トホホ日記2004

2月26日(木)
 日記を復活させてみた。今流行の「ブログ」で作ることも考えたけど、なんだかネットの住人になってしまうのが怖くてやめた。別に他人に見せるものでもないし、やたらなことを書いてトラックバックされてもイヤだし、単なる日々の記録として書いているだけだから、コッソリやることにした。あらためて昔書いた日記を読んでみると、けっこういろんなことをやっているもんだ。自分ではすっかり忘れているけれど、いろいろな所に出かけ、いろいろな人に会い、いろいろな本を読み、いろいろな映画を見ている。記憶に残らないことを記録に残していくのは楽しいものだ。

2月27日(金)
 午後、スポーツクラブで、1時間かけてゆっくりと1500m泳ぐ。水着がヘタってきたので、そろそろ買い換えたほうがいいだろう。夜、BS2で『17歳のカルテ』を見るが、だんだん気分が落ち込んできたので、途中で日テレの『ディープ・インパクト』に変えたが、あまりにもくだらないので、こちらも途中でやめる。

2月28日(土)
 相棒が会社の人たちとスキーに行ってしまったので、家でひとりでおとなしくしていた。明日、バンドの練習があるので、少しベースを弾いてみるが、特にライブやレコーディングの予定があるわけではないので、あまり気合が入らない。夜、ビデオで『LOTR 二つの塔』を見る。

2月29日(日)
 午後はバンドの練習。急にライブが決まった。5月9日、大塚のLive House CAVEだ。気合を入れねば。

3月1日(月)
 午後、ギターのレッスンに行く。読みかけだった『シービスケット―あるアメリカ競走馬の伝説』を読み始める。帰りに池袋のHMVで、今さらエアロスミスの「グレイテスト・ヒッツ 1973-1988」を買う。この中の1曲をコピーしなくてはならないのだ。その後、東武百貨店の地下の魚屋でニシンを買う。塩焼きにするつもりだったのでワタ抜きをお願いしたのだが、家に帰ってパックを開けてみると、内臓がついたままだった。というか、なんの処理もされていなかった。にもかかわらず、いったんラップを外してかけ直したあとがある。ラップがかけ変わっていたので、私はてっきりワタ抜きされていると思い、そのまま受け取ってきた。魚屋が勝手に煮物にすると判断したのか、数の子が入っていると勘違いしたのか知らないけれど、何か理由があってワタ抜きをしないほうがいいと思ったのなら、そう言ってくれればいい。それを何の説明もせずに、いかにも処理しましたというふりをして、ラップだけかけかえるっていうのは、ひどい話だ。ちなみに私は「塩焼きにする」と言ったし、その魚は子持ちではなかった(というか、魚屋なら子持ちか子持ちじゃないか、見てわかりそうなものだが)。あまりにもやり方が気に入らなかったので、速攻百貨店にクレームの電話を入れた。本当は、百貨店じゃなくて、テナントの問題なんだけどね。

3月2日(火)
 裁判員制度の法案が閣議決定したというニュースを聞いた。この制度の意義について、小泉首相は、「国民に裁判に参加する機会を与え、司法を身近に感じてもらうため」と言っていたけれど、なんで司法を身近に感じなくちゃいけないのか、私にはよく分からない。裁判員を免除できる条件は今のところ、@重い障害・病気A家族の介護B重要な仕事C思想・信条の自由に反する場合、と曖昧だ。相当な理由が無い限り断ることはできないということだ。私は過料を払ってでも参加したくないよ。へんな集団に脅されたりしても怖いしね。

3月3日(水)
 『ラブ・アクチュアリー』を見に、池袋のシネマサンシャインに行くが、メチャクチャ混んでいたので、やめてジュンク堂に行く。楽譜を立ち読みして、使えそうなフレーズを拝借する。今日は“ひな祭り”なので、桜餅を買って帰る。

3月4日(木)
 AMAZONに注文しておいたスキマスイッチのバンドスコア『君の話』が届く。さっそくアコギで弾いてみる。いい感じ。夜、ネットオークションに出品していた本が2冊売れる。

