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原作 矢沢あい
監督 二階 健
主演 栗山千明
成宮寛貴
HYDE
落合扶樹
伊藤歩
緒方 拳
[2004年/日本/カラー/112分]
配給:松竹 |
評価 |
★☆☆☆☆ |
あらすじ |
自分の19歳の誕生日パーティーで、恋人・知己の浮気を知った美月。父が再婚したため、家にも居場所のない美月には、もう誰も頼れる人がいない。夜の街を一人歩いていた美月は、子供の頃から自分だけが知っていたメロディーをふと耳にする。その旋律に誘われるまま古い洋館に入った彼女は、アダムと名乗る男と出会う。行き場のない美月は、そのまま一週間アダムと洋館で過ごすが、下弦の月の輝くある夜、交通事故に遭ってしまう…。
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レビュー |
原作は『NANA』で知られる矢沢あいの同名漫画です。
冒頭彼氏の浮気を知った美月が町を歩いてると怪しい洋館からなにやらメロディーが聞こえてきます。
フムフム(・−・)とフツーに見ていたらなんとこの女なんのためらいも無くその家に入っていくではあーりませんか!!
完全な不法侵入罪です。
洋館の中に入った美月は音楽の聞こえる方へと進みます。
すると。。。ハイドがギターを弾いています・・・
女が言います。
『その曲・・・私聞いたことがあります!!』
てかおまえ不法侵入だから。
するとおもむろに立ち上がったハイドが言います・・・
『君のために作った曲だから・・・』
(・□・;)!?!?!?はぁ〜??
てかんじでいきなり冒頭からかましてくれちゃいました!この映画!!
次の日またもや洋館にやってきた女がハイドにこう聞きます。。。
『まだお名前聞いて無かったですね。』
するとハイド・・・
『アダム・・・』
(>3<)ぶーーーーーーーーー!!
なになに??この映画コメディーですか??かなり笑わせていただきました。
もうその後はダラダラダラダラダラダラダラダラ・・・どうでもいいシーンが垂れ流されていきます。
ていうか見てるほうの身にもなってくれよ。こりゃ何かの罰ゲームですか??
ハイドといえばかつて『ムーンチャイルド』というこれまたどうしようもないきつい作品で俳優デビューを果たしたわけですが今回も当時から何一つ進歩してないへったくそな演技とかなり格好をつけまくった印象を与えてくれます!!勘違いも甚だしいとはこいつのこと。
もう音楽やってればかっこいいし才能あるんだから余計なことしなけりゃいいのにね〜〜
作品としても冒頭のくだりの模様でもわかるように重要な演出の部分はほとんど無視。
勝手気まま強引にお話が進んでいきますがこれがまったくもって子供だまし。
見るものをひきつけるテクニックは皆無。ヘッポコ監督の自己満足陶酔映画でしかありません。
いくら少女映画が原作でももう少し面白く出来るでしょうに。。。
主演されてる俳優さんたちはみなそれぞれ個性的でなかなか魅力のある方が多かったのですがこの度は本当にご愁傷様でした・・・
とにかく子供だまし。時間が進むのがが恐ろしく長く感じる。
絶対に見てはいけません。
タイムイズマネー!はっきりいって時間の無駄!以上!
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観賞データ |
2005年11月20日
DVD |