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監督 アンドリュー・ラウ
主演 トニー・レオン
アンディ・ラウ
ケリー・チャン
アンソニー・ウォン
エリック・ツァン
[2002年/中国/カラー/126分]
配給:コムストック |
評価 |
★★★★☆ |
あらすじ |
マフィア組員のラウ(アンディ・ラウ)は、香港警察へ入隊し、内部情報を流す潜入員となる。同じ頃、警察学校に通うヤン(トニー・レオン)は、マフィアの潜入捜査官となるため、警察を去る。10年後、ラウは内部調査課長に昇進し、恋人との結婚を控えていた。一方ヤンは、長年の潜入捜査に疲れきっている。ある夜、大きな麻薬取引の際、組織と警察は互いに情報漏れに気付き、警察はラウに、組織はヤンに、それぞれ内通者を探すよう命じる。やがて2人の距離は、少しづつ縮まっていく…。
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レビュー |
ハリウッドが史上最高額でリメイク権を獲得したというのが売り文句の話題の映画の第1作目です。
この映画、朝の5時に少しだけ見てから寝ようと思ってDVDをセット。
普通そんな時間だとすぐに眠くなるものだけど・・この映画・・
全く眠くなりませんでした!驚異的!
いや〜やっぱり面白い映画って眠気も吹き飛ぶものなんですね。
とにかく設定が面白い。
マフィアに潜入した捜査官。
一方は警察組織に入り込んだマフィアの手先。
どっちか片一方の話は星の数ほどあるのにこういう設定はあまり無かったのでは??
まぁその分見ていてどっちがどっち側だったか錯乱気味になってしまうこともありましたが。。
そんなもんは全く苦になりません。かえってその方が脳みそフル回転状態で眠気が来ないという相乗効果があったのかもですね。
主演の2人もとにかくかっこいい。
トニーレオンはまぁ2枚目だからかっこよいのは当たり前。
アンディ・ラウはけっこう濃ゆい顔立ち。
はっきりいってそんなに美形ではありませんが全身から放たれるオーラがあります。
ん〜〜〜。いい!
はっきりいってそんなにお金をかけたようなシーンはありません。
大規模な爆発だとかスーパーアクション!みたいなものほとんどないです。
だけど先の読めない展開。
何かが起きそうなハラハラドキドキ感♪
途中まったくだらけることのないテンポのよさ。
周りを固める脇役の面々も妙に濃ゆいかんじで存在感ありまくり。
同じアジア圏内でこんな映画を撮られるとは・・・日本映画界も少しはあせらないとね。
3部作仕立てのこの作品。
ラストは意外!!な展開に少し驚きつつも
『まぁ残り2作があるからね・・・』と納得させました。
古きよき香港ノワールを彷彿とさせながらも新しいアイデアと抜群のテンポのよさで2時間6分をあっという間に感じさせる良作です。見てない方はぜひ!!
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観賞データ |
2005年11月5日
DVD |