ＴＭネットワークの挿入歌が沢山取り入れられて、世代な私には感涙物です。公開より３５年、連絡手段はスマホに、ミニはデュアルマフラーに、それでも主人公達は年を取らず。年を取るのは声優だけでした。	２０２３．０９．０８
9	ＳＡＮＤ　ＬＡＮＤ	鳥山明原作のフルＣＧアニメ。魔物と人間が共存し、水を失った砂漠の世界で、国王の水に対する暴利から魔王の息子と人間の保安官が新たな水源を求める旅に出ます。鳥山明の独特のメカにドラゴンボールを凌駕するアクションシーンがＣＧで迫力満点に描かれます。ガルパン張りの戦車道シーンも見物です。ベルゼの無双ぶりもあって、安心して見られる作品です。カメオは無さそうです。	２０２３．０８．２０
8	ミッション．インポッブルデッドレコニングＰＡＲＴ　ＯＮＥ	ミッション．インポッシブルの第7シリーズ目です。世界を牛耳る性能を持ったＡＩを制御する鍵を巡ってＩＭＦのメンバーが活躍します。ＣＧを使わずに生のスタント、アクションが売りの作品です。冒頭の潜水艦戦からハラハラドキドキしっぱなし、所々に挟まれる香港映画的なコメディー要素で一息。電動に改造された黄色いFIAT500が良いです。トム．クルーズ、同級生なのに良く走ります。	２０２３．０７．２３
7	君たちはどう生きるか	宮崎駿監督作品です。最後の作品とも言われるジブリ系ファンタジー作品です。母の実家に疎開し、その先で不思議怪しい体験をします。主人公や周りの人の内面を写す様な不思議生物に、のぞき見あおるアオサギに翻弄されます。ダンジョンの様な建物内の描写や鳥の足音や飛び立つときの糞の描写はリアルです。火事のシーンでの紙の燃えかすが舞う描写や延焼を防ごうとする描写が新鮮に映りました。公開まで秘密主義の中、声優陣のラインナップには驚きました。	２０２３．０７．１６
6	インディー．ジョーンズと運命のダイヤル	インディー．ジョーンズシリーズ最終作？です。戦時中にナチスによって持ち出されたアルキメデスのオーパーツが、１９６９年に再び持ち出されます。戦時中のシーンでは若いインディーが見られます。乗馬にトゥクトゥク、飛行機と息つく暇も無くチェイスシーンが続きます。美女と子供のお供も健在。インディーおじいちゃん、頑張ます。	２０２３．０７．０２
5	劇場版 PSYCHO-PASS PROVIDENCE	同名作品の劇場版アニメです。ＡＩが犯罪を抑制する近未来で、捜査官の女性がテロ国家の樹立と法律廃止を阻止すべく手を尽くします。リアルな描写と緻密で綺麗ななＣＧ、痛みが伝わるような迫力のあるアクションが見物です。坦々とエグい事を話すＡＩの声を日高のりこが担当していて、ＥＴＣのイメージとかぶります。	２０２３．０５．１４
4	ガーディアンズ．オブギャラクシー Volume3	マーベルの同名作品の実写劇場版の３作品目、シリーズの最終と言われる作品。アライグマのロケットがハイエボリューションに狙われ、助ける為に本拠地に乗り込みます。７０～８０年代ポップスと派手なアクションで長い作品も短く感じます。親子愛、動物と泣き所も押さえられています。「悪い犬」「Bad Dog」と言われたことを引きずるライカ犬が可愛いです。	２０２３．０５．０７
3	ザ．スーパーマリオブラザース．ムービー	お馴染み、スーパーマリオのフルＣＧアニメ映画です。異界に紛れ込み、はぐれてしまったルイージを探すため、ピーチ姫と協力してクッパを倒します。ゲームのスーパーマリオと同じストーリーでクッパと対峙しますが、アイテムやマリオカートなど他のゲームやドンキーコングなどのコラボも見ていて楽しい作品です。作風は明るく綺麗です。アイテムが無いと弱いマリオ、対して素で強いピーチ姫です。	２０２３．０４．３０
2	シン．仮面ライダー	庵野秀明監督の「シン」シリーズ。改造人間の本郷猛がショッカーと戦うストーリー。初代テレビシリーズを本筋に踏まえて、科学的に辻褄を合わせた感じの作り。何トンもあるパンチ力やキック力でショッカーの皆さんを殴ったらどうなるのか、PG12も納得の映像になっています。戦闘シーンに流れるBGMは当時の物で感涙です。総統がＡＩになっていたりします。歩く後を付いてくるサイクロン号がかわいいです。	２０２３．０３．２６
1	エヴリシング．エヴリウェアオール．アット．ワンス	アカデミー賞を総なめしたＳＦ作品です。コインランドリーを経営する主人公が、あまたの平行世界の自分の能力を使えるように導かれ、全平行世界の破滅を目論む勢力と戦うハメになります。能力の発動には、「アカデミー俳優にこれをやらせるか？」ほどの下らない事をさせます。全編、香港映画張りのカンフーアクションですが、シュッとした人は出て来ません。状況を理解するまでが難しい映画です。	２０２３．０３．１９
21	劇場版転生したらスライムだった件紅蓮の絆編	なろう系小説の代表格とも言える作品の劇場版アニメ作品。劇場版用オリジナルストーリー。小国の女王を呪詛から救うため、リムル陣営が動きます。劇場版と言う事で剣技、空中戦、トロッコとアクションシーン満載です。最後はリムルのとんでもスキルで方が付くのはお約束。作品を知らなくても見られるように、そこここに説明があります。	２０２２．１２．１８
20	銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀　第二章	アニメ第四クール45話から48話までをまとめた劇場版５本目です。帝国軍はいよいよ同盟領への進軍を始め、イゼルローン回廊とフェザーン回廊とのフェイント作戦を行います。後半、お待ちかねの戦闘シーンがあり、大艦隊との混戦が見物です。ローゼンリッターも出撃、シェーンコップとロイエンタールの一騎打ちは打ち合う毎に薔薇の花が飛ぶよう。帝国のラウンジではなぜかウイスキーばかり。ツマミは無い。	２０２２．１１．２６
19	すずめの戸締まり	新海誠監督の長編アニメ作品。オカルトアクションロードムービー物です。普通の女子高校生が、地脈の暴走を防ぐ閉じ師と出会い、扉から始まる地脈の暴走を鎮める旅をするはめになります。相変わらず背景の美しい絵に派手なアクション要素が盛り込まれ、息つく暇の無い作品になっています。事の始まりに東日本大震災が用いられています。叔母役の深津絵里が凄い。震災報道の母を探す女の子を思い出しました。	２０２２．１１．２０
18	銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀　第二章	アニメ第四クール41話から4４話までをまとめた劇場版５本目です。幼い皇帝の誘拐事件からユリアンのフェザーン出向までを描きます。今回も戦闘シーンはお預けですが、誘拐されても誰にも心配されない皇帝と出向で色々な人に心配され励まされるユリアンの対比が興味深いです。ラインハルトがどんどん黒化していきます。	２０２２．１１．０５
17	銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀　第一章	アニメ第四クール37話から40話までをまとめた劇場版４本目です。イゼルローン要塞戦の決着の前半から帝国の内部テロ、フェザーン自治領との絡みが描かれます。前半の戦闘シーンは爆発のオンパレードで迫力満点な分、後半の内部抗争パートは地味な感じもします。ふと気がついた事に、帝国側の声優陣の方が有名所が揃っているようです。	２０２２．１０．０２
16	ブレット．トレイン	ブラットピット主演のアクションコメディーです。日本の新幹線車内を舞台に、複数の殺し屋がそれぞれの指令で動き、絡み合います。コロナでロケが出来ず、ハリウッドで日本を再現、少し変わった日本社会が見られます。前半の複線置きは少し退屈ですが後半で一気に回収するテンポが凄いです。日本のアニメのオマージュも感じられオーバーな描写もなぜか納得です。口の悪い日本人に全ての良い所を持っていく真田広之がいます。	２０２２．０９．０４
15	ジュラシック．ワールド新たなる支配者	ジュラシックシリーズ最終作です。アメリカに移送された恐竜が世界中にはびこり、恐竜を管理する組織が遺伝子操作したイナゴを放ちます。今まで登場したキャストフル出演、今までの色々なシーンもオマージュとして登場します。インディージューンズ、ゴジラ、００７のパロディーもあります。クリーチャー、アクション、パニック何でもあります。	２０２２．０８．１５
14	ミニオンズ　フィーバー	怪盗グルーシリーズのＣＧアニメもので、グルーの少年時代を描きます。伝説のメダルを巡って、浚われたグルーをミニオンズが救出に向かいます。ミニオンズのハチャメチャ具合も健在、かわいさも増してますが、ＢＧＭの７０年代ポップスの数々が当時世代には大はまりします。グルーを吹き替える笑福亭鶴瓶の演技は本物です。	２０２２．０７．１７
13	エルヴィス	キング．オブ．ロックのエルヴィス．プレスリーの伝記物。町で歌手として活動していたエルヴィスがマネージャーのパーカーに出会って一役トップロッカーにのし上がります。表の面と母親を亡くしたり自分を見失ったりのの裏の面も見せてくれます。主役のオースティン．バトラーが10代の初々しい歌手から40代の見た目にも脂ののった役までをこなしています。知っている曲ががふんだんに演奏されます。恰幅の良いマネージャー役のトム．ハンクスの悪い笑みが見物です。	２０２２．０７．１０
12	バズ．ライトイヤー	ピクサーのトイストーリーからのスピンオフもの。おもちゃのバズの基になった「映像作品」ですになります。遥か彼方の宇宙を旅する宇宙船が惑星に不時着、そこから脱出するためのエネルギーをテストするために実験を続けます。予告を信じて見ると、えぇ～なリアルな展開が待っていて、キャラクターに似合わないリアルなメカと動きが迫力満点です。トイストーリーを想像して見に行くと、良い意味で裏切られる作品です。	２０２２．０７．０３
11	劇場版からかい上手な高木さん	同名の漫画、アニメ作品の劇場版です。中学に通う教室で隣同士の男女。高木さんが気になっている西方をからかう、と言うだけのラブコメものです。小豆島を舞台に、気になる男の子をいじる女の子に、恥ずかしさがまず前面に出てしまう、まさに中学生らしい初々しいストーリーです。他の作品よりも一周回ってリアルに見える作品です。　高木さんの声優、高橋李依の歌う８０年代ポップスも聞き所です。	２０２２．０６．１９
10	機動戦士ガンダムククルス．ドアンの島	安彦良和による劇場版ガンダム。ＴＶシリーズの１５話をリメイクした作品です。アムロ達は孤島の調査に向かうも、襲撃を受けてアムロだけが孤児とドアンの暮らす島に取り残されます。キャラクターは安彦良和の直筆マンガに近い出来で迫力があります。作品の1/3はモビルスーツの格闘戦が描かれ、ＣＧで正確に動くモビルスーツが逆に怖くも見えます。１機５０tの格闘戦、地面の削れ方等はリアルだけど動きすぎ感も。ギャグパートがトニーたけざきと見分けが付かなくなって来ています。	２０２２．０６．０５
9	トップ．ガンマーヴェリック	1986年に公開されたトップガンの続編になる作品。問題多きエースパイロットになっているマーヴェリックが高難易度の任務達成のために教官としてトップガンに招集されます。仲違いするチーム、父の遺恨を残す戦友の息子をまとめ上げ、任務を達成します。半分近くフライトムービーで飛行機好きにはたまらない出来です。基本戦争映画ですが、流血、暴力一切無しのエンターテイメント作品に仕上がっています。未だノーヘル、GPZ900がデカい。トム．クルーズが良いオヤジをやっています。	２０２２．０５．２９
8	シン．ウルトラマン	庵野秀明企画脚本によるウルトラマンのリメイク物。禍威獣がなぜか日本にだけ出現する中、政府直轄の特捜隊組織が立ち上がります。その中、宇宙から地球を観察する任務に就くウルトラマンが地球を守る為に禍威獣と戦います。大きい生物が戦った時の被害状況や政府の対応などリアルな部分を加味した特撮怪獣物に仕上がっています。ウルトラマン、背びれとカラータイマーがありません。スペシウム光線の発射シーンがカッコイイです。	２０２２．０５．２２
7	銀河英雄伝説 Die Neue These 激突　第三章	アニメ第三クール３３話から３６話までをまとめた劇場版３本目です。　今回で第三クール終了になる作品です。イゼルローン要塞奪還作戦が決行され、ヤン不在の要塞を留守組とゲスト提督のメルカッツが要塞を死守すべく戦います。要塞対要塞の戦闘、、艦隊戦の運用合戦など、宇宙戦シーンはやはり良いです。	２０２２．０５．１６
6	銀河英雄伝説 Die Neue These 激突　第二章	アニメ第三クール２９話から３２話までをまとめた劇場版２本目です。　帝国は奪われたイゼルローン要塞の奪還を画策。同盟側ではヤンの失脚を狙って査問委員会が開かれ、宇宙船では無い人同士の裏の争いが勃発します。　今回は戦闘シーンはほとんど無く、地上でのお話がメインです。	２０２２．０４．０９
5	SING/シングネクストステージ	前作SINGの続編になるフルＣＧアニメです。劇場を立て直したコアラの支配人は、更なる活躍を目指して、音楽の聖地へ劇場メンバーと乗り込みます。吹き替えでの鑑賞ですが、押しの弱いコアラを内村光良が好演、他のキャラも声優では無いシンガーが頑張っています。前作よりＣＧの質が向上、毛並みや肌の質感が格段に上がっています。ブタの耳が光に透ける表現が凄いです。後半のステージシーンは圧巻です。	２０２２．０３．２1
4	ドラえもんのび太の宇宙小戦争２０２１	二期ドラえもん映画の１６作目、１９８５年公開の一期作のリメイク物です。のび太達が親指サイズの宇宙人達のクーデターに巻き込まれます。ストーリー自体は一期とほぼ同じですが、メカ類は外観こそ藤子作品のそれですが、ディテールは刷新され洗練されてた物になっています。ロケットの噴煙や爆炎もリアルになっています。コロナで一年延期されたのですが、丁度クーデター物で奇しくもタイムリーな物になりました。宇宙人の耳部分、取れそうで怖いです。	２０２２．０３．２０
3	ブルーサーマル	小沢かな原作漫画のアニメ映画化作品です。体育会系の部活に疲れ、大学では華やかに．．と思っていた主人公が航空部に入り、グライダー競技にのめり込みます。グライダー好きなら老いも若きも読んでいる原作コミックがあるだけ、期待の高かった作品ですが、期待通りのクオリティーでグライダーを描いています。登場人物の葛藤や姉妹間の確執などヒューマンドラマの面も強いですが、グライダーで全て良しです。妻沼のはずがなぜか上里に見えました。	２０２２．０３．０６
2	銀河英雄伝説 Die Neue These 激突　第一章	Production I.G 版アニメの第３クールの２５話から２８話までを一挙上映の形です。　ユリアンの初陣ミッターマイヤーとロイエタールとラインハルトとの出会いを描いています。　ＩＧの作品らしく、ＣＧを上手く使って宇宙空間や宇宙船を描いています。前作テレヒレシリーズから何歩も進んだ作画です。亡くなった声優の役をイメージを壊すこと無く継承しているのが嬉しいです。　オーベルシュタインも塩沢兼人に良く寄せています。	２０２２．０３．０５
1	サンダーバード５５／ＧＯＧＯ	1960年代に一世を風靡したＳＦ人形劇。かつてのスーパーマリオネーションの技術と特撮を再現して新たに作った新作です。レコードに収録され、映像化されていない3作品をＣＧも使わず再現しています。昔の風合いそのままです。昔見たサンダーバードが帰って来たようにも思えました。ペネロープを主役にした話がメインです。　「ハイ、パパ」が聞けました。	２０２２．０１．０７
16	マトリックス．レザレクションズ	ウシャウスキー姉妹のマトリクスシリーズ最新作。マトリックス．レボリューションズで特攻したネオとトリニティーが、機械たちによって生かされて、仮想空間で新しい人生を送っていますが、真実を取り戻し、管理者権限を奪還すべく戦いに挑みます。アクションシーンは今までの総集編とばかりに盛りだくさんです。ＣＧの出来は相変わらず素晴らしいです。流石に、主役二人の年齢が上がっただけに、キレは今ひとつ。日本の新幹線の外の景色がほぼサクラ。	２０２１．１２．２６
15	DUNE/ 砂の惑星	ドゥニ.ビルヌーヴ監督により、再映画化された小説原作のＳＦ物。ＳＦとは言え、最近の異世界物に近い舞台設定。砂漠から秘薬が採れる砂ばかりの惑星で、利権争いに巻き込まれる若き公爵。ＣＧ技術向上により、より細かな砂を再現。トンボを模した羽ばたき航空機、ビルが飛んでいるような宇宙船のデザインなど独創的。原作を忠実に再現しているため、エンタメ味は極小。前作のシーマン（ナビゲーター）はで出てきません。	２０２１．１1．０３
14	００７ノー．タイム．トゥー．ダイ	ダニエル．ボンドの５作目、前作の続きとなる作品。諜報を引退し、スローライフを送るジェームズの所にＣＩＡからの依頼が入ります。爆発から始まり、爆発で終わる。何処まで行っても敵に追われて迎え撃つ、三時間近い作品ですが、息つく暇の無いアクションマシマシです。ＢＤ５にアホウドリを模したグライダー、腕時計と秘密道具も見所。ダニエル．ボンド最後とあって、００７オープニングのオマージュもありました。ＤＮＡを使った兵器は恐怖。畳の部屋で正座して敵と向かい合い、土下座をするボンド。やり過ぎ感があります。	２０２１．１０．０９
13	フリー．ガイ	バーチャル系ＳＦアクション物。毎日変わりの無い生活をしていたと思ったら実はオンラインゲームのＮＰＣだった。表ではバックグラウンドにあるＡＩシステムを巡る版権争い、その中で開発者とＮＰＣ主人公が手を組んで裏を探ります。ゲーム内なので基本何でもありのハイスピードアクション。パロディーやギャグもふんだんに使われ、カメオ出演の役者も多いので探すだけでも楽しい作品です。ライトセーバーには感涙ものでした。	２０２１．０８．１７
12	ジャングル．クルーズ	ディズニーランド創設当初からあるアトラクションを元に製作されたギャグ要素多めのアドベンチャー物。奇跡の花を求めて、イギリス人女性学者とドイツ軍がアマゾンの奥地に入ります。ディズニーランドのアトラクション同様にダジャレを飛ばしバレバレのイベントをリアルにやっています。色々なイベントには大抵オチがあり、気負うこと無く見るのには丁度良い物です。意識高い系の女性学者は鼻につきます。	２０２１．０８．０９
11	竜とそばかすの姫	細田守監督のアニメ作品。幼い頃に母を増水事故で亡くしてから人との関係絶った主人公が、体感型ＳＮＳで歌をアップしてから徐々に人間関係を築いて行きます。ＧＣ調の仮想空間と現実の高知の田舎の風景のどちらも美しく、対比が面白いです。声優陣に役者や歌手、しかも大御所を多数起用している所も見所。主人公のＣＶは声優未経験の歌手ですが、楽曲もさることながら内に籠もった少女を好演しています。最後に児童虐待に持っていく間、後の説明が欲しい所。カヌーがリアルです。	２０２１．０７．２１
10	ピーターラビット２バーナバスの誘惑	実写版ピーターラビットの続編になります。前作同様３ＤCGです。ビアとマクレガーが結婚し、息苦しさを感じたピーターは町で父の友人と名乗る老ウサギと出会い、泥棒の肩を担がされます。前作同様、ブラックなコメディー作品ですが、色々な映画のパロディーが垣間見られます。オーシャンズ１１、００７と思わずニヤリとするシーンが沢山あります。００７に関しては、車に音楽とかなり意識した感じがあります。吹き替え版の千葉繁は最高です。	２０２１．０７．０４
9	るろうに剣心最終章 The Begining	映画版るろうに剣心最終章、二部作の二本目の作品になります。みんな大好き幕末物です。譲位側の刺客として幕府側の高官を切りまくる剣心の姿と明治の剣心となる切っ掛けを描きます。新撰組や幕府側の隠密との戦いでは剣劇が光りますが、巴役の有村架純とのつかの間の平穏な暮らし振りも良い物があります。メインの役者のすり足が凄いです。日記は謎です。	２０２１．０６．２７
8	シドニアの騎士あいつむぐほし	コミック原作のアニメ作品。テレビシリーズ、劇場版と展開し、おそらく最終章。作風はフルＣＧ物です。未知の生命体からの攻撃で地球が滅ぼされ宇宙に新天地を求めて旅立ってから１０００年、遺伝子レベルでの肉体改造、クローニングで生き延びてきた人類と未知の生命体との決戦、人類が勝利してから１０年、定住の地を巡る最終決戦が繰り広げられます。テレビ版ではぎこちなかった動きも滑らかに、エースパイロットとなった主人公と種族を超えた恋愛劇が見物。この世界、人型機動兵器必要かなぁ？	２０２１．０６．２０
7	HOKUSAI	江戸末期の浮世絵師、葛飾北斎の生き様を描いた作品。売れない時代から自棄になり、開眼し、誰もが知る浮世絵師になる北斎を青年期、老年期と二人の俳優が演じます。青年期を演じた柳楽優弥が演じ、逝ってしまった目つきが凄く、老年期を演じた田中泯の破顔がとても印象的。坦々と進む作品ながら、遊郭の豪華さなど目を引く所が多くあります。	２０２１．０６．１５
6	機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ	逆襲のシャアの12年後の世界を描くアニメ作品。原作は1989年発刊の小説です。ブライト艦長の息子、ハサウェイが地球の再生を掲げるテロ集団の首領として暗躍します。ガンダム作品ですが、流石に最新の映像ではリアルさが増して、市街地での戦闘シーンは迫力がハンパ無いです。飛び散ったプロペラントで消火栓が融けたり、ＭＳが降りるとバーニヤの熱で木が燃えたりと色々考えられています。ミノフスキークラフトの動きや音はマトリクスのようです。	２０２１．０６．１３
5	るろうに剣心最終章 The Finle	映画版るろうに剣心最終章です。二部作の一本目になります。剣心の所に義理の弟、縁が襲撃してきます。姉の敵と剣心に関わりのある全てを無き物にすべく、破壊と殺戮を行います。最終章だけあって、回想シーンを含めオールスター出演で豪華絢爛。８割を締めるアクションも「トンデモチャンバラ」に更に磨きが掛かります。飛び上がり地面を滑り天井まで足場です。９年に及ぶスリーズ、さすがに娘役は年季が入ります。トンデモぶりに奥義も霞みます。	２０２１．０４．２４
4	モンスターハンター	カプコンのゲーム、モンスターハンターの映画化作品です。　仲間の部隊を捜索中のレンジャーがモンハン世界に転移します。ミラ．ジョボビッチ分する大尉が一人生き残り、モンハン世界で帰還を模索します。ゲームのようなクエストやどこかほのぼのした感じは無く、モンスターから逃げ回るホラーパニック物に仕上がっています。作品中８割方がアクションシーンで占められます。唯一、厨房を任される片目のアイルーが雰囲気を出しています。夫婦作品、ミラが強すぎです。	２０２１．０４．１８
3	シン．エヴァンゲリオン劇場版fine	２０１２年で止まっていた新劇場版の最終話です。本当は音楽記号ですが出なかったので。１４年後に目を覚ましたシンジが昔の仲間に会い少しずつ心を開き、父と向き合い全てを終わらせるために再始動します。戦闘シーンは艦船編とエヴァ編とありますが、エヴァ編はDAICONフィルムを彷彿とさせる物がありますが、巨大ロボと言うより人間サイズのケンカ感が強かったと思います。何度見ても人がLCLに還るシーンは心臓に悪い。　幼シンジがゲンドウに抱かれるシーンには涙。　最後は「君の名は」です。	２０２１．０３．１３
2	夏目友人帳石起こしと怪しき訪問者	緑川ゆきの原作漫画の劇場版アニメ。妖怪の類いを見ることの出来る能力を持つ主人公が妖とささいな問題を解決するシリーズ。「石起こし」と「怪しき訪問者」の二話オムニバスです。「石起こし」は小妖怪のミツミが祠に眠る大妖怪を起こす使命を果たそうとしますが、褒美を狙って起こす役を狙う他の妖怪達とのドタバタレース物。「怪しき訪問者」は沼の主が今は寂れてしまったライバル沼の主との再会を願う話。どちらもシリーズ共通のほっこりとしたストーリーに優しいタッチの作画で穏やかな時間を過ごせます。　ニャンコ先生は相変わらずのかわいさです。	２０２１．０１．１６
1	劇場版「鬼滅の刃」無限列車編	マンガ、アニメと展開した鬼滅の刃の劇場版です。指令で列車内行方不明事件を捜査に来た主人公達が、精鋭の幹部と主犯の鬼を退治します。良い夢を見させ、そのすきに殺害していく鬼との壮絶な戦いを描きます。悲しい過去を持つ主人公達が、夢の中から断腸（断首）の想いで帰るシーンは涙をそそります。ＣＧを上手く使い、自然な背景と、ジャンプマンガの荒々しい迫力の効果の使い方や、戦闘場所の確保の仕方や戦闘後の跡の表現が凄いです。無限列車の「無限」は何でしょう？	２０２１．０１．０４
8	TENET	タイムリピート系アクション物です。特殊工作員の主人公が、時間逆行を使った武器取引戦のなか、謎の超兵器の奪還に向かいます。時間逆行が頻繁に作中に取り入れられ、後になって「あのシーンはコレか」と気づかされる事が多く、二度三度と見ないと全貌が把握出来ません。逆再生映像が多く、お安い感は拭えません。逆行中の人間への設定は新しい物がありました。ヒロイン役の女優さん、ヒール込みなら２メートル。AC35が出てました。	２０２０．０９．２７
7	劇場版ヴァイオレット．エヴァーガーデン	両手を失った、一人で一個師団にも勝る戦闘力を持った元少女兵が、代筆という仕事を経て愛と言う感情を知る作品の劇場映画化。テレビシリーズで色々な人を幸せにしてきて尚、亡き上官への思いを断ち切れない主人公の足跡を５０年後に彼女の存在を知った少女がたどるような形で積み上げます。人の死後に向けた手紙の代筆の下りが２編あり、これらは泣かずに見ることは不可能です。とても綺麗な映像と相まって、先読みしても泣けます。色々な人を幸せにしてきて、もう彼女自身も幸せになっても良いよね、と思う結末です。	２０２０．０９．２０
6	Fukushima 50	門田隆将のノンフィクシン作品の実写化。３．１１東日本大地震で大きな被害を受けた福島第一原発の中央制御室や緊急対策室で炉心溶融の危機と命がけで戦う様を描きます。実際の映像を交えて描かれる映像は、一度見ているだけに臨場感が凄いです。家族を残しての生死の葛藤や、政府とのやりとり、現場での作業を心配する家族など、どれを取っても涙無しに見ることが出来ません。まるで昨日あった事のように見ていました。思い出のラジコン飛行機が年代の割に古いデザインでした。	２０２０．０３．２０
5	１９１７命をかけた伝令	第一次世界大戦下の西部戦線でのイギリス軍を描く戦争映画です。ドイツ軍の罠に気がついた大隊から戦端に撤退命令を届けるように命じられた２人の若い兵士が命を賭けて伝令をします。戦地を砲撃、銃撃を受けながらも這い、走り、落盤に合い、川に流され滝に落ちます。その一部始終をカメラが追うように撮影する手法が取られています。人間目線のアングルで迫力満点。次に何が来るかドキドキさせられ、取り憑かれたように走る姿に涙します。アングルが固定されている様に見えるのでＦＰＶゲームのようでもあります。	２０２０．０２．１６
4	劇場版ハイスクール．フリート	陸地の大半が海に沈み、第二次世界大戦の起こらなかった日本での女性主体の海防組織、その育成校で学ぶ少女達の物語を描くアニメ作品。正規軍が出動出来ない中、テロリストに占拠された海上要塞を奪取する作戦に主人公達学生が借り出されます。学生達が操る第二次世界大戦当時相当の艦船がＣＧでリアルに描かれ、艦隊運動が見事に描かれ迫力満点です。また、少女達の練度も見事です。実際には実現しなかった大和型戦艦４隻による４６センチ砲一斉射撃はアニメながら圧巻です。４ＤＸで見るなら戦車より断然こちらだと思いました。	２０２０．０２．１１
3	ゴブリンスレイヤーＧＯＢＬＩＮ’Ｓ　ＣＲＯＷＮ	WEB小説、ラノベ原作になるアニメの劇場版作品です。ゴブリンを専門に狩る寡黙な冒険者が、令嬢捜索の依頼を受けて冒険者仲間とゴブリンの巣窟に挑みます。この作品、登場人物に名前が無かったり、ゴブリンが人間を襲うやり方やゴブリンの殺し方の描写が生々しく、ＰＧ１２指定を受ける作品ですが、用意周到な作戦など、直ぐに作品世界に引き込まれます。妖精射手と呼ばれるエルフの仲間は2000才です。	２０２０．０２．０９
2	フォードｖｓフェラーリ	１９６５年からＧＴ４０でルマンに挑むフォードで、車を作るシェルビーとドライバーのマイルズがフェラーリと大きな会社の闇と戦います。レースを離れなければいけなくなったシェルビーとレースから離れられないドライバー、大きな会社の闇との三つ巴の人間ドラマが繰り広げられます。エンツォ．フェラーリがそっくり。レースシーンは本物を見慣れていると不満。運転の仕方がバック．トゥー．ザ．フューチャーのマーティーと一緒。	２０２０．０１．１２
1	カツベン！	周防正行監督の大正青春活劇です。活動弁士を目指すも、踏み外した生活を送る青年が、弁士しとてのチャンスを見付けます。この作品のために撮ったモノクロの無声映画やドリフさながらのドタバタ劇が見物です。竹中直人の「これはアドリブだな」芝居も健在です。	２０２０．０１．０４
21	スターウォーズスカイウォーカーの夜明け	スターウォーズシリーズ、４２年の歴史を閉じる最終作。シスの亡霊からなるデストロイヤー大隊の進行を止めるべく、レジスタンス軍が死闘を繰り広げます。レイの素性が明らかになり、最後のジェダイとなります。エピソードⅣの宇宙戦にエピソードⅠの殺陣の長さ、デススターの残骸と思い出もバッチリ。あり得ないサイズのコネクターやスイッチも健在。エンディングは正調スターウォーズのテーマで涙です。	２０１９．１２．２２
20	ターミネーターニュー．フェイト	ＳＦパニックものターミネーター２の続編に位置づけされる作品。２より２２年後、新たな分岐の壊滅した未来から、指導者を抹殺すべく新型ターミネーター、指導者を守る為に強化人間が送り込まれます。新型ターミネーターはガワと骨に分離して、ターミネーターらしく執拗に追ってきます。見慣れたパターンなので「これじゃ壊れないだろうな」感があります。分岐した未来図に？の部分もありますが、ターミネーターらしい作品なのでは、と思いました。	２０１９．１１．１０
19	アド．アストラ	ブラッド．ピット主演のＳＦヒューマンドラマです。海王星から放たれた超強力な電磁波を止める旅にブラピが単身挑みます。政府の裏事情などから、宇宙船ジャックとなった一人旅は3ヶ月に及び、心身の辟易振りが見物です。軌道エレベーターからの落下、月面カーチェイスなど新しく見応えがあります。ブラビ、トミーリージョーンズ親子の為に随分と死人が出ました。軌道エレベーターが実用な世界の割に宇宙船がしょぼいです。	２０１９．０９．２２
18	ヴァイオレット．エヴァーガーデン外伝永遠と自動手記人形	京都アニメーションの襲撃を免れ、公開されたアニメ作品。戦時中に兵器として扱われ、両腕を失いながらも人の愛と幸せを探して代筆業を営む主人公が、血縁により孤児から貴族になってしまった少女の家庭教師を引き受けます。兵士時代、最強と謳われるも見た目可憐で儚く見える主人公像と、淡い色調で描かれた背景で切なさを演出します。離ればなれになった戦災孤児の姉妹に度々涙させられます。	２０１９．０９．１６
17	ロケットマン	エルトン．ジョンの半生をミュージカル風に描く作品。ネグレクトに近い少年時代から愛に飢えたエルトン．ジョンは成功を収める物の徐々に落ちて行きます。楽曲は主演のタロン．エジャトンが見事に完コピ、見物です。ハグさえしてもらえない少年時代には涙、ゲイッぷりは痛い程。バーニーはとっても良いヤツです。	２０１９．０９．０８
16	ドラゴンクエストユア．ストーリー	スーファミゲームのドラクエ５をベースにした３ＤＣＧ作品。魔王ゲマにさらわれた母を取り戻すべく、リュカが冒険を繰り広げます。パパス、リュカ、アルスと親子三大に渡る冒険劇にフローラ姫、ビアンカとの三角関係とネタも盛りだくさん。ファミコン版っぽいひらがなのポップアップも出て来て雰囲気を作ります。３ＤＣＧではあるものの、鳥山明のキャラはしっかりと生きています。キャラはちょっとシリコンっぽいです。結末はまさかのＳ．Ａ．Ｏ。	２０１９．０８．０４
15	天気の子	新海誠監督の長編アニメ作品。空と繋がり天気を操る力を得てしまった少女と、離島から家出してきて生活に困る主人公が、異常気象の東京を舞台に生きていきます。背景描写の定評がある監督作品だけあって、何度となく描かれる雨が上がって行くシーンは圧巻です。リアルで豪雨報道を良く見るようになっただけに、映像もリアルです。色々な場所に今までの作品のキャラがカメオ出演。何かにつけて号泣する主人公にチョイ引き。	２０１９．０８．０４
14	アルキメデスの大戦	ヤンマガ連載のコミックを原作に持ち、山崎貴監督による作品。昭和８年に次期主力艦船建造ダービーに挑む嶋田派と永野派との闘争に巻き込まれた天才数学者の苦悩のお話。冒頭のヤマトが轟沈するシーンはフルＣＧながら迫力満点。ヤマトよりダイブブレーキ全開で突っ込んで来るドーントレスが圧巻。オープニング以外、会議室と執務室でのシーンがほとんどなのに、緊迫感のある演出でドキドキが止まらない、あっという間の二時間です。菅田将暉に振り回される柄本佑が好演。橋爪功はヨボヨボです。舘ひろしの狸振りも見物です。	２０１９．０７．２８
13	アラジン	ディズニーアニメの「アラジン」の実写化。スリで生計を立てるアラジンが魔法のランプの精の力で上り詰めるお話。ディズニー版ストーリーで、ランプの精にウイル．スミスを抜擢、キレキレのインド映画張りのダンスを交えたミュージカル仕立て。アラジンとランプの精の友情物語に発展します。シンデレラ城を作って遊ぶ空飛ぶ絨毯がお茶目です。	２０１９．０６．２３
12	ゴジラキング．オブ．モンスターズ	ゴジラシリーズ第三弾、一番目のゴジラの続編的な位置づけの作品。人間の手によって、眠りから覚めさせられた怪獣達とキングギドラと対峙するゴジラの活躍です。軍と民間組織、第三の勢力が怪獣を巡って争う中、キングギドラに全部持って行かれます。それぞれの登場シーンには、往年の楽曲をアレンジした曲が使われます。こちらも芦田愛菜が重要な役に就いています。	２０１９．０６．１６
11	海獣の子供	五十嵐大介原作の漫画のアニメ化作品。中学生の少女が、ジュゴンに育てられたと言われる兄弟とふれ合い、世界の神秘に触れます。ＣＧで作られた水族館や海にいる生き物は全てリアル。実写とアニメの融合？と勘違いする程の出来。後半ストーリーが難解な分、映像でカバーされています。主人公の芦田愛菜、挿入歌の米津玄師が良いです。	２０１９．０６．１６
10	名探偵ピカチュウ	ポケモンのハリウッド実写版です。疎縁になっていた探偵の父の死を知った主人公が、ピカチュウと共に父の死の謎を追います。ポケモン達はＣＧで描かれますが、表面の質感以外はアニメのポケモンそのままですが、リアルな人間との共演に違和感全く感じません。父子の絆ではほろりとする場面も。なぜか左側通行の道路。外国人のグループにばか受けしてました。	２０１９．０５．０３
9	キングダム	日本のコミックの実写版。紀元前２４５年、将軍へ成り上がる夢を持つ奴隷の青年と内紛から逃れてきた王が、仲間を集めて内紛の元となる王の弟を討ちます。日本製の中華物、セットやＣＧのクオリティーは高いですが、原作に近づけた鎧や髪型で見様によってはコミカルです。香港映画のアクションより溜が３倍。殺陣はチャンバラ風味。	２０１９．０５．０１
8	ハンターキラー潜行せよ	息つく暇も無い潜水艦映画です。消息を絶った同国の潜水艦の救助に向かった攻撃型潜水艦が、ロシアのクーデターに巻き込まれます。叩き上げの艦長が魚雷一発、ミサイル一発すら撃たずに危機を乗り切ります。救助したロシア潜水艦の艦長との連携も、潜水艦乗り同士の絆を感じました。地上の特殊部隊との連携も見事です。久しぶりの現代潜水艦物。艦内が広いです。	２０１９．０４．１３
7	ダンボ	ディズニーのオリジナルアニメをティム．バートンにより実写化された作品。実写化に当たって配役をネズミから子供に、意地悪なゾウを観客に替えています。ティムバートンらしいディティールの小物やセットの色使いがしてあります。リアルサイズの子象になったので、乗用も可能になりました。蒸気機関車の顔や連接棒をアップにしたり、未来館のセットなど、シザーハンズを彷彿とさせます。	２０１９．０４．０６
6	グリーンブック	１９６２年黒人差別の厳しい南部アメリカに自分探しのコンサートツアーに出かける黒人ピアニストと、イタリア系の運転手とのふれ合いを描くロードムービーです。全編デキシージャズが流れ、明るいイメージですが、今時ならイジメとも取られる差別に合います。実話がベースですが、差別にそれほど触れてない日本人から見ると「そんなに問題なの？」と感じる所も。ウィゴ．モーテンセンのオヤジっぷりが見事です。ケンタッキー本店も登場。	２０１９．０３．０９
5	アリータバトルエンジェル	日本のコミックス「銃夢」をハリウッド実写化した作品。スクラップとして捨てられていたサイボーグの上半身を拾い、サイボーグ医師により再生された主人公が、下層都市で戦い抜きます。ＣＧが素晴らしく、原作リスペクトから普通の人間より二回り大きく描かれる目や、首から下が全て機械の身体もスムーズに動きます。若干独自設定もあるものの、ほぼ原作ストーリーで進みます。ここまでやるならタイトル「銃夢」で良かったんじゃ．．．	２０１９．０３．０３
4	サムライマラソン	安政遠足を題材にした小説「幕末まらそん侍」を映画化した作品。幕末、ペリーの来訪を脅威に感じた藩主が、家臣を奮起させるために遠足を企画します。遠足に際した安中藩の中の侍になりたい足軽、海外に行ってみたい姫、定年退職した門番、隠密などの人間模様が描かれます。杉林を使った演出や刀身を打ち合わせない殺陣など、時代劇の型を破った作品です。コメディ作品と思って見に行くとあまりのハードさに驚きます。お姫様の化粧はどうしたことでしょう。	２０１９．０２．２３
