辛口映画レビュー
  監督 中島哲也
  主演 深田恭子
      土屋アンナ
      宮迫博之
      樹木希林
      篠原涼子
  [2004年/日本/カラー/102分]
  配給:東宝
評価 ★★★☆☆
あらすじ レースのパラソルにボンネット、田んぼのど真ん中というロケーションを無視して歩く女子ひとり。彼女の名前は竜ケ崎桃子(深田恭子)。生き甲斐はひらひらフリフリのロリータなお洋服を着ること。だから、茨城県は下妻から、片道3時間かけて聖地・代官山のショップに通うことも厭わない。でも、お買い物には先立つものが必要だ。そこで目をつけたのが、父親(宮迫博之)のかつての商売の遺物、自宅に眠るブランド品のバッタ物。これを売りさばこうと目論む桃子の前に表れたのは、ばりばりヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)だった…。
レビュー 主演が深田恭子
しかもロリータファッションを心から愛する女子高生を演じる、という時点でかなり敬遠しがちなタイプの
映画のように思われますが妙に評判がいいので見てみました。
たしかにそれほどひどい作品ではなかったように思えます。
内容のほうはというと、メルヘン少女とヤンキー女という対照的なタイプ2人の友情物語をコミカルタッチで描いていくかんじ。
まあそれほどたいした話ではありません。
それでも独特の映像の見せ方やアップテンポなカット割りでみていてとても心地よかったです。

あ〜こりゃたぶんPVかなんかの出身の人が撮ってるんじゃないかな??
とすぐにわかりました。
なかなか映画業界オンリーの人にはこういうタッチで斬新な撮り方は出来ないものです。
調べてみるとやはりやはり・・この監督さん、元CMディレクターだそうです。どうりで〜〜
見るものにインパクトを与えつつ飽きさせない構成がしっかりとされています。

それに加えて登場人物たちも個性的で見ていてそれなりに楽しめますしね。

主演の土屋アンナなんか元モデルのくせにヤンキーの役がぴったり!独特のハスキーボイスがしっかり役にマッチしていました。
一方の深田恭子はおとなしい感じの役柄で途中まではまぁまぁ見れたんですが、
ラストシーンでのタンカをきっての大立ち回りのシーンは

あまりにも声がかわいすぎて

完全に迫力不足でした。ていうか少しイタイです・・・・
まぁビデオで見るなら暇つぶしにはもってこい。そこそこは楽しめますし笑えます。
観賞データ 2005年11月16日
DVD