鈴鹿での日々  2002年10月10日(木)〜13日(日)


10月10日(木)

 11:30 鈴鹿サーキット最寄の駅、近鉄「白子駅」集合。近鉄線は運賃が安い。
(ちなみに私の住んでいる長野県の長野電鉄線はギネスブックに乗るくらい運賃が
高い・・本当らしい。)
いよいよ、鈴鹿入り。今回のスタッフも去年に引き続きおなじみの顔ぶれ。
今年はルノーチームでのお仕事となる。
ルノーで動員された女の子(そんな年じゃないけど)は2人。私ともう一人は
GTのレースクィーンである。最近テレビにも進出してきた注目の女の子。

この日は去年に引き続き、買出しのみで終了。これも仕事なのか?と思う程
何もしていない・・・
あ、あった。 この日は衣装を合わせたのだ。36号と38号を用意されて試着。
「38号でいいです・・・」と言い張ったのに。結局36号の衣装で無理やり頑張る
ことに。
「身体にピッタリと合っている方がカッコいいよ。」の言葉に説得された。
スポーティなデザインのその衣装はそれなりに似合っていたと思いたい・・・

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今回の宿もサーキットから車で約1時間半の場所にある温泉旅館。
(なのに去年はお風呂の大改造のため露天風呂に入れなかった)
今年はかなり広くなったお風呂に浸かりご満悦♪ 久しぶりの出張仕事で
かなりウキウキ♪ ただ、毎晩飲みがあるというのもこの仕事の中に組み込まれて
いることを忘れてはいけない。
この日、宿に向かう途中には「こんなに飲めん・・」という程のお酒とおつまみを
購入してチェックイン。 鈴鹿での日々の始まりである。

       

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10月11日(金) フリー走行



さて、そもそも何の仕事をしに行ったのかというと・・・
@パドッククラブ受付嬢A選手インタビューBイベントMCが主な業務であった。

パドッククラブ・・・通常、ピットの上に専用レストランがあって、そこでVIPを
もてなす。フリー走行、予選、決勝の3日間(例外を除いて)同じ人が来場。
フリー走行のこの日は30名のために動員されたと言ってもいいだろう。

そこは相変わらず、ヨーロッパの雰囲気を醸し出していたが、2年目になると
感動も薄くなっている自分に気付く。英語で話す自分もそこに居て、眠っていた
脳が少し動いた。 相変わらずセキュリティは厳重で、パスのない人は絶対に
入れない場所。

この日の夕方は、予選日の夕方に行なわれるイベントのMCの打ち合わせ。
元メカニック 津川哲夫氏による「メカニックショー」なるものがルノーのブースで
予定されていたのだ。

津川氏の第一印象は・・・・かなり面白いおじさん。 とにかく良く喋ってくれて
打ち合わせなのにも関わらず、あれやこれやと教えてくれた。私の素人ぶりが
逆に良かったのだろうか?本番が楽しみになる。

業務初日は、ゆっくりと時間が流れていった。



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10月12日(土) 予選



5:30起床。 (前日は夜中1時まで飲んでいた。)
6:30出発。 化粧をして、衣装に着替えてあるので後は車で寝てれば会場に♪
8:00会場着。 ものすごい人が入り口で待ち構えていた。(もちろん選手を一目
         見るために朝から並んでいるのだろう。去年に引き続き驚く。

この日は午前中にフリー走行が行なわれ、午後に予選が決行。その間、
ピットウォークなるものもある。これは一般の人もピットを歩くことが出来るのだ。

14:00頃 ルノーのパドッククラブには現テストドライバーであり、来年はル
       ノーのフルタイムドライバーとして活躍するフェルナンド・アロンソ
       選手が登場。その意気込みを語ってもらった。 (サインもしてた)

その後、私としては今回のメインイベント 「津川哲夫氏によるテクニカル・ステー
ジ」のことで頭が一杯・・・・となっていていいのであろうが、前日の打ち合わせで
津川氏の人柄にすっかりと安心しきっていてバタバタと(?)本番を迎えることに。

15:00頃 イベントブース到着。パドッククラブからブースまでの近距離を車で

        動。何故か?というと以前、イベントブースにいたコンパニオンの
        女の子は仕事中に足を舐められたという。うぉぉ。絶対私の足を舐
        める人なんていないと思うが、これはスタッフの方の配慮なので遠
慮なく車に乗り込んだ。

16:00前 続々と人が集まること集まること。最終的には600人以上の人が
        ブーズに集まったらしい。 実はこんなに多くの人を前にMCをした
       のは初めて。ちなみに最近イベント系の仕事はほとんどしていなかったので余計に嬉しい。
(テレビ、ラジオの方がほとんど一般の人との接触が無い分、全く違う空間である)
 