3	劇場版　幼女戦記	ネット小説原作で刊行、マンガ、アニメとマルチ展開される作品の劇場版アニメ。現代社会で生きていたサラリーマンが、信仰心を試されるために第二次世界大戦中のドイツに似た世界に女児として転生、チートから中隊を率いて戦いに赴きます。中身おっさんの幼女が、前線から後方に移動しようとするたびに最前線に戻され、無意識の内に武勲を立ててしまいます。見た目幼女が戦いますが、正史に似た流れに巻き込まれその身一つで戦い抜く姿があります。武勲を立てるたびに胃痛に苦しむ上司が不憫です。	２０１９．０２．１０
2	メリー．ポピンズリターンズ	１９６４年に公開されたディズニー映画の続編になる作品です。前作終了から２５年、３人の子供を持つ父親になったマイケルは、妻を亡くし、借金に追われた生活をする中、メリー．ポピンズに再会します。前作同様、アニメと実写を組み合わせた作風ですが、ＣＧも取り入れ不思議体験を再現しています。その分アニメ成分が少なくなっています。ミュージカル部分は吹き替え故、平原綾香の歌声は素晴らしいですが、他の歌より浮いた感じがあります。２ペンスを鳩にのエピソードはずるいです。	２０１９．０２．０９
1	シュガー．ラッシュ：オンライン	ディズニーオリジナルアニメ、シュガー．ラッシュの続編です。壊れてしまったアーケードゲームの筐体の部品を探すため、ネットに潜る主人公達を描きます。インターネットを仕組みがとても判りやすく描かれ、小学生向けのインターネットの学習教材になる出来です。その反面、話は重く、お金を稼ぐ為になりふり構わずおバカ動画を撮り続けるラルフに新しい世界に入り浸るヴァネロペがいます。～.comが総出演、ディズニーアニメキャラも総出演。ディズニープリンセスも総出演。それらの吹き替え陣もオリジナルのままです。	２０１９．０１．０３
21	ファンタスティック．ビーストと黒い魔法使いの誕生	ハリー・ポッターシリーズ、ファンタビの二作目になります。魔法生物を追って旅をする主人公が、脱走した悪の魔砲使いが率いる教団と魔法協会との争いに巻き込まれます。ハリー・ポッターのストーリーとの繋がりの無さそうな作品でしたが、ダンブルドアとホグワーツ城の登場で一気に世界がつながります。魔法生物とのムツゴロウ的な作品を期待したので少しガッカリ。魔法戦では主人公はほぼ役立たずでした。	２０１８．１２．０１
20	ＡＮＥＭＯＮＥ交響詩篇エウレカセブンハイレボリューション２	エウレカセブン．ハイレボリューション１の続編になる作品。未知の物質スカブコーラル．エウレカに侵食され、人口の１／３を失った世界。エウレカにダイブして、内部からの破壊を目指す人類代表に祭り上げられた少女、アネモネのお話です。メイン部分はフルＣＧで描かれ、ダイブした架空世界をテレビシリーズの映像で描きます。テレビシリーズでは切れて壊れた性格で描かれていたアネモネは普通の少女として生活しています。スカブの深層を攻略した後に、今までで退場になったキャラが総復活です。レイとチャールズの復活には涙です。	２０１８．１１．２３
19	ボヘミアン．ラプソディ	伝説のロックバンド、クイーン、フレディー．マーキュリーの半生を描く伝記物です。フレディーがボーカルを失ったバンドのメンバーとなり、クイーンとして大成、エイズで亡くなるまでを実際の音源を演技に当てて再現しています。正に大きなスクリーンで見るフイルムコンサートの様です。ブライアンが奏でるオープニングの２０世紀フォックスのファンファーレと「ヘイヘーイ」でもうやられちゃいます。見せ場のライブエイドは現物をそのまま再現しています。フレディーよりも他の３人の方が実物に似ています。	２０１８．１１．１７
18	夏目友人帳うつせみに結ぶ	緑川ゆきの原作漫画の劇場版アニメ。妖怪の類いを見ることの出来る能力を持ったが為に天涯孤独となった主人公が、同じ能力を持つ祖母の足跡をたどり、自分の過去と向き合います。テレビ版に比べると日常感が否めないですが、主人公を知っている身としては、派手な戦闘や凄く悲しい事もなく、ほっと見ていられる作品です。３分割になったトリプルにゃんこ先生、オリジナル共に愛らしいです。	２０１８．１０．０８
17	プーと大人になった僕	クマのプーさんから３０～４０年ほど経った後を描く実写版です。友達達が見つからなくなったプーが、クリストファー．ロビンの力を借りるためにロンドンに出て来てしまいます。プーさん他森の仲間はＣＧとパペットで描かれ、アニメと比べてぬいぐるみ感が強く、眉毛が描かれていないので、表情に乏しい感じを強調しています。仕事の板挟みで苛つくクリストファーとあくまでマイペースなプーとのやりとりはハラハラとさえ感じられます。	２０１８．０９．１５
16	銀魂2 掟は破るためにこそある	銀魂実写映画化二作目です。新撰組の内紛に巻き込まれる万屋の面々を描きます。アニメやマンガと同じく、ギャグパートとアクションパートにキッチリと分かれた作風で、ギャグはトコトンハメを外します。将軍様がイジられる下りはアニメ以上にインパクトがあります。殺陣をメインとするアクションはそのままでは素人丸出しな所を上手く映像でカバーしています。神楽役の橋本環奈がブリブリです。	２０１８．０９．０２
15	アントマン＆ワスプ	マーベルのアントマン、その続編です。アベンジャーズに参戦したことでＦＢＩの監視下にいる主人公が、ピム博士が彼の妻を救うために開発した陽子トンネルの運用のために助けを求められます。主人公は基本お笑い担当。スーツの機能で小さくなったり大きくなったり出来ますが、失敗続き。戦闘はワスプの仕事です。トンでも能力でコメディー色が一相強い感じです。離れて暮らす娘の為に家中を使っての段ボールダンジョンに父性を感じます。	２０１８．０９．０１
14	インクレディブルファミリー	2004年公開のＭｒインクレディブルの続編になるピクサーアニメです。ヒーロー禁止法の中、家をも追われたファミリーに支援者が現れ、同時にモニターを介して催眠に掛ける手口の敵が現れます。前作同様、リアルな背景に部分肥大のアメリカンアニメ調のキャラ達が動き回ります。マイノリティーレポートやアイアンマンのパロデイ、トミー．リー．ジョーンズばりのキャラがいたりで派手なアクションと共に楽しめます。	２０１８．０８．０８
13	ジュラシックワールド炎の王国	ジュラシックパークシリーズ、前作ジュラシックワールドの続編です。廃棄されたワールドの火山が噴火、置き去りにされた恐竜を救うと見せかけて、売りさばこうとする財団と、それに立ち向かう主人公達を描きます。前半の溶岩、火砕流から逃げるシーンは最近例があるだけにリアルに見えます。前半は火山スペクタクル、後半はナイトミュージアムです。恐竜より火山の方が怖いです。	２０１８．０７．２９
12	ハン．ソロスターウォーズストーリー	スターウォーズのスピンオフ物です。ＥＰ３とＥＰ４の間当たり、ハン．ソロの生い立ちからランド、チューバッカと出会いもファルコン号を得て運び屋としてスタートするまでを描きます。これと言った派手なアクションはありませんが、ＥＰ４を見直しているかのような忠実なスターウォーズ感があります。ハンソロの名前の由来やファルコン号の形の秘密が解明される作品です。ベケット役のウディ．ハレルソンはリアルマスタング大佐で行けます。	２０１８．０６．３０
11	ピーターラビット	ポター原作の児童書の実写化です。イギリスの田舎で暮らすウサギの兄弟が、農家の作物と土地を巡り、画家の女性と後継人として現れた青年との関わりを描きます。動物達はＣＧで描かれ、洋服を着込んだ動物達をリアルに動かします。原作のほのぼのとした雰囲気はぶっ飛んで、モンティパイソンを彷彿とするブラックジョークとマシンガントーク、アクションの応報です。ウサギ版デッドプールと言っても過言ではありません。　千葉繁の雄鶏のキレ方が最高です。	２０１８．０６．１０
10	デットプール２	マーベル、アメコミの映画化、その２弾です。不死身の自称正義の味方の主人公が、ミュータントの少年を助ける為に大暴れします。とにかく人がボロボロと死にます。アクションはとても派手で、目が離せないスピード感がありますが、そこここにギャグ要素を入れて来て、オーバーヒート寸前です。なにより凄いのがメタ発言とパロディです。Ｘ－ＭＥＮをはじめ、ターミネーター、スターウォーズに変態仮面にまで及びます。ネタを探すだけでも面白いです。	２０１８．０６．０９
9	パシフィック．リムアップライジング	前作、パシフィック．リムの続編です。前作の１０年後、怪獣が去って復興途上の世界で、前作の英雄の息子は軍を逃げ出して泥棒をする中、異種族に精神を乗っ取られた科学者が再度異界の門を開こうとします。肉体派のロボットアクションは健在、ロボジョックスの影響が見え隠れします。日本人、中国人、インド人と国際色豊かなキャスティングですが、決戦の舞台は富士山です。決め技は流星キックでした。	２０１８．０５．０５
8	レディ．プレイヤー１	スピルバーグ監督のＳＦアクション物。スラムに住む主人公がネットの中で悪徳企業と戦います。巨大ネット空間の利権を故人の開発者が３つの鍵として隠し、利権を狙う悪徳企業と、当初貧困から抜け出すために始めた鍵探しがネット空間を守る為の戦いに発展します。ネット空間はフルＣＧで、役者はリアル空間だけですが、そこここに馴染みのキャラクターがいて、探すだけでも楽しいです。ナイト２０００＋デロリアンだったり、Ｖツインサウンドのカネタバイク。メカゴジラにビームサーベルで斬りかかるガンダムを見たときには泣きそうになりました。創始者役のマーク．ライランスが良い味。「スタック」が積み重なったトレーラーハウスなのには笑いました。	２０１８．０５．０２
7	いぬやしき	奥浩哉原作マンガの実写化。アニメ化に続き、木梨憲武主演のＳＦアクション物。宇宙人が起こした事故の証拠隠滅として、巻き込まれた主人公が戦闘用アンドロイドとして蘇ります。佐藤健分する同じく甦り、人間不信になり日本を相手にする大量殺人事件を起こした高校生との死闘を繰り広げます。爆撃を受ける新宿の町のＣＧは見劣りする物はありません。木梨の何事にも自信の無い主人公が、機械の身体を手に入れ驚く演技が素晴らしいです。高校生との決着シーンはアニメの方がリアル。娘役の三吉彩花の高校生は少しムリがあります。	２０１８．０４．２８
6	ヴァレリアン千の惑星の救世主	リュックベッソン監督のＳＦアクション物です。連邦捜査官の主人公が、戦争に巻き込まれて滅ぶ惑星のプリンセスの意思を宿し、国防長官の裏工作を暴きます。ＣＧ全盛の漏れず、ネバネバした物や流体物の作りは綺麗です。宇宙ＳＦ物ですが、舞台は超巨大宇宙ステーション内なので、格闘中心で物足りなさはあります。滅ぼされた民族の不老っぽいところ、エルフやアーヴを彷彿とさせます。主人公、チャラ男設定なのに軍規にうるさいです。ヴァレリアンが主人公の名前だという事、見始めて知りました。	２０１８．０４．１４
5	シェイプ．オブウォーター	ファンタジークリーチャー物です。政府の研究所で夜間清掃員として働く、声の出せない女性が、捕獲された半魚人系のクリーチャーをかばい、研究所から連れ出します。登場人物はゲイや家庭、国家、仕事と色々と問題を抱え、あえぎます。 60年代音楽に車とアメリを彷彿とさせる心理描写で不思議空間を演出しています。廃棄物13号やＥＴの能力を彷彿とさせる、見た目シュッとした半漁ドンと、地味な女性のカラミがほっこりとしますが、Ｒ１５だけあって、久しぶりに色々と見えてた作品でした。	２０１８．０３．０３
4	グレイテスト．ショーマン	ヒュー．ジャックマン主演のミュージカル物です。貧乏な仕立屋の子供が、貧乏な身からショーマンとして、挫折などを繰り返しながら成功する、サーカスの原形を作った実在の人物がモデルの作品です。ダンスとヒュー．ジャックマンの抜けるようなハイトーンの歌がとにかく素晴らしく、王道でありがちなストーリーながらＰＶを見ているような高いクオリティーの出来でした。マイケルジャクソンやクイーンを彷彿とさせる楽曲もあって楽しめました。	２０１８．０2．1８
3	ダークタワー	スティーブン．キング原作のＳＦファンタジー物です。夢で多世界の危機を感じた主人公が、異世界へのゲートをくぐり、ガンスリンガーとの協力で、守護塔の破壊を企む黒衣の男と対峙します。ガンスリンガーのローディングアクションが派手で目を引く所ですが、母親を殺されたり、精神異常者として扱われる主人公の目の腐り具合や泣き顔の演技が素晴らしいと感じました。	２０１８．０2．1２
2	パディントン２	マイケル．ボンドの児童書が原作、実写化二作目になります。ペルーからロンドンに出て来たクマのパティントンが、おばさんへの誕生日プレゼントを巡って騒動に巻き込まれます。CGと特撮を上手く合わせ使って表情豊かな人に溶け込むクマを作り上げています。ファンタジーな要素より、Ｍｒ．ビーンのような日常の中の笑いを探し出しています。ピンクの囚人服やケーキバイキングになった監獄の食堂はティムバートンのような色使いでした。オレンジマーマレードが美味しそうです。	２０１８．０１．２１
1	キングスマンゴールデンサークル	イギリスのスパイアクション映画の続編です。前作で活躍し、キングスマンの一員となった主人公が、死亡したはずの訓練時の仲間が、麻薬密売組織に関わり、因縁から敵対してきます。キングスマン壊滅からアメリカに舞台を写し、麻薬密売組織のテロに立ち向かいます。切れの良い体術にガンアクション、毒の強いジョークは相変わらず素晴らしく、息つく暇の無い展開で見せてきます。かなりむごいシーンが沢山出てきますが、サラッと流す所もある意味見事です。ＬＧＢＴや薬物関係、スエーデン王室をディするあたりも見物です。	２０１８．０１．０８
21	スターウォーズ／最後のジェダイ	スターウォーズシリーズ、ｅｐ８になります。ルークを探し出したレイがジェダイの騎士となるべくルークに師を仰ぎます。レイの修行、帝国からレジスタンスの残党が逃げるシーンが交互に描かれ、その合間に宇宙での戦闘シーン、レイやカイロ．レンのバトルが挟み込まれ、長めの作品ながら、目をつぶる暇をも与えません。ファルコン号のバトルのシーンでは、ｅｐ４のデススター攻略の音楽を合わせ、スターウォーズファンの心を掴みます。ちょこちょことギャグが挿入されますが、ティム．バートンを彷彿とさせます。レジスタンスの作戦、最後の一つを除いて悉く失敗、ディズニーのせいか、謎アジア人登場です。	２０１７．１２．２３
20	ブレードランナー２０４９	３０年前に公開されたブレードランナーの３０年後を描く続編です。脱走したレプリカントと呼ばれる人造人間を捕獲する捜査官が、前作で逃走したレプリカントの謎に迫ります。前作より更にパワーアップした、混沌とした近未来の都市と重厚な音楽でブレードランナーの世界を盛り上げます。救われない主人公が哀れですが、ある意味でのハッピーエンドです。前作および、公式ＨＰで公開されている間を埋める短編を頭に入れておかないと全く楽しめない作品ですが、私にはたまらない作品になりました。	２０１７．１１．０４
19	関ヶ原	司馬遼太郎の作品を、歴史作品の得意な原田眞人が監督した作品。関ヶ原の合戦を石田三成視点で描いています。出来れば当たりたくなかったし、当てにしていた援軍に裏切られ、戦に敗れていきます。ＩＦ話ではない、歴史通りの展開ですが、マスコット的なくノ一を演じる有村架純や島左近などの好演で少し柔らかくなっています。火縄銃で撃たれて「死んだ」と思いきや、救護所で手当てされて戦線復帰したり、槍でたたき合ったり、殴り合ったりと、生々しいリアルな合戦です。原作通りなのか、台詞の語数がとても多くて、半分ほど聞き取れませんでした。	２０１７．０９．３０
18	交響詩篇エウレカセブンハイレボリューション１	エウレカセブンの再構成劇場版の１です。宇宙生命体が地球全土を覆った地球で、宇宙生命体の端末的存在のエウレカと、戦乱に巻き込まれるレントンの成長を描きます。１では、レントンが突っ走って、やらかして、後悔で泣くエピソードてんこ盛りです。全てが裏目に出て混乱と後悔をする主人公に、色々と重なって、居たたまれない気持ちになります。新しく作った部分と今までの映像の組合せで、新たな作品になっています。チャールズとレイの今後を知るだけに涙無しにはいられません。	２０１７．０９．１８
17	ダンケルク	クリストファー・ノーラン監督の戦争映画です。第二次世界大戦でドイツ軍にフランス北部の海岸に追い立てられた連合軍４０万人が、イギリスへ脱出する際の人間劇です。エンディングの一週間前から海岸で救出船を待つ主人公に、一日前にイギリスから自分のモーターヨットで救出に向かう親子、一時間前にドイツ軍の爆撃から連合軍を守る為に基地を飛び立ったイギリス空軍のドラマが同時にスタートして、エンディングで追いつく手法を採っています。難解ですが、爆撃におびえ逃げ惑う兵士が良く描かれています。戦闘機動でも動かない尾翼、グライダー並の滑空比、張りぼての炎上シーンを引いても良い作品です。	２０１７．０９．０９
16	トランスフォーマー最後の騎士王	トランスフォーマー５作目です。シカゴ戦の後、身を隠して存在するオートボット達と生活を共にする主人公達に、サイバトロン星が迫り、地球滅亡の危機を向かえます。回を追う毎にスケールが大きくなって行く本作品ですが、今回とうとう母星がアタックを仕掛けます。サイバトロン星の親玉、クインテッサに操られ、敵対したオプティマスとバンプルビーとの死闘を繰り広げ、垣根を取り払った人間の部隊とオートボットが強力して解決に当たります。ストーリーは至極単純ですが、延々と続くロボットバトルで飽きません。　前作からの主人公は口が悪いです。	２０１７．０８．１９
15	スパイダーマンホームカミング	３代目スパイダーマン映画です。歴代最年少、１５歳の中二全開のスパイダーマンです。クモに咬ま、れ御当地ヒーロー的な活躍をしていたピーターに、アイアンマンのスタークがスパイダーマンスーツを貸し与えます。アベンジャー戦でもたらされた異世界文明を使った兵器を密造する適との死闘を繰り広げます。ピーターはリアルに子供っぽくて、ラノベ主人公のような振る舞いと、うざい友達、あこがれの上級生とのロマンス、スタークに認められない葛藤とお約束路線。最終決戦ではスーツ無しです。能力有りのキックアスです。	２０１７．０８．１２
14	ザ、マミー／呪われた砂漠の王女	トム．クルーズ主演のホラー？アクション物です。トム．クルーズ分する裏で盗掘をしている諜報員が、中東で、力を得て謀反を働いた為にミイラとされた女王の墓を見付けた事で、復活した女王から付け狙われます。ホラー物ではありますが、乾いた感じで、ホラー的な怖さよりアクションパニック的な怖さに清涼感があります。空爆に巻き込まれて輸送機の墜落に巻き込まれてと、ミイラと言うよりもよりもＭＩＰ的に楽しめます。ジギル博士率いる超常的な組織に人外化とこれからも布石もバッチリです。	２０１７．０８．１１
13	銀魂	少年ジャンプの顔ともなった作品の実写映画化。妖刀の量産で世界征服を企む天人と手を組む高杉晋助と万屋の面々の戦いを描きます。テンションやギャグ、パロディーはアニメ遵守のノリで、江戸の町等はＣＧで描かれますが、天人は昭和仮面ライダークオリティーの被り物。ギャップ感も味となっています。源外の工房にあるシャアザクに糖尿を煩ったシャア、メ○ヴェにナウ○カ、歯止めが効いていません。「実写にすると着ぐるみ感ハンパ無いな」の台詞も笑えます。豪華キャストに低予算感のギャップが良かったです。定治はＣＧでした。	２０１７．０８．０１
12	怪盗グルーのミニオン大脱走	怪盗グルーシリーズ三作目です。グルーが敵を取り逃がした事から捜査官を首になり、落ち込んでいたところに、生き別れの兄弟が居ることを知ります。７０年代のアメリカ産アニメがそのまま３ＤＣＧになった様な作品ですが、ギャグのセンスは英国調の黒い物です。今回の適役が８０年代ポップスに乗せて悪巧みをしますが、ホームコメディーをパロった家族劇と共に知っている世代には大いに笑えます。ビート．イットに乗せて動くシーン、キャラクターの風貌からアル．ヤンコビックです。中島美嘉は相変わらずへたくそです。	２０１７．０７．２６
11	忍びの国	和田竜原作の時代忍者映画。伊賀の里で一番の使い手とされる大野智演じる無門が、織田信雄の軍勢から里を守る戦いに挑みます。ＣＧをふんだんに使い歴史的にも正しい戦い方の中でＮＡＲＵＴＯ的な超人の忍者らしさを良く出しています。生に対して無関心な戦闘マシーンな伊賀の面々の中、石原さとみ演じる妻の影響で人間味を取り戻していく主人公の心情の移り変わりも見物です。力んだ時の赤ら顔には拍手。出来れば移動は木から木へと飛び移って欲しかった。	２０１７．０７．１５
10	パイレーツ．オブ．カリビアン／最後の海賊	パイレーツ．オブ．カリビアンの５作目です。船と船員を失って文無しになったジャックを、ダッチマン号に取り込まれた父を解放するために息子のヘンリーが接触します。落ちぶれてもスタイルと酒を手放さない、全てが彼を中心に回っている様は見ていて気持ちが良いほどです。水物のＣＧは違和感のある所が多いのですが、亡霊船など、水々しさが良く表現されています。今までの作品よりもテンポが良くエンターテイメント色が強く、あまり考えずともジャックの活躍を楽しむことが出来ます。なる程のジャックの出で立ちの始まりが。まさかの大物ミュージシャン登場です。	２０１７．０７．０１
9	美女と野獣	ディズニーアニメ「美女と野獣」の実写化もの。魔女の怒りを買い、野獣（魔物）化してしまった城主が、主人公の愛を得て人間に戻るお話。原作はあるが、アニメ版の実写化と取るのが吉。ＣＧで調度品にされてしまった使用人と野獣が踊り、歌うシーンは圧巻の出来ペストの下りや村人からイジメに合うシーンなどなど、生々しいカットも追加されている。吹き替え版で見たが、野獣役の山崎育三郎の声が綺麗すぎて、歌った途端に吹き出してしまった。色々な事情で仕方無いと思うが、黒人俳優の大量起用が不自然に見える。	２０１７．０６．１７
8	ガーディアンズ．オブギャラクシー：リミックス	マーベルのコミック原作のＳＦコメディーアクション物、その第2作です。地球出身７０年代ポップス好きのトレジャーハンター、緑肌のアサシン、怪力男、アライグマ、木人間と前作と同じキャラクターが、ピーターの実父の野望から世界を救います。相変わらずのドタバタアクションにポップスサウンドを組み合わせ、アクションシーンにまでギャグを織り交ぜています。１作目よりギャグが判りやすく、テンポも良くスイスイとストーリーが進んで行きます。同じ台詞しかしゃべらないグルートの通訳がしゃれています。背中に背負ったジェットパック、シッポが焦げないのかな？	２０１７．０５．２１
7	三月のライオン後編	羽海野チカ原作のマンガを実写化した作品、その後編になります。プロ棋士として、成績を上げ始めた主人公が、世話を焼いてもらっている下町の姉妹のいじめ問題や姉妹と姉妹の実父との確執に悩みながら、獅子王戦に挑めるまでに勝ち上がるお話。前編より将棋シーンは減っているものの、青春劇的な要素が増えています。将棋の盤面ではなく、表情だけで戦局を表す手法は素晴らしいです。最終対決の相手、伊藤英明演じる後藤、ももが太すぎてスーツが全く似合いません。でも脂ぎった表情と、カラッとした表情の使い分けが素晴らしいです。	２０１７．０５．０８
6	モアナと伝説の海	フルＣＧのディズニーアニメ。珊瑚礁に囲まれた豊かだった島の危機を救うべく、伝説の英雄、マウイを探し、命の女神に心を返す旅に出ます。ＣＧでの水、髪の毛など、細かいパーツの動きと透明感が素晴らしいです。息をのむシーンでは、肩が上がり、胸が膨らみ、お腹が引っ込むなど動きの整合が取れています。吹き替えで見ましたが、歌は総じて字幕版の方が良いです。船の動きも迫力がありますが、水の掛かった所しか濡れていないのが気になります。	２０１７．０４．１５
5	ゴースト．イン．ザシェル	攻殻機動隊の劇場版、押井守の作品実写化版。少佐が義体化して、とあるサイバー犯罪を解決するストーリー。アニメの名シーンをリアルにＣＧと役者で再現しています。この作品も、押井守の作品を知っていないと、もしくは原作を知っていないと難解な部類。アニメでは坦々と職務を熟す少佐が、実写板では人間味過多な感じ。コンパニオンロボットの動きは気持ち悪いほどリアル。エイリアンから続く、ロボットや義体の体液は白。スカーレット・ヨハンソンの肉じゅばん感がハンパ無い	２０１７．０４．０８
4	三月のライオン前編	羽海野チカ原作のマンガを実写化した作品。居候先での居場所を得るために、中学生でプロ棋士にまでになった主人公だが、その為に居候先での居場所を無くし、世界からの疎外感にかられますが、下町の姉妹や仲間とのふれ合いで少しずつ居場所を取り戻します。将棋の試合がメインのお話ですが、将棋が判らなくても、俳優陣の顔業でどういう状況なのかが手に取るように判ります。何をしても悪い方にしか転ばないし、取れない主人公の葛藤を神木隆之介が熱演します。将棋の駒を巾着袋から取り出すシーンはアニメにはありませんでした。特殊メークで巨漢になった染谷奨太の熱い台詞にグッときます。	２０１７．０３．２０
3	ＳＩＮＧ	ＵＮＩＶＥＲＳＡＬのＣＧアニメです。　動物の町で傾いた、過去の栄光にすがる劇場を立て直すべく歌のオーディションをオーナーのコアラが企画します。オーディションに訪れた、様々な動物のミュージシャンの動物模様？を描きます。吹き替え版では、ミーシャやスキマスイッチの大橋卓弥等が熱唱します。歌はオリジナルでは無く、カバー曲がほとんどなので、知っている曲が多いです。後半のショーの辺りは盛り上がりますが、途中は中だるみ感があります。動物のデフォルメに反して、車が凄くリアル。挿入歌のアンダープレッシャーが一番響きました。	２０１７．０３．１８
2	ラ．ラ．ランド	若干３０歳のデイミアン．チャゼル監督のミュージカル作品です。　売れないジャズピアニストと芽の出ない女優の玉子が出会い、高め合う作品です。ダンスシーンに歴代の名ミュージカルの場面をオマージュしていて、そこここに見たことのあるシーンが展開されます。歌、ダンスとも前半に集中していて、後半はありがちな恋愛ドラマになります。主役二人のライアン．ゴズリングとエマ．ストーンの歌やダンスはそれほど上手では無いものの、まわりが頑張ってもり立てています。パーティーのバンドが演奏するTAKE ON MEで涙がちょちょ切れました。	２０１７．０３．１１
1	ミス．ペレグリンと奇妙なこどもたち	ティム．バートン監督のファンタジー作品です。祖父の与太話を信じたために学生生活が思うように行かなくなった主人公が、祖父の変死と共に１９４３年、９月２日に閉ざされた世界に行き、祖父の話は真実だったと知らされ、閉ざされた世界で保護されている様々な能力を持った子供達を助けるために奔走します。ティム．バートンらしい鮮やかな色彩の明の部分と、モノクロにも近い暗の部分の行き来が面白く、少しダークでホラーな所も楽しめます。主人公も自分の能力に気がつき、後ろから前に向き直す所も清々しいです。能力のマイナス面の多い、Ｘ－ＭＥＮ子供版です。	２０１７．０２．１１
19	ローグ．ワン／スター．ウォーズストーリー	スターウォーズ、ＥＰ４のサイドストーリーになります。ＥＰ４でルーク達がデススター攻防に使った図面を奪取したチームの物語です。　デススターの開発技師の娘を主人公にして、訳ありの面々がチームに集い、身を挺して作戦を遂行します。ＥＰ４で登場した面々はＣＧによって再現され復活しています。後半の戦闘シーン、大気圏内でのＸファイターｖｓタイファイターの空戦は迫力満点です。ここからＥＰ４が始まるのか、と感慨深く見ました。「さらば宇宙戦艦ヤマト」を思い出しました。最後のシーンからのＳＷのテーマは反則です。	２０１６．１２．３１
18	海賊とよばれた男	百田尚樹原作小説を岡田准一主演で映画化した伝記作品です。油商を営む主人公が大正、昭和と揺れ動く中、ライバル会社や諸外国を向こうに回し、石油で成功するまでの苦労を描きます。出光興産の初代社長がモデルになっています。どんなに会社が大きくなっても、社員を家族として一緒に泣いたり笑ったりして事業を成功させていく姿、男泣きに共鳴させられます。ミニチュアとＣＧを上手く組み合わせた大正から昭和初期の町並みの再現が素晴らしく、怒鳴ったり泣いたりと感情の起伏が激しい主人公を岡田が良く演じます。ほとんどが６０歳代、特殊メイクでの演技です。	２０１６．１２．１０
17	ファンタスティック．ビーストと魔法使いの旅	ハリーポッターシリーズ最新作です。　ハリーポッターより９０年ほど前、魔法生物を研究する学者がニューヨークを舞台に大騒ぎに巻き込まれます。ハリーポッターとは直接関係無いストーリーのはずですが、そこここに今までのシリーズを見ている人に良く判るネタが満載です。鞄から逃げ出したり、鞄の中の世界で飼育している魔法生物はＣＧで再現されていますが、もう、何でもありです。前シリーズほどこねくり回されていないので、ストレートに楽しい作品です。最後のあの人が自作へつながる？ハリーポッターよりも昔の話なのに、今作の方が現代的に見えます。	２０１６．１２．０３
16	超高速！　参勤交代リターンズ	超高速！　参勤交代の続編、痛快時代劇です。前作で悪老中の悪事を撥ね除けて参勤交代を成功させた藩主が復讐の為藩の取りつぶしを謀る悪老中に引導を渡します。前作同様、お金も時間も無く、チャリティーマラソン真っ青の強行軍で藩に戻るも、既に悪の手に落ちています。田舎者丸出しの藩士たちがもの凄い高性能だったり、殿様が居合いの達人だったり、敵がコロッと手のひらを返したりと、意外性で笑わせてくれます。下手な時代物作品より殺陣の割合も多く、迫力満点です。村の風景など大道具が低予算的なところが残念ではあります。	２０１６．０９．２４
15	キング．オブ.エジプト	エジプト神話を元にしたＳＦ要素も織り込んだファンタジーアクション物です。神々と人間が共存し、神が納めるエジプトで、神同士の王位争いに妻の復活を望む盗人が首を突っ込みます。まるで未来都市のような美しいエジプトの都市と神様は普通の人間の倍ほどでかく描かれています。でかい神様の剣劇は建物を破壊するほどのパワー感があってとても迫力があります。気合が入って神様が変身すると更にスゴくなります。モンスターなどのＣＧはちょっと雑な所がありますが、天動説をリアルに描いたシーンは劇場版うる星やつらを彷彿とし、「そうきたか！」と唸らせられました。	２０１６．０９．１９
14	スーサイド．スクワッド	バットマンなどに倒された悪役達がオカルトに立ち向かうアクション物です。ゴッサムシティーなどで暗躍していた悪役達を一同に集めて、もし現れたら困る悪のスーパーマンに対抗出来る組織を作ります。結局は怪異と戦うわけですが。前半は各キャラのコメディーも交えた紹介風ですが、後半は怪異相手のガチの銃撃バトルです。予告では全編ポップなコメディー作品のように編集されていましたが、実際はガチのアクションものでした。予告で使われていたクイーンの曲も一瞬しか入れられて無くてちょっとガッカリです。唯一、殺しても死なないギャグ補正の掛かったキャラクター達に救われました。	２０１６．０９．１７
13	君の名は	新海誠の長編アニメです。東京に住む男子高校生と飛騨に済む女子高校生がある朝、突然精神が入れ替わります。単純な入れ替えドタバタと思いきや、巫女の不思議パワーで時間を超えた入れ替えだったり、水星の破片落下で町が一つ消し飛んだりとスペクタクルにオカルトに盛りだくさんなんですが、実は切ないラブストーリーです。映像は評判高い新海アニメらしい緻密でありなからキラキラと明るい物で絶妙な映像効果も相まって素晴らしい物です。ここぞと言うタイミングで挿入されるRADWIMPSの楽曲が良いスパイスになっています。タイムパラドクスはこの際無視。毎朝胸を揉む姉を見て、妹はどう思ったのでしょうね。	２０１６．０９．０３
12	X-MEN : アポカリプス	X-MENシリーズの６作目、前作、前々作の続編的な作品です。　８０年代のアメリカで、ミュータントを集めた学園運営を始めたプロフェッサー。古代エジプトの大いなる力を持ったミュータントが当時裏切りに合い生き埋め、５千年振りに復活し、世界の粛正を始めます。１～３作では悪役として描かれるマグニートーやミスティークが仲間となります。マグニートーの後半３部作で生い立ちや苦悩が描かれ、同情からもらい泣きです。プロフェッサーのスキンヘッドになった経緯を２時間半掛けて知った感じがあります。人は沢山死にます。ウルヴァリンは１カット。関係無いですが、スーサイド．スクワッドの予告が素晴らしいです。	２０１６．０８．２０
11	シン．ゴジラ	庵野ゴジラです。謎の巨大生物が海から上陸、東京を破壊します。二度の震災が記憶に新しい現代日本にゴジラが来たらこうなる、を超リアルに描いています。決まれば動きは速いけど、決まるまでが長い、決まらないと動けない現実があります。フルＣＧのゴジラはよりクリーチャー色が強く、怪獣のイメージはありません。随所にエヴァンゲリオンの色が強く出て、音楽や台詞の引用も多く見られます。ほぼラミエル戦です。ここで超長距離砲撃が可能な兵器があれば一気に片付きそうです。会議室のホワイトボード乱立が生々しいです。尻尾の通過での音や風、上陸時の津波なんかあったらもっと良いのに。	２０１６．０７．３０
10	インディペンデンス．ディ：リサージェンス	前作の２０年後を描く続編です。再来したエイリアンに、二世達が立ち向かい、撃退します。前作ではマペットや書き割りだった物がＣＧとなり、ＳＦとしての映像は格段に上がりましたが、二度三度と来る危機にギリギリ回避と言うテンプレです。明らかにされたエイリアンの設定もテンプレで新しさがありません。破壊される町並みやパイロット等中国市場を狙った様な作りも目に付きました。エイリアンとの精神感応はもう少し脹らませても。全体的に端折った感があります。　ウィル．スミスは死んじゃった設定になってました。	２０１６．０７．２３
6	疑惑のチャンピオン	ツール．ド．フランス７連覇をしたランス．アームストロングを題材にした伝記物です。ガンを克服してツール．ド．フランスに挑み、勝利のために薬物に手を染めるさまを、当時の映像を交えながら描きます。欧州文化の壁、身体の壁に打ち負け薬物に手を出し、チームや連盟までを巻き込んで行きます。日本では馴染みの無い自転車レースの世界、そこまでして勝ちたいか！と言う程の執着が見られます。昔の映像ではスチールフレーム時代からアヘッドフレームへ移り変わる様やノーヘルでのレースが見られます。肉襦袢おじさんはこの時代からいたんですね。コンタドールは全然似てません。ツール・ド・フランス２０１６、１８ステージを見ながら書いてます。	２０１６．０７．２１
5	アリス．イン．ワンダーランド時間の旅	不思議の国のアリス、鏡の国のアリスの世界観をモチーフに製作されたアリス．イン．ワンダーランドの続編になる作品です。船長として冒険をするアリスが再び不思議の国に行き、マッドハッターとその家族を助けるために過去に向かいます。ＣＧで描かれる不思議な国と不思議な住人達に加えて、荘厳な感じさえする風景が追加され、綺麗な映画に仕上がっています。前作も薄かったティム・バートン臭が、今回制作側に回っておかげで更に薄くなりました。時の番人タイムやパラドックスなど、ＳＦ色が強くなりました。女性の権利アピールがちょっとうるさく、アリスの老け具合が残念です。	２０１６．０７．０９
4	劇場版　響け！ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～	ラノベ原作のアニメ化、その劇場版です。今ひとつ真剣になりきれない主人公が、吹奏楽コンクールに向けて本気になる吹奏楽青春物です。コンクールに向けて頑張る高校吹奏楽部の部活模様がリアルに描かれています。コンクール出場メンバーやソロを決めるオーディションや主人公のパートが吹奏楽ならではのユーフォニュームなのもその一つ。映像も音圧で細かく波立つペットボトルの中身やステージ上でキラキラ光る「ホコリ」など実際に経験した人達から見ると涙ものです。テレビシリーズの再構成ですが、演奏シーンや細かい箇所、音声を入れ直していて初めて見ても充分な出来です。吹奏楽経験者でないと伝わりにくい所も。かくいう私は経験者です。	２０１６．０５．０６
3	ズートピア	ディズニーのＣＧアニメです。動物が人間の様に暮らす都市で、警官になって活躍しようと躍起になるウサギが主人公です。デフォルメされたキャラクターと何気にリアルな背景ですが、中身はサスペンス物です。動物を擬人化して人種、民族差別根絶を訴える手法は昔からある物ではありますが、テンポの良い展開で飽きさせません。劇中に出てくる文字は全て日本語に、一部のキャラクターも上映国に合わせるなど細かい所に凝っていて、「ザ．カー」などのパロディーも出て来ます。狐のニックが妙にカッコイイ。ここまで上映国に合わせられるのなら、台詞回しも何とかならないかな。	２０１６．０４．２８
2	レヴェナント甦りし者	ディカプリオ主演の時代サバイバル物。　１９世紀初頭のアメリカで毛皮狩猟ガイドをしている主人公が、裏切りに合い殺された息子の敵を討つ為にサバイバルをします。熊に襲われ瀕死、檄寒の中に置き去り、川流れ、高所からの転落と、これでもかと言うほど寒くて痛い思いをします。見ていて知らずと力が入る作品です。ただ、それだけでは無くて、殺された現地人との間に生まれた息子や騎兵隊に殺された現地人の妻への想いがこれでもかと画かがれます。妄創がそこここに入る監督の特徴も良く現れています。息が掛かって曇ったり、血しぶきが掛かるレンズがやけに生々しいです。賞をもらったディカプリオですが、のどをカッ切られてほとんど台詞がありません。	２０１６．０４．２３