3月5日(金)
 毎週金曜日は「スポーツクラブの日」と決めているのだが、やらなければならないことがあったので、家にひきこもる。午後、図書館に行き、H.D.ソローの『森の生活』(上)(下)を借りてくる。

3月6日(土)
 インディーズの頃から目をつけていたユニット、スキマスイッチのライブを久し振りに見ようと、高田馬場に行った。メジャーデビューしてすっかり有名になってしまったせいか、対バンが人気バンドだったせいかわからないけど、開場1時間前だというのに、ライブハウス前にはすごい行列ができていた。当日券を持っていなかったのと、並んでいるファンがほとんど自分の半分くらいの歳の女の子ばかりという現実に、すっかり気分が萎えてしまった私は、結局、何も見ずに、そのまま引き返してきた。昔は開演30分前に行っても、余裕で入れたのになー。自分が応援していた人たちが、有名になるのは嬉しいけれど、手の届かない存在になってしまうのは、ちょっぴり悲しい…。

3月7日(日)
 『シービスケット―あるアメリカ競走馬の伝説』を読み終える。最後は泣いた。本読んで泣いたのは久し振り。H.D.ソローの『森の生活』(上)を読み始める。夜、WOWOWで「レバークーゼン対バイエルン」の試合を見る。今日も負けた。ウィンター・ブレイク明けから、まだ1度も勝ってない。決して調子が悪いわけではない。確かに主力の何人かは怪我で休んでいる。でも残りのメンバーでも十分やっていけるメンツは揃っている。ボール1個分の不運、審判の判断ミス、相手の足元に転がるセカンドボール、ディフェンダーに当たって角度が変わるシュート。その結果、イライラ→黄紙→赤紙→退場。ほんのちょっとの食い違いが大きな結果になっている。勝利の女神はいつになったら微笑むのか?それにしても、怪我で退場したラメロウの膝の具合が心配だ。

3月8日(月)
 午後、ギターのレッスンに行く。最近、平井堅のカバーで有名になった、ジャニス・ジョプリンの伝記映画の主題歌「ローズ」を歌う。夜、BS2で「アカデミー賞授賞式 総集編」を見る。渡辺謙の英語のインタビューを聞いた。「かんとくと〜、でんわで〜、はなしますた〜。」みたいな調子だったが、思ったよりちゃんと受け答えしていた。ハリウッド版・ピーコが、セレブたちのファッションチェックをしていた。どこの世界も同じようなことやってるんだなー。

3月9日(火)
 家の前のアパートの生垣に沈丁花が咲いている。もう2週間くらい前から勢い良く咲いている。沈丁花の香りを嗅ぐと卒業式を思い出す。もう春はすぐそこまで来ている。

3月10日(水)
 エアロスミスの“Walk This Way”を、耳コピーするのがめんどくさくなったので、ネットオークションで中古のバンドスコアを落札した。落札終了後、出品者から即連絡があったので、速攻振込み手続きを済ませる。日曜日の練習までに届くかなぁ。

3月11日(木)
 最近、グリーンティの香りの香水が欲しくてたまらない。今の季節から湿度が上がる5月までの間、ディオールの「ディオリッシモ」と並んで使いたい香りだ。グリーンティの香りは、主なもので、「ロクシタン」「ボディショップ」「エリザベスアーデン」「ブルガリ」「ロジェ・ガレ」から出ている。「ロジェ・ガレ」はサンプルを探すことができなかったので、実際、どんな香りなのか分からない。「ブルガリ」は時間が経ってしまったサンプルしか嗅いだことがないので、本当のところは分からないけれど、イメージしていたのとはちょっと違う。「アーデン」は清涼感はあるけれど、なんだか窓拭きスプレーみたいな香り。結局「ロクシタン」と「ボディショップ」で悩む。お店からサンプルをもらって帰る。この二つは非常に良く似た香りで、最初のうちは見分けがつかない。時間が経つと、「ボディショップ」のほうはムスク臭が強くなってくる。「ロクシタン」のほうは、時間が経っても、トップノートの清涼感ある柑橘系(ベルガモットか何かのハーブ系?)の香りが持続している。買うならロクシタンだな、と結論が出たところで、ネットオークションでロクシタンのグリーンティのミニボトルが出品されているのを発見。速攻飛びついたが、落札金額の見積もりが甘く、競り負けてしまった。ミニボトル、日本じゃあまり見ないから欲しかったのになぁ。残念。

