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原作 桐野夏生
監督 平山秀幸
主演 原田美枝子
倍賞美津子
室井 滋
西田尚美
[2002年/日本/カラー/119分]
配給:20世紀FOX
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評価 |
★★☆☆☆ |
あらすじ |
東京郊外の深夜の弁当工場で働く雅子、ヨシエ、邦子、弥生。家庭崩壊、老人介護、カード破産、夫の暴力など、それぞれに問題を抱える彼女たちに大きな事件が起こる。弥生の夫殺しに巻き込まれ、隠ぺい工作のため死体の解体作業をすることになる女たち。事件の秘密を知ったやくざと警察の執拗な追及が迫る中、彼女たちは、最悪の状況から抜け出すために、それぞれの人生への闘いを強いられていく……。 |
レビュー |
『愛を乞う人』で各賞を総なめにした平山秀幸と原田美枝子が再びタッグを組んだ話題作。公開当時評論家たちの反応もすこぶる良かった作品なので期待して観賞♪
が、これまた面白くない映画です。
ひょんなことから問題を抱える4人の女性が死体解体を請け負うことになり、女として自立していくというお話。
映画の導入部分、死体解体を請け負う事になってしまう動機が余りにも稚拙な設定なのでそこで一気にしらけました。
夫を殺した弥生に頼まれて一晩だけ自分の車のトランクに死体を隠させてあげる主人公。ところが次の日弥生の口から出た言葉は『めんどくさくなったんでそっちで処理してくださいよぉ〜』それが動機で死体を自宅の風呂で解体します。
あんたばか??
余りに現実味がない設定なのでそこから先映画に入れませんでした。
この辺原作ではどうなんでしょう?
挙句の果てには女達は新たな夢を実現させるため逃避行を始めます。
その夢とは
オーロラを見に行くの!
なんていうかなぁ。女性はこういうのって納得できるのか??
僕はだめ。全然共感できないの。
その犠牲として倍賞美津子はお母さんを殺されるし、家は無くなるし、刑務所には行っちゃうし、当然お金も無くなっちゃう。金融業者は腕を切り落とされ、容疑者にされた男も包丁でメッタざしにされます。それらの犠牲を背負って主人公は家族を捨てて夢を実現させるために旅立つのです。
そう・・オーロラを見にいくの!!
そんな場合か!!
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2003年9月5日 レンタルビデオにて |