1	オデッセイ	マッド．デイモン主演のＳＦ物です。原作はネット小説という異色物です。　ＮＡＳＡの火星探査ミッションに参加していた主人公が砂嵐に巻き込まれ、火星に一人取り残されてしまいます。　色々な知識を駆使して、１年半生き残り、救出されるまでを、ドキュメンタリータッチ半分な感じの映像でまとめています。食料、水、酸素と絶望的な環境の中、たくましく生き残る姿に感動です。ＢＧＭに８０年代ディスコミュージックがふんだんに取り入れられ、リアルタイムな私にはドツボです。次から次へと解決策を思い付く主人公がご都合な感じもありますが、なぜかゼロ．グラビティやインターステラーよりもリアルに感じましたる	２０１６．０３．０６
22	スターウォーズフォースの覚醒	待望のスターウォーズ７作目です。エピソード６から３０年後を描き、ルークやレイアの子供達が大暴れをします。ＪＪエイブラムスの初スターウォーズでもあります。新作ではありますが、エピソード４のオマージュと言えるほどのストーリー追従と小技が挿入されています。オープニングのジャーンで涙、見覚えの有るシーンには拍手です。ＣＧとセットのコラボは見事ですが、メカ類のデザインは元々アナログチックな世界観なのであまりにも自然です。　Ｃ３Ｐｏ、Ｒ２Ｄ２、ＢＤ７とドロイド達の活躍が楽しいです。キャリーフィシャーの老け具合には目を覆いました。	２０１５．１２．２６
21	００７　スペクター	ダニエル．クレイグ００７の４作目になります。　前作、スカイフォールの続編となるお話。　Ｍの遺言で単身調査をするボンドが、謎の組織「スペクター」に迫るべくＭＩ６をも敵に回してメキシコ、イタリア、オーストリア、トルコと大暴れをします。ベルコウＢｏ１０５のアクロから始まり、ＢＤ１０のカーチェイス、アイランダーの低速飛行と乗り物アクション満載で息つく暇無く場面が展開します。ボンドの生い立ちを始め、スペクター首領との確執はバットマンみたい、最後はお約束、ボンドガールとＢＤ５でお帰りです。ダニエル．クレイグは倍に、ボンドガールのレア．セドゥに負けないボリュームです。	２０１５．１２．０５
20	ガールズ＆パンツァー劇場版	ガルパンとして大洗を有名にしたアニメの劇場版です。華道、茶道と並んで「戦車道」が女子の嗜みとされる世界観で、弱小戦車道の女子校が学校の存続を掛けて戦車道で奮戦するお話。ＴＶシリーズで高校日本一になるものの、廃校を回避出来ず、大学選抜チームとの殲滅戦に挑むことになります。ＣＧをふんだんに使い、アニメととても上手く融合させ、戦車の動きや音、砲弾の発射音や着弾音がとてもリアルなのにも関わらず、乗っているカワイイ女子高生とのミスマッチ感がたまりません。寄せ集めのチームを戦術と根性で勝たせるストーリーに二時間釘付けになります。戦車の動きは軽快ですが、重量は実際の１／１０位に感じます。	２０１５．１１．２１
19	ARIA The AVVENIRE	マンガ、ＴＶシリーズで人気だったＡＲＩＡの劇場版です。舞台は２４世紀の火星。テラフォーミングで水の惑星となり、ベニスの建物を移築して観光地となり、そこでゴンドラを漕ぎ観光案内をするウンディーネ達のお話です。ＴＶシリーズ最終話の後日談を３話のオムニバスとして６０分と短いながら不思議でほのぼのとした彼女たちの日常を描きます。独り立ちしたＴＶシリーズの主人公と後輩の代の少女達のふれ合いがメインですが、そこここにＴＶシリーズのエピソードが盛り込まれています。全て書き直しで、カクカク回っていた沢山の風車はＣＧで綺麗に回ります。亡くなられたアテナ役の川上ともこさんと同じく亡くなられたカンツォーネを当てた河井英里さんの声と歌が聴けて良かったです。	２０１５．１１．０２
18	心が叫びたがってるんだ。	「あの花」のスタッフと世界観で作られたオリジナル青春アニメです。　幼い頃、自分の発言が元で離婚してしまった両親から掛けられた心ない言葉で失語症になってしまった主人公がミュージカル製作を通して言葉を取り戻していくお話。新興住宅地に山の上のラブホテルとちぐはぐな感じが妙にリアルです。「あの花」の流れらしく、メインキャラは誰も一つ心に闇を抱えて、それをみんなで解決していきます。青臭さに負けるギリな所ですが、軽い恋愛観にはちょっと引きます。車やピアノを弾くシーン、舞台でのダンスとＣＧが上手く取り入れられていてクオリティーは高いです。藤原啓治の音楽教師役は微妙です。　点を隠すと王子になる玉子の妖精がおかしいです。	２０１５．１０．２３
17	バクマン	マンガ原作の「漫画家」を目指す高校生を描く青春物です。画才があるけど特になにもしていない主人公１と画材は無いけどお話が思い付く主人公２が協力して少年ジャンプでの連載を勝ち取り、成長していきます。作画シーンをプロジェクションマッピングを使ったり、読者獲得の努力部分をバーチャルなバトル風にしたりと新しい取り組みをしています。佐藤健、神木隆之介が高校生に見えないのと原作とイメージが逆、亜豆がイメージとかけ離れています。サカナクションの音楽が良いです。	２０１５．１０．０４
16	キングスマン	私的エージェント機間にスカウトされた、元エージェントを父に持つ不良少年が厳しい訓練に耐え．．切れずエージェントを落第するも、人類滅亡の危機を救うべく奮起し、危機を救います。アクションも銃撃も気持ちの良いほど軽快にスパスパと決まります。おまけに腕や首などもスパスパと飛びます。明るい音楽にえぐい映像を乗せてくるので、ショッキングなシーンが多い作品ですが、えっっと思っている間にどんどんと過ぎていきます。イギリス映画らしい、ブラックユーモアに満ちた作品です楽しいです。	２０１５．１０．０４
15	アントマン	アメコミ原作のアクションコメディです。　学はあるのに浮かばれず、空き巣と刑務所を行き来する主人公は、物質縮小技術を軍事利用しようと企む企業に立ち向かう科学者にスカウトされます。スーツを着て薬物を使うと身体のサイズが原子レベルまでに変化できる設定で、頻繁に小さくなったり元のサイズになったりして戦う映像は新しくて３ＤＣＧ様々です。原作では味わえない動きが目を釘付けにします。サイズが変わることによる失敗をで上手く笑いを捉えています。そこここに「アベンジャーズ」や「トニー．スターク」の名前が出て来て続編を匂わせています。　エバンジェリン．リリーがブサイクです。	２０１５．０９．２３
14	BORUTO-NARUTO THE MOVIE	NARUTO映画、アフターストーリー物です。　七代目火影に就任して忙しく執務に励むナルトと忙しい父にかまってもらえず拗ねた長男のボルトとのハートウォーミング物です。ナナルトのチャクラを狙った敵、モモシキにさらわれたナルトの奪還戦に挑みます。要メンバー二世が活躍しますが、肝心な所は主要メンバーがきっちり絞めます。所詮お坊ちゃまなボルトと視聴者はよく知っているナルトの幼少時代は比べるべく物もありませんが、わがままを言うボルトにちょっとカチンと来たり。　劇中のインタビューアーに声が竹内順子です。	２０１５．０８．２３
13	ジュラシック．ワールド	ジュラシックシリーズ第4弾となる恐竜パニックもの。２２年前に破綻したジュラシック・パークを改良、開業させたが、遺伝子操作で生み出された新種の恐竜の暴走により大きな被害が出ます。シリーズを追うごとにリアルさを増す恐竜に度肝を抜かれ、人間の強欲で無力なで懲りない面々な所がさらけ出されます。恐竜が暴れるというよりは怪獣大戦争な所満載、主役達はただ逃げ回る作品。最後には言う事を聞いてくれたラプトルがカワイイ。さすがに恐竜たちはは虫類色でティラノには羽根は生えてません。	２０１５．０８．０９
12	日本のいちばん長い日	半沢一利原作のノンフィクション物です。戦争終結に向けて奔走する内閣と本土決戦を望みクーデターを目論む陸軍の若い将校の、玉音放送が流されるまでの一日を描きます。終戦に向ける内閣閣僚の会議や陸海軍の幕僚達の会議っぷりが妙にリアルです。山崎努分する老総理大臣や役所広司分する陸軍大臣の公務と良い父である私との差に涙する所があります。本木雅弘演じる昭和天皇はしゃべり方を含めとてもリアルで、日本の全てを背負い込んで、戦争に心を痛める昭和天皇のお姿を見事に演じています。本物を見るようで随分と泣けてしまいました。　役所広司、また自決する役です。	２０１５．０８．０８
11	ターミネーター新起動　ジェニシス	５作目になるターミネーターシリーズです。　人類がコンピューター（スカイネット）により滅亡寸前の未来から、人類側の指導者、ジョン．コナーの母、サラ．コナーを殺害すべく送り込まれたロボット、ターミネーターからサラを守る為に未来から送り込まれたカイル．リースの戦いを描きます。ストーリーは一作目に準じていますが、なぜか既にＴ８００がいてサラと暮らしていて、外皮が年を取ると言う設定で６７歳のアーノルド・シュワルツェエネッガーが演じます。適役はこれまた未来でスカイネットに取り込まれてしまったジョン．コナー。かなりややこしいですが開始から終わりまで戦闘とチェイスの連続で気にし無ければそれまで。シュワちゃん、「いいおじさん」やってます。	２０１５．０８．０１
10	ミニオンズ	怪盗グルーシリーズのスピンオフ物で、ミニオンズがグルーと出会うまでを描きます。生物誕生から存在するミニオンズが主を捜すためにケビン、スチュワート、ボブが里から旅立ちます。フル３ＤＣＧでポップに描かれた作品は、６０年代ポップスのＢＧＭと共にテンポ良く展開していきます。ミニオンズの素朴で可愛らしさが全開です。メインの舞台がイギリスに移ると、エリザベス女王やビートルズも出て来て、良いのかコレ？と思う所もちらほら。　日本語吹き替え板ではナレーションを真田広之が演じますが、原語版では真田広之はどうも・ザ・スモウです。	２０１５．０８．０１
9	バケモノの子	細田守監督オリジナル長編アニメです。　母親を亡くし、親戚から逃げ出した主人公が渋谷の裏に存在する獣人街へ迷い込み、次期宗師争いをしている、力はある物の粗野な獣人の弟子になり成長していきます。　背景にはふんだんにＣＧを使用して、渋谷の町並みや行き交う人々、車などがかなりリアルに描かれています。音響も獣人同士がぶつかり合うシーンは何人かが驚いて椅子を揺らしました。町並みのＣＧは番宣で予備知識がなければ判らない所まで作り込まれていますが、車のＣＧがＧＴ３並にリアルすぎて浮いています。　渋谷の街での一騒動のシーンはスペクタクル映画のようです。	２０１５．０７．２５
8	トゥモローランド	ディズニーのＳＦ物です。　異次元に才能のある人間を集めて作られた国の陰謀から地球を救うためにジョージクルーニー分する科学者と天才女子高校生が奮闘します。才能ある人間に異次元世界へ送るバッジを渡し、異次元世界を超科学世界へと発展させますが、その世界の首領が現世界の破滅を目論みます。未来世界のような異次元世界の描写がとても綺麗です。次元転移技術に使われているのはなんとタキオン粒子。なんか、納得しちゃいました。才能のある人間をスカウトする役目の少女型アンドロイド、役割がメーテルです。	２０１５．０６．０７
7	THE NEXT GENERATION パトレイバー　首都決戦	マンガ、アニメと人気を博したパトレイバーの実写劇場版作品です。　劇場版アニメから１２年後の「特車二課」で、自衛隊から強奪されたステルス戦闘ヘリ、そして警察上層部との戦いを描きます。　ムービー２をオマージュした本作品、ベイブリッジならぬレインボーブリッジの爆破、都庁ビルや警察庁ビルへの砲撃、会議室での隊長の顔のライティング。実写でやるとこうなるが見られます。ムービー２ファン垂涎です。　忍さん、シルエットと後ろ姿、あと声での出演。　モーショントレーサー、肩関節動かせるの？	２０１５．０５．０１
6	イミテーション．ゲーム	実話を元にしたヒューマンドラマ物です。　イギリス政府のエニグマ解読プロジェクトに参加した主人公が自分の性格や過去のトラウマなどと戦いながらエニグマ解析を成し遂げます。　解析したらしたで、国家間の駆け引きに表舞台には立てず終戦を迎えたら迎えたでスパイ容疑が掛かったり、同性愛を糾弾されたりと良いことが無いままの人生をカンバーバッチが熱演します。　主人公が実際に作ったロータリーリレーの集合体の電子計算機、似たような物を保守していたので興味深くみていました。	２０１５．０３．２８
5	イントゥ．ザ．ウッズ	赤ずきんちゃん、ラプンツェル、ジャックと豆の木、シンデレラのクロスオーバーでブラックコメディのミュージカルです。オリ主の子供に恵まれない呪いを魔女に掛けられたパン屋の夫婦が呪いを解くために赤いずきん、白い牛、トウモロコシ色の髪の毛ね金色の靴（シンデレラの）を集めます。それぞれのお話が絶妙にクロスオーバーして、グリム童話らしいブラックなユーモアでまとめられています。手癖の悪い赤ずきんちゃん、魔砲使いのおばあさんが絡まないシンデレラが新鮮です。　シンデレラの王子様とラブンツェルの王子様が兄弟なのが笑えます。　ジョニー・デップは５分で終了	２０１５．０３．１４
4	劇場版　シドニアの騎士	弐瓶勉原作のアニメ、その再編集劇場版です。　宇宙生命体の攻撃により地球が滅亡して１０００年、巨大な宇宙船で旅をする中、地下空間で祖父と共に隔離生活していた主人公が再び襲ってくる宇宙生命体との戦闘に借り出されます。フルＣＧアニメですが、５０万人が暮らす宇宙船内での描写や宇宙空間での生活がとてもリアルに描かれています。主人公に対するライバル格のねたみ、思いを寄せる少女の死などに対する描写もリアルに描かれます。　主人公は毎回毎回とても痛そうです。	２０１５．０３．０８
3	天才スピヴェット	アメリで有名、ジャン．ピエール．ジュネ監督のハートフル物です。　１０歳の天才少年Ｔ．Ｓは年齢を偽って発表した永久機関が賞を受賞、スピーチの為に単身モンタナからワシントンへ旅立ちます。　天才故まわりと折り合いが付かず、寡黙なカウボーイな父と昆虫博士の母、目の前で銃の暴発で死んでしまった双子の兄弟の事など色々な物を抱えて大陸横断の無銭旅行を慣行します。３Ｄをとても上手く使っていて、回想シーンや空想シーンがポップアップのように見え、字幕でさえ投影深度を変えて表示されます。精神的に老成した主人公とそれを囲む家族愛が主人公の旅と共に描かれます。永久機関、ＭａｇｎｅｔｍｏｔｅｒはYouTubeで見られます。母親役のヘレナ．ボム．カーターはしっかり母親役をしています。	２０１５．０２．２８
2	劇場版ＰＳＹＣＨＯ－ＰＡＳＳ	ＴＶ版を二期消化した後での劇場版ＳＦアクションアニメです。犯罪計数という精神状態を数値化され、管理された未来で治安を守る女性監視官の主人公が不法入国のテロリストを追う内に東南アジアのモデル都市で行方不明になった執行官を見つけ、潜入捜査を行います。　アニメ開始時では頼りなかった主人公は切れ者になり、このアニメお得意のスプラッタもなんのその。ＴＶ版では日本国内の真相心理戦でしたが、今回はただのゲリラアクション物。絵的クオリティははとても高いので見応え充分ですが、サイコではありません。狡噛さん強すぎ。	２０１５．０１．１２
1	ベイマックス	ディズニー傘下になったマーベルコミック原作のＳＦＣＧアニメです。サンフランシスコと東京をミックスした架空の近未来都市で、兄の形見のケアロボット「ベイマックス」と兄の大学の仲間とで、兄の敵を追い詰めます。原作になったビッグヒーロー６の前段になるお話です。　アナ雪に続くフル作品ですが、質感をがらりと替えていて、小物や背景、メカ類がミニチュアで特撮を撮ったような感じに仕上がっています。両親が無く、兄まで失った主人公と主人公を健気にケアしようとするベイマックスのやりとりとがおもしろくもあり悲しくもあります。ベイマックスが亜空間から主人公を助けるシーンはダーティペアとナンモです。	２０１５．０１．０４
25	ＴＨＥ　ＬＡＳＴＮＡＲＵＴＯ　ＭＯＶＩＥ	ＮＡＲＵＴＯ映画の完結編？です。　大戦を収め英雄となったナルト。ヒナタのアプローチに気がつかない朴念仁ぶりを発揮するなど平和に過ごすこの葉隠の里に白眼を狙う族が現れ、月にいる族の親玉が起こす地球規模の災害から里を救うために立ち上がります。綺麗な作画に立体感のある動きでアクションシーンが良いです。それ以上にナルトへのヒナタの一途な思いにキュンキュンです。ここに収まってほんとに良かったって感じです。宇宙規模の戦闘、遊星爆弾にアンドロメダの拡散波動砲、ヤマト発進とかターンＡＶＳターンＸの月面戦があります。	２０１４．１２．２６
24	ホビット　決戦のゆくえ	ロード・オブ・ザ・リングのスピンオフもの（原作ではこちらが先行）３部作の完結編です。地下に巣くう黄金まみれのドラゴンと対決、それを下し一安心と思いきや、滴はやはり人だった．．の展開です。ドワーフ、エルフ、オーク、人間の四つ巴の戦いとなります。全編の２／３は戦闘シーンとアクション派にはおいしい作品。ストーリーを全く憶えていなくても楽しめてしまいます。この後しばらくしてロード・オブ・ザ・リングに繋がります。　おいしいところは全てレゴラス様に持って行かれた感じです。	２０１４．１２．２０
23	フューリー	ブラピ主演の戦争バイオレンス物です。　第二次世界大戦末期ドイツ戦線で戦う戦車隊のお話です。　ドイツ軍の退路を断つために派遣された戦車隊。戦闘の中で、ブラピ扮する車長の戦車一両だけが生き残ります。　戦闘経験のない新任を含む５名だけでドイツ軍の歩兵隊３００名と対峙します。　リアルを追求した映像は、全てを踏みつけ進む戦車、戦争のむごさをもリアルに表現しています。　本物だと言うシャーマン戦車、かなり丈夫。ティーガーはそれ以上に丈夫です。	２０１４．１２．０７
22	インターステラー	ＳＦのファンタジー．．とも取れる作品です。　疫病で植物が次々とダメになり、食糧危機に陥った瀕死の地球から、新天地を求めて銀河を超えて調査に向かう主人公と地球に残った家族との絆を描きます。リアルを追求したという宇宙船の作り込みや宇宙空間の描写、調査に訪れた星での自然災害の描写、ワームホール、ブラックホール近くの星での時間感覚の描写はリアルです。「マクロス」や「トップを狙え」がシビアになった感じです。　ＳＦ宇宙物ではデフォルトの冗談も言える無機質なロボもとても新しく見えました。自力で大気圏離脱が出来る着陸艇、なぜか地球からはブースターで離陸。　家の本棚の裏が気になってしまいます。	２０１４．１１．３０
21	ドラキュラＺＥＲＯ	真祖のドラキュラのお話です。　トランシルバニアの君主はオスマン帝国からの侵略を受け、自分の妻や子供、領民を絶対的力を持つオスマン帝国から守る為に、いにしえの吸血鬼と契約をかわし、大きな力を得てオスマン帝国との戦いに挑み無双します。家族愛に溢れ、完全な吸血鬼になるまいと葛藤する主人公にはたびたび涙腺を緩められました。　ドラキュラが何だか最後にはゾンビのような扱いです。	２０１４．１１．１６
20	美女と野獣	お馴染みの作品の映画化です。　過去に何回も映画化されていますが、今回はフランス映画です。　財産を失った商人が、末娘の為に摘んだバラのために、命を野獣に差し出すことになりますが、親思いの末娘が身代わりとなって野獣の元に行きます。フランス映画らしく、綺麗な映像と淡々とお話が進んで行きます。城の周りの蠢く森など随所にＣＧが使われていて、とても綺麗な映像となっています。　ひげ面の王子様、呪いが解かれてもあまり変わらず．．．	２０１４．１１．１６
19	ガーディアンズ．オブ．ギャラクシー	スペースオペラ風ＳＦアクションコメディーです。子供の頃にアブダクションされた主人公は宇宙を股に掛けるトレジャーハンターになり、凄い力を秘めた秘石を巡る騒動に巻き込まれていき、アライグマ、アサシン、戦士、木人と共に秘石を取り戻します。ＣＧでリアルっぽくなく作られた宇宙船などに８０’サウンドが妙にマッチして良い雰囲気を出しています。　エンディングで明かされる主人公の出生の秘密など、次回作が早くも期待されます。	２０１４．０９．２１
18	るろうに剣心伝説の最後編	京都大火編の続きです。　己の力の限界を知った剣心は偶然再開した師匠、比古清十郎から奥義を授かり、志々雄との決着に向かいます。　前回の続編なので、本編はほとんど戦闘シーンとなり、これでもか．．．と言うほどチャンバラが続きます。切られても刺されても戦い続ける主要メンバーたちにただただ見入る状態が続きます。マンガやアニメでは動かない感じの原作ですが、ジャッキーチェン映画の様に動き回る映像は飽きこそ来ませんが疲れます。　リアルで奥義名をつぶやくと中二っぽいです。	２０１４．０９．１９
17	るろうに剣心京都大火編	好評の実写板るろうに剣心、京都大火編の前編です。前作の騒動も一段落、落ち着いた生活を送る剣心の元に、京都での志々雄討伐の依頼が政府の大久保利通からあるものの、それを断りますが志々雄の手により大久保が暗殺されたことを機に京都へ討伐の旅に出ます。　前作同様、お金をたっぷり掛けたセットに重厚な音楽、派手な剣技にアクションで終始ドキドキしっぱなしです。志々雄役の藤原竜也はメイクと包帯マスクで表情が判らないにも関わらず、キレた演技が素晴らしかったです。大火事の防止に奔走する斎藤一の咥えたばこが笑えます。	２０１４．０８．１０
16	ＧＯＤＺＩＬＬＡ	ハリウッド版ゴジラです。　放射性物質を餌とするクリーチャー、ＭＵＴＯの驚異から人類をゴジラが救ってくれます。　着ぐるみではないハリウッド版のゴジラ映画ですが、ふんだんに使われたＣＧによって、迫力満点のパニック作品に仕上がっています。前作ハリウッド版のゴジラはでかい恐竜映画の域を出ていませんでしたが、これは正に「東映映画祭り　怪獣大戦争」です。そう思って見ると、良く出来たゴジラ映画だと思います。日本のシーンでの開放型原発は無いです。　ゴジラの咆吼に鳥肌が立ちました。	２０１４．０７．３０
15	プレーンズ２ファイアー＆レスキュー	ＣＡＲＳの世界観で描かれるディズニーＣＧアニメの第二弾です。世界一周エアレースので優勝、英雄となったエア．トラクターのダスティが飛行場の存続と自らが抱えたギヤボックストラブルの為に、消防飛行機となるべく救助隊に入隊、訓練を積みます。相変わらず飛行機の描写はリアルで、舵の動きやエンジン音は忠実に書かれています。　エアレースのシーンなど、知らない人にはもったい無いほど出来です。　一応デフォルメはされていますが、１カットリアルな描写があり、どきっとさせられました。	２０１４．０７．２５
14	思い出のマーニー	ジブリアニメです。　原作はイギリスの児童文学ですが、舞台を北海道に移して再構成されています。　自身の生い立ちから心を閉ざしている少女が、ぜんそくの療養の為に訪れた入江の町で不思議な少女と出会います。　ジブリと言えば手書き主義とか声優嫌いとかで有名ですが、今回は色々と上手く融合させていて、声も違和感無く見ることが出来ました。　入江の湿地の風景、洋館等の背景はさすがと言って良い物でした。　金髪の少女、マーニーの半生には泣ける物があります。	２０１４．０７．２２
13	オール．ユー．ニード．イズ．キル	トム．クルーズ主演、ＳＦ物です。原作は桜坂洋のラノベです。何をやらかしたのか、広報担当の将校が宇宙人と戦う前線に新兵として放り込まれます。そして、死ぬと振り出しに戻る「ループ」を繰り返します。戦闘は全くの素人の主人公が、何回もループを繰り返す事で戦闘や襲撃のタイミングや経験を蓄積してソルジャーへなっていきます。二次創作では定番のループ物、緩急を付けて上手に映像化していると思います。設定にチープ感はありますが、テンポの良い場面展開で見ている間は画面に釘付けです。ループの要因は神様設定が良かったな．．．	２０１４．０７．０６
12	超高速！　参勤交代	江戸時代中期、の参勤交代を題材にした痛快時代劇コメディーです。　私腹を肥やす悪老中の悪巧みで、参勤交代で自藩に着いたばかりの福島の小藩に、５日以内に江戸に出向くようにとお達しが下ります。お金も人も居ない中、知恵を絞って江戸へ向かいます。藩主の人の良さ、領民を思いやる姿はコメディーながら目頭に来る物があります。　藩主を慕う家臣達の無駄なまでの有能降り、殿様自ら山道を走って江戸に向かう姿が良いです。勧善懲悪なチャンバラ、昼の黒装束に十字手裏剣な忍者、不作法な町娘と時代劇の韻はしっかりと踏まえていて、正に痛快の一言です。劇中、何気に扱いが酷い家老役の西村雅彦が良い味で笑えます。	２０１４．０６．２２
11	Ｘ－ＭＡＮフューチャー＆パトス	Ｘ－ＭＡＮシリーズの５作目、ウルヴァリンシリーズを入れると７作目の作品です。　２０２３年の未来の世界で殺戮兵器の暴走による侵略で絶滅の危機に瀕しているミュータントを救うべく１９７３年へ精神ダイブをするウルヴァリン。７０ｓの、ベトナム戦争終結に沸くアメリカ、フランスを舞台にミスティークの暴走を止めるべく若きプロフェッサーとマグニートー、変わらないウルヴァリンが戦います。　７０ｓの町並みと人が良く描かれていて、スーパースロー風の映像が凄いです。　新しい時間軸に取り残されたウルヴァリンと違う歴史のミュータント達の今後も期待です。　時間物の苦手な人には難しいかも．．．	２０１４．０５．３１
10	ＬＩＦＥ！	出版社で写真のネガ管理（倉庫係）が紛失した一枚の写真のネガを探すべく、神出鬼没な写真家の足跡をたどります。雑誌社の看板誌の廃刊で最後の表紙となる写真のネガを追って、グリーンランド、アイスランド、ヒマラヤと旅をします。何の取り柄もやる気も無さそうな主人公が隠れた特技を持っていたり、粘り強く旅を続ける様に勇気づけられる思いがします。放浪の有名な写真家の信頼を得ているが故に託された写真に泣ける物があります。今回吹き替えで見ましたが、淡々とした台詞回しが売りの作品に素人臭い芸人のアフレコで台無し感がありました。	２０１４．０３．３０
9	ワン　チャンス	YouTubeでもお馴染み、イギリスのオーディション番組で一躍有名になったポール．ポッツの実話物です。　子供の頃からいじめられ、唯一の特技の歌でさえイジメのネタにされ、自信が無く、おまけに運にまで見放されたポールがテレビ番組でスターになるまでを描きます。　本当にあきれるほど不運な主人公ですが、ポンとテレビに出ただけではなく、聖歌隊で歌ったりベニスの音楽学院に通ったりと努力をしているのが思いがけなく思いました。リアルポールポッツが歌うベニスでの練習シーンなどの歌声は正に天に抜ける歌声で、この歌を聴くためだけでも良い作品でした。	２０１４．０３．３０
8	アナと雪の女王	アンデルセン童話「雪の女王」をモチーフとしたディズニーの３Ｄアニメです。氷結魔法の能力があり過去に妹を傷つけてしまった事から魔法へのコンプレックスと罪悪感で閉じこもってしまった姉と姉の魔法の記憶を消されてしまった妹。　国王と王女が海難事故で亡くなり、姉は女王として即位することになります。　ブロードウェイの舞台女優を声優に起用、ミュージカル仕立てになったこの作品は映像と歌の相乗効果で強く訴える物があり、チープなストーリーをカバーして余りあるものです。　フィヨルドの王国を舞台にしている事から、ABBA風（北欧風）の音楽共に良い物です。特にアカデミー賞も取ったＬｅｔ　Ｉｉｔ　Ｇｏとそれからなる映像は吹っ切れた女王の心情を良く映像化しています。　やはりキモは動物、ヤックルです。	２０１４．０３．２１
7	ホビット竜に奪われた王国	ロード．オブ．ザ．リングのスピンオフもの、３部作の２作目です。ドラゴン（ワイバーンだよね）に巣くわれてしまったドワーフの国を奪還すべく、ガンダルフにドワーフの戦士と共に旅に加わったホビットのビルボのお話。　ビルボはロード．オブ．ザ．リングのフロドの叔父にあたります。　森に迷い込み、エルフと戦いオークに追われ、息つく暇もなく冒険が展開されます。　後半、地下の宝物庫でのドラゴンとのチェイスと目が離せません。　３部作ではありますが、ほとんどがアクションなので、途中から見ても楽しめる作品です。黄金にまみれたドラゴン、キングギドラへと昇華するかと思いました。	２０１４．０３．０９
6	ラッシュ／プライドと友情	１９７６年のＦ１シーズンを題材に、ニキ．ラウダとジェームス．ハントとの対決を描いたドキュメンタリー物です。　フェラーリに移籍したラウダを追うようにマクラーレンのシートを手に入れたハント。全く正反対な二人の勝負が見物です。　ＣＧと実写を取り入れて１９７６年シーズンのマシンとレースを再現しています。レースシーンの迫力は知らない人にはそこそこに、知っている人は迫力倍増な出来です。　「タイレル」「ブラバム」「リジェ」とか往年のマシンが勢揃いするだけで見る価値があります。　レースの行方も二人の人となりもよく知っているのに「どきどき」「はらはら」「うるうる」しちゃいます。　セナの音速の貴公子です。　富士スピードウェイだけはちょっとしょぼい。　観客はあんなに真っ黒じゃ無いよね。	２０１４．０２．２３
5	エンダーのゲーム	小説原作のＳＦ物です。天才的な采配を見いだされて、幼くして敵宇宙生命体と戦うべくバトルスクールに入れられ、孤立にもめげずに才能を開花させていきます。エンダーはちょっと見碇シンジの様にも見えますが、その裏、計算高く容赦のない所を見せます。作品の半分がバトルスクールでの訓練風景ですが、後半の戦術シミュレーション（実は実戦）のシーンは迫力のあるＣＧです。ただ、恒星間航行方法や敵母星との位置関係が不明確でＳＦとしてはマイナスに感じました。大佐役のハリソン．フォードの老け具合がはんぱないです。	２０１４．０１．２６
4	武士の献立	江戸時代中期、加賀藩の料理方、包丁侍の所に嫁入りした奥女中が料理方に納得の行かない旦那の為に奔走する時代劇です。料亭の娘として別格の味覚と料理の腕を持った上戸彩分する主人公が加賀騒動の中、やる気の無い夫に料理勝負や料理指南をしたり、騒動の渦中に自らを投じようとする夫とそれを必至に止めようとする主人公の健気さがたまりません。劇中で調理される魚がとてもおいしそう。　西田敏行分する義父がとても良い味。主人公のおいしい料理を食べたときの表情が良いです。主人公の名前がＨＡＬ（春）だけに暴走気味です。	２０１４．０１．１３
3	プレーンズ	ＣＡＲＳの世界観で描かれるディズニーＣＧアニメ作品です。　世界一周エアレースの出場を目指す農薬散布機の主人公が仲間に助けられながら奮戦するお話。　スター選手の妨害工作にもめげずに貫きます。　飛行機を擬人化したＣＧアニメにも関わらず、機体の細かな所や舵の動き、エンジン音などがとてもリアルに描かれています。飛行場古参のＦ４Ｕコルセアの折り畳み翼を使った敬礼など笑えるシーンも満載です。主人公は見た目が「アグワゴン」ですが、ターボプロップエンジン。最後はとんでもない二個一機に変身します。　日本版を含め各国版が用意されていて微妙に登場機やストーリーが違うそうです。	２０１４．０１．１０
2	永遠の０	第二次世界大戦で天才的なパイロットとして零戦に乗り、特攻により命を落とした祖父の足跡をたどる司法浪人の孫と、祖父の同期や部下が語る祖父の生き様を描きます。　現在と大戦中の両面が描かれ、家族のために生き残ることに執着した祖父の行動に、生き残った祖父の戦友を通じそれに触れた孫の祖父への思いが涙をそそります。零戦や特に空母赤城のＣＧが気合が入ってます。　零戦の飛びは軽すぎると思いますが、爆装の有無で発艦が違うなど凝っているだけに残念です。	２０１４．０１．０６
1	ゼログラビティ	宇宙空間でのＳＦパニック物です。　シャトルでハッブル宇宙望遠鏡の修理ミッションを遂行中、デブリによって宇宙空間に投げ出されたスペシャリスト（本職の宇宙飛行士ではない）の恐怖と帰還までを描いています。　デブリによって連鎖的にデブリが増え、乗ってきたシャトル、ＩＳＳと次々と破壊されていきます。グルグル回り定期的に視界に入ってくる地球が恐怖をそそり、宇宙服の外は死の空間という二重の怖さが伝わって来ます。後半はそれらを主役のサンドラ．ブロックただ一人で演じています。近くに用意されている数々のステーション、推進器になるグッズと色々とご都合な所はご愛敬。　帰還プロセスってこんなに簡単だったっけ？	２０１４．０１．０５
19	キャプテン．フィリップ	２００９年、ソマリア沖で実際に起きた海賊によるコンテナ船襲撃に船長誘拐を題材にした作品です。　ソマリアの海賊に襲撃され船に乗り込まれ、船長のフィリップは船員と船を守りますが逆に海賊に囚われてしまいます。　ハンディーカメラで撮られた緊迫感溢れた映像とヒーローでは無い人間味溢れた船長役のトム．ハンクスの演技がリアルです。　淡々と仕事をこなす海兵隊にがりがりに痩せて目つきの危ない海賊がさらにリアルさを盛り上げます。	２０１３．１２．１５
18	かぐや姫の物語	スタジオジブリのアニメ作品です。　「竹取物語」を題材ににしていますが、かなり原典に近く作られています。　竹は切り倒していない、３ヶ月で美しい娘に成長する．．．など上手く見せています。画風がデッサン画の様で緻密ではありませんが、背景も良く動いてかなり手が込んでいます。　声優は役者を多く使っていますが、キャラクターの顔が声優の顔に似せてあるのがおもしろく、細かな「やんごとなき方々」の動きに笑いを誘います。月からのお迎えのシーンは衝撃的です。　天人の音楽が頭から離れません。　絵には開始１０分で慣れました。翁役の地井武男さんのご冥福をお祈りします。	２０１３．１２．０１
17	清須会議	三谷幸喜原作、監督の時代劇コメディー。　本能寺の変で死んだ織田信長の後を継ぐ者を選ぶための会議で翻弄する秀吉と勝家を描きます。体育会系の力押しをしてくる勝家に策を巡らせる秀吉の攻防を役所広司と大泉洋が演じ、頭の弱い織田信雄を妻夫木聡が演じ、笑いを誘います。　ビーチフラッグ大会等の現代の物も上手く取り入れて、おもしろい時代劇に仕上がっています。カメオ出演の西田敏行（この後に落ち武者になる）が良いです。剛力彩芽の松姫が凄い形相、リアル能面です。　やっぱり忍者の黒装束は目立ちます。	２０１３．１１．１０
16	グランドイリュージョン	マジシャンがＦＢＩと対決するアクションエンターテイメント物です。路上でマジックをして生活をしている、元有名マジシャンやスリやカギ開けの名人などを集めてＦＢＩと対決させる裏幕の謎に迫ります。大がかりなイリュージョンとそのネタ開かし、そしてカーチェイス、コメディ要素もふんだんに取り込んでいます。笑いのツボもしっかりと押さえてあります。　テンポ良く展開され、息つく暇もなくエンディングを迎えます。マジックのネタバラしを生業とする敵役のモーガン．フリーマン、何の役でも牧師っぽい衣装を着ているような気がする。	２０１３．１１．０２
15	エリジウム	マッド．デイモン主演のＳＦアクション物です。　２２世紀、金持ちはスペースコロニーで病気にもならず暮らす一方、貧困層は地上で荒んだ生活を送っています。ついてない主人公は致死量の放射線を浴び、治療のためにエリジウム市民を誘拐、脳内データを奪いスペースコロニー、エリジウムの密航を企てます。あまりに大きいエリジウムと地上の生活差の中、まじめに働こうにも上手く行かず、勝手に改造までされてしまう主人公が不憫です。	２０１３．０９．２２
14	キャプテンハーロック	松本零士原作のキャプテンハーロックをフルＣＧアニメ化した作品です。　衰退した人類と地球を再生するべく動くハーロックと現実を隠匿する統治機構との戦いを描きます。漫画やアニメとは設定がかなり違っていて馴染むまで時間を要しますが、ハーロックのかっこよさはきっちりと伝わって来ます。フルＣＧではありますが、実写っぽくではなく、松本キャラをリアルにした感じのキャラクターデザインです。　ただ、アルカディア号はパイレーツオブカリビアンの幽霊船のようで、馴染めません。ミーメもニーベルングと混じっています。	２０１３．０９．２２
13	ウルヴァリンSAMURAI	X-MANのスピンオフ、ウルヴァリン二作目です。　第二次世界大戦末期、長崎にいたウルヴァリンは原爆から日本兵を守り、現在世界規模の富豪になり、死期を迎えた元日本兵の依頼で再来日抗争に巻き込まれます。　舞台の９割は日本で、撮影も日本で行われたこの作品、日本語の台詞も多く日本色が濃い作品です。なぜかハリウッドで日本を撮るとおかしな所が多くなりますが、この作品も例外ではなく、何でも無い海岸で網を引く漁師、引き売りの行商、銃を構える護衛、雪の中の黒装束等々。　作品云々の前にこれで引きます。　トドメの武者ガンダムはどうしましよう。	２０１３．０９．１５
12	劇場版あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない	神アニメとまで言われたテレビアニメの再構成物です。　仲良し６人組の小学生、その中のマスコット的存在の女の子が死んでしまいます。　それから５年、リーダー格の少年は引きこもり、他のメンバーも心に傷を負っていたところ、少年の前に女の子が現れます。劇場版ではアニメ版終了から一年後を元に、回想する手法を取っています。天真爛漫な少女のメンバーへの思いや、メンバーそれぞれが死んでしまった少女への思いの描写が切なく、テレビ版でも泣けたのに、総集編で更に泣ける作品になっています。　メイン声３人が歌う優挿入歌SecretBase 君がくれた物はオリジナル Zoneの物より数段心に染みます。	２０１３．０９．１５
