辛口映画レビュー
  監督 ケヴィン・ドノヴァン
  主演 ジャッキー・チェン
      ジェニファー・ラヴ・ヒューイット
      ジェイソン・アイザックス 
  [2002年/アメリカ/カラー/96分]
  配給:UIP
評価 ★★☆☆☆
あらすじ その運転テクニックを買われて、大富豪デヴリンのお抱え運転手となった元タクシー・ドライバーのジミー。主人からは“私のタキシードには絶対に触るな”ときつく言い渡されていた。だがある日、デヴリンが何者かに襲われ重傷を負ったのをきっかけに、ジミーはタキシードを着ることに。なんとそれは特殊機能を有したスーパー・タキシードであった。デヴリンはいったい何者なのか…。
レビュー う〜ん・・どうなんでしょうか。
ハリウッドのお手軽コメディーとしてみればまぁそこそこ退屈せずに楽しむことは出来ます。身に着けると様々な特殊能力を身に着けてスーパーマンになれるタキシードいう設定なんですね。
けどこれって普段は全然さえない弱いキャラクターが身につけることではじめて面白いわけであって、いくらジャッキーが最初の設定でさえない男を演じていても無理があります。要はジャッキーが出る必要は全くない映画なんですね。
スピルバーグに『君にしか出来ない映画がある』といわれて出演を決めたとかいう話もありましたがジャッキーファンから言わせてもらえば彼にこそやらせてはならない映画だったと思います。
ワイヤーアクションやCGに頼ったジャッキーのアクションを見せられたときのなんともいえない寂しさ・・・
年齢的にもうアクションはきついのでしょうが自分の株を下げる映画には出ないでほしいと思いました。なんだかんだ言ってハリウッド進出後の作品には昔の輝いたジャッキーのアクションは見られなくなっているのは間違いないです。
もう1度香港映画で気合の入った彼の映画が見てみたいと思うのは僕だけでしょうか・・・
観賞データ 2004年1月5日
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