3月12日(金)
 午後、スポーツクラブで泳ぐ。2週間ぶりだったので、すぐにバテる。その後、JRの「みどりの窓口」に、来月行く温泉旅行の切符を買いに行く。列に並んでいたら、係りの女性に券売機の前に案内された。在来線の特急の指定券&乗車券は自動券売機で買えるのだ。知らなかった。世の中どんどん進化するのね。時代についていけないわ。この間は、マクドナルドの紅茶のティーバッグにてこずったし…トホホ。夜、借りてきたビデオ『黒猫・白猫』を見るが、眠くなって途中で寝てしまう。

3月13日(土)
 相棒が合宿に行ってしまったので、琵琶法師のように独り黙々とベースを弾いていた。夜、「レバークーゼン対ヴォルフスブルク」の試合をネットでティッカー観戦しながら、WOWOWで「HSV対ヘルタ・ベルリン」の試合を見る。レバークーゼンは4対2でやっと勝った。それにしてもブレーメン、なかなか負けませんな。

3月14日(日)
 午後はバンドの練習。今日はホワイトデーだが、やはり今年もお返しは無かった…トホホ。来年からこの制度は止めにしよう。とは言っても、バレンタインのチョコ、半分以上食ったのは私だ…ガハハ!それにしても、テリーズのオレンジチョコレート、意外と美味かったな。夜、WOWOWで「シュツットガルト対1860ミュンヘン」の試合を見ながら、ティモ君をつまみに一杯やる。相棒がさっさと寝てしまったので、ひとりで500mlのビールを1缶空け、次ぐ朝、軽い二日酔いになる。

3月15日(月)
 午後、脳ドックを受けた。前々から頭の中になんかある様な、血管が詰まってるような、動脈瘤とかありそうな気がしていたので、(あくまでも、気がするだけだが…)、心配で受けてみた。私が受けたのはMRI(輪切り)とMRA(血管の3D)だけの、一番安いコースだったのだが、それでも25,000円した。しかも、あくまでも健康診断なので、保険はきかない。血液検査や尿検査などを含めたフルコースで受けると8万円くらいする。簡単な問診の後、レントゲン室へ。機械に横たわり頭部を固定されると、ジェットコースターで安全ベルトを締められた時のような緊張と興奮を感じる。モーター音とともにベッドがスライドし、機械の中に入っていく。しばらくすると、工事現場のような「ドドドドド・・・」という音がする。わりと時間がかかると言うので、昼寝でもするつもりでいたが、結構うるさくて、ぜんぜん落ち着けない。それに、なんとなくアタマが輪切られてるような、脳ミソが磁力に攻撃されているような気がして気持ちが悪い。20分くらいでスキャニングは終了。私はMRAというのはまた別の機械だと思っていたら、どうやらMRIとMRAは同じ機械だったらしい。検査後、自分の脳とご対面。多少シワが少ないぐらいで、綺麗な脳だった。動脈瘤も何も発見されなかった。なんだか拍子抜けしてしまう。25,000円も払って何も見つからなかったので、なんだか損した気分になる。結局、何も見つからず、今回の脳ドックは無事終了。「よし、これからは、やりたい放題やるぞー!」と、変な自信をつけて帰るのであった。夜、H.D.ソローの『森の生活』(上)を読み終え、(下)を読み始める。

3月17日(水)
 お店でロジェ&ガレの「テ・ヴェール(グリーンティ)」のサンプルを見つけた。とてもいい匂い。ラストのウッディノートが、緑茶の苦味まで再現しているところがニクイ。ロクシタンよりこちらのほうが気に入ってしまった。隣に置いてあったロシャスの「フルール・ド・オウ」も欲しくなる。こちらはちょっと子供っぽい香りだけど、「テ・ヴェール」と「フルール・ド・オウ」を同時に左右それぞれつけてみるのもいいかもしれない。