11	マン．オブ．スティール	スーパーマンです。　３回目（たぶん）となるスーパーマン誕生ストーリーです。　今回のスーパーマンはアクションヒーロー物と言うよりは、ＳＦヒューマンドラマとして捉えても良い出来となっています。リアルな表現に力を隠していじめられるこども時代、育ての親ケント夫妻の愛情と泣けるスーパーマンです。　後半の戦闘シーンは、スーパーサイヤ人クラスが街中で戦闘をしたらどうなるか？がリアルに表現されています。　地図を書き換えなければならないほどの迫力です。　クリプトン星の乗り物みんな、なぜが悪役メカっぽい。スーパーマンは３０歳過ぎるまでフリーターだった？	２０１３．０９．０１
10	スター．トレックイントゥー．ダークネス	新生スタートレックの２作目です。　若きカーク船長を軸とした作品です。　テロリストを抹殺する命を受けて、中立地帯に赴くエンタープライズに以外な展開が待ち受けます。　テレビシリーズで宿敵となるカーンの登場です。　ＣＧをふんだんに使って、宇宙を．．．と思いきや、殆どが銃撃戦と殴り合い、罵り合いで済んでしまいます。エンタープライズ号の内部の描写も、どこかの工場で撮影したような出来です。　３００～６００ｍのはずの船内にどうしてあんな巨大な空間があるのでしょう。　カーン役のベネディクト．カンバーバッチがキアヌ．リーブスに見えてしかたありません。	２０１３．０８．２５
9	ＳＨＯＲＴ　ＰＥＡＣＥ	短編アニメ４作品を詰め込んだオムニバスもの。　大友克洋などの作品が詰め合わせになってます。　「九十九」江戸時代、旅の途中、雨宿りで入り込んだ祠で九十九神との不思議な一夜を過ごす職人の話。　「火要鎮」江戸時代に勘当されてまで火消しになりたかった青年と、幼なじみが起こした大火。　「GAMBO」戦国時代に鬼におそわれる村と鬼に立ち向かう野武士。　実は鬼は宇宙人と言うＳＦ仕立て。　「武器よさらば」近未来、荒廃した土地でトレジャーハンターと自動兵器との攻防を描きます。	２０１３．０８．１２
8	パシフィック．リム	怪獣マニアのレルモ・デル・トロ監督のＳＦアクション物です。　海底に出来た次元の割れ目から現れ、人類を脅かす「怪獣」から人類を守る為に各国で建造された巨大ロボ「イエーガー」とそのパイロット達のお話です。　中の人、着ぐるみ感を意識したフルＣＧの怪獣と巨大ロボの戦闘シーンが殆どの作品ですが、カメラワークの妙で迫力満点。　他の細かい所なんか吹っ飛ばせ状態です。　エヴァや戦隊物の巨大ロボや進撃の巨人の要素がふんだんに盛り込まれていて、日本人になじみ深い作りとなっています。　アメリカ産の特徴か、ロボがマッチョです。　エヴァで言う所のＪＡ、原子炉を積んで格闘戦です。	２０１３．０８．１０
7	ローンレンジャー	ジョニー．デップ主演の西部劇です。　同題のテレビシリーズのオマージュです。　祭りの西部を表題にした見世物小屋で少年に蝋人形のネイティブアメリカンが語ったヒーローのお話です。蝋人形のトントが語るお話は、ご都合主義の辻褄の合わない物。少年の突っ込みは知らんぷりではぐらかします。　それだけに繰り広げられる西部劇は見たい所だけをつなぎ合わせた、テンポの良い、迫力満点、お笑いもアリの濃い物です。　トントのキャラはほぼジャック．スパロウ。　舞台をアメリカ大陸の砂漠に移したパイレーツ．オブ．カリビアンです。	２０１３．０８．０４
6	終戦のエンペラー	岡本嗣郎の「陛下をお救いなさいまし」をベースとしたノンフィクション物です。　宇宙人ジョーンズ事、トミー．リー．ジョーンズ分するマッカーサー元帥に戦犯の洗い出しを命じられた准将が開戦、終戦の真実にたどり着きます。　日本人の恋人を、家族を戦争によって失った准将と日本人の通訳、日本びいきの准将を貶めようとするなどの人間模様を描きつつ、日本人の天皇陛下への思い等を描いていきます。　天皇陛下のエピソードもそうですが、片岡孝太郎分する陛下の演技も良く出来ていると思いました。　震災以降、天皇陛下がらみには涙腺が緩いので、ハンカチは必須でした。　トミー．リー．ジョーンズは肉襦袢？	２０１３．０７．２８
5	風立ちぬ	スタジオ．ジブリのアニメ作品です。　大正から昭和に掛けて、飛行機の設計に人生を掛けたと言っても良い堀越二郎を主人公に取り上げた作品です。　紅の豚以降久々のモデルグラフィックベースの作品で、飛行機ネタがたくさん出てきます。　ポーラカーブを書いていたり、翼型の座標を書いていたり、好きな人にはたまらない作品となっています。　それに加え、まるでおとぎ話のような菜穂子との恋愛、そして別れ。　色々な方が声優として参加している中、上司の黒川夫人役の大竹しのぶの迫力のある台詞回しにグッと来る物がありました。　関東大震災の地面がうねる描写は東日本大震災を彷彿とします。	２０１３．０７．２１
4	オブリビオン	トム．クルーズ主演のＳＦものです。　異星人の襲来に辛くも勝利、その代償に荒野となってしまった地球を監視し、敵の残党を排除すべく配備されているドローンの整備を主人公はしています。　そこに、６０年前の宇宙船が軟着陸、生存する乗組員にフラッシュバックを覚えます。　緩い感じの前半から宇宙船の軟着陸、敵の正体、そして「こう来たか．．．」の結末へとだんだんと盛り上がっていきます。　スターウォーズだったり、アイランドだったり、アニメのゼーガペイン見たことのある設定が目白押し。　クロスオーバー作品と言っても良さそうな仕上がりです。	２０１３．０６．２３
3	図書館戦争	小説ベースのＳＦアクションものです。　有害図書を武力で排除する国家組織に対抗し、本と図書館を守る為に作られた自衛組織との抗争を描く作品です。　新人自衛組織（図書隊）員となった女性隊員が命を賭けて本を守る戦いに飛び込みます。　作品の半分は自衛隊全面協力による銃撃戦、残りはラブコメと言う構成で、主人公役の榮倉奈々や鬼教官役の岡田准一の体当たり演技が光ります。　先だって公開されたアニメ版にも迫るような迫力があります。　原作かアニメを見ていないと内容が掴みきれないかも。　榮倉奈々の唇が紫、岡田准一は織田裕二のポストを狙っているのか？　猿顔だし。	２０１３．０５．１０
2	ジャンゴ繋がれざるもの	タランティーノ作品のマカロニウエスタンを彷彿とさせる西部劇物。奴隷として売られる運命だったジャンゴとドイツ人の賞金稼ぎが手を組み、同じく売られてしまったジャンゴの妻を救い出す計画を練ります。　ＣＧを使わずカットと音楽で色々な演出がされていて、また、ガンアクションの派手さもあって３時間と長い映画ですが飽きずに見ていられます。　派手な血しぶきと躊躇いのないシーンが多いので、そういうのが苦手な人には辛いかもしれません。　ドイツ人の元歯科医師の賞金稼ぎのいい人ぶりが良い感じ。　ディカプリオの悪役もはまってます。　ジャンゴは最後はヒップホップな竹中直人です。	２０１３．０３．０９
1	テッド	８歳の頃の主人公がクリスマスプレゼントで貰ったテディベアに魂が宿り、喋ったり動いたりします。　この作品はその後２７年経った所が舞台。　主人公も中年になればテディベアのテッドも同じように年を取っていました。　大人になりきれない、ダメダメな、まるでのび太のような主人公に、悪い兄貴のようなテッドの組み合わせがおもしろいです。　酒に女に大麻、下ネタ以外の台詞が少ないほどの作品です。　トップガン、エイリアン、フラッシュゴードンのネタ、トム．スケリット、サム．ジョーンズ、ノラ．ジョーンズと本人の役での登場もあって、それらの知識があると無いとでは全く評価の分かれるさくく品です。　年を取ってくたびれた感じのテッド、彼女からの着メロはダースベイダーのテーマ、テッドはナイトライダー。　判る人には楽しいシャレです。	２０１３．０２．１７
25	レ.ミゼラブル	日本でも公演されているミュージカルの映画化です。　些細なことで監獄され、仮釈放されるも荒んでしまったジャン．バルジャンが司教の慈悲に触れ更正します。　市長まで上り詰めるも前科の為に追われる身。　引き取った少女と檄欄の中を生き抜きます。　ミュージカルなので台詞は殆ど歌として演奏されますが、演者達が自ら歌います。　歌唱力、演技共に素晴らしく、母親が娘を思って歌う歌は涙物です。　ヒュー・ジャックマンはともかく、ラッセル・クロウが歌えるのには驚き。　ヒュー・ジャックマン、サイドの髪が脹らむと、不死身で爪が伸びそうに見えます。	２０１２．１２．２１
24	ホビット思いがけない冒険	ロード．オブ．ザリングの６０年前、フロドの叔父、ビルボの冒険を描いたアドベンチャー物です。　穏やかな暮らしをしていたビルボの元に、突然魔法使いのガンダルフ、大勢のドワーフが押しかけうやむやに冒険が始まります。　ドワーフの故郷に向かい、剣と腕っ節で渡り歩く冒険の世界はＣＧでとても綺麗に描かれています。ロード．オブ．ザリングへ繋がるゴラムとの出会いも描かれます。敵対してくるオーク、トロル、ゴブリンの区別がだんだん判らなくなってきます。	２０１２．１２．１４
23	００７スカイフォール	ダニエル．クレイグの００７、３作目の作品です。　痛そうなジェームズ．ボンドが活躍する００７シリーズ５０年目の作品は、彼の前２作同様はらはらどきどきアクションが満載の作品です。　Ｍを狙う元諜報員からＭと共に生まれ故郷に逃げます。　今回も前作以上にアクションが多く、不思議スパイアイテムは殆ど出てきません。　殆ど戦闘シーンなアクションもゲリラ戦です。　オオトカゲに襲われたり、用心棒とバトルしたり、アストンＢＤ５登場と、今までのお馴染みシーンのオマージュも楽しいです。	２０１２．１２．０４
22	エヴァンゲリオン新劇場版：Ｑ	エヴァの新劇場版シリーズ３作目です。　序、破とテレビ版準拠で来た本シリーズですが、いきなりの急展開です。　テレビ版で言う所の第１７使徒編に当たりますが、舞台はいきなり１４年後です。　カヲ×シンの名台詞を網羅しながらも、全く違った舞台設定となっています。　エヴァをはじめ、メカ類は良く動いて、殺伐とした背景とカラフルなメカのコントラストは目が痛いほどです。　再構成物、逆行もの、特務機関物の二次創作をかなり読みあさりましたが、この展開は想像もしませんでした。　ほぼ満員のお客さん、ぽかーん．．．．でした。	２０１２．１１．２４
21	マクロスＦＢ７銀河流魂オレノウタヲキケ！	マクロス作品の中でもファンの多いマクロス７のリマスター版をマクロスＦを舞台にオンエアー！　的な作品です。　マクロスフロンティアにマクロス７での敵生態「プロトデビルン」が現れ、マクロス７のＶＨＳテープを置いていきます。　マクロスフロンティア内にもファイアーボンバーファンが多いと言う設定なので、登場人物達はビデオに見入ります。　映像はマクロス７のダイジェスト版ですが、名曲揃いでまるでミュージカルやＰＶを見ているような作りです。　マクロス７の映像は昔のままですが、ランカとシェリルのデュエット版メドレーが付きます。　ボンバー！！	２０１２．１０．２８
20	ぼくたちのムッシュ．ラザール	カナダのモントリオールの小学校で、教室で首つり自殺をした担任教諭の代わりに、アルジェリアから亡命してきた中年男性が教壇に立ちます。担任の自殺を目の当たりにした小学生と、密告により家族を失ったラザール先生の不器用なふれ合いがドキュメンタリータッチで描かれます。全編フランス語で、英語が苦手な先生が可愛く見えます。　色々なシーンで、最後まで見せてくれず、見ている人に「この後はご自分で．．．」と投げるタイプです。　最初に先生の自殺現場に遭遇したシモン約の子役が三丁目の夕日に出てくる須賀健太に似た雰囲気で名演。　ハッピーエンドにならない「スクール．オブ．ロック」な感じです。	２０１２．１０．２６
16	ボーン．レガシー	ボーンシリーズのスピンオフ作品です。　ボーン・アルティメイタムの同時進行的なタイムテーブル上のお話です。　計画破棄に伴い抹殺されようとするボーン同様作り上げられた暗殺者アーロンが、生き延びる為の薬を求めて研究者のシェアリング博士を伴いＣＩＡからの追撃を逃れます。　前半はＣＩＡの会議室のシーンなど地味なシーンが淡々と続き、限界かな．．．と思う所でアクションパートに入ります。　ＣＩＡとの追走がアメリカ、マレーシアと続き、マレーシアでの派手なバイクアクションへと展開されます。　ボーンシリーズから比べるとアクションが単調で地味な印象。　エンディングはまるで香港映画や古い００７みたいです。	２０１２．１０．１４
15	白雪姫と鏡の女王	グリム童話の白雪姫をコメディー仕立てで実写化した作品です。　永遠の美貌と贅沢な生活を願う女王が、王を退け、王女の白雪姫を幽閉します。　白雪姫が城を抜け出し、女王の浪費の為に傾いた村の暮らしぶりを見て心を痛めます。　微妙にストーリーが原作と変わっていて、クスクス笑えるコメディーに仕上がっています。　王子様は裸に剥かれたり、ほれ薬を飲まされたりと酷い扱いを受けています。　ジュリア．ロバーツの女王も良いですが、太眉の白雪姫のリリー．コリンズが良い味を出しています。　最後はまるでインド映画張り。　７人の小人達の後日談が笑えます。	２０１２．０９．２２
14	るろうに剣心	漫画、アニメと公開されて、満を持しての実写映画化されました。　明治はじめの頃、幕末に「人切り」として恐れられた剣客が「るろうに」として旅をする中、アヘン密造で国家の転覆を企む商人と戦います。　佐藤健分する主人公はアニメとは違い薄汚れた感じを出してして、リアルな感じを出しています。　殺陣ではアニメや漫画の「剣圧でドカーン」は封印され代わりに古武術や柔術を取り入れたアクロバチックな物になり、スピード感、迫力、どれを取っても今までで一番のチャンバラに仕上がっています。　吉川晃司のりのりです。　武井咲の息も絶え絶えの台詞、長すぎです。	２０１２．０８．２７
13	プロメテウス	リドリー．スコット監督のエイリアンシリーズといっても過言でない最新作です。　近未来、洞窟画や石版から導き出された人類誕生の謎を突き止めるべく、宇宙船プロメテウスで未知の惑星に調査団か到着します。エイリアン？誕生の謎？や前作エイリアンで描かれたギーガーのオブジェの謎などが解き明かされる流れになっています。　未知の惑星なのにかなり軽率な言動がいかにもってかんじもありますが、インセクト系のにょろにょろグシャーが大丈夫な方にはもってこいの作品です。　この流れで当然、主人公の女性はあきれるほどタフで強いです。	２０１２．０８．１９
12	トータル・リコール	シュワちゃん主演でヒットした映画のリメイクです。　化学兵器戦によってイギリスとオーストラリアしか人が住めなくなった未来の世界で、記憶を操作して記憶を売るサービスによって、主人公の封印されていた凄腕諜報員としての記憶が甦ります。　イギリスは未来都市、オーストラリアはスラムといった勢力図で、スラムのオーストラリアはブレードランナーとの評価もありますが、思いっきり中華で九龍島のようです。　ｉＲｏｂｏｔのパクリにも近いアクションではありますが、次から次へと繰り広げられる銃撃戦にカーアクションでどきどきしっぱなしで疲れます。　地核エレベーターなる軌道エレベーターの方がまだましの、とんでもない乗り物も出てきます。　夢落ちはありません。	２０１２．０８．１３
11	ダークナイトライジング	バットマン映画です。　前回の対戦から８年後のゴッサムシティが舞台です。　愛する者を失い、今までの戦いで体も傷ついたブルースウエインが、新たな敵の出現に町を守る為に再起します。　シリアスシリーズのバットマンは基本殴り合いで、奇想天外な便利道具は余り使いませんし主役も大概にやられてしまいます。　カメムシのような飛行物と電人ザボーガーのような乗り物も出てきますが、やはり殴り合いです。　ブルースもボロボロです。　ストーリーはどんでん返しアリのテンポの良い流れです。核融合炉、気にしている割に扱いが雑です。　次回作はロビン登場か？	２０１２．０８．０５
10	おおかみこどもの雨と雪	サマーウォーズに続く細井アニメです。　大学在学中に狼男との間に子供を作った花とその子供達が手元から巣立つ１３年間を描いた作品です。狼男の血を引いた二人の子供が方や人間として生きる道を、方やオオカミとして生きる道を選び、葛藤する様は、子供を心配する花視線で共感できるものがあります。　ＣＧや実写を多用してリアルな背景が描かれています。　ミシンの踏み板の動きが妙にリアルです。　若い母親が頑張る姿が多く描かれていますが、料理が出来てミシンも使え、日曜大工、畑仕事とスーパーウーマン振り過ぎる感じもします。	２０１２．０８．０１
9	ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE	劇場版第９段になる作品です。　暁のマダラの策略で、血継限界によって作り出された平行世界へサクラと共に飛ばされてしまいます。　ナルトの両親が存在する、ありがちな性格逆転のＩＦの世界ですが、物語上のナルトの生い立ちを知る者なら誰でも胸詰まらせるシチュエーションです。ナルト映画は「どこかに行って何かをする」ですが、ＩＦの世界は二次創作好きな私にはどんぴしゃの設定でした。　それほど派手なアクションはありませんが、楽しめる作品です。　赤丸と仲が悪い犬丸、虫嫌いのシノナイスバデイーでない綱手と楽しめます。	２０１２．０７．３１
8	メン．イン.ブラック３	ウイル．スミス＋トミー．リー．ジョーンズ主演、お馴染みのシリーズの第３作目になります。　４０年前に逮捕し、収監されていた凶悪宇宙人が脱獄、４０年前にタイムスリップし、トミー．リー．ジョーンズ分するエージェントＫを殺害します。　毎度お馴染みのドタバタですが、スピルバーグ色が強く出た作品となります。　特にタイムスリップや未来が判る宇宙人の小ネタはバック．トゥ．ザ．フューチャーを彷彿とする物があります。１９６９年の人種差別なども良く出されています。　最後のシーンは反則でしょう。　１９６９年のニューラライザーには次元転移装置がありました。	２０１２．０６．０９
7	ダークシャドー	１９６０年代のＴＶドラマシリーズをリメイク、映画化した作品です。　ジョニー．デップ＋ティム．バートンの黄金コンビによる作品です。２００年前に魔女に吸血鬼にされ、封印されたた主人公が１９７０年代に目覚め、落ちぶれた家をもり立てようとします。　独自のギャグと映像で、独自の笑いを引き出しています。　白塗りで時代錯誤の世間知らずの癖に偉そうな吸血鬼がとても良い味を出しています。　カメオ出演で往年のスターが出ていたり、あえて使う古い表現方法も良い感じです。　長女役にキック．アスの主役の女の子が出ています。	２０１２．０５．１９
6	テルマエ．ロマエ	ヤマザキマリ原作のコメディー漫画の実写化です。　西暦１３０年ほど、古代ローマで浴場の設計技師をする主人公が、浴場の設計で煮詰まった所で現代の日本にタイムスリップ、日本の銭湯や風呂をヒントにローマで名声を上げます。　原作にない上戸彩演じる漫画家の卵や、温泉宿の面々が逆タイムスリップして、ローマ帝国を勝利へ導く手助けをするストーリーも含みます。　メインのローマ人は顔の濃い日本人役者が演じますが、それ以外はエキストラを含め全部外国人、背景はＣＧと凝った部分と、わざと安っぽく演出する部分とのギャップ、阿部寛のオーバーな演技がとてもおもしろく、ローマ皇帝への忠誠っぷりが感動です。　上戸彩が出過ぎな感じです。	２０１２．０５．０８
5	ジョン．カーター	エドガー・ライス・バローズ原作のアクションファンタジー物です。　１９世紀のアメリカで騎兵隊上がりの主人公が火星を裏で支配するマタイ．シャンの転送に巻き込まれ、重力の小さな火星でその能力で勢力争いに巻き込まれます。　ＣＧで背景や４本腕の種族、モンスターが描かれています。　スター．ウォーズに似た絵柄ですが、１００年前のＳＦの設定、青い血に赤い肌や地球との重力差等はそのままに、ファンタジーとして構成して見せています。　恋仲になるお姫様はとてもガタイが良くゴツく綺麗じゃありません。　簡単に言うと、ラノベなどにある「チート能力を持たされて召還され、無理ゲーを強いられる」です。	２０１２．０５．０１
4	バトルシップ	エイリアンから地球を守るＳＦアクション物です。　地球と似た星を発見、へメッセージを送った所、侵略者が送られて来たと言うお話。　たまたま合同軍事演習中の日米の護衛艦の乗組員を力を合わせて撃退します。トランスフォーマーばりのＳＦＸに地球の兵器で立ち向かうテイラー．キッチュ演じる米軍側のヒーロー、オープニングでかなりのドジっぷりを披露してくれ、後半の迫力ある戦闘シーンが想像出来ないほどです。　ＳＦ的にはかなり突っ込みどころがありますが、ＳＦＸと登場人物達の熱さと映像のテンポで乗り切っちゃってます。　浅野忠信の護衛艦艦長ぶりも良いですが、そこここで見られる日章旗にぐっと来る物があります。　エンドロール後のカット、まるでドラゴンボールです。	２０１２．０４．１９
3	ドラえもんのび太と奇跡の島アニマルアドベンチャー	新ドラえもん映画の第７作目、オリジナルストーリー作品です。　絶滅動物を集め飼育している不思議な力を持った島に、手違いで手に入れた絶滅した鳥を納めに行ったのび太一行と、たまたま手違いで迷い込んだ子供時代ののび太の父が、黄金のカブトムシを狙うハンターに立ち向かいます。　これと言って新しい所はありませんし、ストーリーは旧作には及びません。　パート毎のつながりの関連性が薄いのが残念です。声優は大御所に有名子役、カメオ出演の俳優と大盤振る舞いです。殆どムシキング、伝説のカブトムシはフェストゥムです。	２０１２．０３．１９
2	長ぐつをはいたネコ	ドリームワークスのＣＧアニメ、シュレックのスピンオフ物です。　ニヒルな「長ぐつをはいたネコ」の生い立ちや金の卵を産むガチョウを手に入れるアドベンチャーを描きます。シュレックが色々な童話のコラボですが、こちらも「アリス」「ジャックと豆の木」「ゾロ」など色々な要素が盛り込まれ、フラメンコのＢＧＭで軽快な仕上がりになっています。　ＣＧの出来はとてもすばらしく、タンタンの冒険よりもリアルに感じました。　孤児院での相棒「ハンプティーダンプティー」とのエピソードにはほろりとするシーンもあります。　吹き替えで見ましたが、竹中直人の吹き替えが絶品でした。ハンプティーダンプティーはＢｉｇＢｏｙみたい。　１００万回生きたネコのネタが出てきます。	２０１２．０３．１７
1	タンタンの冒険／ユニコーン号の秘密	ベルギー発の漫画、タンタンの冒険旅行をスピルバーグによりＣＧアニメ化された作品。　少年新聞記者のタンタンが手に入れた帆船模型に隠された財宝の秘密により、逃走劇に巻き込まれます。　ＣＧはとても良く出来ていて、実物と言っても疑われないほどの背景と少しデフォルメされた顔のキャラクターが縦横無尽の動き回ります。　迫力満点．．とは行かず、全体にピントが合ってしまった絵に違和感があります。　シャーロック・ホームズと同様、凄いシーンがテンポ良く続いているのに眠くなった作品です。　水上飛行機が何故かビーバーです。　日本と本家ベルギーでは「タンタン」ですが、英語圏では「チンチン」です。	２０１２．０１．０８
17	DOGxPOLICE 純白の絆	警察警備犬を巡るヒューマンアクション物です。　中二的警察官が熱い思いをもてあまし、警備部から警備犬の担当に移されてふてくされます。アルビノのシェパードと共に色々な苦悩を乗り越えて成長するドラマのはずなのですが、犬は成長するのに主人公は最後まで中二のままです。連続爆破犯との対決なので、派手な爆発シーンが多くありますし、爆発で壊れた建物のＣＧは良く出来ていると思いますが、絶対的に野次馬の数が足りません。　泣けたのは冒頭のお人形の生まれたての犬が息を吹き返したシーンだけでした。	２０１１．１０．１０
16	とある飛空士への追憶	同名小説の劇場版アニメ。　敵国人とのハーフで有るが為に虐げられた生活を送る、それでも一生懸命頑張ってエースパイロットまで登った主人公が単機で女王候補を王都へ送り届ける任務に就きます。　子供時代からエースパイロットになった現在も続く、ハーフ故のイジメには憤りを感じます。　大役を無事成し遂げてもなおやり切れない感が残ります。　敵国は日本をイメージした物で、メインの戦闘機は震電とスカイ・クロラの散華を足したようなデザイン。　変わって自国側はスピットファイヤやアメリカ海軍のヘルダイバーのようなデザインです。　主人公が任務で乗る「サンタ．クルス」は昔のＵコン機のような双尾翼。　空戦シーンはくるくると良く動きますが、スパン５０ｃｍ、全備重量１００ｇの機体の動きです。	２０１１．１０．０２
15	トランスフォーマー／ダークサイド．ムーン	実写トランスフォーマーの三作目です。　月で発見された墜落したオートボット（良い方）の宇宙船から、指導者であるセンチネルプライムと彼が開発したワープ装置が発見され、それらを巡ってオートボットとディセプティコンとの戦いが再燃します。　ＣＧ主体の作品ですが、シカゴのビル街をはじめとした背景までもがＣＧで作られて、容赦の無い、全編のほぼ半分にもなる戦闘シーンが繰り広げられます。　ロボット同士の戦闘シーンは格闘と銃撃、剣劇ですが、決め手は抜き手だったり引きちぎりだったりと結構グロいですし、アメリカ軍のゲリラ作戦が勝敗の決め手と決着は人間の手に依ります。　あれだけの大騒ぎ、大質量のワープにブラックホール、でも被害はシカゴだけ。　主人公は中二病に掛かってます。	２０１１．０７．２９
14	コクリコ坂から	スタジオジブリの劇場版アニメです。　１９８０年なかよしに掲載された作品の映画化です。　下宿を切り盛りする女子高生の主人公が、破天荒だけど行動力のある上級生の事が気になります。　ですが、彼は血の繋がった兄かも知れないと知り、落ち込みます。　大昔に見た昼メロの様です。　舞台は１９６３年の横浜で、背景には私も知らないような古き良き港町が描かれます。さすがにジブリらしく、「アジフライの揚げ油」までしっかりと書き込みがされています。　ソコココにネタがちりばめられているようですが、さすがに半分も判りません。　ＢＧＭに流れる「上を向いて歩こう」はツボです。　強くて元気なジブリの女の子は健在。　オート三輪の箱乗りは拍手です。	２０１１．０７．１７
13	ハリーポッターと死の秘宝ｐａｒｔ２	ハリー．ポッターシリーズの完結になります。　宿敵ボルディモートとの決戦です。　ボルディモートの命を分けた分霊箱を探し破壊すべく旅を続ける３人は最後の箱を求めて魔法学園に戻り、そこでボルディモート軍と魔法学園の生徒達との死闘が繰り広げられます。　驚愕の分霊箱の真相、今まで語られなかったスネイプ先生の過去、ダンブルドア校長の最後の謎などが次々と明かされます。　Ｐａｒｔ１の地味目な展開とは違い、半分以上が派手な戦闘シーンです。　と言っても魔法ビームの打ち合いですが．．．。　魔法学園、死者、行方不明者一体何人出たのでしょう。　１９年後の幸せそうな家族のシーンでほっとさせられます。	２０１１．０７．１６
12	アイ．アム．ナンバー４	ＳＦアクション物です。　能力を持った異星人の主人公が、敵勢宇宙人から逃げ延びます。　地球に逃げ延びた９人の能力者が敵勢宇宙人の襲撃を受け、一人、また一人と亡き者にされていきます。　どっきり映像も沢山、アクションもふんだんに盛り込まれていますが、「何故そうなった」が今ひとつ良く判りません。　能力者達はなにかとても大きな使命を背負っているようなのですが、不明確です。　せっかくの能力を懐中電灯代わりに使うのは．．．。　キマイラの大犬が健気でかわいいです。	２０１１．０７．０９
11	スーパー８	スピルバーグのＳＦパニック物です。　６人の中学生が自主製作映画を撮影中に、軍の機密を輸送中の貨物列車が事故を起こし、事件に巻き込まれていきます。　「判らない物」に翻弄され、恐怖に晒される町と、事故を目撃した事を気に病む子供達。　それと、すれ違いに悩む親の描写が良いです。　ＥＴやＩＴＳのオマージュを強く感じる作品ですが、ＥＴの自転車や通信機が出たときには笑いました。　舞台設定が１９７９年とあって、ＢＧＭに使われたザ．ナックやブロンディーの楽曲を懐かしく聞きました。　最後の最後になってようやく「スーパー８」が何なのかがわかりました。	２０１１．０６．２５
10	X-MEN ファーストジェネレーション	X-MENのスピンオフ的な作品です。　X-MENの親玉的な二人、プロフェッサーXとマグニートーとの出会いと決別までを描くアクション作品となります。　ミュータントの存在が知れ渡る以前、ミュータントの存在に気がついていたプロフェッサーＸが、ミュータント達の保護に乗り出し、第３次対戦を目論むミュータント、セバスチャンとの戦いに挑みます。　裕福な家庭に育ったプロフェッサーＸに対して、戦時下にセバスチャンによって親と死に別れたマグニートー、ミスティークの子供時代のエピソードにはほろりとさせられます。　プロフェッサーＸの車いすの訳も明かされます。ふっくらしたミスティーク、シャアのヘルメットなマグニートーに笑い。	２０１１．０６．２５
9	パイレーツ．オブカリビアン生命の泉	パイレーツ．オブ．カリビアンシリーズ４作目となる作品です。　永遠の命が授かる伝説の泉を求めて、黒ひげ、ローマ帝国、大英帝国が争奪を繰り広げます。　今回は監督が替わった事もありますが、ジャック．スパローの魅力を存分に引き出した作品となっています。　ジャック船長の発するギャグは「これぞディズニーのコメディー映画」な所もあり、ツボにはまりました。　おねぇ系の走り方や身振りの割に達者な殺陣もアンバランスな感じがが良かったです。　乾くと人間にって、とたんに胸を隠す人魚が変です。　タイガー＆バニーの虎鉄は吹き替え版の声優つながりでジャック．スパローがモデルみたいです。	２０１１．０５．２３
8	ガリバー旅行記	ジャック．ブラック主演のガリバー旅行記をモチーフとしたコメディです。お得意の冴えない男が良い所を見せようとバミューダトライアングルの旅行取材を買って出て、小人の国に紛れ込みます。　ＣＧの出来はあまり良いとは言えませんが、コメディと割り切って見ると良いかもしれません。今までのジャック．ブラック作品ほどメッセージ性が無いので、ハチャメチャ振りを楽しむ作品です。　本編よりもオープニングのニューヨークの風景を箱庭風に見せる手法に見せられました。	２０１１．０５．１４
7	エンジェル．ウォーズ	義父の陰謀で精神病院に強制入院させられたヒロインが、病院を抜け出す為に他の患者と協力します。　リアルな部分、妄想な部分、更に妄想な部分が入り乱れるサイコ的な作品です。　妄想な部分は１９６０年代のキャバレー風、更なる妄想部分は萌々バーチャル風となっています。ヒロインが踊ると始まる妄想戦闘シーンはヘソ出しセーラー服とニーハイを纏ったヒロインが怪しい日本刀と携帯ストラップがじゃらじゃら付いた拳銃で、リアルなBREACHやＤＱ、ターミネーター４張りの高品位のアクションを繰り広げ、かなり難解な展開の中でもストーリーを無視しても迫力があって楽しめる映像を見せてくれます。　登場する女の子達は何故か皆ムチムチです。	２０１１．０５．１３
6	劇場版マクロスＦサヨナラノツバサ	マクロスＦ劇場版、後半になります。　前半がＴＶの総集編的作品だったのに対して、後半はオリジナル展開となります。　ここの所アニメの劇場版が無理矢理大団円に納める傾向が強い中、上手くまとめたと思います。過去作品のマクロス７のファイアーボンバーのコスプレが出てきたりＶＦ－１が出てきたりとマクロスファンにはたまらない演出となっていて、更に歌の挿入も増えています。メインキャラクター３人の成長が見所です。　ランカ．リー役の中島愛は歌がとても上手くなったと思います。衣装が制服っぽいのはＡＫＢの影響でしょうか。	２０１１．０３．０８
5	ドラえもん　新のび太と鉄人兵団はばたけ　天使たち	ドラえもん映画リメイクシリーズです。　今回は傑作とうたわれる鉄人兵団です。　ロボットの国「ロボトピア」の地球侵略の事実を知ったのに誰にも信じてもらえないドラえもんとのび太は自分たちだけで阻止しようとします。空から降ってくるロボット「ザンダクロス」の表現や動きこそ現代版ですがそれ以外のデザインやストーリーはほぼ旧作を踏襲しています。　決戦の方法も同じ。唯一ミクラスの代わりの「ピッポ」が身を挺す所が違うくらいです。　相変わらずドラえもんは柔らかそう。　リリルの治療シーンは．．．。　「見たことも無いのなら、見たことのある物に変えてしまえばいい」が無かったのが残念。	２０１１．０３．０６
4	ナルニア国物語第三章アスラン王と魔法の島	ナルニア国物語シリーズの３作目です。　ルーシーとエドマンドは第二次対戦の中、イギリスで親戚の家に預けられ、そこで従兄弟のユースチスと共にナルニアへ呼ばれ、７本の剣を集めるクエストにかり出されます。空を飛び回るスピットファイヤや配給のシーン、意地悪な従兄弟の現実部分と自分たちを主と慕ってくるファンタジーなナルニアの対照的な所が良いです。もうなんでもＣＧでＯＫな映画界ですが、それほど派手な演出は無く、ある意味ほっと出来る作品でした。　ネズミのリープチープはかわいいですがスチュアート．リトルの顔に良く似ています。アスランの顔、でかいです。　３Ｄで目が疲れました。　２作目、書き忘れているようです。	２０１１．０２．２７
3	蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH	テレビシリーズの続編です。　フェストゥムとの戦いから２年後、国連軍の余計な攻撃の為に再びフェストゥムの驚異にさらされる主人公達を描きます。　この作品はロボットアニメと思いきや、主人公達の暮らす島は２０世紀のままを残しているものの周囲から見えない様にシールドされた大きな船。　外界は人の住めないような有様ですが、主人公達はそれを知らされずに生活しています。　親だと思っていたら実は子供達は人工的に作られた存在。　仲間は戦いの中どんどんその数を減らし、最後は主人公が自らの色々な物を失っての勝利というのがテレビシリーズ。　今回は誰も死なず最後はご都合的に全て丸く収まります。　これはこれで良いのかもしれませんが．．．	２０１１．０２．２０
2	太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男	竹野内豊主演の第二次世界大戦末期のサイパン島での戦いを描く戦争映画です。　約２００人の民間人と５０名弱の軍人をまとめ上げ、戦争末期のサイパン島でゲリラ戦で生き延びた大場大尉のお話です。　暑いジャングルでのゲリラ戦や米軍から逃れジャングルの奥へと進むのシーンはリアルで迫力もあります。　それ以外は淡々とジャングル生活と戦闘が続きます。　米軍視点で書かれた原作が元ですので、米軍美化の表現が多いのは否めません。　戦闘で親を失った赤ちゃんが助かったのが救いです。	２０１１．０２．１２
1	キック．アス	コミック好きのただのうだつの上がらない高校生が、自作のアメコミヒーローになり切り、マフィア相手の復習劇に巻き込まれます。　なんの取り柄のない少年が扮するヒーローはただのチンピラにもボコボコにされます。それとは反対に、マフィアへの復習に燃えるニコラス．ケイジ親子の完璧な殺人技が冴えます。　作風は青春コメディなのですが、気持ちの良いまでのやりっぷり、やられっぷりです。　「やりっぷり」にかなりグロいシーンがあり、Ｒ１５＋の判定をされていますが、見ていて飽きの来ない、テンポの良いアクション作品なだけに残念な感じがあります。　子役のアクションも凄いですが、訳しきれないスラングも凄いです。	２０１１．０１．２３
30	ロビン．フッド	ラッセル．クロウとケイト．ブランシェットが演じる、よく知るロビン．フッドとなるまでを描いた歴史アクションです。　十字軍の遠征から王の死を機会に抜け出したロビンは襲撃にあった騎士から剣を故郷の父への返還を頼まれ、行った先のノッティンガムで物語りに引き込まれていきます。　エキストラを含めて弓や剣の練習をしたと言う作品中７割を締める戦闘シーンはリアルで迫力もあり見応え充分です。　１２世紀の村の作りなどもリアルです。　ラッセル．クロウのロビンは今までのどのロビンより寡黙で弓が似合いません。　マリアンは声が太いです。　この作品も、おじさん、おばさん抜きでやってもらいたかったと思います。	２０１０．１２．２１
29	ＴＲＯＮＲＥＧＡＣＹ	１９８２年公開のＴＲＯＮの続編にあたる作品です。　デジタル世界に２０年閉じ込められた父と同じくデジタル世界に送り込まれ、父と共に脱出を試みる息子の活躍を描きます。　前作は史上初のＣＧを使った作品でしたが、こちらは３ＤＣＧをふんだんに使った作品に仕上がっています。　レベルはアップしている物の、作品中はディスクバトルとバイクのバトルで前作を踏襲した形になっています。　砕け散る擬人化されたプログラムや格闘場の表現は現代のそれですが、基本は前作ＴＲＯＮです。　親子の対面シーンなど涙をそそるシーンはありますが、基本どきどき系です。　機銃での撃ち合いシーンはまんまスターウォーズ、最後のシーンはブレードランナーを彷彿とさせます。	２０１０．１２．１９
28	ＳＰＡＣＥ　ＢＡＴＴＬＥＳＨＩＰヤマト	かの宇宙戦艦ヤマトの実写化作品です。　アニメ同様、ガミラスの遊星爆弾の攻撃で人の住めなくなってしまった地球を救うため、イスカンダルへ放射能除去装置を獲得する旅に出かけます。　ＣＧで画かれたヤマトの戦闘シーンはアニメよりリアルでスピーディーです。　アニメの名シーン、ドリルミサイルや自爆攻撃などを上手く再現しています。　ストーリーはテレビシリーズでずが「さらば．．．」を足した感じの「みんな死ぬにゃぁ」な作りです。　キムタクは好演ですが、おやぢ過ぎ。　森雪はバインダー持って歩いて欲しかった。　ミィ君はお留守番してなくちゃ。　松本メーターは？でも、「無限に広がる大宇宙．．．」の台詞で全てＯＫになりました。	２０１０．１２．０６
