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監督 石持 露堂
原作 麻生 幾
主演 古谷 一行
寺崎 秀一
杉本 哲太
夏八木 勲
佐藤 慶
[2001年/日本/カラー/106分]
配給:東映
製作:ウィル |
評価 |
★★★☆☆ |
あらすじ |
200X年、北陸・敦賀半島沖で国籍不明の潜水艦が座礁、乗り込んでいた特殊作戦部隊員10数名がロケットランチャーなどの重火器を手に上陸したことが判明した。
その恐るべき事態が首相官邸に届くまで半日を要し、時の政権に緊張がみなぎり、日本中に戦慄が走った!
平和が当たり前のような社会に、突然何の前触れもなく外敵が侵入してくるという未曾有の緊急事態に、迅速な対応ができない政府。当初、警察はSAT(特殊急襲部隊)で対処しようとするが手に負えず、ついに自衛隊の出動を要請する。しかし、自衛隊出動の法解釈をめぐる混乱や政府の優柔不断、官僚の縄張り意識と危機感の不足…それらが、民間人を始めとする多くの尊い人命を失わせるだけではなく、世界戦争勃発の危機へと事態を深刻化させていく――。
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レビュー |
この映画ちょっと気になってた作品!
この手の映画はリアリティーが命!はたして僕を納得させてくれるのん??
見た感想は・・・・おしい!!(>。<)ん〜〜実に惜しい!!
実際起こりえそうな日本の危機をみごとに描いているのですが、あまりにも作りにリアリティーがなくて映画にのめり込み損ねちゃったです。
俳優陣の演技はさすがにすばらしい。ベテラン勢が持ち味を十二分に出してくれています。特に佐藤慶なんて本当の政治家よりも政治家っぽいです。
けど残念ながら細かいところの設定が甘いんですよね・・・
自衛隊ははっきり言って弱すぎるの・・(:。;)
敵の工作員捜索シーンなんかでもでかい声は出すは、足音なんか水をばしゃ!ばしゃ!って行っちゃうし・・とにかく姿勢が高いから敵の弾がドンドン命中します。しかも胸を良く撃たれるの。防弾チョッキぐらい着ろよ!
射殺許可が出てないのに銃を持った工作員相手にどんどん近ずいていって勝手にやられまくってます。いくらなんでもこんなに弱かぁ〜ないだろう。おい。
結局たった11人の工作員にやられまくるんです。ウソクセー!
緊急事態を前に日本の閣僚もさすがにうろたえまくるんだけど、肝心の防衛大臣がさぁ・・・あれじゃあただの八百屋のオヤジじゃん。いくらなんでもあんなに馬鹿っぽく描いちゃウソクセー!
何より最大の欠点はこの映画は右往左往する官僚達のシーン。自衛隊対工作員の戦闘シーン、諜報員を追跡する情報局員達のシーン。この3つがメインで話が進んでいくというところ。
肝心の日本国民の反応、混乱、そのあたりが全く出てこないんです。
だ〜〜からリアリティーがないのよ〜!!
監督がその辺気がついてたらこの映画相当面白くなってたと思います!
おしいおしい作品でした。 |
観賞データ |
2003年7月1日 レンタルビデオ |