辛口映画レビュー
  監督 マーク・ロック
  主演 ケヴィン・マクナリー
      ペリー・フィッツパトリック
      ルイーズ・マーデンボロー 
  [2002年/イギリス/カラー/90分]
  配給:アルバトロスフィルム
評価 ★☆☆☆☆
あらすじ 元ボクサーのビルは、今では場末のパブのオーナーでアル中に陥っている43歳の中年男。腐りきった生活からなかなか抜けきれないでいた。そんなある日、彼は友人のアミッドからマンティス・シュリンプ(カマキリえび)を使った風変わりな商売の話を持ちかけられる。それは、人間対えびのボクシングで金儲けしようというもの。しかも、ちょうどお誂え向きの2mを超える巨大えびも用意されていた。一攫千金を夢見るビルはこの話に飛びつき、えびにミスターCと名付け、ボクシングを教え込むと同時に企画実現のためのスポンサー探しを始めるのだったが…。
レビュー 『えびボクサー』・・ものすごく興味をそそるタイトルです。
けどふたをあけてみれば本当にカルト色の強いつまらないそして気持ちの悪い映画でした。昨今のイギリス映画ブームにだまされてみちゃう人もいたかもしれません。内容はカルト映画なのに妙にイギリス映画特有の感動、友情、涙みたいな雰囲気も混じってます。
でもその側面とえびボクサーのシーンのギャップがありすぎて全く作品としてまとまりがなくなってしまってます。
CGが当たり前の今あえていかにも作り物のえびボクサーが登場するんですがこれがしゃれならまぁそれもOKなんですが、話自体は妙に真面目な部分もあっちゃういからもうどうにもなりません。
アルバトロス配給映画なんだからカルトならもっとカルト映画ですみたいに宣伝してほしかったですね。パッケージだけ見たらちょっとおもしろそうなんだもん!こりゃ詐欺ですよ〜(・3・)
嫌いじゃあないけど評価するにはあまりに出来が悪すぎました。
観賞データ 2004年5月8日
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