16:00 イベントスタート!「津川哲夫氏によるテクニカルステージ」の進行役
      としてステージへ。50分のステージにお客さんも大満足であった。
      実際にエンジンや、フロントのノーズ、リアウィングを外して解説をし
てもらいました。すごく盛り上がった!というよりもみなさんかなり真剣に解
説を聞いてくれていて、津川さんもご満悦の様子。 

イベントの面白さはアドリブばっかりなので(というよりも今回はかなり自由にやら
せてもらったのだが)段取りだけ打ち合わせてあとは任されっぱなし。
本当に信頼されているのか、よっぽどのことが無い限りステージは失敗に
終わらないと思っているのか。やはりプロなんだから。という目で見られていた
せいか口出しが無さ過ぎてビックリ。
最終的にはみなさん満足してもらったので良しとしよう。それにしても今回は
プレッシャーを全く感じることなく出来た自分にも驚き。随分と私も初々しさが
無くなったと改めて感じる。(3年もやって初々しいなどと言っている場合ではないが)


実は、今回のF1には大阪で遊んだハイジメンバーのチャイくんと優子ねぇ、
そして我がおとうとが来ていたのだ。その時に写真を撮ってもらった。
コスチュームを着たままブーズのそででデジカメをこっそりと渡している姿は
スタッフの目には怪しく写ったらしく「あれ、誰?」 と訝しげに聞いてきたほどである。

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10月 13日 (日) 〜決勝〜


この日もピットウォークがあったのだが、その間にドライバーズパレードなる
ものがある。これは各チームのドライバーがクラッシックカーみたいなデモカーに
乗ってファンサービス。これがまた見ものであるのだが、私達はパドッククラブにい
るためちっとも見れない。
(結局は仕事のためゆっくりと観戦するなんてことは出来ないのだ)

12:00頃 決勝をまもなく控えたドライバーがパドッククラブに来て挨拶&サイ
        ン会。ここで登場するのが そう!あのルノーチームの
ヤルノ・トゥルーリー選手とジェンソン・バトン選手!!(パンパカパーン♪♪)
でも結局、どっちがどっちだかあまり分からぬままインタビューに入る。


それでも目の前で見る選手のカッコ良さに惚れぼれしながら10分程度の時間を
過ごしたわけだが、カメラのフラッシュのシャワーを浴び(決してそのカメラは私に
向いていなかったけど)、サイン会では、みなさんお行儀良く一列に並び短い時間
を過ごしたのである。

これが終了し、後は結果を見て帰る準備。
この撤収作業が大変というか、なんというか。パドックパス(グランドスタンドへ行
くパス)はみんな捨てる勢いだったので数枚頂いてきた。お土産にしようと思って
いるが誰にどう渡せばいいのか分からないのでそのまま部屋に放置してある。
ライターも貰って、耳栓も貰ってきた。耳栓はいい土産だと思っているので
ちょこちょこ会う人にあげている。が私の周りにF1好きが多いわけではないので
その喜び方はあまり冴えない。

こんな感じで私のF1の2年目の仕事はバタバタと過ぎて行った。
あぁ来年も・・・と思うがきっとそれはないと思うのでこれもいい経験であったと
私の中に蓄積しておく。
F1には全く縁のない生活を送っていたのであるが、こうしてF1での仕事を通じ
興味の幅が増えたのは嬉しい。(この仕事の後にビデオ「ドリブン」を借りて見たが
面白いと感じる自分が居た)F1の雑誌も買ったし。フラビオ・ブリアトーレの名前
も覚えた。(後はまだ良く知らない)


きっとこんな奴が仕事をしてるなんてけしからん!という方も居られると思うが
これがきっかけでF1が好きになったので良しとして欲しい。
これからF1の仕事がないとしても絶対に客としていつかは観戦しに行きたいと
思っている。
(出来れば、パドッククラブにVIPゲストとして入ってみたいものだ)

                                    〜おしまい〜

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(余談)
この日はどうしても長野に帰らなければならないので夜行で長野に向かう。
去年と同様に次の日がどうしても外せない仕事で、夜行で帰る。
名古屋を23:53発。 長野に5:55着。 オイオイ・・・ しかも寝台列車ではない。

スッピンで耳栓をし、フードを被り眠る姿はすでにステージでの私は存在しないのである。
どんなに疲れていても仕事があるって素晴らしい♪ そう思うことにして
次の日は結婚式の司会を2本こなしてきた。仕事はあるうちに精一杯頑張って
経験値をアップさせておこうではないか。