3月18日(木)
 ネットオークションに出品していた本が1冊売れた。

3月19日(金)
 図書館に、予約していた本を取りに行く。その後、スポーツクラブで泳ぐ。夜、ビデオで奥田瑛二監督・主演の『少女〜an adolescent』を見る。タイトルの意味は「未成熟な少女」とでもいったところか。中年警官と少女の純愛を描いた連城三紀彦原作の短編小説の映画化。奥田瑛二と少女のラブシーンにゲンナリする。それでは、なぜ録画までして見たのか?…怖いもの見たさだろうな、きっと。

3月20日(土)
 夜、「ハンザ・ロストック対レバークーゼン」の試合を、ウェブラジオとライブティッカーで観戦する。2対0でレバークーゼン勝利。いいぞ、その調子だ!世の中広しと言えども、サッカーを文字で見て興奮する人って、私ぐらいだろうな。

3月21日(日)
 夜、圧力鍋で「鳥の手羽元カレー」を作る。関節までトロトロになって美味いが、まだまだ改良の余地がある。夜、WOWOWで「ヴォルフスブルク対ブレーメン」の試合を見る。相変わらずブレーメン、強いですな。

3月22日(月)
 午後、ギターのレッスンに行く。夜、ネットオークションで、ロジェ&ガレの「テ・ヴェール(グリーンティ)」とディオールの「ディオリッシモ」が小分けで出品されているのを見つけた。香水なんて1瓶使い切るのにだいぶ時間がかかるから、小分けで売ってもらえると、すごく助かる。さっそく落札。H.D.ソローの『森の生活』(下)を読み終える。

3月23日(火)
 朝から体が熱っぽく、くしゃみと鼻水が止まらない。薬を飲もうとしたのだが、鼻炎の薬か、普通の風邪薬のどちらを飲んでいいのかわからず、とりあえず鼻炎の薬を飲んでみたら、ハズレだった。熱は6度9分くらいしかないが、だんだん肺がゼーゼーしてきた。どうやら風邪をひいたらしい。昨日の夜寒かったもんなー。夜、葛根湯を飲んで寝る。フィリップ・K・ディックの『ディック傑作集@パーキー・パットの日々』を読み始める。この本に収録されている「報酬」という短編は、現在、ベン・アフレック主演で公開されている『ペイチェック/消された記憶』の原作。

3月24日(水)
 夜、寝ている間に、肺のゼーゼーがひどくなったので、午前中軽く家事を済ませ、午後はずっと寝ていた。熱は相変わらず7度ちょっとくらいしかない。寝ていても起きていても病状に変化がないので、夜はテレビを見ながら起きていた。

3月25日(木)
 まだ肺が重いけど、寝ていても変わらないので、起きて、普通に活動することにした。午後、予約していた幕内秀夫の『粗食のすすめ・旬のレシピ/春号』を取りに図書館へ行く。幕内氏のレシピ集は去年の秋からずっと愛用している。旬の魚と野菜を使ったレシピ中心で肉料理は一切なし。調味料も塩、醤油、味噌、酒、みりんなどが主で、特別なものは使わない。調理法も煮たり焼いたり和えたりが中心で、油を使わず、食器洗いも楽チン。魚中心の食生活なので、狂牛病や鳥インフルエンザも我が家には一切影響なし。日本人はもっと魚を食べたほうがいい。オークションで落札した香水が届いた。現物を見て知ったのだが、「テ・ヴェール」はオー・デ・コロンだった。シュッとスプレーしたタオルを枕の脇に置いたら、気持ちよく眠ることができた。

3月26日(金)
 まだ肺とのどが痛い。さすがに今日はスポーツクラブに行くのは中止。夜、ビデオで『呪怨』を見る。ドリフの「お化けコント」なみの恐怖演出に、おもわず笑ってしまう。この和製ホラー映画の欠点は、ぜんぜん怖くないということ。夕飯を食べた後で、満腹で幸せな気分の時に見たせいなのか、ひとりで部屋を暗くして見たのに、ぜんぜん怖くなかった。その後、チャンネルを変えると日テレで『ルパン三世/カリオストロの城』をやっていた。つい最後まで見てしまう。これは何度見ても面白い。