27	アイルトン．セナ～音速の彼方へ	伝説とまで言われたＦ１パイロット「アイルトン．セナ」のＦ１デビューから音速の彼方へと旅立ってしまうまでのドキュメンタリーです。　レースシーンとセナと彼の家族へのインタビューで綴られています。　レースシーンのほとんどとインタビューの半分くらいは記憶している物でしたが、インタビューで彼が声を荒げたり、宿敵とされたアラン．プロストの皮肉は初めて見る物でした。　レースを勝ち続ける為に悩んだり焦ったりする彼の姿が手に取るようです。　事故直前のレースシーンは何度も見たのではありますが、事故を起こしたコーナーが迫ると足が突っ張ってしまい、涙が止まりませんでした。　ラジコン飛行機マニアであったセナ、彼でも飛ばすときは口が開くんです。	２０１０．１１．２８
26	ハリーポッターと死の秘宝ｐａｒｔ１	ハリー．ポッターシリーズの第７作目となります。　敵のボルディモートにロックオンされて逃避を続けるハリーの奮闘と自分のために周りに被害を出すことに悩みます。　裏切りやハリーの「匂い」によって、ことごとく追撃に合い、裏をかかれて大切な仲間を失うことになります。　作風は大人モードになってから同一の監督で、全体的にダークな感じの仕上がりでダークサイドを出し始めたハリーを印象づけています。　終始無精ひげのハリーとロン、一度も出て来ない魔法学校のシーン。　ハーマイオニー役のエマワトソン、あんなに顔細かったっけ？　箒で飛ぶシーンのマントのはためき、やっぱり気になります。	２０１０．１１．２２
25	東のエデン　劇場版Ⅱ	下記作品の後編となります。　死亡した前首相の隠し子として戻ってきた主人公が、国と他の救世主候補からのテロリストとして指名手配される中、それを逆手に取り自らテロリストとして全国民に強制的に主張を訴える手段に出ます。　その手腕に主催者からゲームの終了を勝ち取る事が出来ます。　主人公の瞬間のひらめきと行動力には目を見張る物があるように描かれています。　振り回される自称ニート集団やけなげなヒロインは良く文句もなく付いてくる物です。　結局の所、何がやりたかったのか今ひとつ不明ですが、爽快感のある作品です。	２０１０．１１．１９
24	東のエデン　劇場版Ⅰ	２００９年にテレビで放映されたアニメの続編、その前編です。　１クール放送された内容は、１００億円を与えられて日本の救世主となるゲームをさせられている１２人の救世主候補が相手を蹴落としたり、事業を興したりします。　テレビ版の最終話で、主人公は６０発のミサイル攻撃から日本を守った後に自らの記憶を消し姿を眩まします。　劇場版は行方を追うヒロインと「日本の王」になるべく裏で行動する主人公、それを阻止しようとする救世主候補達を描きます。　ＣＧを多用しリアルに描かれた背景とキャラクターの少女漫画チックなギャップがテレビ版以上でちょっと変です。裏の裏をかくような話の展開はどきどき物です。	２０１０．１０．３０
23	ＫＮＩＧＨＴ　ＡＮＤ　ＤＡＹ	トム．ルーズ、キャメロン．ディアス主演のアクションコメディーです。独自に行動している敏腕エージェントと武器商人、ＦＢＩとの抗争にたまたま巻き込まれてしまった女性のドタバタを描きます。　最初から最後までとにかく目まぐるしく展開される銃撃、カースタントなどのアクションは迫力もさることながら、どこか漫画チックでド派手です。　目まぐるしく変わる場面展開も見物です。　あくまでも紳士的でにこやかで神出鬼没なエージェントはまるでターミネーターの様。　だんだんエージェントに引きつけられていくキャメロン．ディアスの演技がかわいいです。　二人とも後１０歳若かったら．．．	２０１０．１０．１１
22	君に届け	少女漫画が原作の学園青春物。　見た目が暗いために引っ込み思案ではある物の、素直で純情でまじめな少女が、親友を得て、更に思いを遂げるまでを描きます。　アニメにもなったこの作品ですが、映画版はこのアニメの影響を強く感じる作品となっています。　漫画やアニメではサラッと描かれている「貞子」と避けられるシーンは実写ではかなり重くなってしまい、原作イメージからは離れてしまいます。　友達にメイクをしてもらい「みちがえる」シーンが無く残念。　出演者全員高校一年に絶対見えません。	２０１０．０９．２７
21	十三人の刺客	１９６３年に製作された同名作品をリメークした時代劇アクションもの。暴君、松平斉韶の老中昇進を阻止すべく、役所広司ふんする御目付役が１３人の刺客団を作り松平斉韶暗殺を企てます。　稲垣吾郎扮する暴君の無差別で情けのない陵辱や殺戮ぶりにはやり切れない程のリアリティーがあります。　後半のほとんどを費やす、宿場街一つを丸々使った１３人対３００人の戦闘シーンはゲップが出るほど血みどろなチャンバラが堪能出来ます。　松方弘樹の口上や殺陣は他の役者とは一線を画します。慣れてます。	２０１０．０９．２５
20	ＢＥＣＫ	ハロルド作石原作漫画の実写版です。　イジメを受けていた内向的な高校生「コユキ」が、破天荒なギタリスト竜介と出会い、バンドで才能を開花させて行きます。　全くのギター初心者のコユキが必死の練習でギターを弾けるようになっていき、竜介の生き方に勇気付けられて行く様が気持ちいいです。　主人公の神がかり的な歌声が発覚したときの他の人の惚けたような表情が変です。　以前公開されたアニメでは、歌だけ声優では無く歌手が当ててましたが、実写では何故かサイレントです。	２０１０．０９．１０
19	特攻野郎ＡチームＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ	８０年代に放送されたＴＶドラマの映画化です。　ある作戦で罠に填められ無実の罪で投獄されたチームが自らの名誉を取り返すために脱獄、報復戦に出ます。　バクダットにドイツ、世界中を舞台を何から何まで度を超したムチャクチャなアクションで目が離せません。　個人的には何でも操縦出来るクレイジーなマッドパイロットはどつぼです。　二時間があっという間でした。	２０１０．０８．２２
18	ベスト．キッド	１９８５年公開の同名作品のリメイクです。　デトロイトから北京に引っ越した黒人の少年が、カンフーを習う少年からのいじめに対抗します。執拗ないじめに抵抗し、１２才の少年が、一からカンフーを覚えて上達していくシーンは前作同様目頭が熱くなります。　師範役のジャッキー．チェンは珍しく暗い過去を背負った役です。　武道大会での対決、カンフーは燃えます。　決め技は鶴拳じゃなくて蛇拳でした。	２０１０．０８．２２
17	魔法使いの弟子	ゲーテの誌を元にしたディズニーアニメが原作のアクションファンタジー。何百年にも渡って繰り広げられた魔法戦争、それを納めた大魔法使いの生まれ変わりを探す不老の魔法使いに、弟子にされた青年の苦労を描きます。　ディズニーのアニメの影響か、攻撃魔法以外はファンタジーな魔法が多いです。　杖も詠唱も無い魔法はほとんど超能力のようで、主人公の決め技はギャリック砲か螺旋丸。　せっかく覚醒したのにラスボス戦はあっけないです。　　おやぢとおばさんのキスシーンで締めくくって欲しく無かったです。	２０１０．０８．２２
16	インセプション	レオナルド．ディカプリオ主演、クリストファー．ノーラン監督のＳＦアクションです。　夢の中にダイブして深層心理に潜む秘密を盗み出す事を仕事にする主人公が、足を洗う為に大仕事を引き受けます。　とりあえずイメージ次第で何でもアリな夢の中でのアクションシーンは地面が丸まったり永久階段があったりと不思議満載、夢の中で更に夢の中に入り込むなど複雑なストーリーで頭を使います。　目が覚めるまでの間の数秒間を使った終盤は無重力遊泳もあったり考えられています。　．Ｈａｃｋやマトリクスを重ね合わせた感じです。	２０１０．０７．１８
15	借りぐらしのアリエッティ	児童文学「床下の小人たち」がが原作のジブリアニメです。　東京の住宅地にこんもりとした庭を持つ古い家に心臓の手術までの間療養に来た少年とここの縁の下に間借りする小人の親子とのふれ合いを描きます。生きることに一生懸命な小人の少女と生きることに諦めている少年の対比がテーマに思えます。　「崖の上のポニョ」以上に手書き感の漂う水彩画的な絵面にカサカサと動き回るアリエッティがとても印象的です。　キャラクターが声優を務める樹木希林や三浦友和を似せて描かれているので、声に違和感がありません。　映画の後のストーリーが気になる展開です。相変わらず人間離れした体力です。　小人の世界の水の描き方、表面張力がリアルです。	２０１０．０７．１８
14	ザ．ウォーカー	戦争によって荒廃してしまい文明が失われた世界で、「声に従い本を届けるべくひたすら西に歩きます。　デンゼル．ワシントン扮する主人公はナイフや銃を神業の様に扱い、無法者をバッタバッタとなぎ倒しながら歩きます。　圧倒的な強さで無法者の手や頭が飛ぶスプラッタな様を上手く映像処理して見せています。　荒廃具合が北斗の拳やマッドマックス、ウォーターワールドクラスですが、最近のＰＳ３ゲーム、「フォールアウト」に近いです。　「本（世界で唯一残った聖書）」を巡って立ち寄った町の権力者と争いや、その聖書の更なる正体で色々と解き明かされるサスペンス風味もあります。　荒廃具合の画は見事ですが、食べ物や銃器の供給など考慮不足な面もあります。　説教臭い座頭市です。	２０１０．０６．２０
13	アイアンマン２	アメコミ原作のアクション物です。　２００８年公開の「アイアンマン」の続編となります。　前作で拉致された地からの脱出の為アイアンマンとして活躍したトニー．スタークに政府からアイアンマンの引き渡しを迫られ、おまけに逆恨みのロシア人科学者から襲撃を受けます。　相変わらずお金の掛かったＣＧで、アイアンマンや自称ライバルのハマーが作ったドローンが本物の様に動きます。　S.H.I.E.L.Dのエージェント、ブラック．ウイドーの体術は見物です。　全体的にアメリカンジョークな作りですが、アイパッチのニック・フューリーが出てきちゃいます。　トニーとお父さんのエピソードはお涙です。　ハマーのドローンはどう見ても日本のリアルロボです。モナコのレースシーン、マシンはアルミモノコックです。	２０１０．０６．１２
12	プリンス．オブ．ペルシャ時の砂	古代ペルシャを舞台にした１９８９年発売のゲームを元にしたアクションファンタジーです。　ペルシャ王に拾われた孤児が第三王子になり、時間を操る秘宝を巡る陰謀に巻き込まれます。　昔やった事のあるゲームの動きそのままの、体を張った跳んだり跳ねたり「ヤマカシ」を彷彿させる派手なアクションにＣＧで再現された城下の風景は見物です。ご都合主義な所は多々ありますが、次から次への展開で息つく暇もありません。　ペルシャ王との親子愛、血の繋がらない二人の兄達との兄弟愛にホロリ。　聖地の王女のツンデレ具合にニヤリです。	２０１０．０５．２９
11	ナイン９番目の奇妙な人形	ティム．バートンプロデュースのＣＧアニメ作品です。　元々、１１分程の短編アニメをティム．バートン味に撮り直した作品です。　９体のチビロボが、人類が機械との戦いに敗れ滅亡した世界で、滅亡の根源となったメカと戦います。　フルＣＧなのですが、ストップモーションやクレイアニメのテイストを出した画風で味を出しています。　ぶっちゃけると９番目に目覚めた「ナイン」が、好奇心から起動してしまったメカを止めると言うだけのストーリーなのですが、そのことを気づかせないほど良く動き、仲間との友情を深めます。　ティム．バートンはこうでなくてはいけません。	２０１０．０５．２１
10	ウルフマン	１９世紀のイギリスを舞台としたドッキリホラー映画です。　舞台俳優の主人公は兄の不自然死に帰郷し、そこで狼男に襲われ、自らが狼男になってしまいます。　ＣＧで再現された変身シーンはリアルで、そこココにちりばめられた「急に何かが飛び出す」ドッキリシーンで驚かされます。狼男になった途端に猟奇殺人に走ったり、狼なのに鋭い爪で攻撃したり、狼なのに単独行動だったり、狼なのにゴリラみたいだったりと色々突っ込みどころ満載ですが、驚かされた事は確かです。	２０１０．０５．０５
9	タイタンの戦い	ギリシャ神話を基にしたアクションファンタジーです。　基は１９８１年に公開された作品のリメイクです。　人間とゼウスとの間に生まれたペルセウスが、人間殲滅を目論む冥界王ハデスを封印します。　神話では生け贄にされそうになる王女アンドロメダを救うストーリーですが、今作ではハデスに家族を殺された復讐と世界を守るため、そしてついでにアンドロメダを助けるお話になっています。　ＣＧで作られたクリーチャーや背景で、ギリシャ神話の世界に入り込んだ様です。　ゼウスのピカピカの衣装はセイント聖矢のよう。　クラーケンは廃棄物１３号です。	２０１０．０５．０３
8	アリス．イン．ワンダーランド	ティム．バートン監督のアクションファンタジー作品です。　「不思議の国のアリス」の１３年後のアリスが再び不思議の国に迷い込み、不思議の国を赤の女王から救う戦いに立ち上がります。　本編は子供の頃の冒険を夢と思いこんでいるアリスの「本物探し」に費やされます。　位置関係は原作を読んでいないと辛いかも。　ＣＧで画かれた小動物たちが可愛いですが、色合いはティム．バートンにしては地味です。　現実に戻ったの後のアリスの生活がもう少し見てみたかったです。	２０１０．０４．１９
7	のだめカンタービレ最終楽章　後編	２００９．１２に公開された前編に続く後編になります。　パリの音楽学院で自分の道を見失いかけたのだめが千明先輩やシュトレーゼマンの助力により自分の音楽への道を見いだします。　前作の続きでＣＧを使った脳内妄想シーン満載です。　後半だけあって、オーケストラやピアノの演奏シーンが多く、クラシックも聴けて２度美味しい作品となっています。ほぼマンガやアニメと同様のストーリー展開ですが、エジプト旅行は割愛のようです。　三木清良役の水川あさみの弾き振りは見事です。携帯はさすがに全てノキアです。	２０１０．０４．１８
6	第９地区	ＳＦアクション物です。　突然現れた宇宙難民船を受け入れた南アフリカの宇宙難民を管理する機関の職員が、謎の液体に感染して、今まで虐げる立場から虐げられ、追われる立場にります。　冒頭からしばらくは記録ムービーとニュース映像の形で進められます。　バッタのようなエイリアンは着ぐるみなのかＣＧなのか判別できない程の出来栄え。　アクションシーンはスプラッタ部分を多く含みますが派手で見応えがあります。エイリアンの武器を唯一扱える地球人となった主人公を巡る会社内のドロドロと、トリガーハッピーな傭兵部隊の隊長との死闘が見物です。エイリアンの外観と武器や宇宙船の外観とのギャップは？です。	２０１０．０４．１７
5	シャーロック．ホームズ	ロバート．ダウニー．Ｊｒがホームズを、ジュードロウがワトソンを演じるアクション物です。　ヒッキーでアクション派で日本で良く知られたホームズとは全く違ったキャラクターのホームズとワトソン君がブラックウッドと対決します。　格闘シーンや爆発シーン満載のアクション巨編になってはいますが、全体的に暗い感じの画で１９世紀のイギリスっぽくしていますが、画、ストーリーにこれと言った華が無くてせっかくのアクションが生きていない感じ。　ＣＧで画かれたロンドンブリッジはアニメみたい。謎解きは最後にまとめて教えてくれます。	２０１０．０４．０３
4	パーシー．ジャソンとオリンポスの神々	アメリカの児童文学が原作のファンタジーです。　ちょっと変わった感覚を持つ高校生のパーシーは実はギリシャ神ポセイドンと人間との間に生まれた半神。　ゼウスの稲妻を盗んだ疑いを晴らすため、半神の仲間とクエストに出ます。　ＣＧをふんだんに使って、超常現象や神の僕達を迫力ある映像にしています。　クエストはギリシャ神話をなぞっただけの物で新鮮みはありません。　更にギリシャ神話はアメリカンテイストで軽い仕上がり。　ミノタウロスの動きがカクカクしていてストップモーションアニメみたい。　メドゥーサの蛇の口はまるでレッドスネークです。　神様達、みんなでかっ。	２０１０．０２．２７
3	サロゲート	ブルース．ウィリス主演のＳＦアクションものです。　脳波コントロールで動く身代わりロボットに自分の部屋以外の全てを任せる未来の世界で、自分の子供の死をきっかけに、身代わりロボットとその使用者抹殺を企てる犯人と、それを阻止しようとするＦＢＩ捜査官との戦いです。主演のブルース．ウィリス自信も身代わりロボットを使いますが、本人が特殊メイクで若返って演じています。　その他のロボットも人間と見分けが付かないと言う設定から、普通に演じていて、割と低予算な感じがします。相変わらず体当たり肉体波のブルース．ウィリス、いつも傷だらけです。一日ずっと寝た状態でロボットを操っていて体、弱らないんでしょうか。	２０１０．０１．２４
2	Ｄｒ．パルナサスの鏡	不思議な鏡で鏡を通った人にその人に合った不思議な世界を見せる見せ物小屋をやるパルナサス博士の小屋を部隊に、悪魔との娘を掛けた掛けをします。　閑古鳥が鳴き、酒浸りでボロボロのパルナサス博士が見せるパステル調だったり、まか不思議だったりの世界が見物です。　高いところから落ちた先に大きな画鋲があったりします。　ヒース．レジャー急逝の為に途中で役者がジョニー．デップだったりジュード．ローだったりしますが、ストーリーと顔の雰囲気があって、とても上手な一人の役者が演技をしているようにもみえます。	２０１０．０１．２４
1	ティンカー．ベルと月の石	ディズニーアニメ「ピーター．パン」のスピンオフ物、ティンカー．ベルシリーズの２作目です。　儀式に使う月の石を納める杖の製作を依頼された物作り妖精のティンカー．ベルが大切な月の石を壊してしまい、コッソリと直すために願いが叶う鏡を捜す冒険に出ます。　フルＣＧで画かれた絵はディズニーらしい色合いとタッチでとても自然に描かれています。　妖精達は頭身や質感からまるでリカちゃんのようです。　ワガママ＋自己中心的＋癇癪持ちのティンカー．ベルはまるで「ちびまる子ちゃん」のようです。　吹き替え版のしゃべり方、何とかならないんでしょうか。	２０１０．０１．０４
22	アバター	ジェームズ．キャメロン監督の１２年ぶりのＳＦアクション作品です。他の惑星に居住が出来るほどの未来、下半身の自由を失った元海兵隊員が、脳波コントロールの生体マペット（アバター）を使って原住民に紛れ込み、鉱山開発の為の情報を集めます。　インディアンに紛れ込む内に酋長の娘と仲良くなってしまった騎兵隊員みたいな、ありがちなストーリーではありますが、圧倒的なＣＧクオリティーと空間を目一杯使ったアクションで３時間の長編を飽きさせずに見せてくれます。　特にＣＧのクオリティーは凄く、悪い言い方をすれば、特殊メイクをした人や動物が演技をしていると勘違いするほどです。　また、衛星パンドラの生物も良く考えてデザインされていて感心させられます。　ナヴィ族、ちょっと気持ち悪いです。	２００９．１２．２６
21	のだめカンタービレ最終楽章　前編	マンガ原作の同名テレビドラマの続編です。　音楽大学、ヨーロッパ留学までがテレビの連続ドラマ、特別編で紹介されていて、今回はその続きから。　歴史はあるが落ちぶれたオーケストラを任される千明にその才能に焦燥感を覚えるのだめの葛藤が見物です。　原作では少女マンガ独特ののだめの脳内妄想がＣＧを使って上手に表現されていますし、ハデなアクション？シーンも割愛されることなく再現されます。　ある意味アニメより原作に近い印象も受ける作品です。　劇中に解説付きで演奏されるクラシックも見せ所。　１８１２年は感動しました。	２００９．１２．２０
20	２０１２	地球滅亡の危機を描くカタストロフィ作品です。　惑星直列の影響でニュートリノが異常を起こし、地核が緩くなり地軸が変わってしまい、世界各地で大地震＋津波の大災害が起こります。　主人公の売れない作家が離婚した奥さんと子供達を連れて逃げまどいますが、この家族、落ちてくる瓦礫をかいくぐり、火山弾を避け、燃料切れ．．．と思ったら目的地で密航して、そのせいで大変なことになっているのに問題を解決すれば英雄扱いと破格な扱いを受けます。　映像はもの凄いですが、災害で亡くなった人たちの運を全てもらっちゃったような感じです。　途中で退場して行く新しいお父さんはあっという間に忘れられちゃいます。	２００９．１２．１２
19	劇場版マクロスF ～イツワリノウタヒメ～	マクロスフロンティアの劇場版です。二部作の前編になるこの作品はテレビシリーズの再構成判となります。　コンサート中に襲撃があったり、無重力状態のシーンが追加されたりと「愛．おぼえていますか」色が見え隠れしています。　色々と追加シーンがありますが、ランカのプロモーションソングが追加されていました。　また、町の中を走る車が現在のトヨタ車が多いのと、何故かアウトビアンキＡ１１２がありました。　竹井正樹色が強く感じさせるところが各所にあり、まるで「同級生２」を見ているようでした。	２００９．１１．２４
18	イングロリアス．バスターズ	タランティーノ監督、ブラッド．ピット主演？のバイオレンス戦争映画です。家族を皆殺しにされたユダヤ人女性とアメリカ軍の特殊部隊、ドイツ軍の対ユダヤ人諜報局員とがオムニバス調に織りなす人間模様を描きます。コメディー調の笑える部分の多いのですが、その中に組み入れられるバイオレンスシーンが半端ではありません。ＶＦＸと判っていてもかなりのグロさです。アメリカ映画でありながら、大半がドイツ語とフランス語で会話がなされ、逆にブラッドピットの英語が新鮮でもあります。主演のはずのブラピの出番はごく僅か。ドイツ軍諜報員役であるクリストファ．ヴァルツの方がセリフが多いです。　スプラッタ苦手の方は要注意！	２００９．１１．２３
17	ＴＨＩＳ　ＩＳ　ＩＴ	マイケルジャクソンの急逝のため、幻のコンサートとなったイギリス公演のリハーサル風景を編集した作品です。　とにかく何から何までＭＪが仕切るリハーサルは圧巻の一言。　監督、プロデューサー、スタッフ、ダンサー、全てがＭＪの熱烈なファンで構成されたメンバー。　それを引っ張れる力を持ったＭＪはなんだかんだ言っても凄い人だったんだなと思い知らされます。　ほとんどが２０年以上前の曲なのに、全く古さを感じさせないのは不思議です。	２００９．１１．０１
16	ＢＡＬＬＡＤ名もなき恋の歌	きむらクラフト一押しの「クレヨンしんちゃん　あっぱれ戦国大合戦」の実写化作品です。　逃げてばかりの小学２年生のシンイチが戦国時代にタイムスリップ、追ってタイムスリップした両親と小国の戦に巻き込まれます。　ストーリーは原作に沿ったものですがリアルに実写化した結果合戦シーンはかなりチープな合戦です。　また、下ネタもギャグもありませんが、全体的に良くまとまっていますし、いきなり刀で斬り合わない、ちゃんとした合戦シーンになっていて、こぢんまりとしていながら迫力があります。　文字が書ける事に驚くシーンや「きんちょう」を教えるシーン割愛されたのは残念。　しんちゃん、「しんのすけ」じゃなく、どちらかと言えば「シンジ」です。	２００９．０９．０７
15	サマーウォーズ	サイバーテロを田舎で解決のアニメ作品です。　数学が得意な主人公が先輩の恋人役をかって長野の田舎に行き、そこでサイバーテロに遭います。全世界的規模のネットワーク仮想空間に自立型ワームが放たれ、それにより世界中が大混乱になります。　先輩の田舎で個性有る一族が大勢集まる中、主人公が奮闘します。　一族にはスパコンを調達する電気屋や漁船を発電機代わりに持ってくる物、プログラマーに人に言えない職種の自衛隊員とチートなヤツが多い中、おばあちゃんの人脈が一番凄いです。　手書き風の作画は綺麗ですが、１／３以上の電脳空間の描写がありまるでデジモンみたい。　主人公のダメダメっぷりを神木隆之助が好演。　世界的な危機を人知れず一族で大騒ぎな作品。	２００９．０９．０４
14	ハリー．ポッターと謎のプリンス	ハリーポッターシリーズ第６弾になります。　敵であり宿敵？ボルディモートの過去と謎をダンブルドアとハリーが探ります。　過去５作よりアクションなどのハデさはありませんが、ラブコメ風味とセンスの良いジョーク、テンポの良い展開で一番まとまった作品になっていると思います。　タイトルは「謎のプリンス」ですが、原題は「Ｈａｒｆ－Ｂｌｏｏｄ　Ｐｌｉｎｃｅ」劇中はＨａｒｆ－Ｂｌｏｏｄ　Ｐｌｉｎｃｅで出てくるので判りにくいです。　大人になったホグワーツのメンバーはお酒だって飲めます。　色恋ネタも当然出てきます。今回出番の多いダンブルドア校長、でかい。　ハリー、相変わらず女の子の趣味悪い。　クイディッチの時のマントは空気抵抗大きそう。	２００９．０８．３１
13	アマルフィ　女神の報酬	織田裕二主演イタリアロケ物のサスペンスです。　織田裕二扮する謎の外交官が、サミットのテロ対策に潜入した領事館で母親と観光に来ていた日本人の少女の誘拐事件に巻き込まれ、首を突っ込むはめになります。サイバー犯罪も取り入れたストーリー展開、テンポの速い展開で目を引きつけられます。　が、佐藤浩一扮するテロリストの犯行があまりに稚拙で失笑も少し。　織田の役所はとてもかっこよく、演技もビシッと決まってはいますが、いかんせん、天海祐希共に歳が行き過ぎてます。	２００９．０７．２０
12	劔岳　点の記	明治４０年、陸軍の命で劔岳に測量点を建てるために劔岳の初登頂を目指す測量士の物語。　山岳作家の新田次郎原作によるものです。陸軍の面子の為に厳しい登山を強いられる測量隊と現地の案内人との交流、立山の自然を前面に押し出した画作りで、寡黙な測量士を演じるのは浅野忠信、だんまりの演技をこなします。　過酷な山登りをして家を空ける夫、おっとりと家を守る妻の対比も面白いです。　退役した先輩測量士役を役所広司がやりますが、どうせなら全編役所広司のナレーションでやっても良かったんじゃないかとも思いました。	２００９．０７．０４
11	ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破	劇場版ヱヴァンゲリヲンの第２作目です。　前作はラミエル戦までで、使徒のデザイン変更程度に留まっていましたが、今作では使徒デザインはもとより、もう少し深いところまでストーリーに手が加えられています。　前向きな碇シンジ、人間くさい綾波レイ、あまりトゲトゲしくないアスカ。　アスカに至っては、ファミリーネームが惣流から式波に変更され、展開を匂わせます。　画はより細かくなって、日常と戦争とか隣り合わせと言う雰囲気がリアルに描かれます。　またしてもカヲル君の意味深なセリフで次回に続きます。	２００９．０６．２９
10	トランスフォーマー／リベンジ	前作トランスフォーマーの続編です。　キューブの破片によって復活したデストロンが同じくキューブの破片によってエネルゴンのありかの知識を埋めこまれた主人公「サム」を狙ってきます。　ロボ同士のバトルのシーンが増えてエジプトでの戦闘シーンは迫力がありますが、サービスのしすぎで少し長すぎると感じました。　せっかくのご馳走も多すぎると飽きてしまいます。　ロボのトゲトゲデザインは良いとしても、かなり壊れても平気なのは．．．。　身振り手振りでコミニュケーションを取ろうとするロボが可愛いです	２００９．０６．２８
9	真夏のオリオン	第二次世界大戦末期の日本海軍の潜水艦の戦いを描きます。　終戦を数日後に控えた対戦末期、アメリカ海軍の補給路を断つためにたった１８発の魚雷と回天４隻で挑んだイ－７７潜が艦長の機転で辛くも無事終戦を迎える事となります。　本来、ガチガチの緊張感の漂うはずの潜水艦映画ですが、艦長役の玉木宏のおっとりした演技でほんわかムードになっています。　ただ、そこはそれ、潜水艦映画っぽく汗まみれの息「はあはあ」は伝わってきます。　残念なのは潜水艦のミニチュア。　ミニチュア自体は良くできていますが、波の処理が全くされておらず、全長２メートルにしか見えません。　「指揮者になりたかった．．．」の行はオリジナルでしょうか．．．	２００９．０６．１５
8	ターミネーター４	息の長い人気シリーズの第４弾。　未来の知識を持ったジョン．コナーが、ターミネーター１の冒頭に戻ったストーリーを展開します。　未来の知識にない、しかも自分を人間と疑わないプロトタイプターミネーターにとまどい、捕虜になった自分の父親になるカイル．リースの救助に向かいます。　第一作ではストップモーションアニメだったスカイネットの攻撃兵器たちはＣＧになり、よりスピーディーに動き回ります。　もともと、時間軸がループっぽい作品ですが、ここに来てさらにループが深くなった気がします。　カイル．リース役のアントン．イェルチンが良いへたれ味を出しています。　銑鉄を浴びせられても平気なＴ－８００、Ｔ２のエンディングは？	２００９．０６．１３
7	スタートレック	お馴染み、スタートレックのリメイク、逆行物です。　カーク船長の生い立ちから、ミスタースポックと出会い、エンタープライズ号の艦長となるエピソードを逆行物として描きます。　宇宙空間の扱いなどはさすがに最近の作品らしい描写ですが、圧倒的に多い生身のアクションシーンは「エンタープライズ号いらないんじゃ？」と思わせ、そこら辺から借りてきたようなフォークリフトに昔ながらのジョイスティックとトグルスイッチのコンソール、ビニール製のカーテンには興醒めです。　手に汗握るアクションシーンと緊張感ある構成、所々にちりばめられる笑いの種と良いだけにＳＦとしてもう少し成長して欲しかったと感じました。	２００９．０６．０３
6	ＧＯＥＭＯＮ	石川五右衛門の活躍を描く時代劇アクションもの。　戦国時代の末期、豊臣秀吉の城下で名を上げる盗賊が、明智光秀と秀吉との結託を知り戦に身を投じていきます。　ちょっとアニメっぽいＣＧではありますが、アクションシーンに有効的取り入れて、目が付いていいかない程のスピーディーな展開になっていて、二時間があっという間。　全体のストーリーは五右衛門と霧隠才蔵との友情物語ですが、歴史とか細かな設定とかは気にせずに楽しむ映画だと思いました。　織田信長役の中村橋之助の舞はさすが。　紀里谷作品は相変わらず距離感が掴めません。　茶々姫は一体何歳？　この調子で劇場版ＮＡＲＵＴＯを作ってみては。	２００９．０５．０１
5	鴨川ホルモー	小説原作の青春コメディーです。　京大に二浪で入学、早速五月病でテンションが下がった所にサークルのコンパで知り合った女性に釣られ怪しいサークルに入ってしまいます。　そのサークル「青龍会」はプラレス三四郎？　エンジェリックレイヤー？　デュエル？　レミング？とにかく鬼と呼ばれる小型の式神を１０００体操って、京都の東西南北に位置する大学対抗の千年の歴史を持つ「ホルモー」を行うサークルでした。　本人達は真面目なのに何故かギャグになってしまう絶妙な作りです。　主役の山田孝之も良いのですが、先輩役の荒川良々が良い味を出しています。　サークル仲間の栗山千明は最後に可愛くなってもなお不気味「げろんちょりー」は耳に残りますが人前では．．．	２００９．０４．２９
4	超劇場版ケロロ軍曹激侵ドラゴンウォリアーズであります！	劇場版ケロロ軍曹の第４弾です。　突然現れた巨大な輪を新しい地球侵略作戦に使うべく、世界各地に散って諜報活動をするケロロ小隊のメンバーが一人、また一人と謎の失踪を遂げます。　テレビ版と違ってオリジナルストーリーを前面にだしたストーリー展開で、ケロロ小隊と日向家の面々との交流を描きますが、今回は日向家総出演です。ケロロ軍曹と言えばパロディーが売りですが、劇場版はかなり控えめで、アッシマーが出る程度。　同時上映の短編の方がマクロスのパロディー満載です。　手をわきわきさせながら呪文を唱えるシオンが変です。	２００９．０３．２３
3	ヤッターマン	アニメが最近リメイクされた竜の子プロの作品の実写化。　悪の泥棒「ドロンボー一味」と正義のヤッターマンがドクロストーンを巡って死闘を繰り広げます。　ストーリーは知る人ぞ知る王道のワンパターンで、悪役は最後の最後でお約束でコケます。　ＣＧの出来はかなりの物でわざとクレイアニメのようなタッチにしているようです。　ヤッターワンなど、役者以外の声優はアニメと同じ。　作風がアニメと同じなので違和感はありません。　なぜかギャグはおかしな方向へ行ってます。　下ネタ、かなりきついです。	２００９．０３．１９
2	ドラえもん新・のび太の宇宙開拓史	新ドラえもん映画シリーズの第３段、全世代で名作と呼ばれる作品に上げられる「宇宙開拓史」のリメイク版になります。　のび太君の部屋の畳の裏と、遙か離れた所にある宇宙船のドアが結びつき、宇宙船側の開拓星で大活躍します。　作画はマンガのペンタッチに近い感じに仕上げられ、キャラクターデザインも初期近い感じになっています。ＣＧによって前作よりも宇宙活劇らしさが増していますが、のび太君以外の子供達と開拓星の子供達との繋がりが希薄な展開になったためにドライな感じの作品に仕上がっています。　お別れのシーンでヒゲを延ばされるドラえもんは前作のまま。　香里奈の野太い声は興醒めです。　次は海底鬼岩城かな？	２００９．０３．１８
1	００７慰めの報酬	ダニエル．クレイグ　ボンドの２作目、前回のカジノロワイヤルの続編となる作品です。　前作で敵から愛が芽生え、そして失った恋人の復讐に葛藤するジェームズ．ボンドのお話です。　しょっぱなっから大迫力のカースタント、格闘、ボートアクションと目が回るほどのアクションシーンがてんこ盛り。　途中のアクションがない部分でほっと一息つくと言った具合です。　相変わらず傷だらけで汗とホコリと流血の００７。　アストンマーチンのボンドカーは登場した途端にボコボコです。　ボンドガールもらしくなく身持ちが堅いです。	２００９．０１．２５
	Ｋ－２０　怪人二十面相伝	江戸川乱歩の小説でお馴染みの「怪人二十面相ＶＳ明智小五郎」を違った解釈で描かれたアクションサスペンスです。　第二次世界大戦が起こらず、その結果階級制度が残り、大きな格差が出来た世界で、怪人二十面相に身代わりにされたサーカスの軽業師と怪人二十面相との戦いを描きます。　「オールウェイズ３丁目の夕日」のスタッフが作ったちょっと変わった昭和３０年代の風景は緻密でそれでいて懐かしい雰囲気を出しています。　また、「ヤマカシ」を彷彿とさせるアクションシーンはスピード感がります。　ストーリーは明智小五郎が二十面相だったという安直な物ではありますが、それを補ってあまりある物があります。　オートジャイロが活躍するシーンが多いですが、ちょっと頑張り過ぎ。　無理です。　背景の赤白の鉄塔はもったいない。	２００８．１２．２７
	地球が静止する日	キアヌ．リーブス主演のＳＦで、１９５１年発表の同名作品のリメイクになります。　宇宙の意志を伝えに地球に降り立った使者とのコミニュケーションに失敗し、地球上から人類とその痕跡を一掃する最終兵器が発動されてしまいます。　宇宙船と思われる謎の球体の質感や一掃兵器により壊滅していくシーンはリアルなＣＧで表現されていますが、原作が古いせいか話しの展開が唐突で、アメリカ政府側の思惑などが上手く伝わってきません。　モノアイのロボっぽい兵器も微妙な出来で、拘束された姿はまるでエヴァンゲリオンです。　主演のキアヌ．リーブスは無表情でセリフも多くありません。	２００８．１２．２２
	ＷＡＬＬ．Ｅ	ディズニーのフルＣＧアニメ作品です。　人類が地球を離れてから７００年の間ゴミ処理を続け、一台だけ稼動し続けるＷＡＬＬ．Ｅが、探査の為飛来した謎の探査ロボに「恋」をします。　カタカタとせわしく働くＷＡＬＬ．Ｅの姿が健気です。　彼がゴミ処理の合間に見つけてコレクションしている人類の忘れ物もなにか悲しげです。　７００年間地球を離れた宇宙船内でぶくぶく、だらだらと生活していた人類も見た目や動きはコミカルですが、哀れです。　それでも、劇中はＷＡＬＬ．Ｅの細かな仕草がほほえましく、笑いを誘います。　この手の映画で主人公格のロボットが酷い目に遭うことが多いのですが、それほど酷いことにならずにホッとしています。	２００８．１２．１３
	まぼろしの邪馬台国	竹仲直人、吉永小百合主演のハートフルなドラマです。　ワンマンで突拍子もない行動で周囲を引き回す盲目の鉄道会社の社長が邪馬台国に取り憑かれ、献身的な妻の協力の下、文献を書き上げるに至ります。　ワンマンな社長を演じる竹仲直人は感情の起伏を激しさを演じさせたら日本一です。　赤ちゃんを抱き、島原の子守歌を歌うシーンはホロリときます。　島原の町の景色と九州の自然の美しさを随所に織り込んだ映像も素晴らしいです。　吉永小百合は３０代から６０代までを演じますが、さすがというかどれも同じです。　島原の子守歌がこの人の作品だったと言うことを今日知りました。	２００８．１１．０３
	アイアンマン	アメコミ原作のアクション作品です。　親子二代に渡って軍需産業の社長で天才科学者である主人公が、片腕の陰謀で捕虜になった際に自分の会社の兵器が横流しされているのを知り、自らが開発したパワードスーツを纏い横流しされた兵器の一掃に乗り出します。　陽気なアメコミらしく、ノリの良い主人公と「正義は勝つ」的なお気楽さを非常に出来の良いＣＧ＋ＶＦＸで痛快な作品に仕上げています。　弱点むき出しのパワードスーツには突っ込まないでおきましょう。　インクレディブル．ハルクのエンディングにスターク社長が出ていたように、またしてもクレジット後に次回作の予告？がありました。	２００８．１０．０５
	ウォンテッド	パニック症を患い、世の中に興味が持てない主人公が、突然殺し屋に狙われ、それをきっかけに暗殺者としての道を歩む事になります。超人的な身体能力や撃ったピストルの弾をカーブさせるなどの力の要素を持っていた主人公は腕利きの暗殺者となっていき、組織の裏切りに対抗します。　これでもかというようなカーアクションに国際救助隊が必要なほどの惨事、超長距離射撃と何でもあり。　おまけにどのシーンもとても痛そうです。　教育係役のアンジェリーナ．ジョリーはすっかりおばさんになってしまいました。	２００８．０９．１５
