このコーナーでは1999年下半期中に私が見た作品の中で、期間中に劇場公開された作品に限らず、ビデオやテレビなどで見たすべての作品について、勝手にベストを選びました。 映画の感想というものは、それを見た時の体調や精神状態にかなり左右されると思うので、後でもう一度見てみると、まったく違った感想を持つこともあると思いますが、とりあえずその時点での率直な感想で選んでみました。
【勝手にベスト5】
第1位 ライフ・イズ・ビューティフル(監督:ロベルト・ベニーニ)
涙涙涙、笑笑笑、ロベルト・ベニーニ最高!
第2位 ワイルドマン・ブルース(監督:バーバラ・コップル)
アレンのプライベートな一面を垣間見ることができました。
第3位 運動靴と赤い金魚(監督:マジッド・マジディ)
健気な子供達の日常をとらえた好作品。
第4位 秘密(監督:滝田洋二郎)
まさか広末に泣かされるとは思いませんでした。
第5位 オースティン・パワーズ:デラックス(監督:ジェイ・ローチ)
おばかパワー炸裂!コメディと呼ぶにはあまりにもエグイ。
【勝手にワースト5】
第1位 スターウォーズ・エピソード1 ファントムメナス(監督:ジョージ・ルーカス)
CGCGCGCGCGCG…食傷気味です。
第2位 恋は嵐のように(監督:ブロンウェン・ヒューズ)
見ていて、胸がムカムカするほどトホホな作品。
第3位 金融腐蝕列島(監督:原田眞人)
原作は面白いと思うんですけどね。
第4位 アルマゲドン(監督:マイケル・ベイ)
無茶苦茶な設定。この世の中にはアメリカという国しかないのでしょうか?
第5位 リトル・ヴォイス(監督:マーク・ハーマン)
作り方によっては、もう少しいい作品になるはずなのに残念です。
【勝手に総評】
今年は見たい映画を随分見落としました。おそらく『シックス・センス』や『恋に落ちたシェークスピア』などを見ていれば、かなり上位に入ることは確実だったでしょう。コメディ好きの私としては、『オースティン・パワーズ:デラックス』は、やはり外せませんでした。映画の出来というものは、決して製作費用や興行収入にあらわれるものではないと思っています。興行収入なんて制作側のプロモーション次第でどうにでもなるものだからです。私自身、まだそれほど多くの作品を見ている訳ではなく、良い悪いはほとんど好みの問題ですが、かえってそれが素人のストレートな感想になっていて、いいのではないかと思います。それから、最近イギリス映画が不振だと感じるのは私だけでしょうか。最近のイギリス映画って、不景気な国勢を反映しているせいか、なんとなくどんよりとした曇り空みたいな陰気臭い作品が多いような気がします。もともとハリウッド映画とは違った、独特の深みのある良い作品が多いのだから、もう少し頑張ってほしいものです。という訳で、今年もたくさんの映画を見たいと思います。