2重奏までのフルート楽曲です(3重奏以降は「木管楽曲」へ)  
 

Aria
アリア
1936年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎

<楽曲について>
3/8拍子のゆったりとしたテンポで終始演奏される、ボザの中でも有名な作品。Ariaは、複数の楽器のために作曲され、ヴァイオリン、クラリネット、サキソフォン、オーボエなどの楽譜も用意されている。演奏技術は高くなく、コンサート・ピースとして最適。CDも何枚か発売されている。

音源 Bruno Grossiによる「フルート&ピアノリサイタル」(Cascavelle、VEL 3007)で聴くことが出来る。

編成

Solo Flute, Piano

Images
イマージュ
1938年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎

<楽曲について>
無伴奏のフルート曲。ボザのフルート作品の中では最もよく知られた曲の一つ。演奏会でもプロの奏者がたびたび取り上げ、演奏回数も多い。またCDも邦人、外国人問わずよく収録されている。作品はボザらしい技巧を駆使した部分と情感がこもった部分が交錯しており、技術的に難しい部類にはいるが現代音楽のような不可解な曲ではない。フルート・コンクールや音楽大学の課題曲としてよく取り上げられる。

音源 日本のフルート奏者、高木綾子によるアルバム「エール・ブルー 〜青の余白」(コロムビア・ミュージック)に音源があるほか、ボザの作品のなかではよく取り上げられるため、音源もそろっている。

編成

Solo Flute

Interlude
間奏曲
1939年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<経緯>
リール音楽大学教授、Claude Demaretsに献呈された。リールはフランスの2004年"Capitale Europeenne de la Culture"に選ばれた重要な都市。
<楽曲について>

無伴奏のフルート曲。情報取り寄せ中。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute

Agrestide op.44
アクレスティード 作品44
1942年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎

<経緯>
パリ音楽院コンクール課題曲として作曲された。当時のフルート科教授であったG.クリュネルに献呈されている。
<楽曲について>

タイトルは「田園風に」の意味とされる。 パリ音楽院の課題曲として作曲された経緯もあり、フルートの技巧を凝らした曲となっている。CDは、外国人が演奏したCDが若干出回っている。
パリ音楽院の卒業試験のために作曲され、当時のフルート科教授ガストン・クリュネルに捧げられている。ピアノのアルペジオを伴奏に、東洋風の長いフレーズが全体を支配する前半、幻想的なアンダンティーノ、 そして 5/8拍子のアレグロへと展開する。
Leduc社の「難易度」指標でも最高位の8-9レベルである。

音源 音源の情報取得中。

編成

Solo Flute, Piano

Trois impressions
3つの印象
1952年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎

<楽曲について>
3楽章からなる。
1.「La fontaine de la Villa Medicis」(ヴィラ・メディチの噴水)
2.「La petite nymphe de Diane」(ダイアンの小さな妖精)
 フルート独奏。
3.「La dense d'Elke」(エルケの踊り)。

ハープとの2重奏のための短い3楽章からなる楽曲だが、ピアノでも演奏可能。難易度は非常に高く、Leduc社の「難易度」指標でも最高位の8-9レベルである。

音源 日本のフルート奏者、立花千春による音源「Density21.5」(CAFUA、CACG-0024)がある。

編成

Solo Flute, Harp (or Piano)

Fantasie Italienne
イタリア幻想曲
1953年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎

<楽曲について>
クラリネットやオーボエで演奏される。

音源

日本のフルート奏者、安藤史子による音源「Décollage」(ナミ・レコード、WWCC-7321)がある。

編成

Solo Flute, Piano

14 études arabesques
14のアラベスク風練習曲
1960年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
 現代フランスの作曲家ウジェーヌ・ボザ (1905-1991) は管楽器の特徴、可能性を十分に引き出し美しく、気品のある旋律と感性により、多くの作品を生み出し、20世紀半ばのフランスの管楽器作品の質、地位の向上に大いに貢献しています。特に管楽器室内楽の分野ではその機能を十二分に発揮して教育的な作品を含めて多種多彩な楽曲を作曲しました。そしてそれらの作品を素材にそれぞれの管楽器の為に一連の特徴的な練習曲を書いたのです。
 その一つが、この 『14のアラベスク練習曲』 (1960) で、彼のフルート独奏、室内楽作品から重要なフレーズやパッセージをまとめ14の練習曲に抜粋編曲した、いわゆる [最上級ボザ・フルート名曲フレーズ集] です。それらを具体的に課題No.で示すと
  『イマージュ』 No.1.断片、No.10.後半部、No.12.カデンツ部分
 『アグレスティード』 No.7.中間部、No.13.前半部
 『夏山の一日』 No.5. 2楽章 (激流の淵にて)、No.4. 3楽章 (森の歌) etc
となります。
  標題の [ARABESQUES] (アラビア風の唐草模様) が示す様、美麗に装飾され、細分化されたボザ特有の楽句の紋様が随所に見られ、これらの 《音型紋様》 は彼の作品のみならず近現代音楽の学習者にとって必須の練習課題です。

  (佐野悦郎氏の解説による。ムラマツ楽器のHPから引用)

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute

Concertino da camara
小室内協奏曲
1964年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
フルートと弦楽合奏のための協奏曲を、ピアノ伴奏用に編曲したもの。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute, Piano

Deux impressions
2つの印象
1967年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
2本のフルート、または1本のフルートと1本のオーボエのための曲。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Fl., Solo Oboe or 2 Fls.

Trois evocations
3つのエヴォカシオン
1968年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
「エヴォカシオン」は「喚起」の意味。
1.「風の反映 」
2.「悲しげな風景の歌」
3.「シヴァ神の踊り」
演奏の難易度は非常に高いが、ボザのデュエットのなかでも傑作の部類にはいる。

音源 音源の情報はない。

編成

2 Fls.

Polydiaphonie pour flute et guitare
フルートとギターのためのポリディアフォニー
1972年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
情報取り寄せ中。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute, Solo Guitar

10 Études sur des modes Karnatiques
カルナティック旋法による10の練習曲
1973年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
 ボザのエチュードの中でも最高の難易度を誇る練習曲集。インド南部のカルナータカ地方の音楽をモティーフにした「カルナティック旋法による練習曲」は1973年にフルート、オーボエ、クラリネット、バソン、トランペット、トロンボーンのために作曲された。
 特殊奏法として 四分音、グリッサンド、フラッター等が使われており、インドの独特の東洋的な旋律と相まって、非常に印象的、かつ高度な技術が必要とされる。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute, Solo Guitar

Trois mouvements
3つの断章
1974年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
情報取り寄せ中。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute, Solo Bb Cl.

Graphismes
図形音楽
1975年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<経緯>
情報取り寄せ中。
<楽曲について>

ボザの楽曲の中で唯一、現代記譜(四分音、クラスター風の音形など多数)を用いた現代奏法を取得するための単一の練習曲。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute

Quarte pièces faciles
4つのやさしい小品
1976年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
情報情報取り寄せ中。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute, Piano

Berceuse et serenade pour flute et guitare
フルートとギターのための子守歌とセレナーデ
1976年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎

<経緯>
情報情報取り寄せ中。
<楽曲について>

約4分程度の短い小品。「子守歌」部分はボザの「イタリア幻想曲」の最初の主題を、フルートとギター用に書き改めたもの。

音源

ドイツのフルート奏者であるウェグナーによるアルバム(THOROFON、CTH2136)に収録されている。

編成

Solo Flute, Solo Guitar

Air de Ville
ヴィエールのアリア
1976年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎(オーボエでの演奏)

<楽曲について>
3拍子のシンプルなアリア。オーボエでも演奏されることが多い。技術的には平易。CDではオーボエによるものが発売されている。

音源 フルートによる音源の情報はないが、ドイツのオーボエ奏者ラヨシュ・レンチェスによるアルバムでオーボエ版を聞くことが出来る。

編成

Solo Flute, Piano

Air pastoral
田園風のアリア
1977年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
現在情報入手中。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute, Piano