	おくりびと	本木雅弘主演のハートフルな作品です。　所属するオーケストラが解散となり、田舎に戻った主人公が、求人広告の誤植がきっかけで納棺師となり奮闘します。　色々な人の納棺シーンがあり、暗くなりそうな所を社長役の山崎努を初めとしたさらりとしたギャグで上品に明るい作品に仕上がっています。　故人を棺に納める仕事を通して成長していく主人公も見所ですが、色々な人の様々な形のお別れのシーンにはぐぐっと来る所があります。　主人公の奥さん役の広末涼子化粧っけの無い顔が年相応で好感が持てます。	２００８．０９．１５
	ハンコック	ウィル．スミス主演のアクション物です。　スーパーヒーローですが強すぎる力をもてあまし、孤独故に粗野な行動に走り嫌われ者になってしまいます。　命を助けたプランナーと友情が芽生え名誉挽回に奮闘します。　スーパーヒーローが神様が抑止力の為に作り上げた物だったり、実は記憶を失っていたり、友達になったプランナーの奥さんが実は元奥さんだったりと、アクションシーン意外にもビックリな展開が待っています。　孤独なヒーローの心境に思わずホロリと来てしまいます。　日本語吹き替え版は眞木大輔がぶちこわしています。	２００８．０８．３１
	デトロイト．メタル．シティ	松山ケンイチ主演のマンガを原作に持つ青春コメディー映画です。上京してポップミュージシャンを目指していた青年が、ひょんな事からデスメタルバンドのボーカリストなり、そのバンドの人気が出て有名人になってしまいます。　自分の趣味では無いデスメタルバンドのボーカルを嫌々やっているのに、何故か世間から逆に取れていく不条理具合がとてもおもしろいです。　「デトロイト．ロック．シティ」をパロった感のあるタイトルですが、伝説のデスロッカー役にジーン．シモンズを起用したりもしています。	２００８．０８．２４
	スカイ．クロラ	森博嗣の小説を押井守が監督、アニメ化した作品です。　戦争をショー化して平和を保つために生み出されたキルドレと呼ばれる子供のままの姿の人たちの日常を描きます。　日常とはいえ毎日が戦闘機に乗り戦闘を行い、自分が何者なのかに苦悩します。　プッシャー＋カナードの戦闘機はリアルに描かれていて、飛びっぷりはカナード機のそれです。　原作にあった技術的解釈の違いは一般的な物に改められ、それを踏まえた空戦シーンは大変リアルに仕上がっています。キルドレの正体もそれとなくほのめかします。　表情を出さない隊長の草薙女史、見た目と精神年齢のギャップにチョイ萌えです。	２００８．０８．０３
	インクレディブル．ハルク	ご存じ、「超人ハルク」です。　軍事目的とは知らずに、研究をさせられていた科学者が、実験の事故からモンスターに変身してしまう体になってしまい、その体を狙う軍からの逃亡や孤独を描きます。　元がアメコミであると言うことからもアクションはとてもハデで、車を投げ飛ばす程の信じられない力を使ったアクションは圧巻です。　その割にＣＧで作られていると思われるハルク本体は何故かマンガチックに描かれています。　何も悪いことをしていないのに、悪役にされ追い回されるハルクが不憫に見えてきます。　超人とは言え、痛そうです。	２００８．０８．０１
	ドラゴン．キングダム	ジェット．リー、ジャッキー．チェンの二大アクションスター競演のカンフーアクションファンタジーです。　現代のボストンでギャングの片棒を担がされ口封じされそうになったカンフー映画オタクの少年が、如意棒と共に古代中国に飛ばされ、孫悟空復活の為の冒険をします。少年の二人の師匠役をジェット．リー、ジャッキー．チェンが演じ、見応えのあるアクションシーンを披露してくれます。　当初、見方と知らない二人が戦うシーンは鳥肌が立ちます。　ボストンの質店の老人をジャッキーが、孫悟空をジェット．リーが二役で演じ、それに気がついたときに話しが繋がる趣向です。　二人が少年を鍛えるシーンでは是非、瓶や少林寺拳法のカタを取り入れて欲しかったです。	２００８．０７．２７
	崖の上のポニョ	言わずとも判る「宮崎アニメ」です。　人間を捨てて海の魔神？と化した男を父に、海の精霊？を母に持つ魚（人面魚）が、人間の子供の優しさに振れ、人間になりたいと望み、月を引き寄せる程の大騒動になります。　あえてパステル画風味の手書き手法で作られたアニメーションは、手書きの限界にチャレンジしたほどの出来栄えです。　発光信号での言い合いなど、そこここに往年の宮崎アニメのパロディを配して、ほのぼのとシュールなお話を作っています。　軽自動車の峠責めの出来は最高。　吉行和子の「飛びな！！」はドーラ船長そのものです。	２００８．０７．２１
	クライマーズハイ	日航ジャンボ機の墜落事故を取り扱う地元新聞社の編集員の奮闘と葛藤を描きます。　１９８５年に群馬県にジャンボ機が墜落した事件を取り扱う為に編集デスクとなった編集員が社内のしがらみや不幸な事故に翻弄されながら記事を作り上げます。　地元群馬県前橋市を舞台としていて、見慣れた風景が沢山出てきます。事故現場を目の当たりにして、精神に支障をきたしてしまった先発記者の芝居が光りました。　お話の中ではありますが、新聞編集の仕事っぷりにはイラッっとするものがありました。	２００８．０７．１１
	スピードレーサー	昭和３０年代生まれには垂涎物、マッハGoGoGoの実写化です。ウォシャウスキー兄弟によってリメイクされました。　子供の頃からレースの事しか頭になかったスピード．レーサーがレース界の裏を暴くべく奮戦します。　そこココに１９６７年放送の初代アニメのエピソードを盛り込み、近未来を舞台として最新のＣＧで迫力のある映像となっています。レース用の車両は２種類で、一つはまんまアニメの物と４ＷＳの未来っぽい物です。　どちらも雰囲気抜群です。お父さん役やガールフレンド役はアニメから抜け出たよう。　再現されたアニメのオープニングにあった車から飛び出すシーンは思わず拍手を送りました。	２００８．０７．０７
	インディ．ジョーンズクリスタルスカルの王国	インディ．ジョーンズ作品の４作目、前回から１８年後のお話です。例によって、ジョーンズ先生の所に、クリスタルで出来た骸骨を巡る考古学的ないざこざが持ち込まれ、ペルー、アマゾンと大暴れをします。　インディジョーン作品らしくもの凄くテンポ良く色々な障害が起こっては解決されます。　前作までは特撮だったものがＣＧとなり、より迫力、気持ち悪さが増しています。　歳を取っても元気なインディー教授のアクションも健在です。　前作では父親が、今作では隠し子？と未知の存在も登場です。　マリオンも２０数年ぶりの登場ですが、赤くも無いのに３倍に増えてます。	２００８．０６．２１
	僕の彼女はサイボーグ	孤独な大学生の主人公の元に、未来の自分から一時だけ好意を寄せた女性そっくりなサイボーグ（ロボット）が送られて来ます。　彼女（ロボ）が起こす騒動と、未来からの使者（ロボ）により過去を変えられた事によるカタストロフィーを描きます。　大地震により崩壊する都市を描いたＣＧは見事ですが、生活習慣、セリフ、崩れるビル、全てに於いて日本離れしている感じがします。　ロボやタイムトラベルに対する考証がかなりいい加減なのが引っかかります。いくら何でも６０年後じゃタイムトラベルは無理じゃないかなぁ。	２００８．０５．３１
	ミスト	スティーブン．キング＋フランク．ダラボンのホラーサスペンスです。霧と共にやって来た謎の生物たちの為に、スーパーの中に閉じこめられ、段々と追い込まれ常軌を逸していく人たちを描きます。最初はさわりだけ、それから徐々にその姿を現して人々を恐怖に落ちていく姿を生々しく撮っています。　謎の生物は小石台から一山も有りそうな大きな物までどれもイヤな奴らばかりです。　家族愛から、とんでもない結末になりますが、この映画で得た教訓は、「慌てず行動しましょう」です。	２００８．０５．１９
	紀元前１００００年	マンモスを狩って暮らす紀元前１万年を舞台にしたアドベンチャー物です。　浚われた恋人を救うための旅に出て、部族を超えた仲間を得て大国に立ち向かいます。　ＣＧを駆使したマンモスの大群は圧巻です。　紀元前１万年とは言え時代考証は適当で、対峙する大国はピラミッドの建設をしていたり、マンモスとサーベルタイガー、馬が同じ場所に居たりもしますが、撮影の妙でアクション作品としてとても迫力のある作品に仕上がっています。　裸同然で雪の中から砂漠まで対応する順応性には驚き。　ピラミッドの建造にマンモスを使っていたとは知りませんでした。	２００８．０５．１６
	クローバーフィールド／ＨＡＫＡＩＳＨＡ	マンハッタンに突如巨大な「あれ」が出現し、町を破壊し人を襲うパニック映画です。　パーティの最中、突如襲った「あれ」から逃げまどう主人公達を、仲間の持つビデオカメラ視点で追う手法で撮られています。　ちらちらと画面の隅に写る「あれ」や暗闇から突如現れる「小型のあれ」が恐怖をあおります。　一緒に逃げる仲間が一人また一人と減っていく中、瓦礫の下から瀕死で助け出され高度３００メートルから墜落したヘリからも助かり、「あれ」の足下を逃げ切った彼女は普通じゃありません。　エンディングの音楽はほとんどゴジラです。	２００８．０５．０５
	ＮＥＸＴ	自分に関する事＋２分先限定の予知能力を持つ男にニコラス．ケイジが扮し、核爆弾を使ったテロから自分以外で唯一未来が見える女性を救うべく奮闘します。　カーチェイスや格闘銃撃シーンはまるでマトリクスのよう。　予知の部分はそれと判る撮り方とそうでは無い撮り方をしているので、何処までが予知なのか判別が難しいです。　倉庫での格闘シーンでは色々なパターンを予知するシチュエーションがほとんどＮＡＲＵＴＯの多重影分身です。　ＦＢＩ、能力者に頼ってんじゃないよ。	２００８．０５．０５
	少林少女	本広克行監督のカンフーアクション映画です。　少林寺に３０００日の厳しい修行を終え帰国した少女？が、少林寺拳法を広めるべくラクロスで大活躍します。　ワイヤーアクションやＣＧを駆使して、少林サッカーに迫るアクションシーンを見せてくれます。　お話はコミックカンフー物に近いこじつけに近い物があります。　最後はまんま、死亡遊技やドラゴンボールのレッドリボン軍戦です。　訓練を積んだはずの柴崎コウですが、少女にはほど遠く、敵役や師匠役の仲村トオル、江口洋介共に全然動けていません。	２００８．０４．３０
	ヒットマン	ゲームの実写化のアクション作品です。　孤児を集めて殺し屋を養成する組織出身のヒットマンが、ロシア大統領暗殺絡みで組織に裏切られます。　狙撃、ガンアクション、格闘、剣劇、何でもありのアクションが次から次へと展開されます。　ヒーローでは無いのでかなり残忍な殺しもどんどん出てきます。　スキンヘッド＋後頭部にバーコードの入れ墨を持つ主人公に頬に入れ墨、唇ピアスのヒロインの組み合わせ、これほど街中で目立つ組み合わせはありません。	２００８．０４．２９
	うた魂♪	夏帆主演の青春ハートフルコメディーです。　合唱コンクール常勝校の自意識過剰な合唱部員の主人公が、自分の歌っている姿に失望して歌うことがイヤになってしまいます。　コミックの様な画作りで、コメディー少女マンガを読んでいるような感覚になる作品です。ゴリ扮する別の高校の不良学生ばかり集まったような合唱部の歌や産休補助教員役の薬師丸ひろ子の歌う尾崎ゆたかは涙ものです。　夏帆の妄想たっぷりの壊れっぷりも見事ですが、ゴリの説教は染みるものがあります。　夏帆の独唱はいただけません。	２００８．０４．２５
	モンゴル	モンゴルを統一したチンギス．ハーンの半生を描いた歴史アクション作品です。　後にチンギス．ハーンと名乗るテムジンが、部族争いの中で生き抜き、部族統一を目指します。　合戦のアクションをモンゴルの大草原の風景で繋ぎ合わせるような手法で画面が進み、気の休まらない合戦と息抜きの移動と言った感じです。ストーリー自体は淡々と進みますが、飽きの来ないつくりです。　テムジン役の浅野忠信をはじめ、男衆の役者は若作りから老け顔まで上手に作られていますが、奥さん役のクーラン．チュランは私の目からはかなり不細工です。チンギス．ハーンって結局、何回拉致られたんでしょう。	２００８．０４．０７
	魔法にかけられて	ディスニーのアニメの世界に暮らすお姫様が悪い魔法使いに現実の世界に飛ばされてしまいます。　後を追ってきた王子様や召使いとニューヨークの町でドタバタや恋愛劇を繰り広げます。アニメと実写のギャップがそれほど無く、その分ディズニーの世界と現実世界のギャップに翻弄される登場人物をおもしろく見せています。　王子様を待ちすぎてちょっと年を喰ってしまったヒロインの演技はかわいらしく、彼女を追ってくる王子様の濃さも笑えます。動物を集める能力があって、歌と裁縫の上手な不思議ちゃん。アリかも．．．。	２００８．０３．１５
	ＪＵＭＰＥＲ	小説を原作に持つＳＦアクション作品です。　平凡で弱気な高校生がテレポートの能力に目覚め、折り合いの悪い父親の元から飛び出します。　能力を使って銀行強盗を繰り返す主人公の元に、テレポート能力者狩りの組織が現れます。　超能力としてのテレポートを超空間移動として捕らえていたり、歴史があったり、仲間がいたりと設定におもしろさがあります。　ＣＧでテレポートを上手く表現しています。　悪く言うと連続テレビドラマのような軽さがありますが、続きが見てみたくなる作品です。	２００８．０３．１５
	ライラの冒険黄金の羅針盤	魂が動物の形となっていつも傍らにいる世界で、魂の具現動物と体を切り離す実験の為に連れさらわれた子供達を救うため、ライラが旅に出ます。　ＣＧを駆使して作られたしゃべり、表情毎に姿が変わる動物達や怪しい機関で動く乗り物を自然に描いています。原作はフィリップ．プルマンの児童文学ですが、戦闘での描写は容赦無く、人が沢山死にます。　キーである羅針盤は本編内ではアレシオメーターと呼ばれ、「羅針盤」や「コンパス」と呼ばれる事はありません。　主人公のライラははっきり言って無鉄砲です。	２００８．０３．０１
	スゥイーニー．トッドフリート街の悪魔の理髪師	ティム．バートン監督、ジョニー．デップ主演のホラーミュージカルです。　１９世紀のイギリスで、裁判官の悪事で無実の罪を着せら上に妻と娘を取られた理髪師が復讐を計画します。　モノクロ映画風の作風やメークですが、赤だけ強調された感じで殺人シーンなどがよりリアルに見えます。　復讐を荷担したパイ屋の女将とのデュエットなどは見物ですが、残酷な殺人シーンをさらっと見せる所はティム．バートンならではです。　切ないストーリーではありますが下働きに雇った純真な少年にいやされます。	２００８．０１．２７
	アイ．アム．レジェンド	ウィル．スミス主演のホラーアクション映画。　人類自ら作り出してしまったウイルスにより、免疫のある主人公以外ゾンビの様になってしまった近未来、軍属の科学者である主人公が、人類を救うべくウイルス抗体の研究を続けます。　ジャングルの様になってしまったニューヨークの町や、動物園から逃げて繁殖した野生動物達の描写はとてもリアルです。　ライフラインの停まった中での生活も、よく考えられた物でした。　バイオハザードやトゥモローワールドとかぶります。	２００８．０１．０３
	椿三十郎	織田裕二主演の痛快時代劇です。　老中の悪巧みを暴こうとするも、逆に老中に痛い目にあっている若い侍達を流れ者の凄腕浪人が手助けします。　勧善懲悪、テンポの良い展開、笑いをそこココにちりばめ、見ていて飽きません。　４５年前に黒澤明監督で撮影された物の同じ脚本を使ってのリメイクですが、新しさを感じる作品です。　殺陣は力押しの感じで泥臭さが良いです。　織田裕二の芝居、中尾彬です。	２００７．１２．０３
	スターダスト	ニール．ゲイマン原作のファンタジーラブコメです。　１５０年ほど昔のイギリスの片田舎にある異世界へ通じる壁を越えて、ワガママ思い人の為に流れ星を探しに行った青年の冒険を描きます。　魔法使い、ユニコーン、空飛ぶ海賊などファンタジーの要素をたっぷりと詰め込んだ上にスピーディーでドキドキはらはらな展開が繰り広げられます。　その上でブラックなジョークがぴりっと効いています。　魔法使いが宿屋を魔法で作るシーン、「魔法使いサリー」のオープニングを思い出しました。	２００７．１１．１９
	仮面ライダーＴＨＥ　ＮＥＸＴ	テレビシリーズでは無く初代仮面ライダーをリメイク、実写版化した作品です。　ショッカーから抜け出し、高校教師として働く本郷猛の周辺で売れっ子アイドルがらみの怪奇な事件が頻発します。ＣＧも使いますが、基本アクションをメインにした体を張った格闘が光ります。　ライダーや怪人達もドロドロとしたものでは無く覆面レスラーのような感じです。　炎を背負って登場させる為だけに爆発シーンを作ったりと仮面ライダーを知り尽くした感じの作りです。ヒロイン役の石田未来、足太いです。　Ｖ３の"V"ってバージョンの ”Ｖ”だったんだ．．．	２００７．１１．１８
	ボーン．アルティメイタム	マッド．デイモンが元ＣＩＡの暗殺者を演じるシリーズ３作目です。自分の過去を取り戻すべくロシア、イギリス、スペイン、モロッコそしてニューヨークと舞台を移してハデなアクションを繰り広げ、ＣＩＡの暗部へと迫ります。　体を張ったアクションやカースタントはカメラワークにごまかされているんじゃないかと勘ぐるほどスピード感があります。　今回もターミネーター張りのしぶとさです。	２００７．１１．１１
	ＡＬＷＡＹＳ続．三丁目の夕日	昭和３０年代初頭の東京の下町を題材にほのぼのとした生活を描く前作の続編です。　引き取った子供との生活を続けるべく、うだつの上がらない小説家が奮起し、芥川賞を狙います。　健気な子供の一言、高度成長を遂げながらも心に戦後を引きずっている大人達に涙を誘います。　ソフトフォーカスな画作りがＣＧと良くマッチし、昭和らしい雰囲気を上手に出しています。　背景の全てはＣＧで作られていますが、通行人以外の出来は目を見張るものがあります。大事なシーンでのクォーツ時計の登場はいただけません。　東京駅のシーンでは、私の従兄弟が作った模型の電車が登場します。	２００７．１１．０４
	エクスマキナ	士郎正宗原作のアップルシードの続編になるフルＣＧアニメ作品です。人間とサイボーグとバイオロイド（人造人間）が共存する都市をテロの脅威から守ります。　前作はキャラクターをわざと平面っぽく仕上げていましたが、今回はより３Ｄに近づけて背景とのマッチングを高めています。　本編以上にアクションシーンが多く、息つく間も無いくらいですが、キャラクターの動きが良くなったためか見応えがあります。マトリクスやラピュタっぽい所がちらほらと。　ブリアレオスか柔らかそう。	２００７．１０．２０
	スキヤキ．ウエスタンジャンゴ	和製ウエスタンコメディーです。　伊藤英明扮する凄腕流れ者が、源氏と平家の末裔のギャング団に占拠され抗争に巻き込まれた村を救います。　日本人の俳優に源氏と平家と言う設定に全編英語のセリフと西部劇という異色な取り合わせに、マカロニウエスタンをはじめとした西部劇のパロディーをふんだんに取り入れた作品になっています。　本気で作った「隠し芸大会の英語劇です。」	２００７．１０．０１
	ヱヴァンゲリヲン新劇場版序	一世を風靡したアニメのリメイク版です。　人類をサードインパクトの危機から救うべく建造されたエヴァンゲリオンのパイロットにされてしまった少年の悲劇を描く４部作の１作目に当たります。　ＣＧを駆使して新しく作られた映像とＴＶ版の映像を上手く組み合わせて、よりリアルに描かれています。　一作目は原作を再構成した感じのストーリーですが、より主人公の心理に踏み込んだ話しになっています。かいつまんだ形の展開は、ＴＶアニメ版を全て見て理解しているマニア向けです。　あらゆるファンフィクションを読んだ私なら対応可能です。	２００７．０９．０３
	ベクシル２０７７日本鎖国	近未来ＳＦアクション、フルＣＧアニメです。　ハイテク産業の規制に反発して鎖国に入った日本。　超大日本企業に不穏な動きを感じたアメリカの特殊部隊が日本潜入を図ります。　フルＣＧで描かれるメカや人物は、セルアニメ的な雰囲気を残しながらも迫力あるアクションシーンを演出しています。　前作「アップルシード」よりもどす黒い感じの世界の雰囲気良く出しています。　ただ、せっかくアニメ調を残しているのにキャラの表情感が乏しく、喜怒哀楽の表情が判りにくく残念です。ロボ感には萌えず。　「日本全滅」？　日本人は外国にも居るしね．．．	２００７．０８．１９
	トランスフォーマー	スピルバーグ総指揮のロボットＳＦアクション作品です。　ストーリーはトランスフォーマーそのもの。キューブをめぐってデストロンとサイバトロンが死闘を繰り広げます。　トランスフォーマー達のＣＧの出来は凄く、実写とＣＧの区別がつかないほど。　実物大模型を動かしている様に錯覚もします。　所々に寒いギャグを織り交ぜる所もおばかな作戦もＴＶ版そっくりです。　唯一の違いは人間の町が戦場になっている事くらいです。　変形は凄いけど時間が掛かりすぎ。　せめて「クケケコク」の間で済ませて欲しい物です。	２００７．０８．１１
	舞妓　Haaaan!!!	阿部サダヲ主演のコメディー作品です。　修学旅行で親切にしてもらって以来熱狂的な舞妓オタクになり、彼女を捨てて京都支社に転勤までしてしまいます。　舞妓遊びをするために新商品開発、野球選手、役者とのし上がって行く姿をドタバタと描きます。　最初はレビュー風、後半はしんみりホロリとした作品に仕上がっています。　主演の阿部サダヲの演技はちょっと嫌らしいしつこさを感じますが脇を固める伊藤四郎等の演技で上手くまとまっています。　柴崎コウの舞妓姿ははっきり言って似合いません。　カメオで出演する故植木均にホロリです。	２００７．０８．０５
	憑神	妻夫木聡主演の幕末時代劇コメディです。　婿入り先から離縁され出戻っているうだつの上がらない下級武士が、酔った勢いで間違った稲荷に願掛けしてしまったが為に３人の神様にとりつかれてしまいます。　色々な悪神に取り憑かれ、それにより成長してい姿を描きます。　全般にわたって特殊効果ではなく、役者の演技力で見せる作品ですが、貧乏神役の西田敏行の演技が光ります。　また、突然印を結び悪神に対抗出来る力を持つ下男役の佐藤隆太も笑えます。　江戸の下町、異常な人口密度です。	２００７．０８．０２
	ハリー．ポッターと不死鳥の騎士団	ハリー．ポッターシリーズの第５弾、成長したハリーがボルディモート卿との戦いに挑みます。　大人達が結成した不死鳥の騎士団の動きに不安を感じた魔法省が魔法学校にお目付役を派遣し、厳しく当たるお目付役に対抗するかのように、ハリー達はダンブルドア軍団を作ります。　迫力のある魔法戦は見所ではありますが、今ひとつ現実味に欠けてしまいます。　大きくなった魔法学校の生徒達、みんな今ひとつに育ってしまったようです。　今回初登場、不思議ちゃんこと「ルーナ」が可愛く、芝居も良い味を出しています。	２００７．０７．１６
	シュレック３	緑の怪物シュレックがおとぎの国の王位継承問題に奔走します。遠い遠い国のカエルの王様の死去に伴い、王の座につかされそうになったシュレックは次の候補であるアーサーを連れに旅立ち、その隙をチャーミング王子率いる悪役軍団が国の乗っ取りを謀ります。相変わらずブラックユーモアとパロディ満載で、クッキーマンが自分のピンチに見た「走馬燈」には笑わされました。　ＣＧも更に進歩してシュレックの顔も随分人間ぽく、というかほとんどブルース．ウィリスです。　ラプンツェル姫、自分の髪で塔から降りれば良かったのに。	２００７．０７．１６
	ザ．シューター極大射程	ベストセラー小説の映画化です。　退役した元海兵隊の凄腕スナイパーが活躍するアクションサスペンスです。　大統領を暗殺から守ると持ちかけられ、逆に犯人にされてしまいます。　スナイパーの凄腕ぶりが尋常ではなく、スナイパー物につきものの緊張感と相まってスクリーンに引き込まれます。　ＦＢＩの新米捜査官が良い味を出して、話しを引っ張ります。　色々なタイプの狙撃銃が出てくるので、その手のマニアもＯＫの作品です。	２００７．０６．０９
	３００スリーハンドレット	紀元前、スパルタの王率いるたった３００人の軍隊でペルシャの大隊と渡り合うアクションものです。　スパルタの王は、スパルタの国を守るために私設軍とも呼べる３００人の軍隊を率いてペルシャ軍隊と戦います。　楯と槍を巧みに使った戦闘シーンは見応えがあり、ＣＧ上手く使ったアクションは妙なリアル感があります。　手、足、首がこれでもかと飛びまくるのにはちょっと引きました。　見事なまでに割れた腹筋（ボディーメークでしょう）＊３００は凄いです。	２００７．０６．０９
	パイレーツ．オブ．カリビアンワールド．エンド	３作目に当たるアクションホラー海賊ものです。　各々の目的の為死者の国から連れ戻されたジョニー．デップ扮するジャック．スパロウが、東インド会社、深海の悪霊との三つどもえの戦いに巻き込まれます。　作品中の目玉になる大渦巻きでの海賊船同士の戦いは長さが苦にならないほどのスケールと迫力があります。　笑える小ネタは満載ですが、全体のストーリーがもの凄く判りにくく、途中何度も止めて巻き戻したい衝動に駆られました。　パパ．スパロウに扮したキース．リチャーズの貫禄はさすがです。	２００７．０６．０３
	ラブソングができるまで	ヒュー．グラント主演のラブコメディーです。　８０年代にヒットを飛ばしたが今は落ち目のホップススターが、人気の歌姫から新曲の依頼を受け、書くことを止めている元作家志望の女性と曲を作り上げます。　天才的な作詞能力の割にとてもがさつな女性をドリュー．バリモアが熱演、８０年代のテイストをふんだんに取り入れた挿入歌をヒュー．グラントが歌います。　昔、ヒットしたバンドのＰＶはＡ－ＨＡを彷彿とさせます。	２００７．０５．０４
	クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ　歌うケツだけ爆弾！	クレしん映画第１５弾になります。　惑星が破壊できるほどの強力な爆弾が宇宙から飛来し、愛犬シロのおしりにくっついてしまいます。　その爆弾を回収すべく動き出した宇宙監視センターと爆弾の横取りをたくらむ悪の歌劇団との三つどもえになります。　シロの命と人類の命との究極の選択を迫られます。　今回はとにかく逃げまくります。　ラグビーのフォーメーションを使った争奪劇も見物です。脱糞の演技をする京本正樹、レビューを歌う戸田恵子はあっぱれです。	２００７．０５．０４
	サンシャイン２０５７	太陽の衰退を核爆弾で元に戻すプロジェクトを描くＳＦパニックホラー作品です。　太陽に核爆弾を打ち込むべく、太陽に向けて旅だった宇宙船内で起こる事故や事件、灼熱の太陽光、絶対０度の宇宙空間を素晴らしいＣＧで描いています。　真田広之が責任感の強いキャプテン役を好演。　次々と起こるトラブルに、スクリーンから目が離せません。　ＳＦとしても「どうやって重力を発生させてるの？」の疑問以外おかしな所の無い作品です。	２００７．０５．０３
	ゲゲゲの鬼太郎	水木しげるの代表作の実写映画化作品です。　ネズミ男が盗み出した「妖怪石」をめぐった騒動が起こります。　妖怪石の争奪を通して親子の結びつきを表現しています。　鬼太郎をウエンツ瑛士が演じ、設定年齢が高く設定されています。　お馴染みの妖怪が沢山出てきますが、とれも着ぐるみやＣＧの作りが雑で、リアルな感じが乏しく興醒めに感じます。　特殊メイク無しで猫娘を演じられる田中麗奈は凄いです。　年齢行ってますが．．．。	２００７．０５．０３
	スパイダーマン３	ご存じアメコミ原作の映画化第３作です。　スパイダーマン業が定着したピーターに対し、ミュージカルスターの仕事が上手くいかないＭＪと行き違いが生まれ、また、叔父を殺した真犯人登場に不安定になったピーターに未知の生物がとりつき、ブラックスパイダーマンが生まれてしまいます。　敵対するサンドマンの砂の動き、空中戦ののシーンなどのＣＧは見事です。　思わず避けてしまう程の迫力を感じました。　クロイダーマンの時のピーターの行動がコミカルで笑えます。　悪役達の言動が泣ける作品です。	２００７．０５．０１
	蟲師	大友克洋監督、オダギリジョー主演の妖ファンタジーです。　「蟲」（疳の虫みたいなもの）を駆除する能力を持つ蟲師が、失った自分の過去と向かい合います。　滋賀の山の中で撮影された風景はとても綺麗で、音楽と相まってとても穏やかな感じを出しています。ＣＧで画かれている「蟲」出来も良くて、良く見ないと背景に溶け込んでしまいます。　その反面、ストーリーが掴みにくく、どういうお話なのかが今ひとつ掴めません。　女蟲師役の江角マキ子、演技が変です。	２００７．０３．２８
	ナイト　ミュージアム	ＣＧを駆使したコメディ作品です。　ショーン．レヴィ扮する失業中の中年が自然史博物館の夜警の仕事に就きますが、その博物館は石版の呪いで、夜になると展示物が動き出す博物館でした。展示物の蝋人形やミニチュア、剥製達が動くシーンはまるでジュマンジのよう。　狙った所ではなく、ミニチュアが展示エリア拡大を狙っていたり、微妙な間などの細々としたところが笑えます。　吹き替えでは判りにくいギャグもありました。　遊んでとねだるティラノサウルスの骨格標本がかわいいです。	２００７．０３．２１
	ハッピー　フィート	南極の皇帝ペンギンの世界で、異端児のペンギンが食糧難から仲間を救うフルＣＧミュージカルアニメーションです。　主人公のマンブルは、歌で愛情を表現するペンギンの世界で唯一音痴なペンギン。　その代わりにタップダンスで自分を表現する事が出来ます。　ＣＧ作品もここまで来たか．．．と思う程出来の良いＣＧでした。　ブリザードや舞い上がる氷の粒一つ一つが綺麗に表現されていましたし、ペンギンたちダンスも見事です。　ペンギン達の歌うＱｕｅｅｎの「愛にすべてを」は涙ものです。	２００７．０３．１７
	ドラえもん　のび太の新魔界大冒険～７人の魔法使い～	新生ドラえもん映画リメーク第２弾です。　元になったのは５作目に当たる作品です。　何をやってもダメなのび太が魔法の世界に憧れ、魔法世界のパラレルワールドを作ります。　パラレルワールドと現実世界を行き来して、魔法世界を危機から救います。　もったい無いほどのクオリティーの高さを背景や動画に感じます。　ＣＧもＣＧを感じさせない程に画面にとけ込んでいます。　千秋扮するドラミちゃんは違和感無く見られました。　どらえモンってあんなに柔らかかったのね。	２００７．０３．１７
	Ｇガール破壊的な彼女	スーパーウーマンをパロったようなセクシーアクションコメディーです。　たまたま声を掛けて付き合うようになった彼女は「Ｇガール」と呼ばれるスーパーヒロインでした。　超人パワーで嫉妬に狂う彼女に身も心もボロボロになります。　ユマ．サマー扮する「Ｇガール」はＣＧとワイヤーアクションで生き生きと動き、色っぽい演技も嫉妬からするせこい嫌がらせも笑える物になっています。「Ｇガール」が飛ぶときの乱流の表現が新鮮です。　最後のオチはコテコテです。　下着付けたままのえっちはどうかと思うぞ。	２００７．０２．２１
	００７カジノ．ロワイヤル	００７シリーズ第２１作目になります。　ダニエル．グレイグ扮する新ジェームズ．ボンドが、「００」ナンバーに昇格したあたりののお話です。　テロ資金を断つ為に、カジノで悪玉と高額な掛けシャッフルに興じます。　序盤のヤマカシ風アクションは本家の映画よりも迫力があり楽しいです。　このシリーズには珍しく、小道具を使わない肉体派アクションが売りの作品となっています。００７シリーズ一やんちゃで、タキシードの似合わない、凄い破壊工作で諜報部員なのに目立っちゃう、走る姿がターミネーターなジェームズ．ボンドです。	２００７．０１．０４
	敬愛なるベートーヴェン	ベートーヴェンとその若い女性写譜師との師弟関係を第九交響曲の初演に絡めて描きます。　全編、ベートーヴェンの楽曲が流れ、映像もソフトタッチで綺麗な仕上がりです。ロウソクの炎を上手く使った画が印象的です。　怒声を上げ、囁くように諭す、音楽室の肖像画から抜け出たような、期待を裏切らないベートーヴェンです。　第九初演のシーンは感動的です。　１９世紀前半の欧州の生活をリアルに再現しています。　臭いが届きそうです。	２００６．１２．２１
	エラゴン	１０代の作家が書いた長編ファンタジーの映画化です。元戦士（ドラゴンライダー）の邪悪な王に立ち向かうべく、ドラゴンに選ばれた少年が立ち上がります。　ＣＧは見事でドラゴンはまるで生きているみたいですが、町の風景、ドラゴンの設定、顔立ち、いずれもどこかで見たことのあるような絵です。　せっかくドラゴンが飛ぶ設定なのに空戦シーンが少ないのが残念です。　主人公のエラゴン、この手の作品には珍しく美しくありません。	２００６．１２．１６
	硫黄島からの手紙	「父親たちの星条旗」を日本軍からの視点で描かれた対作品です。　戦局が手詰まった硫黄島に型破りな陸軍中将が赴任し、島を死守すべく死闘が描かれます。　生に執着し、本土に残した家族を思う元パン屋を二宮和也が熱演。ドキュメンタリータッチの戦闘シーンは臨場感があります。回想シーンでの市民の服装などには、なにやら勘違いがあります。　所々に出てくる、中将が息子へ宛てて書く手紙が涙を誘います。	２００６．１２．１４
	武士の一分	山田洋次監督の時代劇ヒューマンドラマです。　木村拓哉扮する毒味役の下級武士が、貝毒にあたり失明し、生きる目標を失って、また生活のために上司に良いようにされる妻の事を知り自棄になります。　全編庄内弁で進められるドラマはのほほんとして見えますが、それだけに絶望と無念を演じる木村拓哉の表情が映えます。　盲目の剣士が演じる殺陣も「座頭市」では無いオリジナルな感じで迫力があります。　最後のまとめ方は時代劇の王道を感じました。	２００６．１２．０６
	トゥモローワールド	人間が生殖能力を失って１８年が経った世界を描く近未来ＳＦです。　他の国は荒廃してしまい、難民が押し寄せ、テロリストや暴動などで治安が悪化したイギリスで、唯一身ごもった女性を国外に脱出させるべく、今は無気力になってしまった元活動家が奮闘します。　荒廃した世界を良く表現した映像と、迫力のある後半の対テロリスト戦闘が見物です。生まれたばかりの赤ちゃんの泣き声で戦闘が静まるシーンには感動です。　イギリスが舞台ですが何故か車はフランス車ばかり。　ＳＦではありますが、ほとんど「ある活動家の苦難」です。	２００６．１１．２６
	プラダを着た悪魔	ジャーナリストを目指すファッションにはまるで興味が無い主人公が、キャリアを付けるため安易に飛び込んだファッション誌業界でワンマンで鬼のような編集長の下で自分を磨いて行きます。　アゴ先一つで用を言いつけ、夜中でも仕事を言いつける鬼上司役をメリル．ストリープが好演。ファッション業界で働く人たちの裏側をかいま見られます。お話はありきたりの物ですが、テンポの良さ、小気味良い演出で後味すっきりの作品になっています。　メリル．ストリープはすっかりおばあちゃん、アン．ハサウェイの目、でかっ！	２００６．１１．２４
	父親たちの星条旗	第二次世界大戦末期の硫黄島攻略作戦に参加し、ヒーローと祭り上げられたたアメリカ海兵隊員を通して、アメリカでのＷＷ２を描いたヒューマンドラマです。　日本軍と対戦するべく、硫黄島に上陸した時から続く激しい銃撃戦と、戦闘後にアメリカに帰り、国債の販促に借り出された海兵隊員の日常のギャップが見所。　ＰＴＳＤに悩まされながら国債の購買を訴えさせられる姿が哀れです。　戦争映画とは言いながら、戦闘シーンは銃撃戦だけ。　その割スプラッタシーンが多いです。	２００６．１１．１２
	出口のない海	第二次世界大戦末期、日本海軍の人間魚雷「回天」の搭乗員を描いた作品です。　海軍に志願した大学生が回天搭乗員として戦地へとおもむき、出撃の場面を通じて人の生について思いを巡らせます。　特攻兵器を扱った戦争映画ですが、戦闘シーンはほとんど無く、淡々と出撃の緊張を募らせていく主人公の心情を描いていきます。　主役の市川海老蔵は今ひとつでしたが、潜水艦の艦長役の香川照之の芝居が光りました。あまりに綺麗な潜水艦の艦内が興ざめでした。	２００６．０９．２５
	Ｘ－ＭＥＮ：ファイナル　ディシジョン	Ｘ－ＭＥＮシリーズ３作目になります。　ミュータントたる「Ｘ因子」を抑制する薬が開発され、それを巡りＸ－ＭＥＮ達と宿敵マグニトーと壮絶な戦いが繰り広げられます。　回を追う毎にスピーディーになる展開とリアルになるＣＧで、アクションシーンではスクリーンから一時も目が離せません。　ウルバリン役のヒュー・ジャックマンも原作に近いオヤヂになり良い味が出ています。　それに反比例するような女性陣の老け込みが残念。　エンドロール後の１カット、まだ続くのか？	２００６．０９．０９
	アキハバラ＠ＤＥＥＰ	社会に適応出来ずに居た青年達５人が、人生相談サイトのおかげで立ち直り、ネット業界に参入します。　ＤＶやＰＴＳＤなど色々な暗い過去を持つメンバーが巨大ＩＴ企業との勝負に挑みます。秋葉原のオタク文化をおもしろおかしく紹介する反面、そこに集まる人たちの裏にある暗い部分も見せられます。　青年達側も企業側も、目的達成の為の手段は一切選ばず、リンチや暴力シーンが多いのはちょっと残念。	２００６．０９．０９
	ＵＤＯＮ	ユースケ．サンタマリア主演のうどんエンターテイメントです。アメリカで挫折して香川に舞い戻った主人公が、「うどん」でタウン誌を盛り上げて行く内に、「うどん」に目覚めます。　様々な讃岐うどんの名店を取り上げて、実際のうどんを紹介していきます。主人公と寡黙なうどん職人の父との交流も目頭が熱くなります。劇中のＵＤＯＮマンは大変良くできていて、ブレードランナーのパロディも含め見応えがあります。　主人公の同級生役のトータス松本の表情表現が良い味してます。　　讃岐うどん、食べたくなります。	２００６．０９．０７
