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監督 ラリー&アンディ・ウォシャウスキー
製作 ジョエル・シルバー
主演 キアヌ・リーブス
ローレンス・フィッシュバーン
キャリー・アン・モス
モニカ・ベルッチ
[2003年/アメリカ/カラー/140分]
配給:ワーナーブラザーズ映画 |
評価 |
★★★☆☆ |
あらすじ |
人工知能に支配された世界で、唯一地球上に残された人間の街「ザイオン」。モーフィアスをリーダーとするゲリラに見い出され“救世主”となったネオは「ザイオン」を救うため、トリニティー、モーフィアスとともに再び仮想現実空間「マトリックス」に乗り込むことを決意した。しかし「マトリックス」で彼らを待ち受けていたのはさらにグレード・アップしたエージェント・スミスや、流浪者/エグザイル達の抵抗、そして予想を遥かに超えた“マトリックスの真実”だった一一。 |
レビュー |
今年1番の話題作!!いよいよ見てきました!!
さあ気になる感想はというと・・・・・・・
ん・・・ん〜〜まあおもしろいかなぁ・・・(・3・)けどなぁ・・・って感じでした。
たしかにアクションシーンやVFXのシーンはまずまず。けど予告やCMスポットで全部流しちゃってるので映画館ではその確認作業になってしまいます。『あ〜〜このシーンか〜』『はいはい、次はここね。』
『おやぁ〜もう高速のシーンかぁ・・もうそろそろ終わるのかな?』みたいな感じで。ちょっと良いところ前段階で流しすぎちゃいましたね。
アクションシーンは確かにすごいけど、ワイヤーアクションの部分になると動きが不自然。殴られた相手がふわぁあ〜〜と宙に浮いてふんわぁあ〜〜〜と吹っ飛んでいきます。キアヌもふんわぁあ〜〜とジャンプして蹴りとか入れます。これってもう見ていてやりすぎ。後半のカンフー格闘シーンでは見ていて新鮮味はすでにないです。これだけなんでもありの世界を作れるんだからもう少しなんとかならんもんか。
あと映画館が悪かったのかどうかわかりませんが、全体的に画面が暗いです、まぁ高速のシーンだけは別としてですが。だから肝心ののアクションシーンもいまいち見ずらい感が否めません。
さてストーリーの方ですがこれもイマイチ。
前半のザイオンでの集会シーンやトリニティーとのいちゃいちゃシーンも見ていて退屈。ちょっと長すぎ。見せ場と見せ場の間を繋ぐドラマの部分が実はアクション映画では命。前作はその部分でも観客が引き付けられたので見せ場のシーンが更に盛り上がった数少ない成功したアクション映画でした。しかし残念ながら今作はそれには失敗しています。
ファイル!ソース!リロード!まぁこの辺の言葉がたくさん出てきますがわけのわからん人には何のことやらでしょう。けどそこは良いと思います。そういう世界観なんだからそこを否定するなら別に見なきゃいいわけだから。しかし観ているほうを少しほったらかしすぎではあったかな〜。だから繋ぎのドラマシーンは全然盛り上がらないんですよね。『ふむふむ!』もないし、『えっ!!』も『どうするんだ!?』みたいなものは一切ないです。だから見ていてハラハラドキドキ感は皆無。
これだけの大作。映画館を出ると面白かったと思わされますが時間がたつとそうでもなかったのでは?!と思う人も多いかも!
とりあえず前作ほどの完成度はありませんでした。残念です。
次回作『レボーリューション』に期待です。たぶん同時に作っているのでそれほどの進化なしの予感大。
あ!あとそれから
映画の最後に次回完結!と字幕を入れて映画の雰囲気をぶち壊しにした日本の映画会社のセンスのなさに脱帽!!(・▽・) |
観賞データ |
2003年6月7日
益田中央 |