3月27日(土)
 夜、TBSでいかりや長介の追悼番組をやっていた。『8時だよ、全員集合!』を見て懐かしむ。あの頃は、いい時代だったな。夜、「レバークーゼン対ヘルタ・ベルリン」の試合を、ネットでティッカー観戦しながら、WOWOWで「バイエルン・ミュンヘン対ボルシアMG」の試合を見る。レバークーゼンはフランサとベルバトフが2ゴールずつ決めて、4対1でヘルタをくだす。

3月28日(日)
 午後、バンドの練習に行く。夜、WOWOWで「HSV対カイザースラウテルン」の試合を見る。解説が奥寺で、ガッカリ。裏でやっている「シュツットガルト対ブレーメン」の試合のほうが気になる。今日からドイツはサマータイムになったので時差は7時間。放送が少し早くなるので助かる。

3月29日(月)
 今日はギターのレッスンはお休み。夕方から所用で病院へ出かける。帰り道、夜桜が綺麗だった。

3月31日(水)
 今月は3本しか映画を見なかった。しかも全部旧作ビデオだ。ほとんどハズレだったし・・・トホホ。

4月1日(木)
 毎月1日は東京都の映画サービスデーなので、普段割引のない恵比寿ガーデンシネマに『グッバイ・レーニン!』を見に行ったら、次の回まで満席だったので、あきらめて近くにある東京都写真美術館ホールで『アフガン零年』を見た。あまりにも残酷な話に、涙が止まらなくなる。ネットオークションで、ロシャスの「フルール・ド・オー」という香水のミニチュアボトルを500円で落札する。しかも2本セットなので、かなりお得。フィリップ・K・ディックの『ディック傑作集@パーキー・パットの日々』を読み終える。こんどハリウッドでディックの『暗闇のスキャナー』が映画化されるという噂がある。ディックの世界は映像化しやすいのだろうな。

4月2日(金)
 午後、図書館に行く。その後、スポーツクラブで1時間ほど泳ぐ。2週間ぶりだったので、ひどく疲れる。夜、ビデオで『未来は今』を見る。やっぱりコーエン兄弟の感性は好きだなぁ。こういう役のティム・ロビンスも大好き。ところで、あの時計塔の中での対決のシーンは、良く見るとルパン三世の『カリオストロの城』に似てますね。プロスペル・メリメの『カルメン』を読み始める。

4月3日(土)
 図書館に行き、本を3冊借りてくる。というか、1冊借りたら、以前予約していた2冊がおまけに付いてきた。夜、「ボルシアMG対レバークーゼン」の試合を、ウェブラジオを聴きながらティッカー観戦する。格下相手に0対0と足踏み。その後、WOWOWで「シャルケ04対HSV」の試合を見る。プロスペル・メリメ著『カルメン』を読み終える。将来有望な軍曹が、カルメンという妖艶なジプシー女に出会い、堕落していくというお話。面白かった。

4月4日(日)
 金原ひとみの芥川賞受賞作『蛇にピアス』を読む。薄っぺらで字数も少ないので、あっという間に読み終わる。どの辺が芥川賞なのか、私にはさっぱり分からなかった。夜、WOWOWで「ブレーメン対フライブルク」の試合を見る。こちらも1対1で足踏み。助かる。

4月5日(月)
 午後、ギターのレッスンに行く。アニー・M・G・シュミット著の児童書『ネコのミヌース』を読み始める。たまには児童文学ってのも、いいですな。

4月6日(火)
 ネットオークションで落札した香水「フルール・ド・オー」が届く。思っていたよりパウダリーな香りだった。最近復活したジャン・シャルル・ブロッソーの「オンブルローズ」とか、パウダリー系の香りはけっこう好きだ。でも、ちょっとイメージしていたのと違ったかな。登場する機会は少なくなりそうだ。2本セットだったので、1本は後で売ってしまうつもり。

4月7日(水)
 午後、美容院に行く。年甲斐もなく、加藤あいの切り抜きを持っていく。伸びてきた所のストレートパーマとカットとトリートメントをしてもらう。最近のストレートパーマは素晴らしい。私のひねくれた前髪も見事にまとまる。ストレートパーマをかけるようになってから、本当にスタイリングが楽になった。おまけに髪質まで変わってしまったんじゃないかと勘違いするほどサラサラになる。若々しく見えるポイントは、カラーじゃなくて髪質だと思う。明るく染めていても、バサバサして汚い髪は老けて見える。もうちょっと前髪伸びたら、菅野美穂やってみようかな。(顔が違うんだけどさっ!)

