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監督 天願大介
主演 加藤晴彦
ともさかりえ
石橋 稜
火野正平
[2002年/日本/カラー/119分]
配給:日活 |
評価 |
★★★☆☆ |
あらすじ |
ボクシングの新人戦を控えた21歳の芦原太一は、オートバイを運転中に車にはねられ、下半身麻痺の身体になってしまう。恋人や友人も遠ざけ、車椅子で年金生活を始めた彼は、仕事も見つからず、自暴自棄の生活に。そんな太一は、チンピラとのけんかをきっかけにテキ屋の仕事をもらい、神社の境内で行われた合気柔術の演武を目にする。格闘技への欲求を抑えきれない彼は、師範の平石に弟子入りを申し出、車椅子に座ったまま修行を受けさせてもらうことになる。
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レビュー |
加藤晴彦にともさかりえの出る合気道の映画。
って聞くと絶対おんぼろ映画の匂いがしてきます。ところがこの作品けっこう真面目に作りこんであります。
交通事故で下半身麻痺になった主人公がすさんだ日々から、ふとしたきっかけで合気道というものに出会って人生の目標を再び見つけるんですが、その下りが不自然でなく実にいい感じに話が進むので見ているほうもきちんと順序を踏んで感情移入が出来るのがグー!
後で知ったことですがこの話、実話がベースになってるそうです。だから説得力があったんですね〜
俳優陣もなかなかよし。加藤晴彦に主役張る力はないだろうと思っていたんですがまずまず。うまくはないけど何とか見るに耐えるところまではいってました。
最高だったのが石橋稜。合気道の先生役で登場しますが、その柔らかい物腰、人間性の幅の広さ、その辺を見事に演じきっていたと思います。あと合気道のシーンなんかも相当練習したと思われます。まじで強そうに見えるんだもん!
方や加藤晴彦はどう見ても強そうに見えません(笑)
最後のシーン。大使館のレセプションでいきなり他の道場の師範代に絡まれて異種格闘技になるシーンの下り。これもう少し何とかならんかったのかなぁ〜・・余りにもお粗末な話の展開。ありえないだろう・・それは。
まぁ〜その辺が気にはなったけど実に面白い邦画です。
隠れた名作。ぜひ見てください。お勧めです♪ |
観賞データ |
2003年10月14日 レンタルビデオにて |