|
監督 スティーヴン・ソマーズ
主演 ヒュー・ジャックマン
ケイト・ベッキンセール
ウィル・ケンプ
リチャード・ロクスバーグ
[2004年/アメリカ/カラー/133分]
配給:ギャガ・ヒューマックス |
評価 |
★★★☆☆ |
あらすじ |
19世紀のヨーロッパ。バチカンから使わされた男、ヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)は、不死身のモンスター、ドラキュラ伯爵を捕らえるためトランシルバニアへやってくる。この土地で、代々吸血鬼と戦ってきたヴァレリアス一族は、今や王女のアナが残るのみ。アナの兄ヴェルカンは、すでにドラキュラの手に落ちていた。アナとヴァン・ヘルシングは共にドラキュラを追うが、その頃、世界支配を目論むドラキュラ伯爵は、何千という吸血鬼の卵を孵化させようとしていた。
|
レビュー |
『ハムナプトラ』シリーズで一躍売れっ子監督になったスティーブンソマーズの最新作。
モンスターハンターのヴァンヘルシングとドラキュラ伯爵率いるモンスター軍団の戦いを描いたゴシックホラーアクション超大作です。
特殊効果は天下のILM工房です。
特殊効果はとにかくすごい!劇中にはイロイロな歴代モンスター映画の主役達が顔をそろえます。そんな中でもすごいのが狼男!
いや〜いままでいろいろ狼男の出る映画を観たけどこんなに迫力のある狼男は初めてです!とにかくその容姿!動き!さらには目が怖い!目がしっかり野獣の目だからものすごくリアルなわけですね〜。
当然他のモンスターもいいです。
ドラキュラの花嫁なんかも3匹出て来るあたり相当マニアです。その昔、同タイトルの映画があったなんて知ってる人は少ないでしょうがマニアにとってはうれしいところでしょう!
しかもこの花嫁が相当強くてそれぞれの見せ場がきちんと設定されてるあたりはうれしかったですね。
当然ドラキュラ伯爵もグー!ラストシーンの変身した伯爵と狼男の戦いはものすごい迫力です!う〜〜んやっぱハリウッドはすげーわ。
けどフランケンシュタインだけがしょぼかった・・見た目も弱そうだし、動きもぎこちないし、もう少しセンスを磨いてほしかったですね。はっきりいってもっさいです・・・実際ドラキュラの花嫁にも勝てないしね。
映画自体の出来ははっきりいって完全に漫画の世界です。
ですから突っ込みたいところは多々ありますよ。けどそれはいうだけ野暮ですね。完全にエンターテイメントに徹してるわけです。
これ映画館で観終わった後に2時間13分もあったとはまず思わないはずです。
それほでテンポがしっかりしていて、また見せ場の作り方も秀逸なわけです。
いや〜お見事!
ラストでのドラキュラとの戦いの終わり方があまりにあっけなかった点。
物語り全体のシーンのほとんどが夜なので画面が暗くて少し爽快感にかけてしまった点。
この2点がなければ★4つでした。
おしい!!
けど文句なしに2時間13分あっという間に過ぎる映画であることにはかわりません。
最後に一つ付け加えると音響もアカデミー賞もの。こりゃ来年はノミネートされるかもですね。ですので映画館で観てもいいと思いました!
|
観賞データ |
2004年9月13日
益田中央 |