	スーパーマン　リターンズ	新生スーパーマンの最新作です。　５年間自分探しの旅に出ていたスーパーマン（クラーク　ケント）が古巣に戻り、以前の人々との関係で悩み、時を同じく活動を再開した宿敵レックス．ルーサーの悪事と対峙します。　オープニングの音楽から懐かしさがこみ上げ、また、最新のＶＦＸとＣＧでそのスーパーな能力ぶりを見事に表現しています。　色々と現実離れしてたり、怪しいシーンもありますがスーパーマンですから．．．で片づきます。　水上機の手投げ発進もあります。　新スーパーマンのブランドン・ラウス、体のメリハリが今ひとつ。　ストーカーや家宅侵入はどうかと．．．。	２００６．０８．１９
	仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE	仮面ライダーシリーズ３５周年の記念作品、ＴＶシリーズの劇場版となります。　隕石と共にやってきたエイリアン、それと戦うはずの組織の陰謀と戦うライダー達の姿を描きます。　ＴＶシリーズの謎解きを臭わせる、カタストロフィーの後を描いたＳＦチックな作品ですが、ＣＧ以外のセットの作りが安っぽく、残念です。　ライダーとしては珍しい「俺様」な主役は、どんな場面でも不滅。　ＴＶの謎解き、パラレルワールド物にしてしまって良いのか？	２００６．０８．１２
	立喰師列伝	押井守監督のアニメーション作品です。　戦後から現代に至るまでの数々の立喰師（イチャモンをつけて無銭飲食をする）を実写を加工して制作したアニメで綴ります。　紙芝居の様な動きのアニメに解説調のナレーションの組み合わせで、淡々と話しが進みますが、そこここに色々な押井アニメのパロディー、役者が登場し楽しませてくれます。　ファーストフード店や某外有名遊園地の伏せ字が笑えます。	２００６．０８．０９
	パイレーツ．オブ．カリビアンデッドマンズ．チェスト	前作パイレーツ．オブ．カリビアンの続編にあたる、アクションホラー海賊作品です。　ジョニー．デップ扮するキャプテン　ジャック．スパローは、深海の悪霊との契約をうやむやにするために死者の宝箱を探します。　前作以上にディズニーランドのアトラクションのパロディーを増やし、また、アクションのドタバタ度もホラー度もアップした作品になりました。　ひょうひょうとしたジョニー．デップのスパローも磨きが掛かってます。　深海の悪魔との契約あたりの説明が今ひとつ。ヒロインのキーラ．ナイトレイ、ごつくなっちゃいました。	２００６．０８．０９
	ゲド戦記	ファンタジー小説「ゲド戦記」シリーズをスタジオジブリが宮崎吾朗監督でアニメ化した作品です。　世界の均衡を壊し、不老を手に入れようとする魔法使いとゲド、心に影を持った王子、命を拾われた少女が対峙します。　ジブリ作品に通じる暖かみのある背景画と良く動く人や動物、ドラゴンの動画で見応えのある作品になっています。　原作を知る人には物足りなさを覚えるかも知れませんが、別の作品としてみればまとまったストーリーです。　ゲド役の菅原文太は相変わらず渋く暖かい声を出しています。　アレンの声の岡田准一は暗い芝居は良いですが少年ではありません。　「テルーの歌」は耳に残ります。	２００６．０７．３０
	ブレイブ　ストーリー	宮部みゆき原作小説のアニメ化作品です。　親の離婚問題に母の入院と不幸続きの主人公が、運命を変える事のできる異世界へ旅立ち、冒険を繰り広げます。　アニメでは魔法、剣劇、ネコ耳、ドラゴンとおいしいツボは全て押さえ、大変上手に使われたＣＧと相まって見応えのある画に仕上がっています。　ただ、原作を追うが為に、舞台が飛び飛びの細切れに見え、まとまりや連続感の無い作品になってしまっていると感じました。　主人公の少年のＣＶを担当した松たか子やウエンツ瑛士は違和感無く見ることができました。	２００６．０７．２７
	花よりもなほ	是枝裕和監督の時代劇ほんわか人情コメディです。　岡田准一扮する田舎の侍が、仇討ちをするために江戸に出て来たものの、貧乏長屋で仇討ちに対する葛藤からまんじりとした日々を送ります。　今まで見たことも無いほど朽ちかけた貧乏長屋での店子達との交流がほのぼのと、そして館内から絶えず「くすくす」と笑い声が聞こえるような芝居が続きます。　比較的淡々としたストーリーを古田新太などの脇や討ち入りのエピソードなどで飽きさせずしっかりと固めていると感じました。　宮沢りえが良い味出してます。	２００６．０７．２６
	日本沈没	小松左京原作の小説を映画化。　１９７３年の前作のリメイクになります。大規模な地殻変動の影響で、日本列島が海面下に没してしまう恐怖とパニック、その中での人と人の愛を描きます。　ＣＧやＶＦＸにより破壊されていく町や噴火する火山、土砂崩れなどをリアルに描いています。安っぽい部分もありますが、良くできた画像です。　　前作はパニック映画として、今回はヒューマンドラマとしての色合いが濃い作品となっています。　石坂浩二の総理大臣、あんな総理なら支持率高そう。　あれだけの噴煙上げたら、しばらくは氷河期ですね。	２００６．０７．２０
	ＤＥＡＴＨ　ＮＯＴＥ　前編	大場つぐみ原作、小畑健作画の漫画の映画化です。　死神がもたらした名前を書き込むと書かれた人物に死をもたらす「ＤＥＡＴＨ　ＮＯＴＥ」を手に入れた大学生が、世界に裁きを下します。　漫画の原作からは少し離れてしまいますが短い時間にストーリーを盛り込み、主人公と探偵Ｌとの駆け引きを緊迫感のある映像で表現しています。　アクションもＳＦＸも無い、画的に地味な作品ですが、鹿賀丈史や藤原竜也の演技で時間一杯集中できる作品です。　元が漫画だけにキャスティングが大変な作品ではありますが、ＣＧで再現された死神「リューク」は質感に乏しく、声を当てる中村獅童がメークして出た方が迫力がありそうと感じました。	２００６．０７．１０
	ウルトラヴァイオレット	「ガン＝カタ」で一世を風靡したカート．ウイマー監督のＳＦアクション作品です。　手違いで生み出されたウイルスによるバイオハザードによって感染した超人類（ファージ）と人類との戦いを描きます。　ミラ．ジョボビッチ扮するファージのエージェントは、ファージを死滅させるウイルスを人類側から盗みだし、人類軍との戦闘になります。　ＣＧを駆使した未来世界の街並みと、映像処理によって、シリコンの様に見える人間の肌、色遣いでアニメとも実写ともつかない雰囲気を醸し出しています。　「リベリオン」の流れを汲む「ガン＝カタ」とも呼ばれる殺陣はスリリングで迫力満点です。　髪の色変わりとか、次元制御や重力コントロールなど過度の技術力は説明不足の点もあります。　ミラ．ジョボビッチやはりパオハザードです。	２００６．０６．２７
	ピンクパンサー	傑作コメディーのリメイクです。　迷警部「クルーゾー」をスティーブ．マーティンが熱演します。　「ピンクパンサー」がらみのサッカー監督殺人事件をクルーゾー警部が解決します。　お馴染みの体を張ったドタバタギャグが炸裂、不死身の回復力でクルーゾー警部が突っ込みもウケもこなします。　　前シリーズでは謎の中国人だった相棒は、代々警官の家の出というキャラに変わり、こちらはジャン．レノが固いボケ役で好演しています。　　　他にもビヨンセなど豪華なキャストで脇を固めています。　老人やけが人に酷い仕打ちをするようなシーンもありますが、久しぶりに腹を抱えるほど笑わせてもらいました。	２００６．０５．２７
	ＬＩＭＩＴ　ＯＦ　ＬＯＶＥ海猿	海上保安官を扱った「海猿」の続編です。　潜水士として鹿児島で救助活動を行うようになった主人公が、大型フェリーの座礁事故に遭遇、命を賭けた救助活動を行います。　大型フェリーの船内船外のリアルなセットで繰り広げられる救助劇は手に汗握るスペクタクルに仕上がっています。　互いに仲間を思いやる隊員の絆に涙を誘います。　前作と違い、ほとんどの時間は救助アクションに振られ、シーンによっては不自然な場面もある物の、上映時間一杯スクリーンから目が離せません。クライマックスで、フィアンセの加藤あいに電話をするシーン。　もう少し短く切り上げれば上映時間は３０分減だったでしょう。	２００６．０５．０７
	Ｖ　フォー．ヴェンデッタ	近未来のファシズムが支配するイギリスを舞台に展開するサスペンスです。　政府への復讐の為のテロを行う仮面の男「Ｖ」に、運動家の両親を子供の頃に殺された女性が巻き込まれます。　アメリカが荒廃していたり、愛国思想を詰め込んでいたりと世界政治的風刺が効いた作品です。　怪しい仮面の男の立ち振る舞いはおもしろく、圧倒的な強さを誇る仮面の男のスローを効果的に使ったアクションは感銘物です。　時間軸が判りにくいストーリー展開は残念。　１８１２年の曲に合わせて爆破される建物に男のロマンを感じました。	２００６．０５．０７
	ナニー．マクフィーの魔法のステッキ	エマ．トンプソンが醜い顔立ちのナニーを演じるファンタジー作品です。母親を亡くした７人の手の付けられない子供達の所に、１８人目のナニーとしてマクフィーさんがやってきます。　デカ鼻、出っ歯、ほくろにつながり眉毛と重い言動、そして不思議な力で子供達を圧倒します。子供達のイタズラは度を超していますが、その内に秘めた思いにぐっと来る物があります。　マクフィーが魔法を使うシーンは大げさですが重みを良く表現しています。　７人の子供達、皆器量好しです。	２００６．０５．０４
	クレヨンしんちゃん伝説をよぶ　踊れ！アミ～ゴ！	ご存じクレヨンしんちゃんの劇場版第１４作目の作品です。　カスカベの住人たちが、一人、また一人とサンバを踊る怪しい偽物と入れ替わっていきます。　家族の信頼を傷つけた偽物退治にシンちゃんファミリーが奮戦します。　前半は偽人間がおどろおどろしく、まるでホラーサスペンス映画の様。　後半はクレしんらしいドタバタな展開になっていきます。　ＶＷサンババス（サンバに掛けてる？）でのカーチェイスは良くできていて迫力も満点。　多用されるサンバのダンスは、コマの関係か動きが不自然になって残念。	２００６．０５．０４
	ニュー．ワールド	１７世紀初頭、イギリスの遠征隊員とアメリカ先住民の少女との実話を元にした作品です。　新大陸開拓員のイギリス人大尉は、命を救ってくれた現地人の少女と恋に落ちます。　イギリス人大尉は純粋無垢な少女との恋に罪悪感に似た感情を持つようになります。　環境映画の様な美しすぎる映像と神秘的な音楽で淡々とお話が進んで行きますが、あまりに切ない恋愛劇にスクリーンから目が離せません。　とても綺麗な映画です。	２００６．０４．２７
	プロデューサーズ	１９６８年公開の同名コメディをミュージカルとしてリメイクした作品です。ブロードウエーで舞台やミュージカルとしても上演されています。ミュージカルプロデューサーの主人公が、金儲けの為に弱気な会計士を巻き込んで、わざとウケない舞台を企画します。　歌も主演の役者達が歌っていて、主演のネイサン．レインは体型に似合わず、良く動きます。　ドタバタでコテコテの展開ですが、それ故に大笑いできます。ゲイや外国人や下ネタなどをネタにしていますが、さらりとした良い笑いに仕立ててあります。	２００６．０４．２６
	サウンド．オブ．サンダー	レイ．ブラッドベリの小説を原作に作られたＳＦパニックアクションです。過去へのタイムトラベルがレジャーとして成り立つ近未来で、タイムパラドクスによって、現代に破綻がもたらされてしまいます。　少しずつ生態系が変わってきてしまう恐怖感や、食い止めようと翻弄する主人公達の情景が良く描かれていて、ますが、製作会社の倒産などで資金が足りなかった為の特撮での手抜きがとても残念です。　特撮のレベルはまるで２０年前のＳＦ並になってしまっています。	２００６．０３．２５
	ウォレスとグルミット野菜畑で大ピンチ	アカデミー賞の長編アニメ部門に輝いたクレイ、ストップモーションアニメ作品です。　害獣駆除をしているウォレスの所に、大金持ちの女性からコンテストに出す巨大野菜をウサギから守るように依頼されます。　一コマずつ撮影されたとは思えないほどのなめらかな動きと作り込まれた小物で常識を越えたクオリティーです。　サンダーバード、００７、キングコング、超人ハルクなどのパロディーを交えながら進むストーリーは見ていて飽きが来ません。　何故かブタ鼻のウサギたち。　見た目は不細工ですが、仕草がとてもかわいい。	２００６．０３．２０
	ＳＰＲＩＴ	２０世紀初頭の実在した格闘家の生涯をジェット．リーが演じるアクション作品です。　天津一の格闘家を目指し、日々戦いに明け暮れ、道を見失った主人公は山村に流れ着き、そこで自分を取り戻します。冒頭の外国人との格闘シーン、アクションの見事さに感動の涙。　我が子を失い、呆然とする主人公に涙。　中村獅童演ずる武道家の潔さに涙の作品でした。　全編にちりばめられる数々のアクションはどれも絶品です。　そこココにデビュー作の「少林寺」の臭いがします。	２００６．０３．１９
	超劇場版ケロロ軍曹	マンガ、アニメで人気の「ケロロ軍曹」の劇場版アニメです。　ケロロ軍曹と冬樹君がふとしたはずみで古代の最終兵器の封印を解いてしまいました。　ガンダムやエヴァンゲリオンのパロディーが満載でこちらのファンも満足が出来る仕上がりとなっています。　ケロロ軍曹の子供っぷりが笑いを誘います。	２００６．０３．１１
	かいけつゾロリ　なぞのお宝大さくせん	子供向け小説「かいけつゾロリ」の劇場版アニメです。　お城とお姫様を求めて旅をするゾロリ一行の所に、探検家の美少女が転げ込んできます。　ゾロリをはじめとして動物系キャラクターが活躍する幼児向けのアニメのはずですが、内容は１９９０年代前半の有名アニメのパロディーが満載のコアな作品です。　キャラクターの割に周りのアニメの完成度は高い作品です。　お供のイノシシ兄弟のおなら攻撃を無効化する「”ヘ”ノフスキー粒子」には大笑いでした。	２００６．０３．１１
	ナルニア国物語	名作ファンタジーの映画化です。　　　　第二次世界大戦時、空襲の絶えないロンドンから田舎へ疎開した四人兄弟。　疎開先の学者の屋敷の空き部屋にある衣装ダンスは悪い魔女が支配するファンタジーの世界、ナルニアへと繋がっていました。　ナルニアの世界の妖精やしゃべる動物などの住人達をすばらしいＣＧで描いています。お世話をしてくれるビーバーの夫婦やライオンのアスラン王は本物にしか見えません。　魔女軍とナルニア国軍との激しい戦いの中でバラバラだった男の子の兄弟達が絆を深めていく場面には感動の涙です。　　半獣神のタムナスってリアル「チョッパー」？	２００６．０３．１１
	ドラえもん　のび太の恐竜２００６	声優陣を一新したドラえもん映画の第１弾です。　掘り出した恐竜の卵の化石から恐竜を孵し育てます。　大きくなった恐竜を元の時代に返しますが、恐竜ハンターの妨害に遭います。　２５年前に公開された同名作品のリメイクになりますが、最新の恐竜情報を盛り込み、ＣＧと共にドラえもんながら迫力のある映像となっています。　また、生活感のある家の中など、現実味のある画作りに好感が持てます。　恐竜を育て、そして別れる．．．と言ったお話の中でののび太の成長ぶりには涙を誘います。　　ピー助の声は前作の方が良かったです。	２００６．０３．０９
	ナイト　オブ．ザ　スカイ	フランス空軍全面協力の戦闘機アクションです。　航空ショーの会場からミラージュ戦闘機が盗み出される事件をきっかけに、空軍のエースパイロットが軍の策略で特殊任務に巻き込まれます。全編実機のミラージュ２０００を使ったドッグファイト映像満載、ミラージュ２０００ｖｓアルファジェットやｂｅｌｌ４０７と言ったマニア垂涎映像が満載です。　デルタ翼機のストラットやエアブレーキの使い方も勉強になります。　映像的にも後流雲を上手に使って綺麗に仕上がっています。　ソニックブームが作る雲を機体が突っ切るシーンもあります。　　ストーリーは．．．．ありがちです。	２００６．０２．２６
	ＰＲＯＭＩＳＥ	真田広之、韓流スターチャン．ドン．ゴン主演の歴史風アクション作品です。　戦で孤児となった少女が神の予言の通りに寵姫になり、王殺しの疑いを掛けられた常勝の将軍、奴隷として生きる．．けど実は能力者、人間不信の敵の将軍と絡んでいきます。ＣＧ、ワイヤーアクションを駆使し、中国映画らしい過度の効果音を交えて人間離れした超人技を繰り出したアクションが繰り広げられます。　ＣＧで描かれた背景や建物などの風景は迫力もあり、見応えもあります。　北京語で演じる真田広之が好演してます。	２００６．０２．１８
	最終兵器彼女	高橋しん原作のマンガを映画化した作品です。　同級生の女の子に告白され、不器用ながら彼氏彼女になった二人。　ですが、彼女は生体兵器として改造されてしまっていました。　平和な町での淡い恋愛劇に突然の戦争と言うシュールな設定の中、二人の切なくも甘く、そして波乱な青春を描きます。　原作がベストセラーなだけに、構成やキャスティングに違和感を覚えます。　セリフの多い主要人物の力不足が目立ち、残念に思いました。	２００６．０２．０１
	ＴＨＥ　有頂天ホテル	三谷幸喜監督のコメディー作品。　高級ホテルの年越し、ほんの数時間の出来事を従業員や宿泊客のドタバタ、コテコテのコメディーとして豪華キャストで描きます。　副支配人役の役所広司の変わり身、ベルボーイの香取伸悟、授賞式に来た角野卓造、ルームメイクの堀内敬子、皆良い味を出していて、会場からの爆笑をかっていました。　白塗り姿でホテル中を逃げまどう総支配人役の伊藤四郎の姿が目に焼き付いちゃいました。	２００６．０１．１５
	ディック＆ジェーン復讐は最高！	ジム．キャリー主演、ブラックふんだんのコメディです。　昇進を喜ぶジム．キャリー扮する裕福なサラリーマンが、恥をかかされた上に会社の倒産、破産、夫婦で強盗を働くまでのどん底に落とされます。　そして、元凶となった元会社社長に復讐を企てます。　アメリカの悪い所を全て暴露したようなジム．キャリーの動きが良くそしておとぼけなコメディーには爆笑。　苦にめげない夫婦の掛け合い漫才も笑えます。　　ジム．キャリーのギャグが志村けんのバカ殿に見えました。	２００６．０１．０９
	男たちの大和ＹＡＭＡＴＯ	辺見じゅんの小説の映画化です。　元大和乗組員の養娘が大和沈没場所へ向かうため、元大和乗組員の老漁師が小型漁船を海へと出します。　行く途中に戦時中、大和と共にした時の事を回想します。　　男同士のやりとり、実物大セットでの戦闘シーンは迫力と共に男臭さが良く出ています。　戦いに行く者と残る家族とのやりとりには激涙させられます。　ＣＧで描かれた戦闘機の挙動に不満あり。　事実とは言え、タコ殴りにされる大和は見るにしのびないものがあります。	２００５．１２．２５
	ザスーラ	１９９５年に発表された「ジュマンジ」の宇宙版です。　仲の悪い兄弟、その弟が見つけたゲーム板。　ゲームを進めるとゲーム板から色々なことが書かれたカードが。　すると自分にそのカードに書かれた事が起こります。　流星群の衝突、ロボットの暴走エイリアンの襲撃、宇宙飛行士の救出．．．。　レトロな感じなロケットやロボットにエイリアン。　映像の迫力、ドキドキ感は満点。弟の設定、鼻につきます。　イベント、ちょっとくどいかも。	２００５．１２．２２
	ＡＬＷＡＹＳ三丁目の夕日	西岸良平原作のマンガの映画化です。　昭和３０年代前半の東京の横丁を舞台に、集団就職の女の子を迎えた自動車修理工場と、子供を押しつけられた売れない作家の家庭を中心にほのぼのとした日常が綴られます。　ほとんどがＣＧで作られた昭和３０年代の街並みや駅、路面電車。　良く目を凝らさないとそれと判らないほどの出来映えです。　作家の家に引き取られた子供の演技が涙を誘います。　破けた胸ポケットの下から突きだした贈り物の万年筆など芸が細かいです。　薬師丸ひろこのお母さん役、はまってます。	２００５．１２．８
	ハリー．ポッターと炎のゴブレット	ハリー．ポッターシリーズの第４です。　３大魔法学校対抗試合に出場することになってしまったハリーの健闘ぶりと、その裏で蠢く脅威が描かれています。　友達や先輩のアドバイスで、上級生３人を相手に健闘しますが．．．。　回を重ねる毎に、迫力を増す画やＣＧ、必ず裏のあるストーリー展開と期待を裏切りませんが、どことなくＳＷ化してきました。　演出過剰なダンブルドア校長。　ハリーもハーマイオニーも異性の趣味悪いです。	２００５．１１．１９
	ブラザーズ．グリム	１９世紀フランス占領下のドイツで、悪霊退治の詐欺で暮らす兄弟、グリム兄弟は、悪事がばれてフランス軍に捕まってしまいます。　恩赦と引き替えに本物の悪霊と対峙することになりました。グリム童話のパロディ？がふんだんに使われ、頭の回る兄と、純朴な弟との掛け合い、コメディタッチのストーリー展開が楽しいです。　ネタは数え切れないほどある兄弟なので、続編が出来たら良いな．．．って思います。	２００５．１１．０３
	コープスブライド	ティム．バートン監督のストップモーションアニメミュージカル作品です。　昔のヨーロッパ、気の弱い青年が結婚のプレッシャーから逃げ出し、ひょんな事から死体の花嫁にプロポーズ゜をしてしまいます。　ナイトメア．ビフォア．クリスマスの製作スタッフによる人形は独特の世界を築き、死体の花嫁（エリー）の色っぽさときたら、たまらない物があります。　今回も犬のキャラクターが出てます。監督のお気に入りなんでしょうか。	２００５．１０．２６
	イニシャルＤＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ	しげの秀一原作のマンガを香港で映画化した作品です。　豆腐屋の息子は配達で鍛えたドラテクでＡＥ８６を駆り、公道バトルのチャンプを目指します。　ＣＧを使わず、お馴染みの車が榛名の下りを駆け回ります。　日本、しかも群馬が舞台ですが、主人公をはじめとした登場人物は中国人。　芝居やノリには違和感を覚え、日本人の役者が浮いて見えます。　電話のベルの音や電車の音や遮断機の音が変です。	２００５．０９．１７
	ＳＨＩＮＯＢＩ	山田風太郎原作の「甲賀忍法帖」の映画化です。　太平の世となった伊賀と甲賀の隠れ里の時期長（オダギリジョーと仲間由紀恵）は禁断の恋に落ちます。　相打ちによる双方取りつぶしを狙う幕府の策略の中、里の存亡を掛け翻弄します。　忍術の描写は今までの忍者映画では見たことのない出来。　アニメのＮＡＲＵＴＯを実写版で見ているよう。　ちょっと綺麗過ぎな「ニンニン　ロミオとジュリエット」です。	２００５．０９．１７
	仮面ライダーヒビキと７人の戦鬼魔法戦隊マジレンジャー	平成ライダーシリーズの最新「仮面ライダー響鬼」の劇場版です。魔化魍（通常で言うところの怪人）退治で負傷してしまった響鬼の為に、資料探しに没頭する明日夢が昔の魔化魍退治の文献を見つけます。　場面は、文献を読む現代の部分と、文献内の戦国時代とに分かれ、時代劇風仮面ライダーが展開されます。　チープな感じは拭えませんが、一生懸命さは伝わりました。　　明日夢の幼なじみ役の演技が良いです。マジレンジャーは．．．特にコメントはありませんです。	２００５．０９．１４
	チャーリーとチョコレート工場	ロアルド．ダールの「チョコレート工場の秘密」をティム．バートンの手によって映画化されました。　これでもかって程に傾いた家に住む貧しいチャーリー少年の所にチョコレート工場への招待券を引き当てます。世界中から集まった癖のある４人の子供と共に、不思議な工場見学のツアーに出かけます。　ウォンカ役のジョニー．デップのトラウマを抱えた演技は妖しく、工場内で働く「ウンパルンパ族」のおじさんのダンスや歌は楽しく見応えがあります。バートン作品のパロディーがそこここにちりばめられています。	２００５．０９．１０
	亡国のイージス	福井晴敏の小説を原作にしたテロリスト物です。　海上自衛隊のイージス艦が中井喜一扮するテロリストに乗っ取られます。細菌兵器を盾に、政府の秘密事項の公開を迫ります。　実際のイージス艦などの艦船を使用した艦内アクションや艦船同士の戦闘シーンは緊迫感と迫力があり、引き込まれる物がありました。　真田広之の普通のおじさんぶりと寺尾聡の枯れた渋さの男臭い演技にぐっと来てしまいました。	２００５．０８．１８
	ロボッツ	ロボットの世界をコメディータッチなフルＣＧで描いた作品です。ロボットの世界の田舎町で両親と暮らしていた主人公は、自分の才能と夢を掛けて都会へと出ます。　ストーリーは単純明快、そこでロボット達の生活を司る大企業の幹部ロボの悪事と対決します。　ブリキ細工の街に住むブリキの玩具のようなロボット達はＣＧによってとても綺麗に、そして精巧に描かれています。　ＣＧアニメの先端を見た感じがしました。　　色々な映画のパロディーやロボットによる”ロボットダンス”は見物です。　見ていて機械油の臭いがしてくるようでした。	２００５．０８．０３
	ＩＳＬＡＮＤ	ユアン．マクレガー主演のクローン物ＳＦアクションです。　自分達が臓器提供のクローンと知らずに生活していた主人公が、自分の存在に疑問を持ち、外の世界に出てしまいます。　逃げ出したクローンを追いかける特殊部隊との壮絶なカーアクションは迫力満点、見応えがあります。　世間知らずなクローンな主人公のボケぶりは笑えます。　目玉のアクション、現実に考えるとちょっと派手すぎ。　ヒロインのスカーレット．ヨハンソンのだみ声は守備範囲外。	２００５．０７．２６
	宇宙戦争	ＨＧ．ウエルズ原作、トム．クルーズ主演、スピルバーグ監督とこれでもか．．．とばかりの豪華なＳＦパニック作品です。　突如襲いかかる異星人からの襲撃で、世界中に多大な被害が出る中、二人の子供を守って逃げまどう父親の姿を描きます。　これでもかと街を破壊し、殺戮を繰り返す異星人のメカの特撮はすばらしい物があります。　ダコタ．ファニングの恐怖顔、トム．クルーズのダメ親ぶり、見事です。　原作に拘ったためか、幕切れはあっけない物でした。　でもこれ、「宇宙」戦争．．．かなぁ。	２００５．０７．１８
	スターウォーズエピソード３	スターウォーズシリーズ、「これで完結」の作品です。　アナキンがより強いフォースを得るため暗黒面へと落ちて行き、ダースベーターとなるまでを描いています。　ＣＧの力で、より派手になった宇宙や溶岩地帯での戦闘シーンは見物です。　「なるほど、 ”こう”だから”ああ”なったのか．．．」と納得しながら見られます。溶岩地帯のシーンでのジェダイの二人、あまり暑そうじゃありません。　あの時点でパドメが死んでしまったらエピソード６でのレイアの母の思いでは？　　これで終わりかと思うと寂しくもあります。	２００５．０７．０９
	バットマン．ビギンズ	ご存じバットマンシリーズの始まりのストーリーです。　少年期に両親を強盗に殺され心に傷を持つブルース少年が成長し、ヒマラヤの山頂で修行を受けバットマンとしての力を身につけます。　そして、父の愛したゴッサムシティでバットマンとして活躍し始めるまでのストーリーです。　意外な出所のバットマン装備やスーツの開発秘話も語られます。　アクションはスピード感がありますが、カメラの切り替わりが速すぎ。　装甲車チックなバットモービルは好みです。　アルフレッドさん、吹き替えでの声優はお馴染みの声。	２００５．０７．０６
	戦国自衛隊１５４９	江口洋介主演のタイムスリップアクション、８０年代に千葉真一主演で製作された物のリメイク版です。　実験中の事故で戦国時代にタイムスリップした自衛隊の一個小隊を２年後に予備役自衛官の江口洋介を含む部隊が救出（殲滅）に過去へと向かいます。　自衛隊全面協力による陸自メカ総出演で本物の迫力は満点です。北村一輝の戦国人っぷりも見事。　その分、タイムスリップを安易に扱ったストーリーが残念です。　２０年前に見たときもヘリはUH- 1Jだったかな．．．．	２００５．０６．１１
	キングダム．オブ．ヘブン	オーランド．ブルーム主演の歴史スペクタクルです。　１２世紀のエルサレムを舞台に、十字軍ＶＳイスラム勢力の壮絶なバトルが繰り広げられます。　元は鍛冶屋実は貴族の隠し子のオーランド、戦いの中で父との誓いを守り偉大な司令官へと成長します。　エルサレム攻略のシーンは投石機や矢の応酬、近代的な戦略で見応え充分です。王女様とのロマンスもあります。　主人公「バリアン（ト）」、父親「ゴッドフリー（ト）」、某アニメを思い出しました。	２００５．０５．２８
	バタフライ．エフェクト	アシュトン．カッチャー主演、ＳＦラブサスペンスです。　日記などの過去の記録の時空にダイブする能力を持った主人公が、幼なじみの彼女や友達、母の幸せの為に、過去を修復しようとします。　歴史を変えるたび思わぬ結末に苦悩したりもします。　７歳から始まる主人公のストーリーですが、彼女役の子役以外は現代の役者に良く似た子役が使われています。　彼女の事を思った最後の決断、切ない思いに思わずホロリです。	２００５．０５．２７
	コンスタンティン	キアヌ．リーブスがエクソシストに扮してキリスト教をベースとしたアクションライトホラーです。　少なくなった余命、天国に行くべく悪魔祓いをする主人公が、神と悪魔の悪巧みに立ち向かいます。　ＣＧを駆使して冥界の光景や魔物を再現、一回り絞ってマトリクス的なキアヌ．リーブスのアクションが光ります。　びっくりどっきりな表現も多く楽しませてくれます。　見逃した人は残念。　エンドロール後の一こま、次回作を予感します。	２００５．０５．０７
	フライト．オブ．フェニックス	１９６０年代に公開された映画のリメイクです。　閉鎖された油田開発現場から引き上げる途中の輸送機が砂嵐に巻き込まれ砂漠に墜落。　力を合わせて飛行機を再生して脱出します。　水、食料の不足によるゴタゴタや葛藤。　盗賊団にも狙われます。　ありがちな展開の連続ですが、充分にびっくりしてほっとします。　砂漠の映像は美しく、汗まみれの登場人物達が作る飛行機は不格好です。飛行機の制作を指揮するちょっといやなヤツは「お仲間」です。	２００５．０４．２９
	阿修羅城の瞳	市川染五郎、宮沢りえ主演、舞台を元にした異色時代劇です。鬼が町にはびこる江戸で、元鬼殺しの歌舞伎役者が女盗賊と出会い恋に落ちます。　鬼の王である阿修羅へと昇華した彼女を追って単身阿修羅城へと乗り込みます。　　ＣＧとミニチュアを駆使した画像作り、模型にしか見えない街並みを人が歩くなど合成は見事。　舞台ライクな台詞回しが雰囲気を出しています。　宮沢りえ、アップになると辛いです。　あと５歳若ければ．．．．	２００５．０４．２８
	アビエイター	レオナルド．ディカプリオ主演のハワード．ヒューズの半生を描いた作品です。　金に物を言わせて豪快なまでに映画や航空産業に手を出し世界一の名声を手に入れていきます。　その反面、潔癖性に苦しみ奇行を繰り返すヒューズ氏をディカプリオが熱演します。　飛行機好きにも映画の撮影シーンで飛び回る複葉機やヒューズ氏の飛行艇は見物です。　ただ、速度記録機などの新し目の機体の飛び方やスピード感の表現は今一つ。　ディカプリオもアップばかりで眉間しか印象に残りません。	２００５．０３．２７
	ナショナル．トレジャー	ニコラス．ケイジ主演のお宝探し映画です。　祖父から聞かされた家で代々伝わる伝説のテンプル騎士団の宝物を、先祖代々の威信を掛けて探します。　宝物の在処を示すキーワードを求めて北極の氷の下の探索から始まり、独立宣言書を盗み出したりと対抗勢力と大騒ぎです。ニコラス．ケイジ扮する冒険家の謎解きや相棒のハッカー具合が痛快でコメディラス。　巻き込まれる女性歴史学者が見かけによらずカワイイ演技で良い感じです。	２００５．０３．２１
	ローレライ	終戦を一週間後に控えた第二次世界大戦を舞台に、日本の未来を掛けた戦いに挑む潜水艦アクションです。　ローレライシステムという策敵システムを搭載した「伊５０７潜」が、驚愕の真実をも乗り越え、東京への原爆投下を阻止します。　潜水艦戦の緊迫感が良く出来ています。　ＣＧはアニメっぽさが抜けませんが、役所広司、柳葉俊郎などの演技が光ります。　艦長役の役所広司のセリフがそこここで炸裂。　かっこ良すぎです。	２００５．０３．１７
	ボーン．スプレマシー	マッド．デイモン主演、前作「ボーン．アイデンティティー」の続編です。身を隠し彼女とインドで無くした記憶をたどりながら普通の生活をしていた元特殊工作員。　昔の因縁で命を狙われますが代わりに彼女が．．．。　ナポリ、ベルリンとまたしても罪を着せられて追われるはめに。　今回も容赦の無い破壊工作、”凄い”アクション、”めちゃくちゃな” カーアクションと目が回る程。　一通りのカタを付けた後の後ろ姿には哀愁さえ感じました。	２００５．０２．１３
	ターミナル	トム．ハンクス主演、東ヨーロッパからニューヨークに出てきた男が、祖国の内戦の影響で空港から出ることも、祖国に帰ることも出来なくなります。　言葉も通じず、知り合いもいない空港で何ヶ月も足止めを喰らっている内に言葉を覚え仕事を見つけ、儚い恋もします。　うち解けた空港じ有業員の多国籍ぶりに「アメリカ」を感じます。　笑いあり、涙ありのヒューマンドラマでした。老インド人の清掃係の演技がいい味を出しますが、劇中の「隠し芸」は何をイメージしたのでしょう。	２００５．０１．０５
	Ｍｒ．インクレディブル	ディズニーのフルＣＧアニメです。　スーパーヒーロー（超人とかミュータントとか）同士で結婚、家庭を持ったものの、法律でヒーロー活動を禁じられ、普通のサラリーマンとして、しかし悶々とした生活を送ります。そこにヒーロー活動の要請の罠が．．。　スーパーな家族が力を合わせてひねくれたヒーロー願望の悪と戦います。　リアルな背景やメカに、人形アニメの様なキャラクターの組み合わせでアメリカンアニメの雰囲気を出しています。　連発するアメリカンジョーク的オチが笑えます。　スーパーヒーローを支えるコスチュームメーカーは「コシノヒロコ」？	２００４．１２．０７
	スカイキャプテン	ジュード．ロウ主演の過去物？ＳＦです。　ニューヨークのビル街に突如巨大ロボが攻めてきます。　それをジュード．ロウ扮するスカイキャプテンがスーパーＰ－４０で迎え撃ちます。　科学者の失踪事件と仲間の科学者救出のために、敵の本拠地へ乗りこみます。　１９３９年を舞台に、ブリキロボット風巨大ロボ、ソース銃、アンドロイドと何でもありの楽しさ。１９６０年代アニメや児童書の挿絵を彷彿とさせる画造りには心躍ります。　随所にパロディやコメディを折り込むことも忘れません。　グウィネス．パルトロウ扮する敏腕記者、天然はいってカワイイです。	２００４．１１．２９
	ハウルの動く城	３年待った宮崎アニメの新作、珍しく原作のある作品です。　帽子店で針子をするコンプレックスを持ったソフィーは荒れ地の魔女の呪いで老婆にされてしまいます。　家を出たソフィーは魔法使いハウルの動く城で暮らす事になります。　謎のイケメン魔法使いのハウルの声を木村拓哉が、老婆にされてしまうソフィーを倍賞千恵子が演じています。　宮崎アニメを見慣れている方にはキムタクの声は自然に受け入れられるでしょうが倍賞千恵子はちょっと．．．です。　ストーリーは説明不足が多々見受けられます。　背景の美しさと美輪明宏の演技が光ります。	２００４．１１．２０
	コラテラル	トム．クルーズが初の悪役に挑戦したアクションです。　真面目に働くタクシー運転手のマックスの車に、トム．クルーズ扮する冷酷で腕利きの殺し屋が乗り込んだ事からお話が始まります。殺しの片棒を担がされる中で、殺しのリストにある人物が．．．。　トム．クルーズのの容赦ない殺し振りと、片棒を活がされる事になってしまったマックスとのやりとりがおもしろく、アクション、サスペンスと言うより「人間ドラマ」色の強い作品と感じました。一生懸命悪そうに演じるトム．クルーズ健気でありますが、頭がでかいです。	２００４．１１．１１
	２０４６	ウォン．カーウェイ監督、１９６０年代の香港風男のダンディズム、愛の哲学を描いた作品です。　トニー．レオン扮する小説家チャウが月極安ホテルで出会う女性達と関わり合います。　音楽や映像は綺麗です。　日本人との恋に悩むフェイ．ウォンは新鮮です。　映画館の予告やテレビＣＦでは近未来を描いたＳＦと取れる宣伝をしていますが、はっきり言ってまるで違います。　ＳＦと思って見に行った木村には最後まで何がなにやら解らないまま終わってしまいました。　ゴメンナサイ。いつになったら「恋するアンドロイド」が出てくるんだ～！！	２００４．１０．２５
	ｉ，ＲＯＢＯＴ	２０３５年の近未来のシカゴを舞台に、ウィル．スミス扮するロボットに対してトラウマを抱える刑事がロボット暴走の謎に挑みます。　アイザック．アシモフの「ロボット三原則」を主軸に、謎のロボット「サニー」と刑事は絆を作ります。　ＣＧで作られた３０年後のシカゴはロボットがそこここで働き、自動車は球状のタイヤを持ち、動きなどは最高の出来だと感じました。新型ロボットの作りは攻殻機動隊の影響も感じました。刑事が自分のトラウマを語るシーンには涙、忍者アニメを彷彿とさせるアクションには手に汗を握ります。　昔見た「未来世界」という映画を思い出しました。	２００４．０９．２８
	ヴィレッジ	Ｍ．ナイト．シャマラン監督のホラー？映画です。　禁断の森によって外界から閉ざされた、それでも平和な村に事件が起こります。　刺されて重傷を負った恋人を助けるために、薬を得るために盲目の女性は禁を破って禁断の森を抜け、町へと出かけます。　禁断の森に巣くう「モンスター」から逃れ、道無き道を盲目の女性は進みます。　シャマラン作品の「何が出てくるか．．．」そして、「オチは．．．．」と、つい考えながら見てしまいます。そして最後に「そうか！　こう繋がってるんだ！」と納得する作品です。	２００４．０９．２４
	ヴァン．ヘルシング	ヒュー．ジャックマン主演の怪物退治アクション映画です。　過去の記憶が無くヴァチカンの命令で怪物退治を生業にしているヘルシング卿。　今回の仕事はトランシルバニアで戦う王女様の手助け。　そこで因縁のドラキュラ伯爵との戦いになります。　ヴァチカンの地下はまるで００７の秘密基地、怪しげな武器が作られています。　最初から最後までアクションの連続で目が休まりません。　ＣＧを多用したモンスター達の動きがちょっと安っぽい？ヘルシングもアナ王女も異常なほどにタフです。　謎は次回か？	２００４．０９．１１