4月9日(金)
 ちょうどライブ1ヶ月前なので、ベースの弦を張り替えることにする。去年の冬にライブをやって以来、1年以上ほったらかしだ。そろそろまじめに練習しないとヤバイな。ライブハウスからフライヤー用の写真を求められるが、そんなもんあるわけないじゃん。

4月10日(土)
 大学時代の友人たちと年2回恒例の温泉旅行に行く。今回は私が幹事で、目的地は橋倉鉱泉。大月から車で20分ほど山の中に入った秘湯の一軒宿だ。

4月11日(日)
 午前10時ごろ旅館をチェックアウト。大月はほとんど観光するところがない。とりあえず日本三奇橋のひとつ“猿橋”に行くことにする。大月の隣の駅から徒歩20分くらいで到着。小さい橋だけど、周りは意外と絶景。けっこう歩いたので疲れた。その後、大月駅近くのイタリア料理のレストランで昼食。3時の電車に乗り4時頃新宿到着。みんなと別れた後、帰りの電車で爆睡。夜、ネットで注文しておいたロールケーキが届く。米沢市にあるロールケーキ専門店で、店舗は無く、ネットによる通販のみ。インターネットで「バタークリーム」というキーワードで検索中に、偶然発見したお店だ。素材にこだわり、ひとつひとつ手作りで作っている。なんと言ってもバタークリームが最高に美味い。最近のケーキは生クリームが主流で、バタークリームはほとんど見かけなくなったけど、きちんと作ったバタークリームは生クリームより美味いのだよ。

4月12日(月)
 午後、ギターのレッスンに行く。アニー・M・G・シュミットの『ネコのミヌース』を読み終える。もしかして、村上春樹の『海辺のカフカ』に登場する“猫と会話できるおじいさん”は、この本がヒントになっているのかな?なーんて思ったりして。

4月13日(火)
 イーサン・ケイニンの『宮殿泥棒』を読み始める。この本は、現在公開中の映画『卒業の朝』の原作。

4月14日(水)
 1週間以上前に、昇進祝いで取引先からいただいた胡蝶蘭が、まだ元気に咲いている。置く場所が無いので食卓の上にのせてあるが、かなり大きくて、テーブルの半分近くを占拠している。たまには胡蝶蘭に見下ろされながらの食事も悪くない。

4月16日(金)
 午後、2週間ぶりにスポーツクラブで泳ぐ。このペースだと月3回。平日3時〜6時のショート会員なので、1ヶ月5,500円。ということは、1回あたり約1,800円。果たしてこの金額、高いのか、安いのか?

4月17日(土)
 午後、図書館に予約していた本を取りに行く。夜、「シャルケ04対レバークーゼン」の試合をティッカー観戦する。今日はウェブラジオはお休み。最近、ドイツ語がだいぶ聞き取れるようになってきたので残念。結果は2-3でレバークーゼン勝利。キーパーのブットがPKを決めた後、戻りきれなくて1点取られる。阿呆。その後、WOWOWで「1860ミュンヘン対HSV」の試合を見る。ガラ空きのオリンピア・シュタディオン。高原も出てないのに、こんな試合見せるなんて、融通利かないよなーWOWOWって。

4月18日(日)
 午後、バンドの練習に行く。ここに来て、ようやくまとまってきた感じ。夜、WOWOWで「ブレーメン対ハノーファー96」の試合を見る。結果はスコアレスドロー。ブレーメンに勝ち点1が入り、レバークーゼンの自力優勝は無くなった。目指すはCL出場権だ。

4月19日(月)
 午後、ギターのレッスンに行く。イーサン・ケイニンの『宮殿泥棒』を読み終える。「人格は宿命だ」というヘラクレイトスの言葉に、妙に納得。トレイシー・シュヴァリエの『真珠の耳飾りの少女』を読み始める。

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