Contraste I
コントラスツ 1
1977年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎

<楽曲について>
ボザは生涯に4曲のコントラスツを作曲した。一番最初のコントラスツはバソンとのデュエット。短い3つの楽章からなり、1・2楽章はゆったりとしたデュエット、3楽章はカノン風、4楽章は子守歌を彷彿とさせる静かな曲、5楽章は6/8拍子によるアラベスク風。演奏難易度は高くなく、コンサート・ピースとしてアマチュア愛好家や音大生の間でよく演奏される。

音源(Youtube) 音源はコチラから

編成

Solo Flute, Solo Bsn.

Trois pièces pour flute et guitare
フルートとギターのための3つの小品
1977年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎

<楽曲について>
情報情報取り寄せ中。

音源 ドイツのフルート奏者であるウェグナーによるアルバム(THOROFON、CTH2136)に収録されている。

編成

Solo Flute, Solo Guitar

Berceuse
子守歌
1977年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
情報情報取り寄せ中。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute, Piano

Phorbèia
フォルベア
1978年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎

<経緯>
エレノア・ロベルト(ロバート)女史に献呈された。
<楽曲について>

Phorbeia(フォルベア、またはフォルベイア)とは、天使の羽のようなものと解釈される。古代ギリシャ時代の神話(?)から派生している用語と思われる。フルートの独奏で半音階を多用したアラビア風の長いモノローグが続き、次第に羽のようなフォルベアの様がフルートによって描かれていく。難易度は高く、Leduc社のカタログでは最高難易度の8に属する。

音源 ドイツのフルート奏者であるウェグナーによるアルバム(THOROFON、CTH2136)に収録されている。

編成

Solo Flute

Deux impressions
フルートとハープのための2つの印象
1978年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
情報情報取り寄せ中。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute, Harp

Cinq chansons sur des thèmes japonais
日本民謡の主題による5つの歌
1978年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:△

<楽曲について>
日本の民謡5曲をフルートとピアノ伴奏によりまとめた曲。出版譜には日本語でも記載されている。

1.Chant triste d'Iwate 岩手の悲しい歌 (さんさ踊)
2. Lutte des guerriers a cheval 騎馬武者の戦い (相馬流れ山)
3. Les eaux de Kusatsu 草津の湯 (草津節)
4. Chant d'amour 恋慕の歌 (江島節)
5. Les moissonneurs de Miyazaki 宮崎の刈り入れ人 (刈干切歌)

5曲からなる。それぞれの曲は約1分〜3分程度の短い小品集。演奏レベルは平易で、ピアノ伴奏も簡単。

音源(Youtube) フルート独奏による音源はコチラから(草津の湯)

編成

Solo Flute, Piano

Trois pièces pour flute et hautbois
フルートとオーボエのための3つの小品
1990年出版 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
ボザ最晩年の曲の一つ。フルートとオーボエのための曲だが、2本のフルートでも演奏可能。演奏の難易度は比較的簡単。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute, Solo Oboe or 2 Fls.

Dialogue
ダイアログ
出版年不明 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
情報情報取り寄せ中。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute, Piano

Sonatine pour flute et basson
フルートとバソンのためのソナチネ
出版年不明 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:◎

<楽曲について>
フランスの著名な作曲家であり、パリ音楽院での師でもあるジャック=イベールに献呈された。

音源(Youtube) 音源はコチラから

編成

Solo Flute, Solo Bassoon

Trois cadences (Flute G-Dur Concerto)
モーツァルト:フルート協奏曲のための3つのカデンツァ
出版年不明 出版社:Alphonse Leduc 形態:販売 音源:×

<楽曲について>
モーツァルトの「フルート協奏曲ト長調」の3つの楽章のカデンツァをボザ自身が書き下ろしたもの。

音源 音源の情報はない。

編成

Solo Flute

 
     
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