	ＮＩＮ×ＮＩＮ忍者ハットリくんザ．ムービー	藤子Ａ不二雄原作「忍者ハットリくん」の実写での映画化です。　香取慎吾主演でハートフルな忍者アクションコメディーに仕上がっています。伊賀の里から最終修行として東京で主であるケンイチ君を守るために大活躍します。　身を隠しながらも友としてケンイチ君と共に成長します。イジメられっ子のケンイチ君の成長ぶりにはホロリと。ＣＧを駆使して、忍術やアクションシーンは大真面目にカッコ良く、またギャグもいい味をだしています。　「ニン！」はやっぱり伊藤四郎ですね。	２００４．０８．３０
	劇場版ＮＡＲＵＴＯ大活劇雪国忍法帳だってばよ！！	忍者活劇アニメ「ＮＡＲＵＴＯ」の劇場版です。　任務で映画スター（実は雪の国のお姫様）の護衛に就くナルトたち。　映画の撮影で行く雪の国へ同行。　そこで雪の国のお家騒動に巻き込まれます。　過去の苦から、芝居以外全て投げやりなお姫様と、何事にも一生懸命で諦めを知らないナルトが大暴れ。　日本の着物をアレンジした火の国の衣装、昔の大陸系の衣装の雪の国など舞台設定がおもしろく、何度でも起きあがって向かっていく「ナルト」の姿に力が入ります。　「ワッショイ、ワッショイ」で盛り上がります。	２００４．０８．２５
	サンダーバード	待ちに待った傑作ＳＦスーパーマリオネーション「サンダーバード」の実写版。　元宇宙飛行士の大富豪が５人の息子達とスーパーメカを駆り、国際的な救助活動をしています。　宿敵「フッド」との因縁の戦いの火ぶたが切られるお話です。　人形劇の時の設定より時間軸は数年前に置かれ、末っ子アランが大活躍します。　肝心のメカ、外観はオリジナルを踏襲した物で内装は「スパイキッズ」。　でも、活躍には胸躍る物があります。　人形劇では見られなかったペネロープとパーカーのアクションシーン。　二人とも強い！	２００４．０８．１４
	ハリー．ポッターとアズカバンの囚人	第三弾となったハリー．ポッターシリーズ、アズカバンと言う監獄に入れられていたされていた両親の仇が脱走。　ハリーを狙うと周囲が浮き足立ちます。囚人を追って、恐ろしい監獄の番人もハリーを狙います。　ハリーの成長が強く描かれた作品です。　今回は今までの「学園物」からアクション性を強めた物へとなり、大きくなった子役達も迫真の演技をしています。ガマガエル＋のコーラス隊、ローラースケートを履かされた大グモなどユーモアセンスもばっちり。	２００４．０８．０６
	シュレック２	緑の怪物シュレックがおとぎの世界で大活躍。フルＣＧアニメの続編です。フィオナ姫の実家へ結婚の報告へ。そこで待ち受ける大騒動。美形のチャーミング王子と妖精のゴッドマザーがフィオナ姫を狙って裏工作。　ロバのドンキーと長靴をはいたネコと共に姫の奪還を計ります。　ＣＧの出来もさることながら、各所に色々なパロディーがちりばめられ、目が離せません。　ピアノの上で妖艶に歌うゴッドマザーにふさふさのドンキーの毛並みが良いです。　吹き替えは山ちゃん最高、竹中も好演。	２００４．０７．２９
	スチームボーイ	大友克洋監督　１９世紀、蒸気機関が発達したイギリスが舞台のアニメ。発明家の父と祖父を持つ少年の元に、世紀の大発明「スチームボール」が祖父から届けられ、それを巡り科学者たちの思惑、武器商人の思惑、少年の正義感が大爆発。　綺麗な背景画や緻密で正確な動画と展開の良いストーリーで目が離せません。最初から最後まで破壊、崩壊、爆発シーンが息つく暇なく展開、制作側の技術展覧会状態です。　エンディングのシーンが次回作の予感。　エンディングあたり、私が大好きなマンガの最終回によく似ています。	２００４．０７．１９
	スパイダーマン２	ご存じアメコミの実写化、前作の２年後のお話になります。　メカアームに人格を乗っ取られた科学者の暴走からニューヨークを救います。安アパートに住み仕事は無く、学業は滞りガールフレンドには近づけず．．ヒーローの苦悩はさらに続きます。　それでも人々を救うために体を投げ出す姿に目頭が熱くなります。　ＣＧは更に磨かれて、一作目の様にアニメっぽくは無くなりました。　ピーターでいる時のボケボケ振りやツイてねー振りには大笑いでした。	２００４．０７．１０
	デイ．アフター．トゥモロー	地球温暖化をトリガーに全地球規模での異常気象。　氷河期を迎えてしまった地球でしたたかに生きる人類！　的なテーマを持った問題作。竜巻や高潮、異常な寒波に襲われる北アメリカのシーンは圧巻で、とてもＳＦＸとは思えないほどの出来。　寒い場所でのシーンの白い息も見事。　見ていて寒くなります。　その中での親子の信頼やサバイバルは手に汗握ります。　降雹に見舞われる東京のシーン、どう見ても香港です。　日本では子供は働きません。	２００４．０７．０２
	海猿	海上保安庁のエリート、潜水士を目指しスパルタな訓練を受ける１４人の研修生が巣立っていくまでを描く邦画。伊藤英明扮する脱サラ海上保安官が、バディ（パートナー）や仲間と泣き笑いしながら成長していきます。　愛と青春．．．トップガン．．．ザ．ダイバーなどのテイストが盛り込まれ、ハードな訓練風景や友情などに胸が熱くなります。　チビノリダー君、好演です。　レギュレーターをくわえた伊藤、鼻の下長すぎ。	２００４．０６．２７
	ビッグ．フィッシュ	ティム．バートン監督作品のハートフルで不思議なお話。ホラ話と真実の区別が付かない父親と、そのせいで父親が見えなくなっている息子が父親の死期を前に歩み寄ります。おとぎ話だとばかり思っていた父親の話は真実でした．．。　不思議な体験をする若き父親役をユアン．マクレガーがティム．バートンの世界で好演します。夫婦愛、親子愛、共に泣けます。　廊下をすっ飛んでいく赤ちゃんに爆笑です。	２００４．０６．０１
	トロイ	古代ギリシャの伝説の戦士「アキレス」をブラッド．ピットが演じ、有名なトロイの戦いを描きます。　妻を寝取られた弟の事をダシにギリシャの王アガメムノンは５万の兵を率いてトロイへ侵攻します。とにかくアキレスは強い！得意技「ジャンピングスマッシュ」もびしばし決まります。紀元前３０００年以上前の戦いは中世ものと変わらなく見えてちょっと残念。木馬の蓋パカッと開くのはウケました。アキレスの「アキレス腱」は人の心だったんですね。	２００４．０５．２９
	オーシャン．オブ．ファイヤー	ウィゴ．モーテンセン演じる伝説のカウボーイがスー族の生活と野生馬を守るためアラブ社会究極の耐久レースに出場します。彼の駆る馬はマスタング。差別、陰謀、略奪団、砂嵐、イナゴの大群と戦い、奇跡とスー族の先祖霊をも味方にゴールへ突き進みます。　彼の愛馬はひょうきんな顔とけなげな演技で涙を誘います。作品中はアメリカ西部からサウジアラビアへと移るので、アラビア語が飛び交い、砂と汗でどろどろです。綺麗にならないと「彼」と判らないです。	２００４．０５．１５
	スクール．オブ．ロック	破天荒ないけてないロックミュージシャンの主人公、バンドをクビになり金に困ってルームメイトの名を語って有名小学校の臨時教師に。そこで子供達の才能に惹かれ、内緒で下心有りのロックの授業を始めてしまいます。勉強ばかりの子供達が主人公に触れてだんだんと生き生きしていく姿がとても良いです。最後にはバンドバトルに出場するまでに．．．破天荒な主人公も子供に触れて子煩悩振りを発揮したり、大人達が感化されたり。見ていて熱くなる作品です。　出演する子供達の演奏は本物です。	２００４．５．０７
	キャシャーン	タツノコプロ製作のアニメの実写版です。宇多田ヒカルのご主人様監督作品でもあります。改造人間となり、婚約者のため、母のために戦います。映像は凝っていますし、メトロポリスを彷彿とさせる背景ＣＧの出来はなかなかの物。　頭の方の戦闘シーンはアニメ派も納得です。ですがカット間のつなぎが良く判らず、また戦う意味も良く判りません。アニメのキャシャーン世代にはちょっと辛い内容です。「キャシャーンがやらねば誰がやる」は何だったんでしょう。諸悪の根元マッドな寺尾聡は危ないです。	２００４．０５．０４
	クレヨンしんちゃん嵐をよぶ！夕日のカスカベボーイズ	毎度お馴染みクレしん映画です。今回は映画の西部劇の世界に紛れ込む不思議物。カスカベに帰るためにカスカベ防衛隊が大活躍します。映画の世界では現実を序々に忘れ、その世界の流れに流されていきます。現実を取り戻す為に奮戦する姿や親しくなった少女との別れに熱い物を感じます。作品は息つく暇もないほど展開が早く、色々なパロでイーがちりばめられています。脇役に往年の西部劇スターが登場、テレビなどでお馴染みの声優が声を当てています。ラストの大オチには拍手です。	２００４．０５．０２
	アップルシード	士郎正宗の代表的なマンガ「アップルシード」をフル３ＤＣＧでアニメ化した作品です。バイオロド（人造人間）と人間の未来を守るために、主人公が体を張って戦います。　空中合体もあります。作品は数々のキャプチャー技術を駆使して、アニメらしいＣＧムービーに仕上がっていてます。キャラクターの質感や色使い、背景とのギャップが気になる所ではありますが、ラストの戦闘シーンを含め、動きの部分や背景の出来は素晴らしい物があります。　作品中に出てくる浮遊自動車、欲しいです。	２００４．０４．２９
	ピーターパン	実写や舞台では滅多に無い「男性」が演じるピーターパンです。ストーリーはお馴染みの「ディズニー」のアニメを踏襲しているもので、アニメの実写版的な感じがあります。　アニメよりもピーター、ウエンディ共に子供っぽく作られていますが、犬のナナ、フック、ティンクなどの動きはアニメを踏襲した物となっているように感じました。　お父さん＋フック役のジェイソン．アイザックはすっきりとしたフックを演じています。　ピーターパン役のジェレミー．サンプター君の笑顔は将来を期待させる物があります。	２００４．０４．２７
	イノセンス	士郎正宗のマンガ「攻殻機動隊」のアフターストーリーとも言えるアニメです。バトーが核となって、ロボット暴走殺人の謎に迫ります。　ですが、そこは押井守監督作品、普通ではありません。　格言を多用したセリフ回しや幻影的な映像で、とっても哲学的です。　また、球体関節人形的アンドロイドは気味が悪いです。　アニメと３ＤＣＧを上手く融合させた画は実写以上まリアルさがあります。　レトロな車のデザインやブレードランナーを彷彿とさせる街並みの描写は見物です。	２００４．０３．１４
	マスター．アンド．コマンダー	ラッセル．クロウ扮する１９世紀のイギリス海軍の伝説的名艦長が、年期の入った戦艦で、フランス軍の戦艦と戦います。　船には少年士官候補生が乗り込んでいて、痛々しいほど勇敢です。のんびりとした中にも緊迫感がある１９世紀の海戦は良く再現されていて、見応えがあります。　艦長とポール．ベタニー扮する親友でもある船医とのアンサンブルは良い箸休めになっていますが、ラッセル．クロウにバイオリンは似合わないと思いました。	２００４．０３．１２
	ゼブラーマン	Ｖシネキング哀川翔主演の特撮アクションヒーロー物です。　家庭、仕事全てに於いてうだつの上がらない中年教師が、ゼブラーマンとなり宇宙人と戦うと言う良くあるストーリーです。　特撮やセットなど、随分お安く上がっている感じはありますが、ストーリー展開の妙で安さを感じさせないのがさすが。地域限定型ヒーローここにありです。　最後の見栄がかっこいい。お母さん役とナース系戦闘コスチュームの鈴木京香に拍手。	２００４．０３．０４
	ラブ．アクチュアリー	総勢１９人ものそれぞれのラブストーリーをコメディータッチで折り込んだオムニバス調のイギリス映画。　全員が微妙な所で繋がっていてちょっとこんがらがっちゃいそう。　特に、妻に先立たれ、養子の子供と奮闘する親父ぶりには目頭が熱くなります。アメリカの映画ではほとんど見られない白人と黒人のカップルがあったりで新鮮です。　「Ｍｒ．Ｂｅｅｎ」のローワン．アトキンソンも良いボケをかましています。	２００４．０３．０４
	ロード．オブ．ザ．リング王の帰還	遂に完結、最終章です。　アラゴルン達は亡霊までをも味方としてオークの大軍隊を蹴散らしてゴンドールの城を守り、フロドは指輪の誘惑やスメアゴルに打ち勝って指輪を壊す事に成功。大団円です。　実物と特撮の区別が付かないほどに良くできた戦闘シーンに興奮、フロドとサム、ホビット達の友情に涙．．です。　最後は後日談（原作通りですが）まで付いています。今回もレゴラスはかっこ良く、ホビットの足は辛そうです。	２００４．０２．１５
	パレットモンク	厳しい修行の末ありがたい巻物パワーを身につけたチョウ．ユンファ扮するチベット僧がナチの残党から巻物を守るために戦うカンフーアクションです。後継者に引き継ぐまでは歳を不老不死のモンク（お坊さん）です。後継者に選ばれたのはあつあつカップルなのですが．．．。チベット僧と言うだけあって、棒術のアクションシーン満載、街中での格闘も迫力があります。後継者カー役のショーン．ウイリムア．スコットは良く動きますが、チョウ．ユンファはちょっと身体が重そうです。	２００４．０１．２９
	タイムライン	たまたま中世のフランスと繋がるワームホールで中世へ行き、帰ってこられなくなった考古学者の父親を救出に行く若者達を描くＳＦタイムトラベル物です。　中世の城攻めシーンはリアルで迫力があります。　投石機から放たれる火のついた石等は凄いです。　現代へ帰るための期限へのカウントダウンもあったりハラハラ分もふんだんです。細かい事何も考えず過去へ行ってしまう主人公の事やタイムパラドクスなど考えるのはヤボってもんです。　主人公（のはず．．）、妙にセリフが少ないです。	２００４．０１．１８
	ブルース．オールマイティー	ジム．キャリー扮するうだつの上がらないキャスター”ブルース”が神の力を得て騒動を起こすコメディーです。　神の力を得る．．と言うシチュエーションは良くありますが、うだつの上がらないブルースは神の力を得ても「さっぱり」です。　大きな仕事は得たものの、最愛の彼女に愛想を突かれてしまいます。　彼女の戻ってもらう為に奔走し、真の「愛」に目覚めます。　神様は大変お茶目、ジム．キャリーの顔は良く動きます。	２００４．０１．０６
	ザ．ラスト．サムライ	ハリウッドが贈る明治維新スペクタクル。南北戦争のヒーローが、明治政府軍の指導役として来日、戦いの中捕らわれ、隠れ里でサムライスピリッツに触れ、染まって反政軍としてサムライとして戦います。　明治の日本、怪しい所満載ではありますが、外国で作られた日本の風景としてはまずまずのもの。　トム．クルーズの殺陣は腰が入っていて好印象ですが、カメラワークに難ありで目が回ります。渡辺謙、主役食っちゃってます。馬に乗っていても頭が動かないのはさすが．．．と言った感じでした。　合戦シーンは”クレしん”を越えられなかったなぁ．．．	２００３．１２．０９
	マトリクスレボリューションズ	マトリクス３部作の完結編です。　ザイオンＶＳマトリクスの決戦です。平和を求めてネオやザイオンの人達の死闘が繰り広げられます．．．が、支配者（機械）の手のひらで踊らされてたと考えちゃうオチ付きです。アクション、ＶＦＸは「これ以上やったらアニメだよ」のレベルにまで来ています。これが出来るんならドラゴンボールの実写も期待が持てます。群れをなして押し寄せるセンチネルはまるで「ムクドリ」の様、ずらーっと並んだスミスにはなぜか笑えます。	２００３．１１．０９
	リーグ．オブ．レジェンド	伝説のヒーローや有名人が集まって悪を挫くファンタジーアクション。主役のショーン．コネリーはインディージョーンズのモデルと言われるアラン・クォーターメイン。他にネモ船長、透明人間、吸血鬼、不死身の男、ジギル氏。そしてトム．ソーヤも登場。力を合わせて悪の武器商人と戦います。アクション、特撮は見応え充分でテンポも良いです。細かい事考えずに楽しめます。なぜかカンフーしかも無敵のネモ船長、超人ハルクの様なハイド氏。　ノーチラス号のデザインは斬新。	２００３．１０．２４
	閉ざされた森	パナマでのレンジャーの特殊訓練、その中で部隊が連絡を絶った。２名の生還者から真相を聞き出すためにジョン．トラボルタ扮する退役軍人で元名尋問官が呼び出されます。映画は二人の生還者の回想で進みますが、二人の話には食い違いが．．．真実を語るのは誰か？麻薬の密輸も絡んで話はクライマックスに。　最後には「．．へっ？．」と言う様なオチも。　暴風雨の中の訓練、辛そうです。	２００３．０９．２９
	ロボコン	工業高専の生徒がロボコン（ロボットコンテスト）を通して成長していくロボコン（ロボット根性）ドラマです。主人公をはじめ第二ロボット部のメンバーは皆やる気の足りない生徒達ですが、ロボコンを通して生き生きとしていく様には「青春！」を感じます。　ロボコンのシーンも手に汗を握ります。　主役の女の子はちょっと老け顔。ノギスの使い方、違うよ。	２００３．０９．２８
	Ｓ．Ｗ．Ａ．Ｔ．	７０年代のテレビドラマの映画化です。　ＳＷＡＴ隊員の葛藤や絆、活躍等をアクションたっぷりに見せてくれます。世界的指名手配犯を巡り街のチンピラと銃撃戦を繰り広げたり、逃走の為、道路にビジネスジェットを降ろしたりとはちゃめちゃではありますが楽しめます。次回作の予感も有りです。　アメリカって街の中であんなにハデに銃撃戦やっちゃっても良いんですね。	２００３．０９．２８
	座頭市	ベネチアやトロントで賞総なめの北野武監督作品です。ご存じ目の不自由な居合いの達人の座頭市です。でも、従来の作品とは違い、概念をうち破る金髪の座頭市です。映し出される風景は黒沢映画を彷彿とさせる渋めな物ですが、飛び散る鮮血が衝撃的。殺陣も「これぞ時代劇」と喝采です。座頭市の振るう仕込み刀の切れ味は高周波振動かレーザーソード。エンディングに全員で踊るタップダンスは感動的で違和感無し。	２００３．０９．１９
	仮面ライダー　５５５	イケメン俳優起用で話題のテレビシリーズ「仮面ライダー５５５」の映画化。テレビシリーズの後日談的な設定の半オリジナル風に仕上がっています。バイクスタントは往年の仮面ライダーを彷彿とさせ、ＣＧを駆使した敵生体「オルフェノク」との格闘シーンはとても良い出来。ストーリーにはちょっとムリが多いか？　テレビシリーズの登場人物、ばたばたと死んでしまいます。ライダー、「怒りに燃えて赤くなる」	２００３．０８．２０
	ＨＥＲＯ	秦の皇帝の暗殺を企てる刺客をリー．リンチェイが演じる歴史スペクタクルです。リンチェイは他の刺客を退治したと皇帝に近づき、武勇伝を語り、そのシーンが幻想的な殺陣として流れます。リンチェイのアクションは見応え抜群、総勢数千人の軍勢や文官は壮観。　ワイヤー、ちょっと使いすぎ。間合いを詰めるのに「びよ～ん」は無いでしょう。主役より脇の夫婦のストーリーの方がウエイト重かったような。	２００３．０８．２０
	パイレーツ．オブ．カリビアン	ディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」そのままに映画化した作品です。アクション、ホラー、ＶＦＸを惜しみなく投入して、ドキドキハラハラそして笑いも忘れない作品に仕上がっています。殺陣もかっこいい。ミッキーマウスのアニメをそのまま実写にしたかのような感じがしました。ジョニー．デップ扮する「キャプテン．ジャック．スパロウ」はかっこよすぎ、出で立ちはキース．リチャーズか忌野清志郎。エンドロール後のワンカットも風刺が効いてます。	２００３．０８．０９
	茄子アンダルシアの夏	黒田硫黄のマンガ「茄子」の一遍をアニメ化した作品です。自転車のロードレースのレーサーである主人公の、地元を走るレースでの一場面を綺麗な画像で描きます。エースでは無く、アシスト役の主人公のキレぶりが見物です。　レースシーンの描写などは、ツールドフランスなどの自転車ロードレース好きな木村も満足な迫力満点の仕上がりです。　セリフ、少ないけど小池栄子の声優ぶりはなかなか。　黒猫のジジも出ます。	２００３．０７．３０
	踊る大捜査線ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ２レインボーブリッジを封鎖せよ	久しぶりの邦画です。　ご存じ、人気テレビドラマの映画化第２弾です。湾岸署の熱血刑事織田裕二扮する「青島くん」が大活躍するお話です。笑いあり、涙あり。　名台詞「事件は現場で．．．」を証明するような展開に、キャリアの女性本部長に対抗して「現場」の皆さんが見せ場を作ります。　ギバちゃんかっこいい所かっさらい。　いかりや長助、素晴らしい演技で、観客の涙を誘います。	２００３．０７．１９
	ソラリス	７０年代前半に公開された旧ソ連のＳＦ映画のリメイクになります。　心理学者の主人公が惑星ソラリス探査ステーションの異常を調査に行き、そこでソラリスに深層意識を読まれ創り出された死に別れた妻に遭遇します。再会した妻との絆の深さを再確認しますが。　創り出された物として生への葛藤等のお話を、神秘的な美しさを持った惑星ソラリスとＢＧＭをバックに繰り広げます。　名前が出るような登場人物、少ないです。エンドロールゆっくりです。	２００３．０７．１０
	マトリクスリローデッド	お馴染み、大ヒットのマトリクスの続編です。　ネオが、トリニティーが跳ねます、飛びます、回ります。　キアヌ、陰分身で増えすぎたスミスとの戦闘シーン、見事な棒術を披露しています。サイ捌きも見事。　高速道路での９１６の逆走シーンは昔のマンガを思い出します。ネオの飛行はちょっとばかり近所迷惑？　あの連続テレビドラマの様な終わり方では次を見ない訳には行きません。　ザイオンって実在したんですねぇ。	２００３．０５．３０
	シカゴ	１９２０年代、投獄され絞殺刑を待つスターになる事を夢見る女性のお話。女の武器を最大限に活用して無罪を勝ち取り、スターとして成功するまでをミュージカルでつづります。人を殺しておいて無罪とは酷いお話ではありますが、ダンスに歌、ビッグバンドジャズ、なかなか頑張っています。リチャード．ギヤの歌とダンス、特にタップは見物です。　主演の女性達、なぜかみんな上半身ムキムキ、がたい良いです。	２００３．０５．０９
	Ｘ－ＭＥＮ２	Ｘ－ＭＥＮ映画版の２作目で、ミュータント軍団が人類を守るために元司令官と、前作仇となったマグニートーとも手を組んで今回も大活躍。元になったアメリカンコミック版と違って、ミュータント達の心理描写や親家族の事にも触れられています。　今回も主役は鋼鉄（アダマンチウム）の爪を持つウルパリン。ナイスガイです。　変身トカゲ女のミスティークと怪しい関係にも．．． ”２”になっても質の落ちない作りには感心。　アクションはちょっと少な目。	２００３．０５．０３
	アイ．スパイ	エディ．マーフィー主演のスパイアクション「コメディー」です。　今回のボケ役はエディ．マーフィーではなくてオーウェン．ウィルソン。ちょっとドジなスパイ役です。光学迷彩のステルス戦闘機を巡ってチェコで大暴れします。　逃げ込んだ下水道から出られず、二人で話し込むシーンは大笑い。　ＣＭで流れている「目が．．．」って言うのは言い過ぎ、大した仕掛けじゃ無いですが欲しい装備。エディ．マーフィーの腕、すごいですねー。	２００３．０５．０１
	ラーゼフォン　多元変奏曲	ジャンル分けをすれば巨大ロボットアニメです。　ＴＶ放送分を編集、新映像を追加して再構成してあります。　ＴＶ放送とは若干ストーリーも変えてあります。巨大ロボット物ではありますが、お話は主人公と彼女との別れ、そしてあまりにも切ない再会を描いています。時間の流れが違う２世界に別れた二人が再会．．．片思いの女の子の命をかけたメッセージ．．．綺麗な画も相まって泣けてしまいます。　でも、最後はとっても幸せそうでした．．．．。	２００３．０４．３０
	クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ、栄光のヤキニクロード	この季節欠かせない「クレヨンしんちゃん」映画です。　今回はクレしんの基本、どたばたロードムービーになっていますが、パロディやギャグが上手く折り込まれていて、今回もかなり高レベルな仕上がりとなっています。　ツール．ド．フランス、地獄の黙示録上手く使ってます。　ただ、前２作があの出来だったので、そっちの方を期待すると物足りなさを感じるかも。	２００３．０４．２７
	デアデビル	アメリカンコミックを原作に持つ特撮アクション物です。　失明した替わりに得た超４感を駆使して昼間は盲目の弁護士、夜はレザーのコスチュームをまとい、悪と裁きます。　悪を裁く事への葛藤、父を殺された相手への復讐など心理面へも突っ込んで描かれています。　アクションは基本的にカンフー＋ワイヤーアクション。香港色が強くなっていますが、主役のベン．アフレックの身体裁きはだるだるです。悪役の殺し屋ブルズアイの武器はダーツ系の投擲物。　手裏剣も得意。投げ方は大昔の猿飛佐助。	２００３．０４．０８
	００７／ダイ．アナザー．ディ	お馴染み００７シリーズです。　今回の指令は北朝鮮での工作活動。作戦は失敗、捕まって拷問を受けますが、捕虜交換で命拾い。　その後、キューバアイスランドと舞台を移してボンド君の大暴れが繰り広げられます。　ストーリーや「今週のびっくりどっきりメカ」は奇想天外で飽きさせないのですが、特撮が全般に渡ってお粗末です。　ボンドガールも好みじゃないなぁ．．．ドラえもんの道具と化している装備を作る”Ｑ”の実験室、ＢＤ－５Ｊがありました。	２００３．０４．０３
	ダーク．ブルー	第２次世界大戦中、祖国を解放するためにイギリス空軍に志願したチェコ人パイロットの「戦争」を描くチェコ、イギリス合作映画です。　スピット・ファイアを駆り、西側の戦士として戦います。　親友、戦友の死、失恋を乗り越え故郷に帰っても彼のいる場所は無く、待っていたのは東側の制裁にも似た仕打ち．．．実機スピット・ファイヤを使った空戦シーンは見事ですが、もの悲しさの残る作品です。	２００３．０３．２８
	キャッチ．ミー　イフ．ユー．キャン	史上最年少にして最大の詐欺師の青春を描いた実話に基づいた作品です。高校生詐欺師の役をレオ様が演じます。　小切手の偽造をしながら、信用を得るためにパイロットや医者、弁護士などに化けます。　騙しざまは痛快ではありますが、どこかな悲しい感じもあります。　童顔で助かったレオ様。渋い役が板に付きつつあるトム．ハンクス。　どちらも好演です。	２００３．０３．２５
	クリスティーナの好きなコト	お色気ありのラブコメ、キャメロン．ディアスがイケイケのおねーさんを演じます。恋多き彼女が本気で恋をして．．．と言うストーリーです。　数年前上映されて「メリーにくびったけ」とよく似た下ネタコメディが繰り広げられます。本気で恋をしてすっかり可愛くなってしまったイケイケおねーさんぶりがみものです。　よく見ると、幼児体型だったりするんですね。	２００３．０３．０７
	ロード．オブ．ザ．リング二つの塔	映画化第二弾、お話の目玉はローハンの城攻めです。　アイゼンガルドのオークの軍隊と死闘を繰り広げます。　アラゴルンも活躍しますが今回、複線で大活躍は庭師の「サム」。　おいしいところ総取りです。　それにしてもエルフのレゴラスはかっこ良すぎ。　馬に飛び乗るシーンは涙が出るほどかっこ良かったです。	２００３．０３．０１
	戦場のピアニスト	第二次世界大戦中のポーランドでユダヤ人ピアニストの体験を実話に基づき映画化した物です。　ドイツ軍侵攻によるユダヤ人迫害を命からがら逃れ、身を隠しながら終戦を迎えるまでを描きます。　家族との別れ、目を覆いたくなるようなショッキングな迫害シーンもありますが、これを見てこの平和な時代に生まれた幸せを改めて感じた次第です。	２００３．０３．０１
	黄泉がえり	久しぶりの邦画です。草彅剛扮する厚生省の役人が、阿蘇周辺で起こった死人が蘇る「黄泉がえり」の対策に奮闘？します。　死んでしまった大切な人たちが生き返る、このシチュエーションで泣けない訳がありません。ある意味反則技です。　おまけに死んでしまった恋人の蘇りを願う竹内結子も．．．．。　中でも一番ぐぐっと来たのは田中邦衛の手話だったりして。剛君、珍しくおとなしく無い役。　普通のおじさんにも見えますが好演です。	２００３．０２．２１
	ボーン．アイデンティティー	記憶をなくした秘密工作員が、作戦の失敗を機に仲間から誤解され、訳がわからぬままに命を狙われます。　記憶をなくした工作員をマッド．デイモンが好演しています。アクションの型がビシッと決まってとってもかっこ良いんです。パリ市内でのミニのカーチェイス見応えあります。　ハデでは有りませんが、アクションやスパイ、特殊工作員関係の映画好き等、玄人受けする作品だと思いました。　エンディング、宮使いの悲しさを感じます。	２００３．０１．３０
	ハリーポッターと秘密の部屋	ハリーポッターシリーズ第二弾です。　今回も魔法世界の描写が良いですね。後で思えばハデなアクションも無いんですが、それなりに楽しめる作品です。原作を見てるとそうでもないですが、かなりテンポが速いし、訳ありの登場人物が多いので着いていくのが大変かも．．．。そこここに「ん？このシーンは見た事あるぞ」があります。　ニンバス２０００にはステップが付いてます。タイトルロールの後のワンカット、見逃してる人多いのでは？	２００３．０１．３０
	Ｋ－１９	潜水艦物です。　実話に基づいたお話で、冷戦時代のソ連の原潜内で起こった惨劇とハリソン．フォード扮する艦長とクルー達の対立を描いています。原子炉事故を抱えた原潜、被爆するクルー。冷戦時、潜水艦故に近くのＮＡＴＯ軍に救助を求められない．．．冷戦時代のソ連の事とは言えやりきれない感じがしました。祖国への忠誠心にあふれ、ちょっと見悪役にも見える艦長役をハリソン．フォードが好演していまして、最後に見せる老け顔は最高でした。　仕方ない事ですが潜水艦はぺこぺこで安っぽい感じがしますし、誰を取ってもロシア人にはとうてい見えません。	２００３．０１．０５
	マイノリティ．レポート	犯罪を明日見の超能力を使って未然に防いじゃう未来のお話。トム．クルーズ扮する捜査官、ある日自分が犯人になる事が解って俄然．．．５０年後の未来の都市は良く描かれていて、車やコンピューターシステムなんかとても便利そう。　捜査官が使うランドセルタイプのフライングユニットは是非欲しい一台。　話自体は「児童誘拐」が基軸になっているので結構暗めで淡々とした物。”おふざけ”も過ぎるか．．．。	２００２．１２．０８
	月のひつじ	アポロ１１号の月面着陸を受信、中継したオーストラリアのパラボラアンテナを守る男達の記録。　ヒツジしかいない片田舎に降ってわいた月面着陸中継の大役。停電や強風、そしてプライド、悲しい別れと戦いながら、りっぱにやり遂げる５人の男たちのドラマを当時の記録画像を交えながら綴ります。　ロケットの発射シーンは何度見てもぐぐっと来ます。	２００２．１１．１６
	セレンディピティ	偶然が偶然を呼び、更に偶然が重なったすれ違い系ラブコメです。とにかくすれ違います。　そして、偶然の幸運によって再会しちゃいます。お互いにお互いを求めているのに繋がらない．．．そんなもどかしさから解放されるシーンにはホロリときます。　主役の二人、もう少し若い設定でも良かったのでは？　デパートの店員役のユージン＝レビィには爆笑でした。	２００２．１１．１４
	９デイズ	殺されてしまった諜報部員の双子の兄の替わりにとっても危険な取引に借り出されたチンピラ？と老諜報部員との信頼関係を描いたアクションサスペンスです。　ポータブル原爆を巡ってテロリストとＣＩＡが争奪戦を繰り広げますが、カーアクションもお笑いも忘れていません。アンソニー＝ホプキンス老体に鞭打ってのカーアクションは見物。　爆弾ものはいつもドキドキです。　　それにしてもテロリストもの、多いですね。	２００２．１０．３１
	ロード．トゥー．パーディション	暗い、悲しいアメリカのマフィアが良く描かれた作品で、テーマは「父子愛」。　ワンス．アポン．ア．タイム．イン．アメリカを彷彿とさせる舞台設定に、二組の父子愛が描かれています。淡々と話は進みますが、要所要所にホロリの隠し味。ニコリともしないトムハンクス、シワシワよぼよぼのポールニューマン。神出鬼没、不気味な役どころのジュード．ロウ。	２００２．１０．１６
	マルホランド．ドライブ（高崎映画祭）	さすがはＤ＝リンチ。コメントに困ります。　パラレルワールド系サスペンス、サイコ、ミステリーと言った感じでしょうか。　色々な複線が出てきて、「おっ！つながるか？」と思うと違う方向へお話が行ってしまいます。とても難解ではあるのですが、無理に解ろうとしなくても流して見るだけでも楽しめました。　でも、やっぱり気になってネットをサーフしてしまいます。ナオミ＝ワッツがカワイイです。	２００２．１０．１０
	テルミン（高崎映画祭）	シンセサイザーの父の父？創造主のようなレオン＝テルミンの半生を描いたドキュメンタリーです。　不思議な楽器と波乱に満ちたテルミンを彼の一番近くにいたクララや、ムーグ、ブライアン＝ウィルソンが語ります。とにかくテルミンの音が心地よいです。　心地よすぎて眠くなります。決してつまらないのでは無いですよ。	２００２．１０．１０
	バイオハザード	ホラーやスプラッタは苦手な木村ですが、ゲームもやってる事だし．．「いっぱいいっぱい」でした。　画の撮り方はフラッシュバックを多用するなど凝った構成でしたし、ミラのアクションも華麗でした。　後ろから「わっ！」って驚かされる感じの映画です。ゾンビが「スリラー」みたいだったのと、モンスターがちゃちいのは問題なし。　不覚にも目をつぶっちゃったきむらです。	２００２．０９．１７
	リターナー	ターミネーター、バック．トゥ．ザ．フューチャー、マトリクス、ＭＩ、ＭＩＢ、ＥＴを一度に楽しめる。　悪い意味でなく、良くまとめてあります。岸谷五郎の悪役ぶりは最高の出来。　主役二人は棒読み＋太りすぎ(^_^;)　変形するジャンボに拍手。	２００２．０９．０５
	オースティンパワーズ．ゴールドメンバー	とにかく下ネタに大笑いのおばか映画。７０年代ファッションと音楽が郷愁を誘い、モンティパイソンの味がします。　所長世代には大受け？色々なスターがカメオ出演してます。	２００２．０８．２７
	ピンポン	意外とほのぼの系。　スポコン物だけどそれを感じさせない軽くて深いお話し。ＣＧを駆使したラリーは見物です。　出演者全員、高校生は厳しいです。	２００２．０８．２２
	スターウォーズ　エピソード２	今までになく格闘や銃撃、チャンバラシーンが多い。　ヨーダの格闘シーンが見物。　後２０年でオビ．ワンとアナキンあんなに老けられるか？帝国軍？、共和国軍？混乱しそう．．．	２００２．０７．２１
	タイムマシン	原作を知っていてもおもしろい。　８０万年後の未来の風景、とっても綺麗。音楽共々良い出来です。　こちらのマシンは平面移動出来ません。	２００２．０７．２１
	アイ．アム．サム	障害者の演技、気合いが入ってます。　子を持つ身としては、ストーリーは考えちゃえ所も．．．素直に泣けない作品でした。　子役の女の子はとーってもかわいい。	２００２．０６．１７
	ブレイド２	黒人のバンパイヤ．ハーフが拳法使って吸血鬼相手に大活躍。やられた吸血鬼はあっという間に灰になります。　「正義は勝つ」的で見ていて気分が良いのですが、とても痛そうです。でも、チャンバラは．．．日本人に限ります。	２００２．０６．１４
	少林サッカー	北斗の拳＋キャプテン翼を実写でやっちゃった。ちょっと前だったら「Ｂ級」なんだけどＣＧのおかげで見られる物になってます。なぜか、みんなブリーフ。　で、ちょっと汚い．．．壁が壊れるほどのシュート、先にボールがわれるでしょ？	２００２．０６．０２
	スパイダーマン	ご存じアメリカンヒーローの実写化。　ちょーっとぴよんびよん飛びすぎの感じもあるけれど、スーパーヒーローの苦悩なんかもちゃんと描かれている。　所長はこういう普通の子が急に活躍しちゃうストーリーって大好き。　　　　次回作も期待しちゃいましょう。	２００２．０５．１１
	クレヨンしんちゃん　あっぱれ戦国大合戦	しんちゃん映画には毎度泣かされちゃう。　侮る無かれ、時代考証、戦術どこへ出しても恥ずかしくないレベルにあります。今回、悪役はいません。　戦争なんです．．．．	２００２．０４．０２
	愛しのローズマリー	外見ぱかり気にしてる主人公が、暗示で心が外見に見えるようになっちゃいます。そんな彼が惚れたのが心は綺麗だけど外見超おでぶな女の子。　周りの人とのやりとりがおもしろい。　病院で全身火傷の女の子と触れ合うシーンはついついホロリ．．．それにしても主人公、人の外見気にできる外見じゃ無いんだけど．．
	コラテラル．ダメージ	シュワちゃん、いつの間にか正義の味方が板に付いてます。　家族を殺したテロリストとたった一人で戦います。どんなに殴られても、吹っ飛ばされても平気です。同時多発テロのおかげで、公開が半年も延期になりました。
	メメント	１０分前の事も忘れてしまう病気を持っている主人公です。　作品は最後のシーンから始まって１０分ずつ前にさかのぼると言う凝った作りになってます。　だんだんとつじつまが合ってくるんですね。
	ビューティフル．マインド	精神を病んだ数学学者が主人公。　幻覚に悩まされながら、家族に励まされて数式を確立します。　この人の幻覚がまた凄い。　一人秘密機構をやっちゃいます。
	シッピング．ニュース	元は印刷工場の監視役のど素人が小さな港町へ移って地方紙の記者を始めます。その地は自分の一族の出身地でもあって、隠された秘密とかもあります。　　とにかく画が綺麗です。音楽が良いです。　それだけでも価値のある作品です。
	ロード．オブ．ザ．リング	有名な小説の満を持しての映画化。　全てのロールプレイングゲームの元になったとも言われる作品です。　小人族がとても自然に描かれています。所長的にはエルフの耳はもっと長くないと．．．．